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第二十三話
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その月の月初、学園の廊下に懐妊に関する貼り紙が張り出された。
毎月恒例だが、ひと月の間に妊娠させた男性と孕んだ女性の名、ついでに体位まで掲示されるのだ。
ミナミやフェリックス、それに彼の周りの友人たちは知っていたものの、ミナミはしばらくの間繁殖を司る神のように崇められた。
「ちょ……! フェリックスついに孕ませたって!」
「嘘だろ!? し、しかも通算二回だけ? 対面男性上位!? こんなありきたりな交尾で!?」
「すげえええ!! いいなぁ! よしっ! 尻出せ。お前なら今だと複数人同時受精が可能かも知れない」
「無理だから!」
クラスメイトの何とも気軽な性行為要求を一蹴して、ミナミは教室の自分の席へ座る。
妊娠していなければ断ることはできないが、妊娠していれば断ってもよいことになっている。
(ちんこはもういいよ……)
先日から普通の大学生のように授業を受けるようになり、生活のクオリティーが少し上昇した。
ミナミの歳からは卒業後の生活も視野に入れて専門分野も学ぶので、ちょっとワクワクする。
正しい妊娠や出産の知識をこの国の人たちにも広めていけたらいいが、そんな授業はあるのだろうか。
なければ他国の言語を学んだ上でその国に勤務し、そこで助産師に従事させてもらおうかな。
あくまでも卓上の空論だが、ミナミは物思いに耽った。
(本当は、フェリックスさんとこの子と一緒に暮らしていけたらいいんだけど)
「あっ! フェリ! おはよー!」
その名前に、ドキッとして廊下を振り向く。
あれから、めでたく初めての懐妊となった彼は、月初のこのタイミングでルームメイトの女の子がミナミと交換になった。
ルームメイトが異性だった場合、妊娠中、妊活中問わず、一日一回の性行為が義務になっている。
零時に牢を出て彼らの部屋に向かうと、女の子はもう部屋を移動していた。
現在妊娠していないその女の子は"一回でも多く繁殖率の高い男と交尾したい"らしく、フェリックスはその日まだ性行為はしてはいなかった。
「ミナミ……!」
ミナミを迎え入れたフェリックスは仔犬のようにはしゃいでいたけど、抱きついた彼の下半身はゴツゴツと硬化していた。
「今日から一ヶ月、よろしくな」
「は……はい」
「可愛いなぁ、ミナミ、こっちへおいで」
フェリックスはダブルサイズのベッドをポンポンと叩く。
こんな国なので、もちろんベッドはひとつである。
フェリックスはサッと脱がせると陰核をつまみ上げ、胸の頂をいじくり、ナカを手早くかき混ぜた。
「懐妊してるからなのか? 熱いな……。どこもかしこも喜んでいる」
クチュクチュ卑猥な音がし始め、指を数本抜き差しし、ミナミの両足首をまとめて上に押し上げた。
滾った自分の分身をぬちっと押し当て、ずりゅっと奥へ入ってくる。
ミナミはまたフェリックスと身体の深いところで繋がってしまった。
「ーーーっ!! フェリックスさぁ……! あ……あぁ……」
シーツが何故だかひんやりして、見れば何かが勝手に漏れていた。
「上手に吹けたな。潮が弧を描いて飛び出していた」
フェリックスは穏やかに微笑んで突き上げる。
「ちゃんと二人分出るといいが……っ」
脚を自分の肩の高さまで高く持ち上げ、ミナミの内部までずっしりと男根を沈めたのち、大量の欲望を爆発させた。
(いやいや二人分て、赤ちゃんにそんなの絶対いらないからー! )
結局、昨日の深夜から何度も注がれミナミの下半身は疲労困憊である。
目を覚ましたらすでに彼の姿はなく、会うのはそれ以来だ。
開きっぱなしだった股間が筋肉痛でじわじわ痛いし、薄手の紐パンには出されたものが下りてきている。
べちゃべちゃ濡れて実に不快で、会ったら文句を言ってやろうかと思っていたが、フェリックスの姿を見た瞬間不満がどこかへ消え失せてしまった。
白いシャツに白いネクタイを絞め、サラサラの長髪が風になびいて、ミナミと数時間前まで抱き合っていた男はとても色っぽく見えた。
「……それ」
「ミナミ! ミナミもこのクラスだったのか!」
フェリックスは廊下側の引窓へ近寄ると、真新しいネクタイを得意気に手に取った。
「これ見てくれ! ついに俺も男の仲間入りなんだって!」
彼は満面の笑みをたたえる。
この学校では、妊孕性をパッと見で確認できるように孕ませた人数をネクタイで色分けしているのだが、これまで妊娠させたことのない彼はつけることは許されなかった。
それが先程、どうやら早朝に支給されたようだった。
一番ランクの低い白い色のネクタイと言えども、フェリックスにとってはずっと憧れ待ち望んだ色。
どんなに嬉しいことだろうか、いつもより心なしか誇らしげに見える。
「ありがとう、ミナミのおかげだ。これから好きな勉強ができるし、卒業してからも好きに生きられる」
フェリックスは窓から身を乗り出すと、教室から自分を見上げるミナミを見下ろした。
彼と同じ色のスカーフを蝶結びに結んだミナミに目を細め、頬を差し出した。
「……何ですか」
「キスして」
途端に、ギャラリーが騒がしくなる。
そういえば、この国での性行為を求めない口付けは、恋人同士において最も価値があるとか言っていたから、ちょっと戸惑う。
しかし椅子から立ち上がらない選択肢はミナミにはなくて、高い位置にある彼の下顎に手を伸ばす。
「……アイスティーですか? 今日は」
ちょん、っとキスして離すと、自分からそうしろと言ったくせにフェリックスは赤くなっている。
「……あぁ……紅茶……水出しの……」
「いい香りがすると思ったらアールグレイですか」
赤面する彼はまだ何も知らない子どものように、純粋で可愛らしく見えた。
常日頃ヤりまくっているのにこんなことで戸惑うなんて面白かった。
もし彼と結婚したら、ずっと一緒に居られるのかな。
子どもは取られてしまうけど、どこかで元気にしていると思えばそれでもいいのかも知れない。
まだ見ぬ子どもより、目に見えて愛情を示してくれるフェリックスがミナミは愛おしく思えた。
「いっ……いたたた……っ!」
授業が始まろうとしたときだった。
クラスに三人いる女子の一人、クレマンスが突然苦しみ悶え、呻き声を上げた。
艶やかな濃紺の髪色をしたクレマンスは、妊娠後期と思われる大きいお腹をしていた。
よく見ると重心が下がっている。
(分娩だ! )
急に始まったのか、今まで我慢していたのかはわからない。
ミナミたちに注目していたクラスメイトは、彼女の方を振り向いた。
「クレマンスは三人目よ。大丈夫だと思うけど……一緒に見る? 勉強になるわよ」
リゼットというもう一人の女子が、そう言った。
彼女は先々月四人目を出産したばかりで、たまに授業中廊下に出て、精液補給をされているようだからおそらく次の妊娠はしていない。
ミナミはリゼットと共に、陣痛の合間に休み休み歩くクレマンスを追った。
何人かのクラスメイトが顔を見合せ、それに付随した。
彼らは出産の手伝い……という名の性行為をするのだ。
遮音性に優れた、排出室の重い扉が男たちによって開かれた。
毎月恒例だが、ひと月の間に妊娠させた男性と孕んだ女性の名、ついでに体位まで掲示されるのだ。
ミナミやフェリックス、それに彼の周りの友人たちは知っていたものの、ミナミはしばらくの間繁殖を司る神のように崇められた。
「ちょ……! フェリックスついに孕ませたって!」
「嘘だろ!? し、しかも通算二回だけ? 対面男性上位!? こんなありきたりな交尾で!?」
「すげえええ!! いいなぁ! よしっ! 尻出せ。お前なら今だと複数人同時受精が可能かも知れない」
「無理だから!」
クラスメイトの何とも気軽な性行為要求を一蹴して、ミナミは教室の自分の席へ座る。
妊娠していなければ断ることはできないが、妊娠していれば断ってもよいことになっている。
(ちんこはもういいよ……)
先日から普通の大学生のように授業を受けるようになり、生活のクオリティーが少し上昇した。
ミナミの歳からは卒業後の生活も視野に入れて専門分野も学ぶので、ちょっとワクワクする。
正しい妊娠や出産の知識をこの国の人たちにも広めていけたらいいが、そんな授業はあるのだろうか。
なければ他国の言語を学んだ上でその国に勤務し、そこで助産師に従事させてもらおうかな。
あくまでも卓上の空論だが、ミナミは物思いに耽った。
(本当は、フェリックスさんとこの子と一緒に暮らしていけたらいいんだけど)
「あっ! フェリ! おはよー!」
その名前に、ドキッとして廊下を振り向く。
あれから、めでたく初めての懐妊となった彼は、月初のこのタイミングでルームメイトの女の子がミナミと交換になった。
ルームメイトが異性だった場合、妊娠中、妊活中問わず、一日一回の性行為が義務になっている。
零時に牢を出て彼らの部屋に向かうと、女の子はもう部屋を移動していた。
現在妊娠していないその女の子は"一回でも多く繁殖率の高い男と交尾したい"らしく、フェリックスはその日まだ性行為はしてはいなかった。
「ミナミ……!」
ミナミを迎え入れたフェリックスは仔犬のようにはしゃいでいたけど、抱きついた彼の下半身はゴツゴツと硬化していた。
「今日から一ヶ月、よろしくな」
「は……はい」
「可愛いなぁ、ミナミ、こっちへおいで」
フェリックスはダブルサイズのベッドをポンポンと叩く。
こんな国なので、もちろんベッドはひとつである。
フェリックスはサッと脱がせると陰核をつまみ上げ、胸の頂をいじくり、ナカを手早くかき混ぜた。
「懐妊してるからなのか? 熱いな……。どこもかしこも喜んでいる」
クチュクチュ卑猥な音がし始め、指を数本抜き差しし、ミナミの両足首をまとめて上に押し上げた。
滾った自分の分身をぬちっと押し当て、ずりゅっと奥へ入ってくる。
ミナミはまたフェリックスと身体の深いところで繋がってしまった。
「ーーーっ!! フェリックスさぁ……! あ……あぁ……」
シーツが何故だかひんやりして、見れば何かが勝手に漏れていた。
「上手に吹けたな。潮が弧を描いて飛び出していた」
フェリックスは穏やかに微笑んで突き上げる。
「ちゃんと二人分出るといいが……っ」
脚を自分の肩の高さまで高く持ち上げ、ミナミの内部までずっしりと男根を沈めたのち、大量の欲望を爆発させた。
(いやいや二人分て、赤ちゃんにそんなの絶対いらないからー! )
結局、昨日の深夜から何度も注がれミナミの下半身は疲労困憊である。
目を覚ましたらすでに彼の姿はなく、会うのはそれ以来だ。
開きっぱなしだった股間が筋肉痛でじわじわ痛いし、薄手の紐パンには出されたものが下りてきている。
べちゃべちゃ濡れて実に不快で、会ったら文句を言ってやろうかと思っていたが、フェリックスの姿を見た瞬間不満がどこかへ消え失せてしまった。
白いシャツに白いネクタイを絞め、サラサラの長髪が風になびいて、ミナミと数時間前まで抱き合っていた男はとても色っぽく見えた。
「……それ」
「ミナミ! ミナミもこのクラスだったのか!」
フェリックスは廊下側の引窓へ近寄ると、真新しいネクタイを得意気に手に取った。
「これ見てくれ! ついに俺も男の仲間入りなんだって!」
彼は満面の笑みをたたえる。
この学校では、妊孕性をパッと見で確認できるように孕ませた人数をネクタイで色分けしているのだが、これまで妊娠させたことのない彼はつけることは許されなかった。
それが先程、どうやら早朝に支給されたようだった。
一番ランクの低い白い色のネクタイと言えども、フェリックスにとってはずっと憧れ待ち望んだ色。
どんなに嬉しいことだろうか、いつもより心なしか誇らしげに見える。
「ありがとう、ミナミのおかげだ。これから好きな勉強ができるし、卒業してからも好きに生きられる」
フェリックスは窓から身を乗り出すと、教室から自分を見上げるミナミを見下ろした。
彼と同じ色のスカーフを蝶結びに結んだミナミに目を細め、頬を差し出した。
「……何ですか」
「キスして」
途端に、ギャラリーが騒がしくなる。
そういえば、この国での性行為を求めない口付けは、恋人同士において最も価値があるとか言っていたから、ちょっと戸惑う。
しかし椅子から立ち上がらない選択肢はミナミにはなくて、高い位置にある彼の下顎に手を伸ばす。
「……アイスティーですか? 今日は」
ちょん、っとキスして離すと、自分からそうしろと言ったくせにフェリックスは赤くなっている。
「……あぁ……紅茶……水出しの……」
「いい香りがすると思ったらアールグレイですか」
赤面する彼はまだ何も知らない子どものように、純粋で可愛らしく見えた。
常日頃ヤりまくっているのにこんなことで戸惑うなんて面白かった。
もし彼と結婚したら、ずっと一緒に居られるのかな。
子どもは取られてしまうけど、どこかで元気にしていると思えばそれでもいいのかも知れない。
まだ見ぬ子どもより、目に見えて愛情を示してくれるフェリックスがミナミは愛おしく思えた。
「いっ……いたたた……っ!」
授業が始まろうとしたときだった。
クラスに三人いる女子の一人、クレマンスが突然苦しみ悶え、呻き声を上げた。
艶やかな濃紺の髪色をしたクレマンスは、妊娠後期と思われる大きいお腹をしていた。
よく見ると重心が下がっている。
(分娩だ! )
急に始まったのか、今まで我慢していたのかはわからない。
ミナミたちに注目していたクラスメイトは、彼女の方を振り向いた。
「クレマンスは三人目よ。大丈夫だと思うけど……一緒に見る? 勉強になるわよ」
リゼットというもう一人の女子が、そう言った。
彼女は先々月四人目を出産したばかりで、たまに授業中廊下に出て、精液補給をされているようだからおそらく次の妊娠はしていない。
ミナミはリゼットと共に、陣痛の合間に休み休み歩くクレマンスを追った。
何人かのクラスメイトが顔を見合せ、それに付随した。
彼らは出産の手伝い……という名の性行為をするのだ。
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