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パンツが見えてから
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なんと!
めくれあがっていくローブ、むちむちの太ももの根本にあったそれは淡いピンク!
俺の目に入った聖女のパンツは、桃色であった。
しかも、綺麗なレースが入っている。
世俗から離れた修道院に住まう聖女といえば、もっと質素な木綿の白い下着かと予想していた。
いや、あるいは大貴族の娘で高位聖職者なのだから、意外にもっと派手で黒くて際どい高価な下着とかかもしれないなんて心構えもしていた。
しかし、ピンク……。
これは、予想できなかった。
普通の女の子がつけているような、歳相応のいかにも少女らしい可愛らしいパンツである。
聖女も人の子であったか。
やがてローブはさらにまくれあがり、ほっそりとした形の良いお腹から、やっぱり隠れ巨乳だった胸元までもあらわになった。
付けているブラジャーも、やはりお揃いの桃色のレース入りである。
本当に、普通の女の子が身に着けているような可愛らしい下着。
新品にはありえぬ、ややくたびれた感じが、普段から穿いているパンツなのだろうなと思わせて俺の胸をより高鳴らせる。
「きゃあああ! きゃあああ!」
下からの突風でローブが完全にめくれあがってしまった聖女は、もう絶叫に近い状態であったが。
相手の視線が隠れたいまこそチャンスである。
俺はかぶりつくように聖女に近づいて、桃色パンツをたっぷりと舐めるように鑑賞した。
「ふう……」
さすがに、これ以上は魔力が持たない。
俺は、風魔法を解除すると同時にさっと後ろに下がった。
ミッションは果たしたのだから、一番安全なのはさっさと立ち去ってしまうことだ。
あるいは、この場は「大丈夫ですか?」なんて言って、ごまかすべきなのだろうが。
魔力を使い果たした疲れと、極度の緊張からうまく言葉がでなかった。
しかし、立ち去りがたい。
小汚い農民の俺にパンツを見られた聖女がどんな反応をするのか、それを見たいという思いがあった。
「あああ! ハァ、ハァ……もう、なんなんですか!」
風魔法で美しい金髪がくっちゃくちゃになってしまった聖女は、そう独りごちてから。
俺がずっとそのあられもない肢体を見ていたことに気がつく。
「……」
何も言わないのは、俺だけではなかった。
この聖女セフィリアの反応も予想外のもの。
清楚なる聖女は、不審者である俺に何か文句を言うでもなく、恥ずかしそうに顔を赤らめて立ち去るでもなく。
ただ嫌そうに、露骨に眉を顰めて俺を、キッと睨みつけた。
あの慈愛の女神が、いつも目尻のやや下がった優しそうな瞳で民を見るセフィリアが。
俺を見たこともないような嫌悪に満ちた表情でキツく睨んでいる。
「あ、あの……」
慈愛の聖女に殺される勢いで睨まれた俺は、何か言おうとして、それでも声が出ない。
それも一瞬のこと。
セフィリアはローブを手ではたくと、何事もなかったかのように真顔に戻ると、その場をさっさと立ち去った。
雷に打たれたように立ちすくんで一人残された俺は、なぜか不思議な満足感に包まれるのだった。
めくれあがっていくローブ、むちむちの太ももの根本にあったそれは淡いピンク!
俺の目に入った聖女のパンツは、桃色であった。
しかも、綺麗なレースが入っている。
世俗から離れた修道院に住まう聖女といえば、もっと質素な木綿の白い下着かと予想していた。
いや、あるいは大貴族の娘で高位聖職者なのだから、意外にもっと派手で黒くて際どい高価な下着とかかもしれないなんて心構えもしていた。
しかし、ピンク……。
これは、予想できなかった。
普通の女の子がつけているような、歳相応のいかにも少女らしい可愛らしいパンツである。
聖女も人の子であったか。
やがてローブはさらにまくれあがり、ほっそりとした形の良いお腹から、やっぱり隠れ巨乳だった胸元までもあらわになった。
付けているブラジャーも、やはりお揃いの桃色のレース入りである。
本当に、普通の女の子が身に着けているような可愛らしい下着。
新品にはありえぬ、ややくたびれた感じが、普段から穿いているパンツなのだろうなと思わせて俺の胸をより高鳴らせる。
「きゃあああ! きゃあああ!」
下からの突風でローブが完全にめくれあがってしまった聖女は、もう絶叫に近い状態であったが。
相手の視線が隠れたいまこそチャンスである。
俺はかぶりつくように聖女に近づいて、桃色パンツをたっぷりと舐めるように鑑賞した。
「ふう……」
さすがに、これ以上は魔力が持たない。
俺は、風魔法を解除すると同時にさっと後ろに下がった。
ミッションは果たしたのだから、一番安全なのはさっさと立ち去ってしまうことだ。
あるいは、この場は「大丈夫ですか?」なんて言って、ごまかすべきなのだろうが。
魔力を使い果たした疲れと、極度の緊張からうまく言葉がでなかった。
しかし、立ち去りがたい。
小汚い農民の俺にパンツを見られた聖女がどんな反応をするのか、それを見たいという思いがあった。
「あああ! ハァ、ハァ……もう、なんなんですか!」
風魔法で美しい金髪がくっちゃくちゃになってしまった聖女は、そう独りごちてから。
俺がずっとそのあられもない肢体を見ていたことに気がつく。
「……」
何も言わないのは、俺だけではなかった。
この聖女セフィリアの反応も予想外のもの。
清楚なる聖女は、不審者である俺に何か文句を言うでもなく、恥ずかしそうに顔を赤らめて立ち去るでもなく。
ただ嫌そうに、露骨に眉を顰めて俺を、キッと睨みつけた。
あの慈愛の女神が、いつも目尻のやや下がった優しそうな瞳で民を見るセフィリアが。
俺を見たこともないような嫌悪に満ちた表情でキツく睨んでいる。
「あ、あの……」
慈愛の聖女に殺される勢いで睨まれた俺は、何か言おうとして、それでも声が出ない。
それも一瞬のこと。
セフィリアはローブを手ではたくと、何事もなかったかのように真顔に戻ると、その場をさっさと立ち去った。
雷に打たれたように立ちすくんで一人残された俺は、なぜか不思議な満足感に包まれるのだった。
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