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chapter2 メビウスと猟奇的なキス
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シャワーを浴びタオルを首にかけ歯を磨く
「ハナ!」
床に足を広げてハナを呼ぶ
するとハナは飛んできてゴロンと竜馬の足の間に
おさまり慣れた感じで腹を見せる
竜馬の太ももにハナは頭をもたせる
「あーん!」
ハナの上唇をひっぱって
犬用歯ブラシで歯を磨いてやる毎日の彼らの日課だ
「・・・お前のせいで
僕は突然のお泊りとかできないんだぞ・・・・
わかってるのか? ん?」
しかしもし本当にその気になればここへ
彼女を泊まらせれば良いだけなのにと
竜馬は思った
ミントの犬用歯磨き粉の良い匂いをさせて
ハナがベロベロ竜馬を舐める
そして肉球に保湿クリームを塗り
ハナのグルーミングを終わらせる
キングサイズのブルーのサテン生地の
ベッドにもぐりこみ
うわ掛け布団をめくると
ハナが飛び込んで来てグルグル回って
竜馬の横に収まった
ふぅ~・・・・・
「三時間は寝れるな・・・・・ 」
間接照明を落とし瞳を閉じる
ペロリとハナが頬を舐める
誰にも話していない秘密を打ち明けるように
ハナに話しかける
「今日・・・・神崎社長の娘さんに会ったよ」
ハナが竜馬の腕に顎をのせて目を閉じる
「ずいぶん大きくなってたな~
僕の事をまるで鬼でも見るかのような目で見るんだ
覚えていないのも無理もないか
初めてあった時は彼女はまだ小学生だったものな・・
それに・・・・
なかなかの美人だったよ
すっかり変わっていたから最初は
誰だかわからなかったけど 」
フンッと鼻息でハナが竜馬の独り言に答える
竜馬は思い出していた
彼女の怒りに燃える褐色の瞳
うなだれて泣きそうになっている瞳
そして自分を見つめる好奇心に満ちた瞳
「いや・・・・
でも面影は残っていたな
兄キのほうはまだ見つかってないけど
取りあえず堕落した妹の方はまだ根性がありそうだから
鍛えてやるつもりだ 」
ふぁ~~~~っ・・とあくびをして目をこすった
「そうしないと・・・・
恩師の神崎社長に申し訳ないからな・・・・」
そう言って竜馬は深い眠りについた
「ハナ!」
床に足を広げてハナを呼ぶ
するとハナは飛んできてゴロンと竜馬の足の間に
おさまり慣れた感じで腹を見せる
竜馬の太ももにハナは頭をもたせる
「あーん!」
ハナの上唇をひっぱって
犬用歯ブラシで歯を磨いてやる毎日の彼らの日課だ
「・・・お前のせいで
僕は突然のお泊りとかできないんだぞ・・・・
わかってるのか? ん?」
しかしもし本当にその気になればここへ
彼女を泊まらせれば良いだけなのにと
竜馬は思った
ミントの犬用歯磨き粉の良い匂いをさせて
ハナがベロベロ竜馬を舐める
そして肉球に保湿クリームを塗り
ハナのグルーミングを終わらせる
キングサイズのブルーのサテン生地の
ベッドにもぐりこみ
うわ掛け布団をめくると
ハナが飛び込んで来てグルグル回って
竜馬の横に収まった
ふぅ~・・・・・
「三時間は寝れるな・・・・・ 」
間接照明を落とし瞳を閉じる
ペロリとハナが頬を舐める
誰にも話していない秘密を打ち明けるように
ハナに話しかける
「今日・・・・神崎社長の娘さんに会ったよ」
ハナが竜馬の腕に顎をのせて目を閉じる
「ずいぶん大きくなってたな~
僕の事をまるで鬼でも見るかのような目で見るんだ
覚えていないのも無理もないか
初めてあった時は彼女はまだ小学生だったものな・・
それに・・・・
なかなかの美人だったよ
すっかり変わっていたから最初は
誰だかわからなかったけど 」
フンッと鼻息でハナが竜馬の独り言に答える
竜馬は思い出していた
彼女の怒りに燃える褐色の瞳
うなだれて泣きそうになっている瞳
そして自分を見つめる好奇心に満ちた瞳
「いや・・・・
でも面影は残っていたな
兄キのほうはまだ見つかってないけど
取りあえず堕落した妹の方はまだ根性がありそうだから
鍛えてやるつもりだ 」
ふぁ~~~~っ・・とあくびをして目をこすった
「そうしないと・・・・
恩師の神崎社長に申し訳ないからな・・・・」
そう言って竜馬は深い眠りについた
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