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chapter8 チェリボーイの卒業式

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文也に赤ん坊の様に抱き上げられ
ベッドカバーの上に仰向けに降ろされた



二人の視線が絡み合った
彼の目つきで藤子にはわかった
今までの弟か気安い男友達のような関係は終わりだ



彼は片手で藤子の両手を頭の上に押さえつけると
身をかがめ
熱く濃厚なキスをした




藤子もそれに応え
彼の暖かい舌に自分の舌を絡めた



彼の下で体を弓なりに反らすと彼にまた体を
押し付けられてマットに沈められた



やっと唇を離してもらった時
うっとりとした藤子は
息も絶え絶えに言った





「どこでこんなキスを習ったの?」




彼は嬉しそうに微笑んだ




「僕は童貞だと言ったけど・・・」




両手で藤子の腕を撫でおろし
頭が胸の膨らみに移動する




「何も知らないとは言ってない
学習は沢山したから
あとは実戦あるのみだな 」




「あん・・・・    」




ゴロンと腹這いにされて
背中のファスナーを一気におろし
ワンピースを勢いよくはぎとられた

彼の声はざらついていた





「初めて会った時から
ずっと裸にすることを考えていたんだよ」



「まぁ!そんな前から? 」






彼は藤子の下唇を軽く噛んだ






「いろいろ想像していた・・・
だから答え合わせをさせてくれ 」






彼の視線を感じながら
藤子は彼の手の平にキスをした





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