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第三章
こんな形は望んでいなかった
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今日もマーガレット達は二人で街に出掛けていた。
ただ、いつもと違うのは、二人には一切会話がなかった事だった。
(いつもはどのような事を話していたのかしら…?)
マーガレットはそんな事を考えていたが、ギルバートの顔を見ることも、話しかけることもできずにいたのだった。
その時、ギルバートがすっとマーガレットに近付いた。
前から子供たちが走ってきたので、ぶつからないようにマーガレットを庇っただけだったのだが、マーガレットはそんなギルバートの行動に鼓動を早めていた。
(いつもと同じなのに、どうしてこんなにドキドキとしてしまうのかしら…)
「マーガレット嬢…?」
マーガレットを心配したギルバートが不思議に思って問いかけたが、マーガレットはただ自分の鼓動が益々早くなっていくのを感じただけだった。
「なんでもないわ。ギル、ありがとう」
「そうかい…?それなら先を行こうか」
ギルバートは自然と手を差し出したのだが、慌ててその手を引っ込めた。
「あ…すまない…」
「いえ、大丈夫よ…」
ギクシャクとしながら、二人は街を歩いていたのだった。
その様子を離れた所から覗いていたセバスは、どうしたものかと頭を悩ませていた。
(スザンヌ様の目を掻い潜って来てみたのはいいものの…いつの間にこんな風になっていたんだ…?ビクトール様に報告など出来るはずもない…帰ったらクロードさんに相談してみよう…)
屋敷に戻ったセバスはクロードに相談したのだが、結局良い案は思い浮かばなかった。それどころか、話しているのをスザンヌに聞かれてしまい、二人の監視を禁止されてしまう始末だった。
「ビクトール様には監視をしろと言われ、スザンヌ様にはするなと言われてしまいました…」
「しかし、相手は皇太子殿下です。下手な事はできませんし…一体どうすればいいのか、皆目検討も付きませんね…」
長い執事人生の中で、最大級の難問に行く手を阻まれてしまったクロード達だった。
そんな中で、ギクシャクとしていたマーガレット達を楽しそうに眺めている人物がいた。
スザンヌだ。
(あと一歩というところね…何かないかしら?)
スザンヌはある計画を思い付き、マーガレットと母娘だけで茶会をすることにした。
「メグ、今日はお茶会をしましょう?偶には二人で話してみるのもいいと思うの」
「まぁ!お母様と二人でだなんて、とても嬉しいですわ」
スザンヌは全ての使用人達を遠くに待機させ、マーガレットと二人だけで話し始めたのだった。
「最近は何か良いことでもあったかしら?」
スザンヌはマーガレットに尋ねた。
「毎日とても楽しく過ごしていますわ。ケナード領はとても良い所なのだと実感しましたの。使用人達にも感謝しかありませんわ。オリビアも…ギ、ギルにも…」
スザンヌはマーガレットが吃ったのを見逃さなかった。顔も少し赤くなっているように見えた。
「まぁ、それは良かったわね!ギルとはギジルのことかしら?」
「えぇ。本当の名前はギルバートなのです。なので、ギルと…」
「そうなのね?ギルは髪の色も変わっていたものね…もしかしたら、何かを隠しているのかしら…?」
スザンヌの言葉に、マーガレットは戸惑っていた。
「ギル…」
(お母様がギルと呼ぶと、なんだか嫌な気持ちになってしまうわ…どうしてかしら…?)
そんなマーガレットの様子をスザンヌは微笑んで見ていた。
(まぁ、メグったらとてもわかり易いわ。これは時間の問題かも知れないわね…)
心の中でギルバートを応援するスザンヌだった。
そんなマーガレットの気持ちの変化に気付かないギルバートは、一人焦っていた。
(このままでは何もできずにシルベスタへ帰ることになってしまう…)
名前も髪の色も、偶然によってではあるが、マーガレットに曝け出したギルバート。身分だけが偽りのままだった。
(どうにかして伝えたいが…機会を誤ると敬遠されてしまうだろう。どうしたものか…)
ギルバートはもう少しマーガレットとの仲を深めてから正体を伝えようと思っていた。だが、仲を深める方法が思い付かなかったのだった。
残された期限が残り二週間と迫っていたある日、マーガレット達はケナード領にある一番大きな商業街に訪れていた。
二人が歩いていると、ギルバートは突然声をかけられた。
「もしかして…ギルバート皇太子殿下ではございませんか?どうしてこんな所にいらっしゃるのでしょうか…?」
ギルバートが振り返った先に居たのは、綺麗に着飾った若い女性だった。
「君は…?」
ギルバートが尋ねると、女性は美しいカーテシーをして答えた。
「シルベスタ帝国ウォンバート公爵家が長女バイオレットにございます。皇太子殿下にご挨拶を申し上げます」
「ウォンバート公爵のご令嬢が何故ここに…?」
ギルバートの問いに、バイオレットは美しい微笑みで答えた。
「今度開かれる王城での夜会の為でございます。そこで皇太子殿下のご婚約が決まるというお噂をお聞きしたもので…恥ずかしながら、その日のための装飾品を見に来たのです」
「そうか…そのような話が出ているのだな…」
「えぇ。この様な所に来ることは憚れましたが、こうして皇太子殿下にお会いできましたもの。まるで運命のようですわね?」
上目遣いで自分を見上げて来るバイオレットに、ギルバートは辟易していた。
(面倒な相手に会ってしまったな…)
そう思ったギルバートだったが、ハッと我に返ってマーガレットを見た。
「ギルバート皇太子殿下…?」
「まぁ、あなた!皇太子殿下のご尊顔もご存知なかったの?これだから田舎者は…」
「なっ!」
バイオレットを注意しようと思ったギルバートだったが、マーガレットが走り去ってしまい、慌てて後を追おうとした。
「ギルバート殿下、こうしてお会いできたのも何かの縁ですわ。一緒に私に似合う宝石を選んでくださいまし」
ギルバートの腕にしがみ付いたバイオレットの腕を必死に放した時には、既にマーガレットの姿は見当たらなかった。
「放してくれ!君に私の名を呼ぶことを許した覚えなどない!」
「ギルバート殿下!」
大きな声で叫ぶバイオレットを置いて、ギルバートは馬車が止めてある所に向かったが、そこはもぬけの殻だった。
(屋敷に戻ってしまったのか…)
ギルバートは急いでケナード家の屋敷に向かった。
ドンドンドンッ
「マーガレット嬢!ドアを開けてくれ!私の話を聞いて欲しい」
ギルバートの必死の呼びかけに、マーガレットの返事は返ってこなかった。
(最悪だ…この様な形で知られてしまうなんて…)
ただ、いつもと違うのは、二人には一切会話がなかった事だった。
(いつもはどのような事を話していたのかしら…?)
マーガレットはそんな事を考えていたが、ギルバートの顔を見ることも、話しかけることもできずにいたのだった。
その時、ギルバートがすっとマーガレットに近付いた。
前から子供たちが走ってきたので、ぶつからないようにマーガレットを庇っただけだったのだが、マーガレットはそんなギルバートの行動に鼓動を早めていた。
(いつもと同じなのに、どうしてこんなにドキドキとしてしまうのかしら…)
「マーガレット嬢…?」
マーガレットを心配したギルバートが不思議に思って問いかけたが、マーガレットはただ自分の鼓動が益々早くなっていくのを感じただけだった。
「なんでもないわ。ギル、ありがとう」
「そうかい…?それなら先を行こうか」
ギルバートは自然と手を差し出したのだが、慌ててその手を引っ込めた。
「あ…すまない…」
「いえ、大丈夫よ…」
ギクシャクとしながら、二人は街を歩いていたのだった。
その様子を離れた所から覗いていたセバスは、どうしたものかと頭を悩ませていた。
(スザンヌ様の目を掻い潜って来てみたのはいいものの…いつの間にこんな風になっていたんだ…?ビクトール様に報告など出来るはずもない…帰ったらクロードさんに相談してみよう…)
屋敷に戻ったセバスはクロードに相談したのだが、結局良い案は思い浮かばなかった。それどころか、話しているのをスザンヌに聞かれてしまい、二人の監視を禁止されてしまう始末だった。
「ビクトール様には監視をしろと言われ、スザンヌ様にはするなと言われてしまいました…」
「しかし、相手は皇太子殿下です。下手な事はできませんし…一体どうすればいいのか、皆目検討も付きませんね…」
長い執事人生の中で、最大級の難問に行く手を阻まれてしまったクロード達だった。
そんな中で、ギクシャクとしていたマーガレット達を楽しそうに眺めている人物がいた。
スザンヌだ。
(あと一歩というところね…何かないかしら?)
スザンヌはある計画を思い付き、マーガレットと母娘だけで茶会をすることにした。
「メグ、今日はお茶会をしましょう?偶には二人で話してみるのもいいと思うの」
「まぁ!お母様と二人でだなんて、とても嬉しいですわ」
スザンヌは全ての使用人達を遠くに待機させ、マーガレットと二人だけで話し始めたのだった。
「最近は何か良いことでもあったかしら?」
スザンヌはマーガレットに尋ねた。
「毎日とても楽しく過ごしていますわ。ケナード領はとても良い所なのだと実感しましたの。使用人達にも感謝しかありませんわ。オリビアも…ギ、ギルにも…」
スザンヌはマーガレットが吃ったのを見逃さなかった。顔も少し赤くなっているように見えた。
「まぁ、それは良かったわね!ギルとはギジルのことかしら?」
「えぇ。本当の名前はギルバートなのです。なので、ギルと…」
「そうなのね?ギルは髪の色も変わっていたものね…もしかしたら、何かを隠しているのかしら…?」
スザンヌの言葉に、マーガレットは戸惑っていた。
「ギル…」
(お母様がギルと呼ぶと、なんだか嫌な気持ちになってしまうわ…どうしてかしら…?)
そんなマーガレットの様子をスザンヌは微笑んで見ていた。
(まぁ、メグったらとてもわかり易いわ。これは時間の問題かも知れないわね…)
心の中でギルバートを応援するスザンヌだった。
そんなマーガレットの気持ちの変化に気付かないギルバートは、一人焦っていた。
(このままでは何もできずにシルベスタへ帰ることになってしまう…)
名前も髪の色も、偶然によってではあるが、マーガレットに曝け出したギルバート。身分だけが偽りのままだった。
(どうにかして伝えたいが…機会を誤ると敬遠されてしまうだろう。どうしたものか…)
ギルバートはもう少しマーガレットとの仲を深めてから正体を伝えようと思っていた。だが、仲を深める方法が思い付かなかったのだった。
残された期限が残り二週間と迫っていたある日、マーガレット達はケナード領にある一番大きな商業街に訪れていた。
二人が歩いていると、ギルバートは突然声をかけられた。
「もしかして…ギルバート皇太子殿下ではございませんか?どうしてこんな所にいらっしゃるのでしょうか…?」
ギルバートが振り返った先に居たのは、綺麗に着飾った若い女性だった。
「君は…?」
ギルバートが尋ねると、女性は美しいカーテシーをして答えた。
「シルベスタ帝国ウォンバート公爵家が長女バイオレットにございます。皇太子殿下にご挨拶を申し上げます」
「ウォンバート公爵のご令嬢が何故ここに…?」
ギルバートの問いに、バイオレットは美しい微笑みで答えた。
「今度開かれる王城での夜会の為でございます。そこで皇太子殿下のご婚約が決まるというお噂をお聞きしたもので…恥ずかしながら、その日のための装飾品を見に来たのです」
「そうか…そのような話が出ているのだな…」
「えぇ。この様な所に来ることは憚れましたが、こうして皇太子殿下にお会いできましたもの。まるで運命のようですわね?」
上目遣いで自分を見上げて来るバイオレットに、ギルバートは辟易していた。
(面倒な相手に会ってしまったな…)
そう思ったギルバートだったが、ハッと我に返ってマーガレットを見た。
「ギルバート皇太子殿下…?」
「まぁ、あなた!皇太子殿下のご尊顔もご存知なかったの?これだから田舎者は…」
「なっ!」
バイオレットを注意しようと思ったギルバートだったが、マーガレットが走り去ってしまい、慌てて後を追おうとした。
「ギルバート殿下、こうしてお会いできたのも何かの縁ですわ。一緒に私に似合う宝石を選んでくださいまし」
ギルバートの腕にしがみ付いたバイオレットの腕を必死に放した時には、既にマーガレットの姿は見当たらなかった。
「放してくれ!君に私の名を呼ぶことを許した覚えなどない!」
「ギルバート殿下!」
大きな声で叫ぶバイオレットを置いて、ギルバートは馬車が止めてある所に向かったが、そこはもぬけの殻だった。
(屋敷に戻ってしまったのか…)
ギルバートは急いでケナード家の屋敷に向かった。
ドンドンドンッ
「マーガレット嬢!ドアを開けてくれ!私の話を聞いて欲しい」
ギルバートの必死の呼びかけに、マーガレットの返事は返ってこなかった。
(最悪だ…この様な形で知られてしまうなんて…)
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