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chapter5 教祖藤子
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しおりを挟む人一倍の寂しがり屋の宗一郎が
一人で家にいるのがいやなものだから
昨日はゴホゴホいいながらも
文也の家で深夜までマリカー(マリオカート)
をしながらジンを3本開けていた
11時過ぎに竜馬がペットの散歩帰りに
ハナを連れてひょっこり現れて
一番年下の文也はなぜか
三人分のラーメンを作らされた
子供の運動会じゃあるまいし
竜馬と宗一郎はマリカーでどちらかが
勝ったとか負けたとかで言い争っていた
文也が大学を卒業していとこの竜馬の会社に
入社して数年誰よりもこの二人の事は熟知している
そもそも日々に不満があるわけでもない
「いとこの竜ちゃん」が経営する
西日本を代表する総合商社のメビウスホールディングスの経営企画部長という職務は
大いにやりがいがある
入社した時から文也はこの仕事が好きだった
昇進には興味なかったが
学生時代から大変な苦労をしてきた
「竜ちゃん」を支えて
やるべき仕事に誠心誠意取り組むことを
繰り返していたらいつの間にか
若くしてここまでになっていた
部署内の各担当の全ての動きをすべて把握して
会社全体が上手く回るように管理する役割は
自分の性格にはぴったり合っていた
竜馬と宗一郎に言わせれば
文也の仕事に対する集中力は
一歩間違えば変人レベルだそうだ
大学を出てから仕事一本の文也はいまだに
童貞だった
でもそんなことは全然かまわなかった
自分に合った相手が出てきたら
自然とそうなることだと思っていた
今はまだ自分に合った相手が現れていないだけだ
そんなロマンチストの文也の考えを
竜馬と宗一郎はおこちゃまだとからかう
そんな二人をリビングに残して
さっさとベッドに入った頃には
文也は喉に嫌な不快感を感じていた
一晩寝れば治るだろうと思っていたが
その考えは甘かった
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