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chapter2 メビウスと猟奇的なキス
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次に竜馬はハムスターのゲージを覗き込んでいた
活動時間中のゴールデンハムスターのハム太郎が
軽快に回し車の中で走り
カラカラ回している
それをやはり竜馬が顔をしかめて見ている
「それじゃあ 何かしら折りあいをつけよう」
竜馬は腕を後ろに組んでさりげなく言った
「折りあい?」
「実は君に教えてほしい事がある」
それが人にものを教えてもらう態度かしら・・・・
ジェニは心の中で思ったが
あえて口にはしなかった
「(ファンタスティック色白)の動画広告を
作った人物に会いたい」
竜馬の単刀直入な質問にジェニが目を何度もぱちくりした
「私よ」
竜馬が大きくため息をついて力なく笑った
「おいおいちょっとまて・・・・
いくら社長の妹だからといって
他人の手柄を横取りするのはモラル違反だよ」
「まったく同じ意見よ
初めて気が合ったわね
正確に言うと私が企画立案して絵コンテを作成して
あとはうちのクリエイターチームに作成させたの」
いきなり竜馬に手を掴まれて
ジェニはギョッとした
竜馬はジェニの手をマジマジと見つめている
「爪・・・ちゃんと落としたんだな」
「誰かさんが細かくネイルまで規則に
入れるからね!ええ!落としました!
これでご満足?離して!」
バンッと壁に背中を押しつけられ
そのまま彼が覆いかぶさってきた
彼がジェニの顔のすぐ横の壁を
大きな音を立てて叩いたものだから
思わずその音に体がビクリと跳ねあがる
「僕を怒らさない方が良いぞ・・・・」
すぐ近くに彼の顔が迫る・・・・
なんなの・・・・これ・・・・
怖いんですけど・・・
皮肉も一切通じない
彼の全身から発散される男らしさと怒りに
身がすくみあがる
ジェニは素早く考えを巡らせた
ここからコイツを突き飛ばして
出口までダッシュしたら逃げきれるだろうか
活動時間中のゴールデンハムスターのハム太郎が
軽快に回し車の中で走り
カラカラ回している
それをやはり竜馬が顔をしかめて見ている
「それじゃあ 何かしら折りあいをつけよう」
竜馬は腕を後ろに組んでさりげなく言った
「折りあい?」
「実は君に教えてほしい事がある」
それが人にものを教えてもらう態度かしら・・・・
ジェニは心の中で思ったが
あえて口にはしなかった
「(ファンタスティック色白)の動画広告を
作った人物に会いたい」
竜馬の単刀直入な質問にジェニが目を何度もぱちくりした
「私よ」
竜馬が大きくため息をついて力なく笑った
「おいおいちょっとまて・・・・
いくら社長の妹だからといって
他人の手柄を横取りするのはモラル違反だよ」
「まったく同じ意見よ
初めて気が合ったわね
正確に言うと私が企画立案して絵コンテを作成して
あとはうちのクリエイターチームに作成させたの」
いきなり竜馬に手を掴まれて
ジェニはギョッとした
竜馬はジェニの手をマジマジと見つめている
「爪・・・ちゃんと落としたんだな」
「誰かさんが細かくネイルまで規則に
入れるからね!ええ!落としました!
これでご満足?離して!」
バンッと壁に背中を押しつけられ
そのまま彼が覆いかぶさってきた
彼がジェニの顔のすぐ横の壁を
大きな音を立てて叩いたものだから
思わずその音に体がビクリと跳ねあがる
「僕を怒らさない方が良いぞ・・・・」
すぐ近くに彼の顔が迫る・・・・
なんなの・・・・これ・・・・
怖いんですけど・・・
皮肉も一切通じない
彼の全身から発散される男らしさと怒りに
身がすくみあがる
ジェニは素早く考えを巡らせた
ここからコイツを突き飛ばして
出口までダッシュしたら逃げきれるだろうか
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