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第二十四話
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分娩介助の準備をしている男たちは、珍しく裸になっている。
性行為がしやすいように作られた制服は、ブツをすぐ出せるように下着もつけていないが、排出……いや、分娩の際は異なるらしい。
制服が汚れないように着々と脱いで隅に寄せる。
羊水やら胎盤やら、色々血生臭い現場だというのは同じだ。
先程リゼットも「彼女は三人目だから大丈夫だと思う」と言っていたところを見るに、出産にかかる時間も前世と似たり寄ったりといったところだろう。
おそらくこちらでも、初産よりも経産の方が幾らかマシなのだ。
十畳ほどの部屋にはマットレスが敷き詰められ、全面にシーツが引かれていた。
そこにたくさんのタオルやお湯や桶、へその緒を切る為のハサミなんかがあり、昔のお産を彷彿させるものであったが、そこにいるのは妊婦と裸の男たちという異様な光景。
どうみてもこれからいやらしいことが起きるようにしか見えない。
妊婦のクレマンスは時折顔を歪めて、腰を押さえたまま痛みに耐える。
経験のないミナミでも、これは一大事だとわかる。
痛みを堪えているときと、痛くないときの差がハッキリ見て取れる。
痛みが引けば、眉間に寄っていた皺がすぅっと消え、先程までが嘘のように楽になっている。
「大丈夫?」
「あー、大丈夫これくらい。これくらいじゃまだ産まれないし。もっとガーッと痛くなってさっさと排出しなきゃ」
ミナミが心配して声をかければ、そうたくましい返答が返ってきた。
室内には大きな時計があり、クレマンスや男たちは頻繁にそれを確認している。
痛みの間隔がだいたい五分おきだったのが、三分になり、二分になり、また五分になる。
助産師を志してはいたものの、立ち会った回数は多くはない。
ミナミはいつか自分の身にも起こるであろう人間の生命の神秘を、興奮しながら見つめていた。
やがてひとりの男が彼女の股間に遠慮なく指を突っ込み、指が数本入ることを確認した。
「ミナミちゃん、ここからはかなり痛くなってくるんだ。こうやって痛みを紛らわしながら時が経つのを待つ」
すると、指の代わりに自分の肉棒を突っ込んだ。
(……分かってた。分かってたけど……)
新たな命が誕生しようとしているのにまたセックスかよ!
出口塞いでどうすんのよ!
……と、言いたいところをグッと飲み込む。
女の子は手のひらと膝を床につけて四つん這いの姿勢を取っており、向けられた臀部に挿入した男は何度か軽く抽送する。
おそらく痛みでそれどころじゃない身体は、潤わずにズズッと擦ったような音しかしない。
男も挿れにくそうに何度か外しては、小瓶から精液を取り出してまんべんなく塗りたくった。
「排出時に骨が軋む痛みを紛らわしているんだ。子宮口に性器で響かせる衝撃が最も脳へ届くからね」
そういうものなのかはわからない。
海外のどこかの民族にはそういう文化もあるかも知れないが、ミナミのいた世界では聞いたことがない。
苦しむクレマンスとは対照的に、良い思いをしている男が頭に来る。
無痛分娩とはいかないまでも、リフレクソロジーやら水中出産やら、将来的には選べるようにしなければな、と想いを馳せた。
お産は、挿入行為がありつつも滞りなく進んでいく。
さすが三人目といったところだろうか、スムーズで落ち着いている。
どれだけ痛くても声を荒らげることないし、時折飲精されているが(突っ込むの疲れたから気にしないことにする)、慌てふためいている様子はない。
聞けば、栄養補給目的の他に、喉奥に突っ込んで出産の際に痛みのあまり叫ぶのを防ぐ目的もあるそうだ。
彼女の場合はそうせずとも絶叫する心配は無さそうだが。
自分だったら嚙みちぎってやるところだ、とミナミは沸々とした邪念を男に送る。
目の前でヤられると思わず性行為に目が行きがちだったが、一時間ほど経過した頃だろうか。
陰茎を刺していた男が抜いた。
「かなり下がってきたね。あとは踏ん張るだけ」
(発露だ! )
ミナミはクレマンスに断りを入れて股間を覗く。
発露とは、分娩において胎児の頭が見えたままになって戻らないことだ。
この状態になると相当痛いはず。
ミナミはクレマンスの手を取って励ます。
「目をつぶっちゃだめだよ! 目をあけてクレマンス!」
「目……っ」
「そうそう、上手だよ!」
これは赤ちゃんを見るためじゃなく、顔の毛細血管が切れるのを防ぐためだ。
強いいきみは血管までも破壊してしまう恐れがあり、まだ若いクレマンスの顔や身体はなるべく傷をつけたくない。
ミナミはクレマンスを四つん這いから仰向けにさせ、分娩を手伝う男たちの手を握らせた。
その握る力のあまりの強さに男たちは目を見開いた。
「いい? 玉を蹴られたときの痛みなんてすぐ消えるでしょう? この子はそれ以上の痛みがずっと続くんだから。もっと敬いなさいよ! 世界は男だけが作ってるわけじゃないんだから! 男も女もどっちもいないと成り立たないんだから!」
ミナミは男たちに真剣に訴えた。
ミナミだけじゃ価値観は変えられないけど、せめて分娩に携わっているこの場にいる人たちだけは、産まれてくる赤ちゃんの尊さを知ってほしいと思った。
胎児の青い頭髪が徐々に外へと押し出されていく。
「クレマンス! あとは短めに息を吐いて!」
喋る余裕はなかったが、クレマンスはじっとミナミを見据え、指示に従う。
「ありがとうクレマンス。頭が一気に出ると裂けちゃうから。そうすると大変でしょ、痛いし、治りが遅くて……次の懐妊にも影響してくるし……っ」
やがて顔が出て、回旋しながら片方の肩が出てくる。
ミナミは胎児と外陰部の隙間に指をねじこんで、もう肩方の肩も引っ張り出す。
息つく暇のないミナミの介助を、その場にいる全員が固唾を飲んで見つめる。
赤子の脇の下に手を入れて、残りの身体もズルッと引き抜いた。
「……産まれた……っ!」
ミナミは赤子の首を支えながら腰を抱えるように抱っこし、素早くタオルで包み込む。
直後に男の一人がへその緒を紐で結び、端を除いて身体から切り離す。
上手くやるじゃん、と思ったが、赤子はまだ泣いていなかった。
ミナミは咄嗟に縦抱きにし、お腹を圧迫するようにもたれかけさせて背中を叩き、飲み込んだ羊水を吐き出させた。
けぽっと胃の内容物が排出され、ようやく赤ちゃんは声を上げた。
「……良かったぁー!」
甲高い声で、顔を真っ赤にして産声を上げるその姿が、ミナミは好きである。
資産家のおじさんも、クレマンスも、フェリックスも、皆こんなに小さかったのだ。
誰かの手を借りないと生きていけなかったのに、あんなに堂々とした一人前の大人になるなんて、ここまで大きな病気をせず、嫌なことがあってもメンタルを保ってきたという証拠だ。
大きな事業を成し遂げなくても、夢を叶えることができなくても、それだけで充分価値があるじゃないか。
ミナミはクタクタになっているクレマンスの手をもう一度握った。
「お疲れさま、クレマンス。可愛いね。見て、もう目開いてるよ」
ミナミはクレマンスの胸元に産まれたばかりの赤子を乗せた。
産むのは数回目だが、彼女はこんなことをされたのは初めてだった。
タオル越しに命の重さが肌へ伝わる。
小さくても速い鼓動を刻み、温かな体温を持つひとりの人間だ。
「可愛いー! 瞳なんか、クレマンスとそっくりだね、群青色で。これは美人さんになるね!」
初めて立ち会ったリアルな出産の現場を、ミナミはしばらくずっと反芻してしまった。
産まれたての赤ちゃんの折れそうな肢体もしわしわの顔も、全てが尊く愛しく思えた。
(この子が産まれたら、もっとそういう気持ちになるのかな)
そっと下腹部に手を添えた。
離れたくないという気持ちが、ミナミ中で芽生えた。
しかし無情にも、産まれた子は直ぐに母の元を去る決まりである。
分娩後、子は速やかに学園の職員へ引き渡され、諸々の検査や処置をしたあと国の統括する養育施設へと譲渡されてしまった。
(やっぱり嫌だよこんなの。私は育てたいもん、私の子ども。できれば、大好きな人と一緒に)
本人たちは何とも思っていないようだったが、母と子を離す現状に違和感を拭い切れなかった。
性行為がしやすいように作られた制服は、ブツをすぐ出せるように下着もつけていないが、排出……いや、分娩の際は異なるらしい。
制服が汚れないように着々と脱いで隅に寄せる。
羊水やら胎盤やら、色々血生臭い現場だというのは同じだ。
先程リゼットも「彼女は三人目だから大丈夫だと思う」と言っていたところを見るに、出産にかかる時間も前世と似たり寄ったりといったところだろう。
おそらくこちらでも、初産よりも経産の方が幾らかマシなのだ。
十畳ほどの部屋にはマットレスが敷き詰められ、全面にシーツが引かれていた。
そこにたくさんのタオルやお湯や桶、へその緒を切る為のハサミなんかがあり、昔のお産を彷彿させるものであったが、そこにいるのは妊婦と裸の男たちという異様な光景。
どうみてもこれからいやらしいことが起きるようにしか見えない。
妊婦のクレマンスは時折顔を歪めて、腰を押さえたまま痛みに耐える。
経験のないミナミでも、これは一大事だとわかる。
痛みを堪えているときと、痛くないときの差がハッキリ見て取れる。
痛みが引けば、眉間に寄っていた皺がすぅっと消え、先程までが嘘のように楽になっている。
「大丈夫?」
「あー、大丈夫これくらい。これくらいじゃまだ産まれないし。もっとガーッと痛くなってさっさと排出しなきゃ」
ミナミが心配して声をかければ、そうたくましい返答が返ってきた。
室内には大きな時計があり、クレマンスや男たちは頻繁にそれを確認している。
痛みの間隔がだいたい五分おきだったのが、三分になり、二分になり、また五分になる。
助産師を志してはいたものの、立ち会った回数は多くはない。
ミナミはいつか自分の身にも起こるであろう人間の生命の神秘を、興奮しながら見つめていた。
やがてひとりの男が彼女の股間に遠慮なく指を突っ込み、指が数本入ることを確認した。
「ミナミちゃん、ここからはかなり痛くなってくるんだ。こうやって痛みを紛らわしながら時が経つのを待つ」
すると、指の代わりに自分の肉棒を突っ込んだ。
(……分かってた。分かってたけど……)
新たな命が誕生しようとしているのにまたセックスかよ!
出口塞いでどうすんのよ!
……と、言いたいところをグッと飲み込む。
女の子は手のひらと膝を床につけて四つん這いの姿勢を取っており、向けられた臀部に挿入した男は何度か軽く抽送する。
おそらく痛みでそれどころじゃない身体は、潤わずにズズッと擦ったような音しかしない。
男も挿れにくそうに何度か外しては、小瓶から精液を取り出してまんべんなく塗りたくった。
「排出時に骨が軋む痛みを紛らわしているんだ。子宮口に性器で響かせる衝撃が最も脳へ届くからね」
そういうものなのかはわからない。
海外のどこかの民族にはそういう文化もあるかも知れないが、ミナミのいた世界では聞いたことがない。
苦しむクレマンスとは対照的に、良い思いをしている男が頭に来る。
無痛分娩とはいかないまでも、リフレクソロジーやら水中出産やら、将来的には選べるようにしなければな、と想いを馳せた。
お産は、挿入行為がありつつも滞りなく進んでいく。
さすが三人目といったところだろうか、スムーズで落ち着いている。
どれだけ痛くても声を荒らげることないし、時折飲精されているが(突っ込むの疲れたから気にしないことにする)、慌てふためいている様子はない。
聞けば、栄養補給目的の他に、喉奥に突っ込んで出産の際に痛みのあまり叫ぶのを防ぐ目的もあるそうだ。
彼女の場合はそうせずとも絶叫する心配は無さそうだが。
自分だったら嚙みちぎってやるところだ、とミナミは沸々とした邪念を男に送る。
目の前でヤられると思わず性行為に目が行きがちだったが、一時間ほど経過した頃だろうか。
陰茎を刺していた男が抜いた。
「かなり下がってきたね。あとは踏ん張るだけ」
(発露だ! )
ミナミはクレマンスに断りを入れて股間を覗く。
発露とは、分娩において胎児の頭が見えたままになって戻らないことだ。
この状態になると相当痛いはず。
ミナミはクレマンスの手を取って励ます。
「目をつぶっちゃだめだよ! 目をあけてクレマンス!」
「目……っ」
「そうそう、上手だよ!」
これは赤ちゃんを見るためじゃなく、顔の毛細血管が切れるのを防ぐためだ。
強いいきみは血管までも破壊してしまう恐れがあり、まだ若いクレマンスの顔や身体はなるべく傷をつけたくない。
ミナミはクレマンスを四つん這いから仰向けにさせ、分娩を手伝う男たちの手を握らせた。
その握る力のあまりの強さに男たちは目を見開いた。
「いい? 玉を蹴られたときの痛みなんてすぐ消えるでしょう? この子はそれ以上の痛みがずっと続くんだから。もっと敬いなさいよ! 世界は男だけが作ってるわけじゃないんだから! 男も女もどっちもいないと成り立たないんだから!」
ミナミは男たちに真剣に訴えた。
ミナミだけじゃ価値観は変えられないけど、せめて分娩に携わっているこの場にいる人たちだけは、産まれてくる赤ちゃんの尊さを知ってほしいと思った。
胎児の青い頭髪が徐々に外へと押し出されていく。
「クレマンス! あとは短めに息を吐いて!」
喋る余裕はなかったが、クレマンスはじっとミナミを見据え、指示に従う。
「ありがとうクレマンス。頭が一気に出ると裂けちゃうから。そうすると大変でしょ、痛いし、治りが遅くて……次の懐妊にも影響してくるし……っ」
やがて顔が出て、回旋しながら片方の肩が出てくる。
ミナミは胎児と外陰部の隙間に指をねじこんで、もう肩方の肩も引っ張り出す。
息つく暇のないミナミの介助を、その場にいる全員が固唾を飲んで見つめる。
赤子の脇の下に手を入れて、残りの身体もズルッと引き抜いた。
「……産まれた……っ!」
ミナミは赤子の首を支えながら腰を抱えるように抱っこし、素早くタオルで包み込む。
直後に男の一人がへその緒を紐で結び、端を除いて身体から切り離す。
上手くやるじゃん、と思ったが、赤子はまだ泣いていなかった。
ミナミは咄嗟に縦抱きにし、お腹を圧迫するようにもたれかけさせて背中を叩き、飲み込んだ羊水を吐き出させた。
けぽっと胃の内容物が排出され、ようやく赤ちゃんは声を上げた。
「……良かったぁー!」
甲高い声で、顔を真っ赤にして産声を上げるその姿が、ミナミは好きである。
資産家のおじさんも、クレマンスも、フェリックスも、皆こんなに小さかったのだ。
誰かの手を借りないと生きていけなかったのに、あんなに堂々とした一人前の大人になるなんて、ここまで大きな病気をせず、嫌なことがあってもメンタルを保ってきたという証拠だ。
大きな事業を成し遂げなくても、夢を叶えることができなくても、それだけで充分価値があるじゃないか。
ミナミはクタクタになっているクレマンスの手をもう一度握った。
「お疲れさま、クレマンス。可愛いね。見て、もう目開いてるよ」
ミナミはクレマンスの胸元に産まれたばかりの赤子を乗せた。
産むのは数回目だが、彼女はこんなことをされたのは初めてだった。
タオル越しに命の重さが肌へ伝わる。
小さくても速い鼓動を刻み、温かな体温を持つひとりの人間だ。
「可愛いー! 瞳なんか、クレマンスとそっくりだね、群青色で。これは美人さんになるね!」
初めて立ち会ったリアルな出産の現場を、ミナミはしばらくずっと反芻してしまった。
産まれたての赤ちゃんの折れそうな肢体もしわしわの顔も、全てが尊く愛しく思えた。
(この子が産まれたら、もっとそういう気持ちになるのかな)
そっと下腹部に手を添えた。
離れたくないという気持ちが、ミナミ中で芽生えた。
しかし無情にも、産まれた子は直ぐに母の元を去る決まりである。
分娩後、子は速やかに学園の職員へ引き渡され、諸々の検査や処置をしたあと国の統括する養育施設へと譲渡されてしまった。
(やっぱり嫌だよこんなの。私は育てたいもん、私の子ども。できれば、大好きな人と一緒に)
本人たちは何とも思っていないようだったが、母と子を離す現状に違和感を拭い切れなかった。
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