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第二章「ガンプの復讐」
第十七話:アンデッドイノバーン
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女騎士ヴァルキリアが叫ぶ。
「猪突魔将イノバーン! なんで生きてやがる!」
ゆっくりと近づいてくるイノバーンの顔は、半分腐りかかっていた。
生きていたのではない、アンデッド化して復活していたのだ。
このダンジョンの最下層にあったイノバーンの死体は、復活しないようにきちんと処置していたのではないのか。
女勇者セイラがそんなことを考える間もなく、敵は突撃を仕掛けてくる。
「グォオオオオオオ!」
死者とは思えぬほどの猛々しい咆哮を上げて迫ってくるアンデッドイノバーン!
「ええい、ままよ!」
その突撃に戦士の本能で反応して突っ込んでいったのは、こちらも勇者パーティーの突撃隊長ヴァルキリアであった。
「うわ!」
ガチッと火花を散らして、ヴァルキリアの聖槍とイノバーンのスタンハンマーがぶつかりあった!
しかし、ヴァルキリアが足を踏ん張ったところで、床の触手を踏んづけてしまい引っくりコケた。
「グォオオオオオオ!」
そこを、イノバーンがもう一撃ハンマーを振り下ろす。
「ちょ、たんま! グエッ!」
もちろん、レベルマックスのヴァルキリアがこれくらいのことで死ぬわけはない。
しかし、あのスタンハンマーは厄介なのだ!
あれで、殴られると確実に気絶させられる。
強敵の前で気絶は命取りだ!
「化け物め! 閃光魔法! 閃光魔法!」
エリザベート姫は、ヴァルキリアを救おうと閃光法連発するが、撃ったところにはすでにアンデッドイノバーンはいない。
もとより、スピードは四大魔将一の猪突魔将なのだ。
それがもはや、生物には不可能な関節の曲がり方で、壁を蹴ったり天井に張り付いたりしてこちらの攻撃魔法をかわし続ける。
もはや人語など介さぬ死霊となっても、足元の触手に足を取られまいとする知能はあるらしい。
「プリシラ! 回復を頼む!」
女勇者セイラは覚悟を決める。
あいつを倒せるのは、私しかいない!
「たりゃあああ!」
セイラは裂帛の気合を込めて、敵を引き付ける。
しかし、動きはしない。
あまり動くと、触手に足を取られたヴァルキリアと一緒のハメになる。
むしろ、姿勢を低くして丹田に力をこめて不動の姿勢で迎え撃つ。
動かなければ、触手に足を取られることもない。
アンデッドイノバーンは、触手を避けて攻撃しようとするため、壁や天井を蹴って飛ぶように突っ込んでくる。
「やられるものか!」
相手の力を受け止めるように、スタンハンマーの一撃を受け流すと、そのままザクリと封魔の剣を振り払った。
「グォオオオオオオ!」
斬り付けられても、更に激しく動きまわり、スタンハンマーをセイラに叩きつける。
セイラは命の危機に激高すればするほど、頭は冷えていく。
凍てつくような青い瞳は、『深青の勇者』の二つ名のままに、ぶつかるたびに敵の体を少しずつ削っていく。
「ヴァルキリアがいません!」
「どこ!、どこにいったの!」
背後で、プリシラや姫様が騒いでいる。
おそらくヴァルキリアは、触手にどこかに引きずり込まれるのだろう。
触手は、何らかの意思で撒かれたものだ。
ならば分断されるのは、仕方がない。
それよりも、マズいことがある。
「ぎゃあああ!」
「ぎょげ!」
騒いだので、アンデッドイノバーンの注意を引いてしまったのだ。
プリシラと、姫様はあいついでスタンハンマーに殴られて気絶させられる。
「グォオオオオオオ!」
もちろん、セイラとて人類最強の勇者。
後ろのメンバーを攻撃するのに隙だらけだったアンデッドイノバーンを後ろから叩き斬って、右腕を斬り落とすことに成功した。
「ぐっ!」
気絶させられたプリシラと姫様が、触手に引きずり込まれるのに一瞬だけ気を取られてしまった。
これは、セイラの油断である。
アンデッドイノバーンは、左腕だけであるのに全身を震わせるような無茶苦茶な動きと凄まじい膂力で、セイラを強かに叩きつけた。
が、これしきのことで勇者は気絶しない!
ここで、セイラが倒れた終わりだ。
「お前を倒す!」
セイラは、非情に心を凍らせると。
目の前のアンデッドイノバーンを倒すことだけに集中した。
※※※
隣室で、そのセイラの戦いぶりを見ているガンプ。
「さすが俺の育てたセイラだ。アンデッドイノバーンでも、荷が重いか」
猪突魔将イノバーンを、あえてアンデッド化させたのはガンプの仕業であった。
それを、セイラにぶつけて復讐しようなどというのは、もはや魔王気分である。
あの戦いの中にガンプが出てけば気絶どころか、一撃のもとに殺されるであろう。
しかし、ガンプの強さは目の良さなのだ。
決して殺される距離に近づかないし、近づいた時はちゃんと逃げる手立てを用意している。
そして、勇者パーティーが追い詰められる罠を張りながら、全滅しないようにギリギリの戦力配分すらしてみせる。
「ふっふっふっふ……」
気絶したヴァルキリアの鎧を脱がせて、おっぱいを揉んでいるガンプは、全てから解き放たれた笑みを浮かべる。
どうせだったらと、さらに恥辱を与えるために、またヴァルキリアに呪いのエッチな下着を装着させる。
「おや、これはありがたいおまけだな」
触手の海に流されて、気絶したプリシラとエリザベート姫も流れてきた。
アッシュワームの体液のせいで、二人とも服が溶けて裸のような格好をしている。
脱がせる手間が省けたと、あまり時間はないが二人のおっぱいも堪能してから、呪いのエッチな下着を装着させる。
そして、触手の海に三人を乗せて大広間へと戻す。
ちなみに、この大広間と別室をデロデロアメーバの触手で繋ぐ仕掛けだが、穴が開いているのではないかというセイラの読みが正解だった。
ダンジョンにはもともと、空気を循環させるダクトの役割をする隙間が開いている。
大広間の下の方にあったそれを、人が流れられるほどの大きさに拡張して。
魔物召喚の巻物で出したデロデロアメーバで、回流させただけの仕掛けである。
「さて、こんな敵に負けてくれるなよ」
ガンプはモニターに映った、死闘を演じるセイラの姿に心からの応援を送るのだった。
まだ復讐はこれからなのだから、こんなところで死んでもらっては困るのだ。
「猪突魔将イノバーン! なんで生きてやがる!」
ゆっくりと近づいてくるイノバーンの顔は、半分腐りかかっていた。
生きていたのではない、アンデッド化して復活していたのだ。
このダンジョンの最下層にあったイノバーンの死体は、復活しないようにきちんと処置していたのではないのか。
女勇者セイラがそんなことを考える間もなく、敵は突撃を仕掛けてくる。
「グォオオオオオオ!」
死者とは思えぬほどの猛々しい咆哮を上げて迫ってくるアンデッドイノバーン!
「ええい、ままよ!」
その突撃に戦士の本能で反応して突っ込んでいったのは、こちらも勇者パーティーの突撃隊長ヴァルキリアであった。
「うわ!」
ガチッと火花を散らして、ヴァルキリアの聖槍とイノバーンのスタンハンマーがぶつかりあった!
しかし、ヴァルキリアが足を踏ん張ったところで、床の触手を踏んづけてしまい引っくりコケた。
「グォオオオオオオ!」
そこを、イノバーンがもう一撃ハンマーを振り下ろす。
「ちょ、たんま! グエッ!」
もちろん、レベルマックスのヴァルキリアがこれくらいのことで死ぬわけはない。
しかし、あのスタンハンマーは厄介なのだ!
あれで、殴られると確実に気絶させられる。
強敵の前で気絶は命取りだ!
「化け物め! 閃光魔法! 閃光魔法!」
エリザベート姫は、ヴァルキリアを救おうと閃光法連発するが、撃ったところにはすでにアンデッドイノバーンはいない。
もとより、スピードは四大魔将一の猪突魔将なのだ。
それがもはや、生物には不可能な関節の曲がり方で、壁を蹴ったり天井に張り付いたりしてこちらの攻撃魔法をかわし続ける。
もはや人語など介さぬ死霊となっても、足元の触手に足を取られまいとする知能はあるらしい。
「プリシラ! 回復を頼む!」
女勇者セイラは覚悟を決める。
あいつを倒せるのは、私しかいない!
「たりゃあああ!」
セイラは裂帛の気合を込めて、敵を引き付ける。
しかし、動きはしない。
あまり動くと、触手に足を取られたヴァルキリアと一緒のハメになる。
むしろ、姿勢を低くして丹田に力をこめて不動の姿勢で迎え撃つ。
動かなければ、触手に足を取られることもない。
アンデッドイノバーンは、触手を避けて攻撃しようとするため、壁や天井を蹴って飛ぶように突っ込んでくる。
「やられるものか!」
相手の力を受け止めるように、スタンハンマーの一撃を受け流すと、そのままザクリと封魔の剣を振り払った。
「グォオオオオオオ!」
斬り付けられても、更に激しく動きまわり、スタンハンマーをセイラに叩きつける。
セイラは命の危機に激高すればするほど、頭は冷えていく。
凍てつくような青い瞳は、『深青の勇者』の二つ名のままに、ぶつかるたびに敵の体を少しずつ削っていく。
「ヴァルキリアがいません!」
「どこ!、どこにいったの!」
背後で、プリシラや姫様が騒いでいる。
おそらくヴァルキリアは、触手にどこかに引きずり込まれるのだろう。
触手は、何らかの意思で撒かれたものだ。
ならば分断されるのは、仕方がない。
それよりも、マズいことがある。
「ぎゃあああ!」
「ぎょげ!」
騒いだので、アンデッドイノバーンの注意を引いてしまったのだ。
プリシラと、姫様はあいついでスタンハンマーに殴られて気絶させられる。
「グォオオオオオオ!」
もちろん、セイラとて人類最強の勇者。
後ろのメンバーを攻撃するのに隙だらけだったアンデッドイノバーンを後ろから叩き斬って、右腕を斬り落とすことに成功した。
「ぐっ!」
気絶させられたプリシラと姫様が、触手に引きずり込まれるのに一瞬だけ気を取られてしまった。
これは、セイラの油断である。
アンデッドイノバーンは、左腕だけであるのに全身を震わせるような無茶苦茶な動きと凄まじい膂力で、セイラを強かに叩きつけた。
が、これしきのことで勇者は気絶しない!
ここで、セイラが倒れた終わりだ。
「お前を倒す!」
セイラは、非情に心を凍らせると。
目の前のアンデッドイノバーンを倒すことだけに集中した。
※※※
隣室で、そのセイラの戦いぶりを見ているガンプ。
「さすが俺の育てたセイラだ。アンデッドイノバーンでも、荷が重いか」
猪突魔将イノバーンを、あえてアンデッド化させたのはガンプの仕業であった。
それを、セイラにぶつけて復讐しようなどというのは、もはや魔王気分である。
あの戦いの中にガンプが出てけば気絶どころか、一撃のもとに殺されるであろう。
しかし、ガンプの強さは目の良さなのだ。
決して殺される距離に近づかないし、近づいた時はちゃんと逃げる手立てを用意している。
そして、勇者パーティーが追い詰められる罠を張りながら、全滅しないようにギリギリの戦力配分すらしてみせる。
「ふっふっふっふ……」
気絶したヴァルキリアの鎧を脱がせて、おっぱいを揉んでいるガンプは、全てから解き放たれた笑みを浮かべる。
どうせだったらと、さらに恥辱を与えるために、またヴァルキリアに呪いのエッチな下着を装着させる。
「おや、これはありがたいおまけだな」
触手の海に流されて、気絶したプリシラとエリザベート姫も流れてきた。
アッシュワームの体液のせいで、二人とも服が溶けて裸のような格好をしている。
脱がせる手間が省けたと、あまり時間はないが二人のおっぱいも堪能してから、呪いのエッチな下着を装着させる。
そして、触手の海に三人を乗せて大広間へと戻す。
ちなみに、この大広間と別室をデロデロアメーバの触手で繋ぐ仕掛けだが、穴が開いているのではないかというセイラの読みが正解だった。
ダンジョンにはもともと、空気を循環させるダクトの役割をする隙間が開いている。
大広間の下の方にあったそれを、人が流れられるほどの大きさに拡張して。
魔物召喚の巻物で出したデロデロアメーバで、回流させただけの仕掛けである。
「さて、こんな敵に負けてくれるなよ」
ガンプはモニターに映った、死闘を演じるセイラの姿に心からの応援を送るのだった。
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