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chapter7 渚のバルコニーで待ってて
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「波はどこにいったの?」
彼のサングラス越しに目が合う
「波の立つ場所を抜けたんだ
ここから先は海は穏やかになるよ
気に入ったかい?」
「ええとっても」
心地よい感覚に浸りながら
藤子は体が水に浮かんでいるのを心地よく感じた
もう足が砂地についていない
同時に守護神のような彼に
守られている安心感も感じていた
もし溺れても必ず彼がなんとかしてくれる
冷たい水に体が慣れてくると
文也のたくましい胸の温かさが感じられんた
顔が海水につかないように
彼に腰を支えてもらって仰向けになり
藤子は海の中で脚を伸ばしてみた
深呼吸をすると体の中で何かが
ほぐれて言った
文也の首につかまっている手の
指先に彼の滑らかな肌が触れる
海面の太陽の光を反射して彼の胸は輝いていたし
乳首はかわいかった
「もう岸にもどったほうがいいよね」
「君がもどりたいなら 」
文也はうっとりするほど力強く
二人で波に洗われる感覚は
これまで経験したことのない官能的なものだった
「もどりたくないわ 」
藤子はサングラス越しの彼の瞳を見つめた
「ここは気持ちいいもの・・・ 」
「そうだね・・・・ 」
「高校生の時家族で海水浴に来た時
溺れてしまったの
それから海には入ってなかったの 」
「ええ?それなら早く言ってくれれば
よかったのに
怖い思いをさせてごめんね」
藤子はどこまでも青い海を見渡した
そこには空と海しかなった
日の光で水面がダイヤモンドさながらに煌めいている
「ううん・・・・こんな綺麗な景色を
見させてくれてありがとう」
自分の両足の間に彼が立っている事実に
藤子は急に意識し出した
「人魚姫ってこんな気分なのよねきっと」
「うん・・・・ 」
彼が熱く見つめてくる
股間に彼の硬いものがあたる
「僕の人魚姫は藤子ちゃんだよ・・・」
そっと彼が藤子の頰にキスをした
サングラス越しでも真剣な目が見える
彼が本気でこんな素敵な
セリフを自分に贈ってくれていると
思うと心がときめいた
青い海・・・・
広い空
そして自分を抱き上げて
股間を硬くする彼・・・・
「藤子ちゃん・・・・
君の弟を卒業させてほしい・・・」
信じられないぐらい魅力的だ
あまりにも魅力的なので
藤子はその魅力にあがらっているのが
バカらしくなった
「卒業証書いる?」
藤子の言葉に文也は笑い
二人はキスしたまま
しばらく波間に漂った
彼のサングラス越しに目が合う
「波の立つ場所を抜けたんだ
ここから先は海は穏やかになるよ
気に入ったかい?」
「ええとっても」
心地よい感覚に浸りながら
藤子は体が水に浮かんでいるのを心地よく感じた
もう足が砂地についていない
同時に守護神のような彼に
守られている安心感も感じていた
もし溺れても必ず彼がなんとかしてくれる
冷たい水に体が慣れてくると
文也のたくましい胸の温かさが感じられんた
顔が海水につかないように
彼に腰を支えてもらって仰向けになり
藤子は海の中で脚を伸ばしてみた
深呼吸をすると体の中で何かが
ほぐれて言った
文也の首につかまっている手の
指先に彼の滑らかな肌が触れる
海面の太陽の光を反射して彼の胸は輝いていたし
乳首はかわいかった
「もう岸にもどったほうがいいよね」
「君がもどりたいなら 」
文也はうっとりするほど力強く
二人で波に洗われる感覚は
これまで経験したことのない官能的なものだった
「もどりたくないわ 」
藤子はサングラス越しの彼の瞳を見つめた
「ここは気持ちいいもの・・・ 」
「そうだね・・・・ 」
「高校生の時家族で海水浴に来た時
溺れてしまったの
それから海には入ってなかったの 」
「ええ?それなら早く言ってくれれば
よかったのに
怖い思いをさせてごめんね」
藤子はどこまでも青い海を見渡した
そこには空と海しかなった
日の光で水面がダイヤモンドさながらに煌めいている
「ううん・・・・こんな綺麗な景色を
見させてくれてありがとう」
自分の両足の間に彼が立っている事実に
藤子は急に意識し出した
「人魚姫ってこんな気分なのよねきっと」
「うん・・・・ 」
彼が熱く見つめてくる
股間に彼の硬いものがあたる
「僕の人魚姫は藤子ちゃんだよ・・・」
そっと彼が藤子の頰にキスをした
サングラス越しでも真剣な目が見える
彼が本気でこんな素敵な
セリフを自分に贈ってくれていると
思うと心がときめいた
青い海・・・・
広い空
そして自分を抱き上げて
股間を硬くする彼・・・・
「藤子ちゃん・・・・
君の弟を卒業させてほしい・・・」
信じられないぐらい魅力的だ
あまりにも魅力的なので
藤子はその魅力にあがらっているのが
バカらしくなった
「卒業証書いる?」
藤子の言葉に文也は笑い
二人はキスしたまま
しばらく波間に漂った
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