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chapter8 チェリボーイの卒業式
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しおりを挟む彼女がうめいて目を閉じる
切なそうに眉をしかめる
その声と最高の表情に
文也の頂点も近づいている
てかもう限界だ
「文也君・・・・イくっ・・
イくっ・・・ 」
「僕もだよっっ藤子ちゃん
ああっ・・・一緒にイこうっ 」
キスをしたまま二人して登りつめた
まず彼女が叫んで絶頂のうねりが文也を締め付けた
その刺激にはもうあがらえなかった
震えながら彼女の中に果てた
息を切らして
余韻に浸って痙攣し彼女がゆっくりと
文也の胸に倒れ込んだ
ああ・・・・最高だ
動悸が収まらないまま
しっかりと彼女を抱きしめ
二人はしばらく荒い息を整えた
数分後沈黙を破ったのは彼女の方だった
そのまま無言の文也に
藤子が心配そうな顔をする
ハァ・・・
「大丈夫?・・・・・」
彼はまだ体の上に抱きしめている彼女の
唇にキスをして
輝くように微笑んだ
「一回死んで生まれ変わった気分だ」
:*゚..:。:. .:*゚:.。
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