【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter4 シングルマザーの初恋

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「レイたんのお迎えは何時だ?」





夕方のメビウスタワービルの21階・・・・
神崎広告代理店オフィスは残業している人はほとんどいない




今は真紀のデスクの横で宗一郎が
ハムスターのハム太郎にひまわりの種を与えていた



それを見て今や彼は子供と動物が好きな事を
すっかり理解した真紀は微笑んだ





「8時です
それまでにここのバナーだけちょっと
差し替えたくて・・・・ 」





真剣な目でパソコンに向き合い
ソースを書き込んでいる真紀をじっと見る



今や真紀と宗一郎の仲はジェニ達のオフィスでは
すっかりオープンに認知されていた
それも当然である宗一郎が隠そうとしないのだから




「そのバナーも大事だけど
これから重要な案件に付き合ってもらいたいんだ」




「私がですか?」





真紀はキョトンとしている
当然だデザイナーの自分は裏方だ

電話で担当とやりとりすることはあっても
直接クライアントに会うことなどめったにない
なので今日の服装もラフなオフィス私用になっている




「私は今日は訪問用のスーツではありませんよ」




「そのままでいいよ」




不思議に思いながらも
かたずけを済ませて
宗一郎の後ろをついていく




「ここからすぐだからちょっと歩こう 」




守衛の佐々木さんにバイバイと手を振って
夕暮れの歩道を彼についていった
 
しばらく歩くと宗一郎は小洒落たファミリー向けの
デザイナーズマンションの前で足を止めた





「どの会社を訪問するの?」




真紀は宗一郎に尋ねながら
マンションの横に隣接されている公園で
遊んでいる子供を微笑んでみていた




「それはちょっと違うかな」





宗一郎が片手でコントロールパネルに
暗証番号を打つと正面玄関が開いた





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