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chapter8 チェリボーイの卒業式

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打ち付ける彼の腰の動きが
藤子をそこへ強引に連れて行く
気の遠くなるような絶頂の波動へと




嫌なのに・・・
こんな力ずくなんて嫌なのに・・・




ああっ!いいっっ・・・・





鋭く息を吸った




彼の動きがどんどん早くなる
これはもうスポーツの様だ
ベッドボードに頭を打ちつけた

ずるっと彼に腰をひかれて
ベッドボードからずり下がった


そしてまた連打の再開

快楽の発火点に残らず火を付け
巧みに腰を振るたびにますます熱くとろけていく




もう痛みよりも快感が強まって
藤子は降伏し腰をあげて
彼にすべてを与えた



不意に彼にガシッと顎を掴まれた




「僕を見て・・・藤子ちゃん」





彼のモノが藤子の最奥を押し広げる
あまりの圧迫感に体が引きつる





「目を閉じちゃダメだよ・・・
しっかり僕の目を見るんだ
誰がこの快感を与えているか・・・ 」





体の芯を揺さぶられるたびに藤子は喘ぎ声を出すが
目線は彼から逃がしてもらえない



そしてぐいっと頭を下に下げられた





「僕たちを見るんだ」







彼が藤子の頭を抑えて言った





「君が日中仕事をしている時・・・
他の男と笑顔で話しているあいだ・・・
僕が君のなかにいるこの感覚を思い出せ」




「いやっ」





「だめだ!逃がさない」






頭を押さえられて二人が繋がっている所が
嫌でも視界に入り逃げられない
 



そこは信じられないぐらい
濡れて光っていて
信じられないぐらい
速く抜き差しされている




彼の手を押しやって逃げようとしたけど
もう手遅れだった 




「他の男としゃべるたび!」





ズンッと最奥を突かれる
バチバチ頭に火花が散る






「他の男に見られるたび・・・
この・・・感覚を・・・・思い出せっ」





言葉の区切りにあわせて激しく貫かれる




藤子は絶頂を押しとどめることは出来なかった



そしてついに二人が繋がっている所を
見せられながら悲鳴を上げて全身を麻痺させた






彼女が悲鳴をあげて絶頂に内と外を震わせている
思わず文也も持って行かれそうになる




でも文也の怒りは収まらなかった
この惚れ惚れするような良い女を
自分のものにしたいのに
身も心も捧げてほしいのに  




彼女はいつも波間に漂う浮草の様に
他の男にフラフラして見ていられない





あまりの歯がゆさに激しく
彼女を攻めながらも目に涙が
じわりと浮かんでくる


彼女がイく寸前でほっぽり出して
帰ってやろうかと思った


でもそんなこと出来なかった
彼女が望むものを与えてやりたかった

結局の所は惚れたものが負けなんだ





彼女は叫んで体を痙攣させ絶頂を迎えた
手首をつかんで自分に引き寄せ
のけぞる体がベッドから落ちないようにする





長く伸びた首とピンク色に蒸気した胸は
心臓が止まるような眺めで
これまでの人生で見たことがないほど美しかった





不意に文也にも容赦なく絶頂の波が襲ってきた
獣の様に呻き

寸前で彼女の体から引き抜き速くしごいて
彼女のお腹の上にほとばしらせた





頭が吹き飛ぶぐらいの快感に体を拐われる
文也は渦に呑まれた
旋回し、回転して・・・・





彼女をバラバラにするつもりが
バラバラにされたのは自分だった









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