Fantiaみたいなクリエイター支援サイトを使って小説で稼げるのか？

流行の見方４

……という、タイトルを書いてみたもののまた書くことが思い浮かばない。
せっかくここまで書いてきたんだから、ほんとは教えたくない最新の最新の話をしましょうか。

現在なろうで圧倒的１位になっている作品。
「ざまぁフラグが立ってる王子様に転生した」

これが、不思議なんです？
ざまぁって付いてるんだから、ざまぁすると思うじゃないですか。

冒頭はまあ、ほんとにざまぁはあるんですけど。
よくあるざまぁものみたいに、断罪！　みたいな感じじゃなくて

顔が良いだけのノンデリの父王相手に、息子がじわじわと追い詰めていくような話をやってるんですね。
いつものテンプレのざまぁを見たい勢からすると、これはおかしい失敗している。

みたいな感じになるわけですが、読んでると意外に面白いわけです。
これ、違う面白さがあるな？　と感じるわけです。

おそらくこれは女性向け文脈からきて、男女両方が楽しめる新しい文脈の流れができつつあるのではないか。
一方、ハーメルンから来てカクヨムの圧倒的１位。

「全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。」
これもかなり独特な話です。

主人公が自己犠牲により、パーティーの女性たちの命を救います。
それで、パーティーやそのまわりの女性たちが、主人公に犠牲を強いて将来を奪ってしまったと病んでいくわけです。

これも従来のテンプレとは全く違っています。
しかし、主観的にも客観的にも面白いし心地いいから１位なんです。

ここで重要な手法の話をします。
今俺がやっていることは、なろうの１位とカクヨムの１位を「比較」することです。

この、比較するということが大事なんです。
他のサイトの１位と比較する。

同系列で、面白い作品と面白くない作品を比較する。
時系列で前の作品と今の作品を比較する。

こうすると、だんだんと何が面白いのか、気持ちいいのかの輪郭が見えてきます。
そして、その作品が持つ面白さや気持ちよさを自分なりに言語化してみる。

そうすると、これからの流行を掴むことができるかもしれません。
あとはそれを、自分もやってみればいいだけだからね。

それでは流行を見て、やるうえで大事なことを次回書きます。
（よかった、流して書いていくうちに書くことが思いついたぞｗ）