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第2部
【42】ユーニャの頼み事
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ユーニャが聖域に訪れて四日後、俺はユーニャ、ユズリアと共に馬車に揺られていた。
久しぶりに見る人類圏の景色がやけに懐かしく感じる。同時にちょっと帰りたいと思っている自分がいる。それほどまでに、結局俺はあの聖域での慌ただしくも賑やかな生活を気に入っていたということだろう。
トンっと肩に重さがかかる。見れば、いつの間にかユズリアが浅く寝息を立てていた。
本当、サナとじゃれ合っている時でなければ、貴族のお嬢様という雰囲気が隠せていない。本人に言えば怒るのだろうけど、冒険者の服装よりもドレスが似合いそうなのがユズリアだ。
穏やかな気候に欠伸を噛み殺し、隣のユーニャに目を向ける。
相変わらず、行儀が良い。今は俺たちしか乗客がいないというのに、ピンと背筋を伸ばし、両手を膝の上で折りたたんでいた。
この二人を両脇に抱えていると、俺もどうしても姿勢を正したくなる。
「なあ、そろそろ相談とやらの内容を話してくれてもいいんじゃないか?」
そう、俺はまだ彼女から持ち掛けてきた厄介ごとの匂いがする件について、何も聞かされていない。ただ、一緒にパンプフォールに付いてきてほしいと言われたまでだ。
ちなみにユズリアも何やら俺とパンプフォールに行く理由があるようで、そちらに関しても俺は何も分かっていない。
「そ、そうですね……。あ、えっと。ぅぅん……」
ユーニャが困ったように眉を垂れる。そして、依然すやすやと寝ているユズリアを一瞥した。
「ロア先輩とユズリアさんはその、本当にこ、恋人とか、夫婦というわけではないんですよね?」
訥々とした物言いでユーニャが尋ねる。
一体、なぜ今そんなことを訊くのだろうか。
「ユズリアはフォーストン家のご令嬢なんだよ。俺なんて身分不相応だ」
「そうですか……。では、やはりロア先輩にお願いするほかありませんね。私には他に当てなどありませんし」
ユーニャがすぅっと息を吸い込み、続ける。
「少しの間だけでいいので、あ、あの、私の……恋人になっ――」
「よろこんで!」
「……えっ? あの、まだ最後までお話で――」
「よろこんでお引き受けしますッ!」
大丈夫だ。ユーニャは確かサナと同い年。つまり、こんな可愛らしい見た目だけれど、ちゃんと成人しているのだ。犯罪にはならない。
あぁ、燦々と降り注ぐ陽光が俺とユーニャを祝福しているようだ。ありがとうございます、陽光神様。
瞬間、右足にのしかかる重さを感じた。
「……おい、足を踏むんじゃない」
俺とユーニャの蜜月の時間を邪魔するように、いつの間にかユズリアが俺の足を踏みつけていた。
「なーんか、楽しそうなお話してますねー……」
「……俺は一夫多妻も悪くないと思うん――イダダダッ!?」
ベキッと床板が音を立てる。
『身体強化魔法』を使うのは反則だろ!?
「私も別にそれには反対というわけじゃないけど、第一夫人は私だからね!」
「いや、今そんな話してるんじゃなくて……」
そっと、足と床板を『固定』した。このままだと、ユズリアが馬車と俺のおみ足を破壊してしまいそうだ。
「あの、ご迷惑なのは承知です……。ユズリアさんが駄目だというのであれば、私も大人しく引き下がります……」
しょんぼりと俯くユーニャ。その瞳には焦りと動揺が伺える。
そもそも、わざわざ俺を探し出してまで頼み事をするなんて、溜め込みがちなユーニャらしくない。
「なあ、ユズリア。俺からも頼むよ。冗談とか、おふざけをするようなやつじゃないんだ」
ユズリアはきょとんと目を丸くし、ややあって大きくため息をついた。
「あのね、二人とも私のことを何だと思っているわけ? 駄目なんて一言も言ってないでしょ?」
……確かに言っていない。それどころか、冗談で言った一夫多妻制について肯定されたことにも驚きだ。
「ほ、本当ですか!?」
「もちろん、事情は話してもらうわよ」
「は、はい!」
やれやれ、一時はどうなることかと思ったけど、どうやら話がまとまったらしくて一安心だ。だから、早くその足をどかしてもらえませんかね、ユズリアさん。
遠くで、気配察知に何かが引っかかる。馬車窓から外を伺うと、遠くの空から怪翼鳥の群れがこちらに向けて飛んできていた。
「ひぃっ!?」
御者が声を立てる。
無理もない。怪翼鳥の群れなんて災害級もいいところだ。強襲されれば、それこそA級冒険者のパーティーが三組は必要。それでも、被害を全く受けないというのは難しいだろう。
しかし、実際の所、旅途中で馬車が盗賊に襲われることはあれど、魔物に襲われることはほとんどない。大抵、乗り物には隠ぺい魔法と魔除けのアイテムが備わっているからだ。
もちろん、馬車から降りなければという制限付きだ。
「ちょうどいい。ユーニャ、いつもの頼む」
「はい、ロア先輩!」
俺とユーニャはそそくさと荷物をまとめる。
「えっ!? な、なにしてるの二人とも」
「ユズリアも早く準備してくれ。降りるぞ」
ユーニャが我先にと馬車からぴょんと飛び降りる。その様子にユズリアは困惑気味だ。説明しておけばよかったかもしれない。
「ちょっと、お客さん!? 危ないですよ!」
ユーニャがわざと魔力を大きく放出させる。すると、怪翼鳥の群れはすぐさまユーニャに意識を向け、空を炎で焦がして威嚇した。
「あわわッ!? 怪翼鳥にわざと気づかせるなんて、あの少女どうかしてるんじゃないですか!?」
御者の言い分はもっともだ。A級指定の魔物の群れを小馬鹿にするなんて、どう考えても希死念慮を抱えている狂ったやつくらいだ。
「御者さん、ありがとう。ここまででいいよ」
料金は次の街まで前払いしてあるし、挨拶だけ済ませて俺も馬車を降りる。
「ここでいいって、まだ次の街まで何日もかかりますよ! それに怪翼鳥の群れが……あぁ……」
カチッカチッと顎を鳴らしながら、猛烈な速度で飛翔する数多の怪翼鳥。
「私が引き付けるわ!」
ユズリアが剣を構え、足に力を入れる。
「あ、ちょっ!」
「行くわよ……ッ! っせい!」
……すまん。
ユズリアの靴と地面を『固定』。
勢いをつけてばねのように飛び立とうとしていたユズリアは、足を伸ばし切って宙で一瞬停止。そのまま、地面に向けて顔から落ちる。
「ふぎゅっ!?」
何か、懐かしいな、この光景……。
あの頃から、もう数か月。俺のスローライフは理想からかけ離れていくばかりだ。
だからこそ、早いとこ降りかかる問題は解決するに限る。このまま馬車を使っていたんじゃ、パンプフォールまで二か月かかってしまうからな。
「ちょっと! 何するのよ!」
鼻を抑えながら半べそになるユズリアに、もう一度心の中で謝る。でも、ユズリアなら一匹残らず一網打尽にしてしまうからな。
「いいから、ユーニャに任せておけよ。あいつだって、S級冒険者になったらしいんだからな」
もっとも、これくらいの魔物の群れであれば、以前からユーニャには余裕だったが。
「ユーニャ、やってくれ」
「はい、ロア先輩!」
ぶわっと魔方陣がユーニャを中心に広がった。
「ねえ、ユーニャちゃんはどんな魔法を使うの?」
「まあ、見てろって。きっと、ドン引きするぞ?」
可愛い顔して、やることえげつないんだよな……。
首を傾げるユズリアに、俺は肩を竦めて返した。
久しぶりに見る人類圏の景色がやけに懐かしく感じる。同時にちょっと帰りたいと思っている自分がいる。それほどまでに、結局俺はあの聖域での慌ただしくも賑やかな生活を気に入っていたということだろう。
トンっと肩に重さがかかる。見れば、いつの間にかユズリアが浅く寝息を立てていた。
本当、サナとじゃれ合っている時でなければ、貴族のお嬢様という雰囲気が隠せていない。本人に言えば怒るのだろうけど、冒険者の服装よりもドレスが似合いそうなのがユズリアだ。
穏やかな気候に欠伸を噛み殺し、隣のユーニャに目を向ける。
相変わらず、行儀が良い。今は俺たちしか乗客がいないというのに、ピンと背筋を伸ばし、両手を膝の上で折りたたんでいた。
この二人を両脇に抱えていると、俺もどうしても姿勢を正したくなる。
「なあ、そろそろ相談とやらの内容を話してくれてもいいんじゃないか?」
そう、俺はまだ彼女から持ち掛けてきた厄介ごとの匂いがする件について、何も聞かされていない。ただ、一緒にパンプフォールに付いてきてほしいと言われたまでだ。
ちなみにユズリアも何やら俺とパンプフォールに行く理由があるようで、そちらに関しても俺は何も分かっていない。
「そ、そうですね……。あ、えっと。ぅぅん……」
ユーニャが困ったように眉を垂れる。そして、依然すやすやと寝ているユズリアを一瞥した。
「ロア先輩とユズリアさんはその、本当にこ、恋人とか、夫婦というわけではないんですよね?」
訥々とした物言いでユーニャが尋ねる。
一体、なぜ今そんなことを訊くのだろうか。
「ユズリアはフォーストン家のご令嬢なんだよ。俺なんて身分不相応だ」
「そうですか……。では、やはりロア先輩にお願いするほかありませんね。私には他に当てなどありませんし」
ユーニャがすぅっと息を吸い込み、続ける。
「少しの間だけでいいので、あ、あの、私の……恋人になっ――」
「よろこんで!」
「……えっ? あの、まだ最後までお話で――」
「よろこんでお引き受けしますッ!」
大丈夫だ。ユーニャは確かサナと同い年。つまり、こんな可愛らしい見た目だけれど、ちゃんと成人しているのだ。犯罪にはならない。
あぁ、燦々と降り注ぐ陽光が俺とユーニャを祝福しているようだ。ありがとうございます、陽光神様。
瞬間、右足にのしかかる重さを感じた。
「……おい、足を踏むんじゃない」
俺とユーニャの蜜月の時間を邪魔するように、いつの間にかユズリアが俺の足を踏みつけていた。
「なーんか、楽しそうなお話してますねー……」
「……俺は一夫多妻も悪くないと思うん――イダダダッ!?」
ベキッと床板が音を立てる。
『身体強化魔法』を使うのは反則だろ!?
「私も別にそれには反対というわけじゃないけど、第一夫人は私だからね!」
「いや、今そんな話してるんじゃなくて……」
そっと、足と床板を『固定』した。このままだと、ユズリアが馬車と俺のおみ足を破壊してしまいそうだ。
「あの、ご迷惑なのは承知です……。ユズリアさんが駄目だというのであれば、私も大人しく引き下がります……」
しょんぼりと俯くユーニャ。その瞳には焦りと動揺が伺える。
そもそも、わざわざ俺を探し出してまで頼み事をするなんて、溜め込みがちなユーニャらしくない。
「なあ、ユズリア。俺からも頼むよ。冗談とか、おふざけをするようなやつじゃないんだ」
ユズリアはきょとんと目を丸くし、ややあって大きくため息をついた。
「あのね、二人とも私のことを何だと思っているわけ? 駄目なんて一言も言ってないでしょ?」
……確かに言っていない。それどころか、冗談で言った一夫多妻制について肯定されたことにも驚きだ。
「ほ、本当ですか!?」
「もちろん、事情は話してもらうわよ」
「は、はい!」
やれやれ、一時はどうなることかと思ったけど、どうやら話がまとまったらしくて一安心だ。だから、早くその足をどかしてもらえませんかね、ユズリアさん。
遠くで、気配察知に何かが引っかかる。馬車窓から外を伺うと、遠くの空から怪翼鳥の群れがこちらに向けて飛んできていた。
「ひぃっ!?」
御者が声を立てる。
無理もない。怪翼鳥の群れなんて災害級もいいところだ。強襲されれば、それこそA級冒険者のパーティーが三組は必要。それでも、被害を全く受けないというのは難しいだろう。
しかし、実際の所、旅途中で馬車が盗賊に襲われることはあれど、魔物に襲われることはほとんどない。大抵、乗り物には隠ぺい魔法と魔除けのアイテムが備わっているからだ。
もちろん、馬車から降りなければという制限付きだ。
「ちょうどいい。ユーニャ、いつもの頼む」
「はい、ロア先輩!」
俺とユーニャはそそくさと荷物をまとめる。
「えっ!? な、なにしてるの二人とも」
「ユズリアも早く準備してくれ。降りるぞ」
ユーニャが我先にと馬車からぴょんと飛び降りる。その様子にユズリアは困惑気味だ。説明しておけばよかったかもしれない。
「ちょっと、お客さん!? 危ないですよ!」
ユーニャがわざと魔力を大きく放出させる。すると、怪翼鳥の群れはすぐさまユーニャに意識を向け、空を炎で焦がして威嚇した。
「あわわッ!? 怪翼鳥にわざと気づかせるなんて、あの少女どうかしてるんじゃないですか!?」
御者の言い分はもっともだ。A級指定の魔物の群れを小馬鹿にするなんて、どう考えても希死念慮を抱えている狂ったやつくらいだ。
「御者さん、ありがとう。ここまででいいよ」
料金は次の街まで前払いしてあるし、挨拶だけ済ませて俺も馬車を降りる。
「ここでいいって、まだ次の街まで何日もかかりますよ! それに怪翼鳥の群れが……あぁ……」
カチッカチッと顎を鳴らしながら、猛烈な速度で飛翔する数多の怪翼鳥。
「私が引き付けるわ!」
ユズリアが剣を構え、足に力を入れる。
「あ、ちょっ!」
「行くわよ……ッ! っせい!」
……すまん。
ユズリアの靴と地面を『固定』。
勢いをつけてばねのように飛び立とうとしていたユズリアは、足を伸ばし切って宙で一瞬停止。そのまま、地面に向けて顔から落ちる。
「ふぎゅっ!?」
何か、懐かしいな、この光景……。
あの頃から、もう数か月。俺のスローライフは理想からかけ離れていくばかりだ。
だからこそ、早いとこ降りかかる問題は解決するに限る。このまま馬車を使っていたんじゃ、パンプフォールまで二か月かかってしまうからな。
「ちょっと! 何するのよ!」
鼻を抑えながら半べそになるユズリアに、もう一度心の中で謝る。でも、ユズリアなら一匹残らず一網打尽にしてしまうからな。
「いいから、ユーニャに任せておけよ。あいつだって、S級冒険者になったらしいんだからな」
もっとも、これくらいの魔物の群れであれば、以前からユーニャには余裕だったが。
「ユーニャ、やってくれ」
「はい、ロア先輩!」
ぶわっと魔方陣がユーニャを中心に広がった。
「ねえ、ユーニャちゃんはどんな魔法を使うの?」
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