【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter5 教祖藤子

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このまま彼女と何時間でも
見つめ合える気分だった



文也は彼女を見つめ続けた
そして気づいた彼女は何かを待っている



そして文也も待ち続けた
何を待っているのだろうか?





「終わった?」





彼女の声に文也はわれに返った
文也は目をしばたき
再びそのブラウンの深い眼差しに捕らえられた




「何の話?」






文也は妖精を見つけたら
そうするであろう
優しく囁くように彼女に言った






「その・・・
あなたが充電しているテーブルコンセント・・・
私のテーブルのモノだと
思うんだけど・・・・
終わったら私に充電させほしいって・・・
さっきから言ってるんだけど」




「え? 」





そう言われてよく見てみると
確かに自分のノートパソコンの充電器を
隣の彼女のテーブルのコンセントに刺していた





「あっ!ああっすいません!」





彼女の言う通りだった
しかし自分のテーブルはコンセントが
ついていない所だった


文也はこのテーブルに着くときに
コンセントがあるかどうかは確認
しなかったがノートパソコンが
思ったより充電出来ていなかったので



文也が来た時には誰もいなかった
隣のテーブルのコンセントをお構いなしに
使っていたのだった


彼女が自分のスマホを見て文也に言った




「これから会議なんだけど
充電が10パーセントしかないの」



「ああ!すいません!ちょっと待ってね」





慌てて充電器のコードをかたずけようとする
しかしパソコンの画面を見て
文也はうなだれた





「・・・僕のノートパソコンの充電は2%なんだ・・・ 」






バッテリーが故障しているのは
前から気づいていたが
取り換えるのがめんどくさかった文也は

充電コードとコンセントがあれば良いと思っていた
でもやっぱり充電を新しいものに
変えておくべきだった





彼女がため息をついた





「・・・どうやらあなたの方が
危機感があるみたいね
充電したいからこの席を選んだのに
あなたのパソコンが10%になるまで待つわ 」



「え?いいの? 」



「その変わりあなたが充電できるまで
私のおしゃべりに付き合ってくれたらね
あなた世間話し好き? 」




「得意だよ!」






本当はそんなことなかったけど
文也はこの美人と世間話しが出来るチャンスは
二度と来ないだろうと
大きく頷いた




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