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第二十八話
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一般的に分娩は陣痛か破水から始まる。
この破水は恐らく前者に該当し、ある程度子宮口が開いてきたことによる破膜を意味する。
どちらにせよ破水したあとはそこから細菌に感染するリスクが生じてくる。
抗生物質を投与できる前世の出産とは異なり、悠長に待っていられる時間は少ない。
ミナミは少女を床に寝かせ、暇そうな少年たちを睨み付ける。
「ちょっといつまで全裸なの? 服を着て、この子を扇いで、水でも持って来て」
この状態の余計な気遣いは少女にとっては逆に不要かも知れないと思いつつ、辛そうな顔を見たら口を出さずにはいられなかった。
厚手の雑紙をクルクルっと丸めてストローに見立てて、グラスに注がれた水に差して少女の口に含ませた。
少女はわずかに口を開き、それを飲み出した。
水かさがどんどん減っていき、少女がいかに水分を欲していたのかが浮き彫りとなった。
「分娩中は、呼吸の為に口を開けてることが多いから喉が乾きやすいの。意識して都度与えてあげて。……ごめんね、ちょっと失礼するね」
ミナミは指を差し込んで子宮口の開きを確かめた。
前世のことはハッキリと思い出せる。
仕事に誇りを持っていた母が、性的な用語でも照れもせず仕事の話をよく聞かせてくれていたから。
ミナミは深呼吸して、仕事中の母を脳裏に思い浮かべる。
中学校の職業体験の授業で、経産婦の家にお邪魔させてもらったことがある。
これが、ミナミが見た唯一の自宅出産のケースだ。
これが最も現状に近く、参考になりうる。
「……うん、大丈夫。開きも硬さも十分柔らかくなってるよ。もう我慢しなくていいよ! お臍を見て思いっきりいきんで!」
分娩台のグリップ代わりに、少年たちの手を握らせた。
込められた力の大きさに少年たちはおののき、真剣な顔に変わる。
「そうそう! 上手だよ! あ、手じゃなくて、お尻の方に力を入れる感じで! そう! そうだよ!」
ミナミの手のひらにも汗が滲む。
様子をじっと見守るフェリックスと先生の間にも、緊迫した空気が流れる。
「こんなに、必死だったんだな……」
分娩自体初めて目にしたフェリックスは、その熱気に呆気に取られている。
「そうだねぇ、私も見くびっていたようだ……」
先生は、どこか神々しいものを見るような眼差しで呟いた。
やがて小一時間の格闘の末、小さい部屋の中にか弱い産声が響いた。
「18時21分だね、おめでとう! 元気な女の子!」
ミナミは生まれたばかりの赤子をタオルでくるんで少女の前にかざした。
そばで見守っていた少年のうち一人が、興味深く赤子の顔を覗き込んだ。
赤銅色でクセの強い髪は、彼のものと同じである。
「あなたがパパね! そっくりー!」
「……」
少年は不思議そうに産まれたばかりの子どもを見つめる。
「……僕はどんな人から産まれたんだろうなぁ。僕の目も鼻も、こんなふうに誰かに似ているってことですよね」
「そうだね……それにそれだけじゃないよ。骨格や後ろ姿や話し声、運動神経や血液型、たくさんの要素が受け継がれるの。面白いし、尊いよね。こうやって人類は続いてきたんだよ。強制的に番にさせなくても、誰かを好きになって自然と繁栄してきたの。無理矢理する必要はないんじゃないかな……」
ミナミはこの世に生を受けたばかりの小さな赤ちゃんに微笑みかける。
か細くて弱々しい彼女の手は、ミナミの指をつかむとキュッと握り返してくる。
これは把握反射といって、生まれたときから備わっている原始反射のひとつだ。
産まれたてほやほやのときは見られるが、成長すると共に消失していく。
こんな可愛らしい仕草ひとつとっても、前世のミナミたちは見ることができるのに、この国の産みの親たちはほとんど知らずに一生を終えるのだろう。
実にもったいないことだと思う。
計測を終えた赤ちゃんは、数時間後に養育施設の人間に引き渡された。
産後の処理を行ったあと、疲労困憊の少女はそのまま眠りについてしまった。
ミナミは彼女の骨盤をサラシで引き締め、毛布をかけて労をねぎった。
飲精した方がいいんじゃないか、とは言う者はいなかった。
「お疲れミナミ。ミナミも休む? これミナミのぶん」
いつのまにか持ち込まれていた珈琲を、フェリックスは手渡す。
「ありがとう」
珈琲豆の香りが鼻をくすぐり、ミナミの身体を芯からじんわり解きほぐした。
一息ついて横のフェリックスを見ると、何故だかクレマンスの赤ちゃんのことが脳裏に浮かんだ。
青系、赤系の髪の色がほとんど、稀に紫が産まれるこの国で、深い紺色のフェリックスの色はさして珍しくもないのだが、彼女が産んだ赤ちゃんと同じ髪色にどういうわけか胸騒ぎがしたからだ。
「フェリックスさん、クレマンスとはヤりました……?」
「え? えーと……そうだな、ヤったと思う。ずいぶんと前だが」
ドクンと心臓が跳ねる。
やっぱり関係済みだ。
「もしかして、クレマンスが産んだ子はフェリックスさんの子どもじゃないですか? ミナミのお腹にいる子は二人目なんじゃないですか……?」
近くで産褥婦が休んで横になっているというのに、ところ構わず声を荒らげてしまった。
フェリックスは目をぱちくりさせ、後ろの方で先生が笑い声を上げた。
「ハッハッハ! 面白いことを言うね。彼の子を宿したのは君が正真正銘初めてだよ」
「俺もそう思う」
先生はミナミの頭をポン、と軽く叩いて語った。
「似てるのはクレマンスの子とじゃなく、彼女自身とだろう? フェリックスとクレマンスは兄妹だからね」
「……え?」
「父親が同じなんだよ。俺も驚いた。親の情報は名前だけは知らされるから会話に上ることもあるんだけど、まさか同じ男とは」
フェリックスは懐かしそうに笑みを浮かべた。
平然としているが、それにはれっきとした名前がついている。
そう、近親相姦という名の……。
どこかで聞いたことがある。
ミナミが近親の組み合わせを見たのはこれで二組目だ。
親を重視していないということは、あちこちでそんなことが起こっても何らおかしくない。
「……フェリックスさんが子どもを持てなかったというのはそういう理由もあったりして……」
「理由?」
何も分かっていないフェリックスは、相変わらず能天気だ。
「あまり、姉とか妹と子ども作んない方がいいって話ですよ。血が濃すぎて、普通は淘汰されるはずの病気も威力を増して遺伝しちゃうんです。何らかの異常を持つ子どもの確率が上がるし、そもそも妊娠中に流れて産まれて来れない子も増えますよ」
「……ミナミは本当に博識だな」
フェリックスは異国出身のミナミの話を、物珍しそうに聞き入っていた。
先生も彼の意見に同意するように頷いた。
「君の話は異質だが、あながち間違っていないのかも知れない。そこでだ、どうかね? 我々を含めたこの学校の皆に、君の知識を伝授してくれないだろうか。礼として君のルームメイトは彼に戻してあげようじゃないか」
「本当ですか!? 」
ミナミは弾んだ声で先生の方を振り返った。
「ただし、繁殖期にあたる君をフェリックスが独り占めしてしまうのはやはりもったいないからね。これからの活躍に期待して、功績次第で、君たちが二人……いや三人で暮らすことを許可しよう」
「ありがとうございます……!」
ミナミはフェリックスと微笑みあった。
そうと決まれば、与えられたチャンスに精を出すのみだ。
ミナミは任せられた仕事に奔走した。
この破水は恐らく前者に該当し、ある程度子宮口が開いてきたことによる破膜を意味する。
どちらにせよ破水したあとはそこから細菌に感染するリスクが生じてくる。
抗生物質を投与できる前世の出産とは異なり、悠長に待っていられる時間は少ない。
ミナミは少女を床に寝かせ、暇そうな少年たちを睨み付ける。
「ちょっといつまで全裸なの? 服を着て、この子を扇いで、水でも持って来て」
この状態の余計な気遣いは少女にとっては逆に不要かも知れないと思いつつ、辛そうな顔を見たら口を出さずにはいられなかった。
厚手の雑紙をクルクルっと丸めてストローに見立てて、グラスに注がれた水に差して少女の口に含ませた。
少女はわずかに口を開き、それを飲み出した。
水かさがどんどん減っていき、少女がいかに水分を欲していたのかが浮き彫りとなった。
「分娩中は、呼吸の為に口を開けてることが多いから喉が乾きやすいの。意識して都度与えてあげて。……ごめんね、ちょっと失礼するね」
ミナミは指を差し込んで子宮口の開きを確かめた。
前世のことはハッキリと思い出せる。
仕事に誇りを持っていた母が、性的な用語でも照れもせず仕事の話をよく聞かせてくれていたから。
ミナミは深呼吸して、仕事中の母を脳裏に思い浮かべる。
中学校の職業体験の授業で、経産婦の家にお邪魔させてもらったことがある。
これが、ミナミが見た唯一の自宅出産のケースだ。
これが最も現状に近く、参考になりうる。
「……うん、大丈夫。開きも硬さも十分柔らかくなってるよ。もう我慢しなくていいよ! お臍を見て思いっきりいきんで!」
分娩台のグリップ代わりに、少年たちの手を握らせた。
込められた力の大きさに少年たちはおののき、真剣な顔に変わる。
「そうそう! 上手だよ! あ、手じゃなくて、お尻の方に力を入れる感じで! そう! そうだよ!」
ミナミの手のひらにも汗が滲む。
様子をじっと見守るフェリックスと先生の間にも、緊迫した空気が流れる。
「こんなに、必死だったんだな……」
分娩自体初めて目にしたフェリックスは、その熱気に呆気に取られている。
「そうだねぇ、私も見くびっていたようだ……」
先生は、どこか神々しいものを見るような眼差しで呟いた。
やがて小一時間の格闘の末、小さい部屋の中にか弱い産声が響いた。
「18時21分だね、おめでとう! 元気な女の子!」
ミナミは生まれたばかりの赤子をタオルでくるんで少女の前にかざした。
そばで見守っていた少年のうち一人が、興味深く赤子の顔を覗き込んだ。
赤銅色でクセの強い髪は、彼のものと同じである。
「あなたがパパね! そっくりー!」
「……」
少年は不思議そうに産まれたばかりの子どもを見つめる。
「……僕はどんな人から産まれたんだろうなぁ。僕の目も鼻も、こんなふうに誰かに似ているってことですよね」
「そうだね……それにそれだけじゃないよ。骨格や後ろ姿や話し声、運動神経や血液型、たくさんの要素が受け継がれるの。面白いし、尊いよね。こうやって人類は続いてきたんだよ。強制的に番にさせなくても、誰かを好きになって自然と繁栄してきたの。無理矢理する必要はないんじゃないかな……」
ミナミはこの世に生を受けたばかりの小さな赤ちゃんに微笑みかける。
か細くて弱々しい彼女の手は、ミナミの指をつかむとキュッと握り返してくる。
これは把握反射といって、生まれたときから備わっている原始反射のひとつだ。
産まれたてほやほやのときは見られるが、成長すると共に消失していく。
こんな可愛らしい仕草ひとつとっても、前世のミナミたちは見ることができるのに、この国の産みの親たちはほとんど知らずに一生を終えるのだろう。
実にもったいないことだと思う。
計測を終えた赤ちゃんは、数時間後に養育施設の人間に引き渡された。
産後の処理を行ったあと、疲労困憊の少女はそのまま眠りについてしまった。
ミナミは彼女の骨盤をサラシで引き締め、毛布をかけて労をねぎった。
飲精した方がいいんじゃないか、とは言う者はいなかった。
「お疲れミナミ。ミナミも休む? これミナミのぶん」
いつのまにか持ち込まれていた珈琲を、フェリックスは手渡す。
「ありがとう」
珈琲豆の香りが鼻をくすぐり、ミナミの身体を芯からじんわり解きほぐした。
一息ついて横のフェリックスを見ると、何故だかクレマンスの赤ちゃんのことが脳裏に浮かんだ。
青系、赤系の髪の色がほとんど、稀に紫が産まれるこの国で、深い紺色のフェリックスの色はさして珍しくもないのだが、彼女が産んだ赤ちゃんと同じ髪色にどういうわけか胸騒ぎがしたからだ。
「フェリックスさん、クレマンスとはヤりました……?」
「え? えーと……そうだな、ヤったと思う。ずいぶんと前だが」
ドクンと心臓が跳ねる。
やっぱり関係済みだ。
「もしかして、クレマンスが産んだ子はフェリックスさんの子どもじゃないですか? ミナミのお腹にいる子は二人目なんじゃないですか……?」
近くで産褥婦が休んで横になっているというのに、ところ構わず声を荒らげてしまった。
フェリックスは目をぱちくりさせ、後ろの方で先生が笑い声を上げた。
「ハッハッハ! 面白いことを言うね。彼の子を宿したのは君が正真正銘初めてだよ」
「俺もそう思う」
先生はミナミの頭をポン、と軽く叩いて語った。
「似てるのはクレマンスの子とじゃなく、彼女自身とだろう? フェリックスとクレマンスは兄妹だからね」
「……え?」
「父親が同じなんだよ。俺も驚いた。親の情報は名前だけは知らされるから会話に上ることもあるんだけど、まさか同じ男とは」
フェリックスは懐かしそうに笑みを浮かべた。
平然としているが、それにはれっきとした名前がついている。
そう、近親相姦という名の……。
どこかで聞いたことがある。
ミナミが近親の組み合わせを見たのはこれで二組目だ。
親を重視していないということは、あちこちでそんなことが起こっても何らおかしくない。
「……フェリックスさんが子どもを持てなかったというのはそういう理由もあったりして……」
「理由?」
何も分かっていないフェリックスは、相変わらず能天気だ。
「あまり、姉とか妹と子ども作んない方がいいって話ですよ。血が濃すぎて、普通は淘汰されるはずの病気も威力を増して遺伝しちゃうんです。何らかの異常を持つ子どもの確率が上がるし、そもそも妊娠中に流れて産まれて来れない子も増えますよ」
「……ミナミは本当に博識だな」
フェリックスは異国出身のミナミの話を、物珍しそうに聞き入っていた。
先生も彼の意見に同意するように頷いた。
「君の話は異質だが、あながち間違っていないのかも知れない。そこでだ、どうかね? 我々を含めたこの学校の皆に、君の知識を伝授してくれないだろうか。礼として君のルームメイトは彼に戻してあげようじゃないか」
「本当ですか!? 」
ミナミは弾んだ声で先生の方を振り返った。
「ただし、繁殖期にあたる君をフェリックスが独り占めしてしまうのはやはりもったいないからね。これからの活躍に期待して、功績次第で、君たちが二人……いや三人で暮らすことを許可しよう」
「ありがとうございます……!」
ミナミはフェリックスと微笑みあった。
そうと決まれば、与えられたチャンスに精を出すのみだ。
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