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chapter4 シングルマザーの初恋

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「いろいろ考えたけど
こうすることが一番良いと思ったんだ
俺は君の良い旦那になるし
レイたんの良い父親になりたい」






そして鼻をくっつくぐらい近くで話す





「母が死んで・・・・
この世に身寄りが一人もいないことに
初めて気が付いた時
まるで世の中に見捨てられた気分だった・・・・」






宗一郎が手を伸ばし指で真紀の顔をたどった
彼の声は低くくぐもっていて
囁きに近かった





「そこから今まで仕事一本やりで来た
でも真紀とレイたんに出会って思ったんだ」





真紀の頬に流れる涙を
優しく宗一郎が親指で拭う






「新しい家族を作ることが自分にも
出来るのではないかって・・・・
そうした方が天国の母も喜ぶんじゃないかって・・・」






真紀は喜びで胸が張り裂けそうだった
何とかして口を開こうとしたが
喉の奥がぎゅっと締まって何も言えない
なので大きくうんうんと頷いた
左手薬指には宗一郎に貰ったダイヤが光っていた






「良かったよ・・・・・
あの時資料室で君達を見つけて・・・・
本当によかった 」





「藤子さんに感謝しないとね」







宗一郎はニッコリ笑った








「牛乳石鹸をこの家の
バスルームに置いてくれるかい?」






宗一郎は真紀の腰を自分に引き寄せ
唇を耳の後ろに擦りよせた
すると彼女の脈が速くなっているのに気づいて
うれしくなった






「箱買いするわ・・・・ 」







真紀は顔を輝かせて微笑んだ
鼻をすすり上ずった声でそっと囁いた










「牛乳石鹸を家族で使いましょう・・・ 」
*゚..:。:.   .:*゚:.。











同時刻
自宅で猫2匹を従えて
YouTubeを見ながらエクササイズを
やっていた藤子がくしゃんっとくしゃみを一つした









ズズッ・・・・・
「誰か私の噂した?」











*゚..:。:.  


 .:*゚:.。



next girl
*゚..:。:.   .:*゚:.。














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