17 / 700
chapter1 堅物ボスは何者?
19
しおりを挟む
佐竹が「なぁ!みんな!」とでも言いたげに
手を振って他の役員に同意見を求める
すると役員達はいやらしい笑いを浮かべて
うんうん頷く
みんなの視線はジェニのミニスカートから
伸びている見事な脚に注目する
ジェニの怒りが爆発する
「私はストレス発散のために買い物などしないし
お昼寝も好きじゃないわ
必要なのは損益計算を公平に見てもらえる目よ!」
もう一人の役員も調子にのって話し出す
コホン・・・・
「それにその服装もどうかとずっと思っていましたよ
もし君が社長の妹さんじゃかったら
とっくにクビにしていましたよ
態度の悪さといい・・・
その服装といい・・・
水商売に行かれたほうが良いのではないですかね
美人だしね
結婚でもして子供を産めば落ち着きますよ
もっとも結婚は・・・・おや失礼
もらってくれる人がいればの話ですがな・・・ 」
ぐへへへと役員達が笑った
まるで最高の冗談でも聞いたみたいに
役員達から同意の声があがった
再びジェニがバンッと机をたたいた
「今の発言は女性蔑視の発言として許せないわ!
裁判にかけてやる! 」
「いいかげんにしなさい!
いったい自分を何様だと思っているんだい?
君はもうこの会社では用無しなんだよ 」
佐竹が明らかにトドメを刺してやった
と言う顔をしている
こみ上げてくる怒りに声が震える
社員を救うつもりがプレゼンテーションも
見てもらえず自分の服装をいじられるなんて
これでは逆効果だ
役員達が各々にしゃべりだしている
お昼のランチがどうとかジェニの耳に聞こえて来た
ジェニはしばらく何か反撃できないか考えたが
やがて惨めさに打ちひしがれた
「神崎ジェニさんの意見に同意します」
その一言に会議室がシン・・・となった
その声の主は松本竜馬だった
「社・・・社長~・・・
な・・・何をご冗談を・・・・ 」
佐竹の顔が青ざめた
「わが社にはあきらかに女性蔑視の発言をする
時代遅れの社員はいりません
セクハラ事件でも起こされたら社の信用に欠けます
それこそ人員削減の条件になります
神崎さんにはわが社の弁護士を派遣しましょう」
ザワッと役員と佐竹が青ざめた
「たしかにさっきのは酷いな」
突然松下竜馬の右隣にいる男性が口を開いた
「文也」
竜馬が静かに右隣の彼を戒めた
竜馬の隣の男性はジェニに向かって
眉毛と手を少し上げ指をヒラヒラした
その彼は竜馬と並んで座っていても
そのゴージャスさは彼と引けを
取らないほど体格が良かった
何かスポーツでもやっているのだろうか
短髪で茶目っ気溢れる瞳を好奇心満々で
ジェニに向けている
そして彼がニッコリ笑ったら両端にえくぼが現れた
・・・あら・・・可愛い・・
ジェニはお愛想程度にその文也とか言う
男性に微笑みかけた
どうやら彼はここにいる人達で唯一ジェニに
対して好意的のようだ
手を振って他の役員に同意見を求める
すると役員達はいやらしい笑いを浮かべて
うんうん頷く
みんなの視線はジェニのミニスカートから
伸びている見事な脚に注目する
ジェニの怒りが爆発する
「私はストレス発散のために買い物などしないし
お昼寝も好きじゃないわ
必要なのは損益計算を公平に見てもらえる目よ!」
もう一人の役員も調子にのって話し出す
コホン・・・・
「それにその服装もどうかとずっと思っていましたよ
もし君が社長の妹さんじゃかったら
とっくにクビにしていましたよ
態度の悪さといい・・・
その服装といい・・・
水商売に行かれたほうが良いのではないですかね
美人だしね
結婚でもして子供を産めば落ち着きますよ
もっとも結婚は・・・・おや失礼
もらってくれる人がいればの話ですがな・・・ 」
ぐへへへと役員達が笑った
まるで最高の冗談でも聞いたみたいに
役員達から同意の声があがった
再びジェニがバンッと机をたたいた
「今の発言は女性蔑視の発言として許せないわ!
裁判にかけてやる! 」
「いいかげんにしなさい!
いったい自分を何様だと思っているんだい?
君はもうこの会社では用無しなんだよ 」
佐竹が明らかにトドメを刺してやった
と言う顔をしている
こみ上げてくる怒りに声が震える
社員を救うつもりがプレゼンテーションも
見てもらえず自分の服装をいじられるなんて
これでは逆効果だ
役員達が各々にしゃべりだしている
お昼のランチがどうとかジェニの耳に聞こえて来た
ジェニはしばらく何か反撃できないか考えたが
やがて惨めさに打ちひしがれた
「神崎ジェニさんの意見に同意します」
その一言に会議室がシン・・・となった
その声の主は松本竜馬だった
「社・・・社長~・・・
な・・・何をご冗談を・・・・ 」
佐竹の顔が青ざめた
「わが社にはあきらかに女性蔑視の発言をする
時代遅れの社員はいりません
セクハラ事件でも起こされたら社の信用に欠けます
それこそ人員削減の条件になります
神崎さんにはわが社の弁護士を派遣しましょう」
ザワッと役員と佐竹が青ざめた
「たしかにさっきのは酷いな」
突然松下竜馬の右隣にいる男性が口を開いた
「文也」
竜馬が静かに右隣の彼を戒めた
竜馬の隣の男性はジェニに向かって
眉毛と手を少し上げ指をヒラヒラした
その彼は竜馬と並んで座っていても
そのゴージャスさは彼と引けを
取らないほど体格が良かった
何かスポーツでもやっているのだろうか
短髪で茶目っ気溢れる瞳を好奇心満々で
ジェニに向けている
そして彼がニッコリ笑ったら両端にえくぼが現れた
・・・あら・・・可愛い・・
ジェニはお愛想程度にその文也とか言う
男性に微笑みかけた
どうやら彼はここにいる人達で唯一ジェニに
対して好意的のようだ
20
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~
汐埼ゆたか
恋愛
絶え間なく溢れ出る涙は彼の唇に吸い取られ
慟哭だけが薄暗い部屋に沈んでいく。
その夜、彼女の絶望と悲しみをすくい取ったのは
仕事上でしか接点のない上司だった。
思っていることを口にするのが苦手
地味で大人しい司書
木ノ下 千紗子 (きのした ちさこ) (24)
×
真面目で優しい千紗子の上司
知的で容姿端麗な課長
雨宮 一彰 (あまみや かずあき) (29)
胸を締め付ける切ない想いを
抱えているのはいったいどちらなのか———
「叫んでも暴れてもいい、全部受け止めるから」
「君が笑っていられるなら、自分の気持ちなんてどうでもいい」
「その可愛い笑顔が戻るなら、俺は何でも出来そうだよ」
真摯でひたむきな愛が、傷付いた心を癒していく。
**********
►Attention
※他サイトからの転載(2018/11に書き上げたものです)
※表紙は「かんたん表紙メーカー2」様で作りました。
※※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜
Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。
渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!?
合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡――
だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。
「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき……
《エブリスタ、ムーン、ベリカフェにも投稿しています》
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる