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人に教える意味
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「ヤラナイカー先生は、どうしてそんなに熱心に教えてるんですか」
「えっ、ああなんで商売敵を増やすのかってことか」
「俺だったら、そういう情報は人に教えたくないし、めっちゃ高額で売りますよ」
「まあ、確かに売ってる人もいるねえ。でもさ、ちょっと考えて見てよ。例えばだけど、ライトノベルとか読んで自分も作家になりたいなって人どのくらいいると思う?」
「めちゃくちゃたくさんいるでしょうね」
「そうだね、まあ仮に一万人としよう。そのうちのどれくらいが、君みたいに10万字書いて懸賞とかに応募する?」
「ほとんどいないかな」
「だろう、それだけで結構キツイもんね。じゃあ仮に、一万人の中の百人が書いたとしよう」
「はい」
「その百人の中にね、本気で俺の言う事を聞いてやる人って何人いると思う?」
「本気ですか?」
「本気っていうのはね、自分を曲げてでもやるってこと。嫌なことでも、めんどくさいことでも、自分が納得いかないことでも素直に聞いてやってみる人はどれくらいいるかな」
「それは、俺もちゃんとできてるとはいい難いです」
「本気でやるってことはね、どんな手段を使ってでもやるってことなんだよ。こんな話は全公開して一万人に見せても、本気でやれるやつなんてたかだか数人だ。
そして、倍率百倍にみえる懸賞小説なんて、ほんとはその本気になって手段を選ばなくなった数人の戦いなんだよ。
毎年たくさんの賞レースがあって、WEB小説からの拾い上げもたくさんある。
だから、本気でやってる人は何回かトライしたら必ず作家になるんだよ。
俺がこういう情報を公開したとしても、ライバルはそんなに増えないってことになるかな」
「なるほど」
「あと、まあ無料でやってるのは趣味みたいなものかもしれないな。自分が教えることで人が良くなるのなら気分はいいものだから、素直に聞く人に教えてほしいと言われて断るプロはあまりいないんじゃないか」
「そういうものですかねえ」
「素直に聞けることは聞いたほうがいいが、そうやって疑い深いのも悪くないね。あのね、ハンターハンターって漫画に人を指導して弟子をハンターにすることでダブルハンターに昇格するって描写があるでしょ」
「ありましたね」
「人を指導するってことは、教える方にも学びがあるものなんだよ。例えば、君を教えることで俺に学びはある」
「それは、どういうことですか」
「例えば君にヒロインの魅力が足りないといって、君は素直に直してきたよね」
「はい、なんかめっちゃダメ出しされましたけどね」
「あはは、まあ技術的に拙いところがあるのはしょうがない。でも君は、俺が指摘しないヒロインの声の描写もいれてきたよね。あれはよかった」
「ああ、なにげなく書いたんですけど」
「俺は音にあんまり注意を払わないけど、君は聴覚で感じるタイプかもしれないね。ヒロインの声を響かせてみようって魅力の出し方を、俺は君から教えてもらったといえるわけだ」
「はあ、そんなもんですかね」
「君も教えるような立場になれば、ピンとくるようになるんじゃないかな」
俺にも教えてくれた師匠が2人いる。
その先生方も、人に教えることでさらに成果を出しているので、人に教えることが自分の学びにもなるという証左にもなっているように思う。
もちろんそれは、お互いに本気になってないと意味をなさないことだとも思うけど。
「えっ、ああなんで商売敵を増やすのかってことか」
「俺だったら、そういう情報は人に教えたくないし、めっちゃ高額で売りますよ」
「まあ、確かに売ってる人もいるねえ。でもさ、ちょっと考えて見てよ。例えばだけど、ライトノベルとか読んで自分も作家になりたいなって人どのくらいいると思う?」
「めちゃくちゃたくさんいるでしょうね」
「そうだね、まあ仮に一万人としよう。そのうちのどれくらいが、君みたいに10万字書いて懸賞とかに応募する?」
「ほとんどいないかな」
「だろう、それだけで結構キツイもんね。じゃあ仮に、一万人の中の百人が書いたとしよう」
「はい」
「その百人の中にね、本気で俺の言う事を聞いてやる人って何人いると思う?」
「本気ですか?」
「本気っていうのはね、自分を曲げてでもやるってこと。嫌なことでも、めんどくさいことでも、自分が納得いかないことでも素直に聞いてやってみる人はどれくらいいるかな」
「それは、俺もちゃんとできてるとはいい難いです」
「本気でやるってことはね、どんな手段を使ってでもやるってことなんだよ。こんな話は全公開して一万人に見せても、本気でやれるやつなんてたかだか数人だ。
そして、倍率百倍にみえる懸賞小説なんて、ほんとはその本気になって手段を選ばなくなった数人の戦いなんだよ。
毎年たくさんの賞レースがあって、WEB小説からの拾い上げもたくさんある。
だから、本気でやってる人は何回かトライしたら必ず作家になるんだよ。
俺がこういう情報を公開したとしても、ライバルはそんなに増えないってことになるかな」
「なるほど」
「あと、まあ無料でやってるのは趣味みたいなものかもしれないな。自分が教えることで人が良くなるのなら気分はいいものだから、素直に聞く人に教えてほしいと言われて断るプロはあまりいないんじゃないか」
「そういうものですかねえ」
「素直に聞けることは聞いたほうがいいが、そうやって疑い深いのも悪くないね。あのね、ハンターハンターって漫画に人を指導して弟子をハンターにすることでダブルハンターに昇格するって描写があるでしょ」
「ありましたね」
「人を指導するってことは、教える方にも学びがあるものなんだよ。例えば、君を教えることで俺に学びはある」
「それは、どういうことですか」
「例えば君にヒロインの魅力が足りないといって、君は素直に直してきたよね」
「はい、なんかめっちゃダメ出しされましたけどね」
「あはは、まあ技術的に拙いところがあるのはしょうがない。でも君は、俺が指摘しないヒロインの声の描写もいれてきたよね。あれはよかった」
「ああ、なにげなく書いたんですけど」
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その先生方も、人に教えることでさらに成果を出しているので、人に教えることが自分の学びにもなるという証左にもなっているように思う。
もちろんそれは、お互いに本気になってないと意味をなさないことだとも思うけど。
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