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例えどんな理不尽な世界だとしても
違うんですか?
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なんだこれ……。なんか、雰囲気っていうの? いつもと違くない……?
いや、たぶん、意識しているのは自分だけだ。
街の西側。たぶん、家からだと十五分くらいの裏路地に存在する喫茶店に、珍しく客が三人も入る。店内には以前同様に細身の痩せた女性が一人外の景色に意識を漂わせていた。
レンガ造りの壁にはところどころヒビが入っている。客席は四人がけテーブル二つに二人がけテーブルが三つ。そしてカウンターが五席だ。
女性は四人がけテーブルを一人で独占しているが、四人組の客など、おそらく一ヶ月に一回くればよいくらいなのではないだろうか。少なくともハルトは二人組以上の客を見たことがない。
カウンターの横長い卓にはおじいちゃん店長の趣味であるのか、魔物をかたどった木彫りの人形がずらりと並んでいる。どの人形も、本来の異形じみた姿からは美化され、子供でも怖がらずに見られるような愛嬌ある姿をしていた。
やけに落ち着きのないモミジと二人がけのテーブルに腰を下ろす。モミジは店内をキョロキョロと見回している。
ハルトは内心ドキドキしていた。誘った手前、見る人から見ればただの廃れた喫茶店だ。自分から選んだ場所が気に入ってもらえないとなると、ハルト自身も一緒にマイナス評価と間接的に言われるようなものだ。
カウンターに腰をかけて、小さなナイフで熱心に木彫りをしていた店長が、トボトボとやってくる。目は開いているんだかわからないほどに細く、鼻下には立派な白髭を生やしている。
「あー、とりあえずいつもの珈琲で。砂糖なし、ミルクなし。……モミジは?」
店長は積極的に話さない。店員としてどうなのよ、と思わなくもないが、それが良い。
「じゃ、私も同じので……。お砂糖だけ一緒にいただけますか?」
店長は細めの目を少し開き、ニッコリと笑って頷いた。やっぱり喋らない。
「とても良い雰囲気だと思う。私はすごい好きかな」
モミジはまだ落ち着かなそうにしている。かくいうハルトもいつものように落ち着いていない。視界は泳ぎ、なぜかやたらと壁に目が吸い寄せられる。
うーん、なぜだ……。
ふと、四人がけのテーブルに座る女性が、じっとこちらを見ていることに気がつく。くまの酷い目で、じっと。
えぇー……なになに、いつも見てこないじゃん。怖いんだけど……。あれか、俺が女性を連れて来たことがそんなに驚きなのか……? 別にボッチだからここに来ていたわけじゃないよ?
女性の熱烈すぎる視線から目をそらす。店内はやけに静かだ。いつも通りなのだが、それでもやっぱり意識をすると、静かだ。店長の豆を挽く音だけが響き渡る。
「そ、そういえば俺、パーティーの誰かとこんな風に二人でお茶とか始めてかも……」
我ながら、話の始め方がえらい下手くそだ。
「ん、私も……」
「あ、そうなんだ……」
会話はものの数秒で終了した。静寂が再び訪れる。
気まずい……。いつもならば、もっとこう、気さくに喋れるんだけど、場所のせい……なのか?
それでも、不思議と居心地が悪いとか、そういうことは全くない。たぶん、二人ともこういった雰囲気は嫌いじゃない。気まずいというのは、相手を思ってのことであり、自分からしたら、このような向かい合っての沈黙は特に気にする点ではないのである。
「あの、胸……胸の傷は、もう大丈夫?」
「ん? あ、ああ! 傷ね……! 痛みもないし、イアンさんのおかげで傷跡もくっきり残るわけじゃないらしいから」
彼女は大きく息を吐き出す。
「よかったぁ……私のせいでハルトくんが傷物になったら、たぶんいくら謝っても足りないし……」
「うーん、傷物ねぇ。それはたぶん女性だけに当てはまるような……。男からしたら傷って、なんか、その……かっこいいし」
「かっこいい……かな?」
「男はそういうのにちょっとだけ憧れるものなんだよ」
だいぶ、戻って来た。やっぱり、特に意識することもなかったようだ。普通になんでもない会話をして、なんでもない時間を過ごす。
普段殺伐とした場所にいるわけだから、こういうのはなんか、いいなぁ。
店長がプルプルと震える手で珈琲を運んで来る。暑い日にも関わらず、ホットだ。
「ありがとうございます。いただきます」
モミジは丁寧に店長にお礼をして、そっとティーカップに口をつける。
なんてええ子なんや!
ハルトも普段はしない軽い会釈をして、薄い珈琲を啜る。うん、薄……くない? あれ? 美味しいぞ?
「ふわぁー! 美味しい!」
確かに、美味い。いつもならば、かなーり薄く、それがまたよかったのだが、今回は普通に濃くて、深みのある美味しい珈琲だ。
ハルトは思わず店長を見る。店長はいつもと変わらず、品を運ぶとカウンターにいそいそと戻り、すぐさま木彫りに取り掛かる。
「あれだね、穴場ってやつだと思う。ここ……」
「おっ! わかってくれる? この独特の雰囲気が好きで、つい足を運んじゃうんだよね」
「私もガヤガヤしたお店とかって苦手だから、ここはすごい好きかも……」
なんだろう。店が褒められているだけなのに、随分と誇らしくなる。あいかわらず、くまの酷い女性はずぅぅぅっとこっちを見てるけど……。
モミジとたわいもない会話に華を咲かせていると、店のドアが空いた。入店を知らせる木製のベルがカランコロンと鳴る。
珍しい。これ以上、人が入ることはすごい珍しい。
入り口をちらっと見る。思わず、立ち上がってしまった。
「ゆ、ユキオ!?」
入り口から、ずんぐりとした体型の男性がひょこり姿を表す。そして、その男性に続いて一人の女性が店内に足を踏み入れる。
「あれ? ハルトと……それとモミジ。奇遇だね」
「え? は? いや、ここで?」
ここで……会うのかよ。
「この喫茶店いいよね。落ち着いてて。たまに来るんだ」
ユキオはそう言いながら、ハルトたちの横の席に着く。モミジはずっと下を向きっぱなしだ。なぜか耳真っ赤だし。
ハルトはユキオに続いて対面に座った女性に目を向ける。
その女性は一言で言うと、グラマー? だ。やたらと露出の多い胸元の強調されたきらびやかな服。長い金髪ロングに大人びた顔つき。そして、首に刻まれた痣――勇者の印だ。つまり、彼女は冒険者である。
女性はハルトの視線に気がつき、余裕を持った笑顔で自己紹介をした。
「初めまして。エミリィよ。かわい子さん」
「あ、えっとハルトと言います。こっちはモミジ。ユキオのパーティーメンバーです」
おずおずという表現がよく似合う挨拶をする。
エミリィはハルトとモミジを交互に見比べる。
「ユキオのパーティーメンバーねぇ……」
足を組み、下唇を指でさすりながら何か考え込むように、ハルトたちを見つめるエミリィ。
思わず目を逸らして、ティーカップに口をつける。
ユキオはニコニコしながら場を静観する。
「あー、なんというか……ごめんね、せっかくのデートなのに邪魔しちゃって……」
ハルトの言葉にユキオは思わずキョトンとする。エミリィはくすくすと笑い出す。
ユキオはエミリィを一目し、ようやく言葉の意味を察する。
「あー! えっと、エミリィは僕の恋人じゃないよ。この人は僕の前のパーティーのリーダー。仕方ない理由とはいえ、僕を追放したことに負い目があるらしくて、心配してくれて、たまにこんな風に会って話をするだけだよ」
「あー、なるほど。そういうことか。なんか、ユキオとは釣り合わなそうな、美人な女性だなって思ったけど、違ったのか」
エミリィはひとしきり笑い終えると、ハルトとモミジを見て口を開く。
「こちらこそ、君たちのデートの邪魔をして悪かったね」
「ゴフッッッッッ!」
口に含んだコーヒーを危うく吹き出しそうになり、咳き込む。
「え? ハルトたちやっぱりそういうことなの? 確かにデートにしか見えないよね」
ハルトは顔を伏せ、手を左右に力なく振る。
「ち、ちがっ……ちが……」
モミジは言い切ることなく、穴の空いた風船のようにしぼんだ。
「んふふ、いいねぇ。この距離感」
エミリィの妖艶な声だけが耳にへばりついた。
視界の端で、ずっとこちらを見ていた女性が大きく頷いた。
いや、たぶん、意識しているのは自分だけだ。
街の西側。たぶん、家からだと十五分くらいの裏路地に存在する喫茶店に、珍しく客が三人も入る。店内には以前同様に細身の痩せた女性が一人外の景色に意識を漂わせていた。
レンガ造りの壁にはところどころヒビが入っている。客席は四人がけテーブル二つに二人がけテーブルが三つ。そしてカウンターが五席だ。
女性は四人がけテーブルを一人で独占しているが、四人組の客など、おそらく一ヶ月に一回くればよいくらいなのではないだろうか。少なくともハルトは二人組以上の客を見たことがない。
カウンターの横長い卓にはおじいちゃん店長の趣味であるのか、魔物をかたどった木彫りの人形がずらりと並んでいる。どの人形も、本来の異形じみた姿からは美化され、子供でも怖がらずに見られるような愛嬌ある姿をしていた。
やけに落ち着きのないモミジと二人がけのテーブルに腰を下ろす。モミジは店内をキョロキョロと見回している。
ハルトは内心ドキドキしていた。誘った手前、見る人から見ればただの廃れた喫茶店だ。自分から選んだ場所が気に入ってもらえないとなると、ハルト自身も一緒にマイナス評価と間接的に言われるようなものだ。
カウンターに腰をかけて、小さなナイフで熱心に木彫りをしていた店長が、トボトボとやってくる。目は開いているんだかわからないほどに細く、鼻下には立派な白髭を生やしている。
「あー、とりあえずいつもの珈琲で。砂糖なし、ミルクなし。……モミジは?」
店長は積極的に話さない。店員としてどうなのよ、と思わなくもないが、それが良い。
「じゃ、私も同じので……。お砂糖だけ一緒にいただけますか?」
店長は細めの目を少し開き、ニッコリと笑って頷いた。やっぱり喋らない。
「とても良い雰囲気だと思う。私はすごい好きかな」
モミジはまだ落ち着かなそうにしている。かくいうハルトもいつものように落ち着いていない。視界は泳ぎ、なぜかやたらと壁に目が吸い寄せられる。
うーん、なぜだ……。
ふと、四人がけのテーブルに座る女性が、じっとこちらを見ていることに気がつく。くまの酷い目で、じっと。
えぇー……なになに、いつも見てこないじゃん。怖いんだけど……。あれか、俺が女性を連れて来たことがそんなに驚きなのか……? 別にボッチだからここに来ていたわけじゃないよ?
女性の熱烈すぎる視線から目をそらす。店内はやけに静かだ。いつも通りなのだが、それでもやっぱり意識をすると、静かだ。店長の豆を挽く音だけが響き渡る。
「そ、そういえば俺、パーティーの誰かとこんな風に二人でお茶とか始めてかも……」
我ながら、話の始め方がえらい下手くそだ。
「ん、私も……」
「あ、そうなんだ……」
会話はものの数秒で終了した。静寂が再び訪れる。
気まずい……。いつもならば、もっとこう、気さくに喋れるんだけど、場所のせい……なのか?
それでも、不思議と居心地が悪いとか、そういうことは全くない。たぶん、二人ともこういった雰囲気は嫌いじゃない。気まずいというのは、相手を思ってのことであり、自分からしたら、このような向かい合っての沈黙は特に気にする点ではないのである。
「あの、胸……胸の傷は、もう大丈夫?」
「ん? あ、ああ! 傷ね……! 痛みもないし、イアンさんのおかげで傷跡もくっきり残るわけじゃないらしいから」
彼女は大きく息を吐き出す。
「よかったぁ……私のせいでハルトくんが傷物になったら、たぶんいくら謝っても足りないし……」
「うーん、傷物ねぇ。それはたぶん女性だけに当てはまるような……。男からしたら傷って、なんか、その……かっこいいし」
「かっこいい……かな?」
「男はそういうのにちょっとだけ憧れるものなんだよ」
だいぶ、戻って来た。やっぱり、特に意識することもなかったようだ。普通になんでもない会話をして、なんでもない時間を過ごす。
普段殺伐とした場所にいるわけだから、こういうのはなんか、いいなぁ。
店長がプルプルと震える手で珈琲を運んで来る。暑い日にも関わらず、ホットだ。
「ありがとうございます。いただきます」
モミジは丁寧に店長にお礼をして、そっとティーカップに口をつける。
なんてええ子なんや!
ハルトも普段はしない軽い会釈をして、薄い珈琲を啜る。うん、薄……くない? あれ? 美味しいぞ?
「ふわぁー! 美味しい!」
確かに、美味い。いつもならば、かなーり薄く、それがまたよかったのだが、今回は普通に濃くて、深みのある美味しい珈琲だ。
ハルトは思わず店長を見る。店長はいつもと変わらず、品を運ぶとカウンターにいそいそと戻り、すぐさま木彫りに取り掛かる。
「あれだね、穴場ってやつだと思う。ここ……」
「おっ! わかってくれる? この独特の雰囲気が好きで、つい足を運んじゃうんだよね」
「私もガヤガヤしたお店とかって苦手だから、ここはすごい好きかも……」
なんだろう。店が褒められているだけなのに、随分と誇らしくなる。あいかわらず、くまの酷い女性はずぅぅぅっとこっちを見てるけど……。
モミジとたわいもない会話に華を咲かせていると、店のドアが空いた。入店を知らせる木製のベルがカランコロンと鳴る。
珍しい。これ以上、人が入ることはすごい珍しい。
入り口をちらっと見る。思わず、立ち上がってしまった。
「ゆ、ユキオ!?」
入り口から、ずんぐりとした体型の男性がひょこり姿を表す。そして、その男性に続いて一人の女性が店内に足を踏み入れる。
「あれ? ハルトと……それとモミジ。奇遇だね」
「え? は? いや、ここで?」
ここで……会うのかよ。
「この喫茶店いいよね。落ち着いてて。たまに来るんだ」
ユキオはそう言いながら、ハルトたちの横の席に着く。モミジはずっと下を向きっぱなしだ。なぜか耳真っ赤だし。
ハルトはユキオに続いて対面に座った女性に目を向ける。
その女性は一言で言うと、グラマー? だ。やたらと露出の多い胸元の強調されたきらびやかな服。長い金髪ロングに大人びた顔つき。そして、首に刻まれた痣――勇者の印だ。つまり、彼女は冒険者である。
女性はハルトの視線に気がつき、余裕を持った笑顔で自己紹介をした。
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思わず目を逸らして、ティーカップに口をつける。
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「あー、なんというか……ごめんね、せっかくのデートなのに邪魔しちゃって……」
ハルトの言葉にユキオは思わずキョトンとする。エミリィはくすくすと笑い出す。
ユキオはエミリィを一目し、ようやく言葉の意味を察する。
「あー! えっと、エミリィは僕の恋人じゃないよ。この人は僕の前のパーティーのリーダー。仕方ない理由とはいえ、僕を追放したことに負い目があるらしくて、心配してくれて、たまにこんな風に会って話をするだけだよ」
「あー、なるほど。そういうことか。なんか、ユキオとは釣り合わなそうな、美人な女性だなって思ったけど、違ったのか」
エミリィはひとしきり笑い終えると、ハルトとモミジを見て口を開く。
「こちらこそ、君たちのデートの邪魔をして悪かったね」
「ゴフッッッッッ!」
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「え? ハルトたちやっぱりそういうことなの? 確かにデートにしか見えないよね」
ハルトは顔を伏せ、手を左右に力なく振る。
「ち、ちがっ……ちが……」
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「んふふ、いいねぇ。この距離感」
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