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chapter7 渚のバルコニーで待ってて
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しおりを挟むあの赤ん坊の様にまっ白な肌は
この日差しの下では真っ赤になるだろう
彼女のためにすぐパラソルをレンタルしようと
文也は心に決めた
藤子が歩を進めるたびに
豊かな胸が弾み
誘うように腰が揺れる
う~ん・・・ヤバいな・・あの体
彼女の昔の男に嫉妬しそうだ
文也はうめき声を出して
頭の中で藤子の小さなビキニをはぎ取った
ふと藤子が足を止めて
キョロキョロして文也を探している
文也が手を振ると
彼女はすぐに文也に気がついた
「ああ・・文也君遅くなって
ごめんなさい!」
上ずった声で藤子が言う
「日焼け止めを塗るのに時間がかかってしまったの」
残念文也は心の中で言った
僕が喜んで塗ってあげたのに
「大丈夫だよ!
ねぇ今は波が穏やかで気持ちが良さそうだよ
ビーチの方へ行ってみようよ 」
「え?海?入るの?」
文也は立ち上がり藤子のビーチバックを肩にかけ
藤子の手を引いて歩いた
二人はホテルのブールサイドから
プライベートビーチに向かう扉に向かった
「さぁどうぞ」
「ありがとう」
プールエリアから出る木製の扉を藤子のために開けてあげる
文也は先に出た藤子の後ろ姿をうっとり眺めた
楽しくなってきたぞ
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