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第一章「裏切られたガンプ」
第九話:エリザベート姫にも復讐
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時は少し戻って夜。
この夜のガンプは忙しかった。
勇者パーティー三人をやるだけでは済まない。
敵が油断している間に、一気にやってしまう必要があったからだ。
ホテルを後にすると、すぐさま王城に忍び込むガンプ。
「ホテルと城が近くて助かったな……」
長らく勇者パーティーとして城に出入りしていたガンプだ。
城の見取り図から、警備の誰がサボって手薄になっているとか、全ては頭に入っている。
もちろん、眠りの魔法で突破してもいいのだが、そういう痕跡を残すと感づかれる恐れがある。
事を起こす前に警戒される危険を冒すつもりはない。
今の城の警備はずさんだった。
王城の守りを固める最精鋭の近衛騎士団は、エリザベート姫が消滅させてしまったのだ。
だから、これはまさに自業自得。
長らくの平和で、ボケている衛視たちの横を、気配を殺したガンプがスルスルとくぐり抜けて、あっという間に姫の寝室の前へとたどり着く。
「ほんと警備がザルだな。侍女は、一応眠らせておくか」
ほんとは控室で寝ずの番をしているはずの侍女が、うつらうつら寝てるんだけど……。
魔王退治の冒険者として最強を誇る(と、国民には喧伝されてるがそこまで最強でもない)『閃光のエリザ』だから、護衛なんていらないと思われているのか。
まあどっちでもいいやと、さっさと眠りの魔法だけかけて侵入する。
豪奢で無駄にだだっ広い部屋の中央にある天蓋付きの巨大なベッドで、エリザベート姫様はすやすやとお眠りになられていた。
「エリザベート姫が、今どれくらいのレベルかしらんが」
まあ勇者パーティーより上ってことはありえないだろう。
閃光魔法の導師級だろうが、補助魔法で罠にハメて上位魔族を倒してきたガンプの敵ではない。
「癒やしのごとき最高の眠りを」
とたんに、姫様はあられなくシルクの掛け布団を蹴飛ばして、ガーガーいびきまでかきはじめた。
この回復に擬装した最高位の睡眠魔法、寝相が悪くなる副作用でもあるのだろうか。
「ふうむ、何事も実地に試してみないとわからんものだな」
臆病なほどに慎重なガンプは、これ以上必要ないとわかっていながら、エリザベート姫の口にも睡眠薬を注ぎ込んでごっくんさせる。
瞼を指であけると、完全に白目を剥いて瞳孔が上に行ってしまっている。
これなら明かりを付けても大丈夫だ。
記念すべき復讐の一夜だ。
やはり、撮影しておきたいなと思って魔導球を浮かべておく。
「よし。じゃあ、ぬぎぬぎタイム言ってみようか」
姫様ともなると、寝巻きですらやたらドレスに紐とかついてて脱がしにくい。
まあ、時間はあるしこうやって剥く作業は悪くないんだけどな。
まるでプレゼントの紐を解いていくような気持ち。
ツヤツヤの肌が見えてくると、ドキドキする気持ちになる。
「おお、ロイヤルおっぱい!」
おっぱいの輝くような美しさ。
大きさのほどは、おそらくEカップくらいだ。
男性が思う理想の大きさである。
それにしても、なんて形の良いお椀型のおっぱいなんだ。
おっぱいだけみても、高貴さがものすごい。
目が潰れるのではないかと思うくらいおっぱいがツヤツヤに光り輝いている。
「ハハッ、『閃光のエリザ』はおっぱいも閃光かよ」
エリザベート姫の恥ずかしい二つ名をバカにするガンプ。
若いからしょうがないけど、遅れてきた中二病みたいなもんなんだろうな。
「おお、お尻もいい感じだな」
さすが姫様だ。
下着をひん剥いて裸に剥いてみると、全身ツヤッツヤだった。
この形の良いお尻のラインも、天才彫刻家が生み出した彫刻みたいに見える。
やっぱり王族って、神が創り上げた特別な存在なのかもしれない。
あー、もったいなくて目が潰れそうだ。
決して庶民が触れられないものを、ガンプは今……自由にしている。
「とりあえず、揉んどきますか」
さすがに、朝までさほど時間がないし、いつまでもこの部屋にいるわけにもいかないから時間はそんなにないんだけど。
時間の余す限り、ガンプはロイヤルおっぱいを堪能したり、無垢なお尻をペチンペチンひっぱたいたりするのだった。
「うう……」
どんな悪夢を見ているのか、わずらわしそうに形の良い眉をよせる姫様。
「さてと、じゃあエッチな下着の呪いを楽しんでくれや」
防護手袋をつけて、袋から姫様用の黄色のエッチな下着を取り出すと、するっと装着する。
姫様のロイヤルおっぱいや、股ぐらに、エッチな下着が食い込んでいくのを見届けると、ガンプは姫様の寝室を後にするのだった。
※※※
もぞもぞとベッドから身を起こすエリザベート姫。
「ん、んん……なんですか。頭が重い……」
勇者パーティーより若干レベルが低い姫様には、ガンプが使った睡眠薬の威力が強すぎたようだ。
健康優良児の姫様が体調を崩すことは珍しい。
いや、健康でないことは国民への裏切りだとすら思っている姫様である。
重たい身体を引きずるようにして、控室へと行く。
「誰か、顔を洗う水を持ってきて」
ぼんやりとした頭で、起き上がり侍女のところにいくと、別室に控えているはずの侍女も眠りこけていた。
「怠慢だわね……誰か、桶に水を汲んできてちょうだい」
城に人がいないわけもないので、「ただいま!」と慌てて桶に水を汲んで持ってくる侍女がいた。
「はあ、ありがとう。少しは頭もスッキリするわ」
姫様のエッチな下着姿に、侍女は目を丸くしている。
「どうしたの、わたくしの顔になにか付いていて?」
「姫様、その格好どうされたのですか……」
「え……」
部屋の鏡で、ようやく自分が胸と股に食い込むような布面積の小さい、黄色の下品な下着を身に着けてることに気がつく姫様。
「ななな! なんなのよこれは!」
慌てて脱ごうとするが、呪われていて装備が外せない。
「ひ、姫様。とりあえず、これで身体をお隠しになって、きゃー!」
侍女が慌てて持ってきた上着が跳ね除けられて、姫様はようやくこれが呪いの装備だと知る。
「一体誰がわたくしにこんな真似を! 国家反逆罪ですよ!」
「姫様、大変です! 国民に配信するモニターに、姫様のあられもない姿が映ってます!」
「なんですって! 誰よこんな魔導球を浮かべたのは! 閃光魔法《ブライト》!」
輝ける閃光によって、魔導球は破壊されたが、すぐ次の魔導球がやってくる。
しかも、二つも!
「このエリザベート・ハイラントを愚弄するか! 閃光魔法《ブライト》! 閃光魔法《ブライト》!」
「きゃー! 姫様! 城の中で攻撃魔法やめてください!
「だったら、あの魔導球をなんとかなさい!」
すぐに、衛兵たちが魔導球を取り押さえようとするが、ふわふわと逃げ回ってとても追いきれない。
そこで姫様を守るために、侍女がシーツを持って四方を固めて見えないようにした。
それでようやく一息ついて、解呪のために筆頭王宮魔術師ベーコンが呼ばれたが。
「姫様、無理です。この呪いの強さは、私ではどうにもなりません」
「筆頭王宮魔術師のあなたがそれでどうするのですか! 神殿の神官ならどうです」
「おそらく無理でしょう。ここまでおぞましい呪いを解呪できるとしたら、この国ではあの男しかいないでしょうな」
「一体誰です!」
「魔術師ギルドに、解呪の専門家がおります。マッド・ニードと言って、かなり癖のある老人ですが、王国でも有数の大導師級の魔術師で腕は確かです」
「マッド師ですか。聞いたことがありませんが?」
姫様はこれでも、若くして閃光魔法で導師級の実力を認められている魔術師なのだ。
この国に自分の知らない大導師級の魔術師がいるとは驚きだった。
しかし、この国で呪術はあまり重視されないため、エリザベート姫にほとんど知識がないのも事実。
「はい、魔術師ギルドの研究室にいつもいるはずです。一応、彼も王宮魔術師なのですが、城に呼ばれたことはありませんから姫様が知らないのも無理はないかと」
「わかりました。この忌々しい魔導球も、呪いも、ここでなんとかできないなら、魔術師ギルドにおもむくしかありませんね」
側近たちに、シーツで己の身を隠すように命じて。
一刻も早くこの事態をどうにかしたいエリザベート姫は、自ら魔術師ギルドに向かうのだった。
この夜のガンプは忙しかった。
勇者パーティー三人をやるだけでは済まない。
敵が油断している間に、一気にやってしまう必要があったからだ。
ホテルを後にすると、すぐさま王城に忍び込むガンプ。
「ホテルと城が近くて助かったな……」
長らく勇者パーティーとして城に出入りしていたガンプだ。
城の見取り図から、警備の誰がサボって手薄になっているとか、全ては頭に入っている。
もちろん、眠りの魔法で突破してもいいのだが、そういう痕跡を残すと感づかれる恐れがある。
事を起こす前に警戒される危険を冒すつもりはない。
今の城の警備はずさんだった。
王城の守りを固める最精鋭の近衛騎士団は、エリザベート姫が消滅させてしまったのだ。
だから、これはまさに自業自得。
長らくの平和で、ボケている衛視たちの横を、気配を殺したガンプがスルスルとくぐり抜けて、あっという間に姫の寝室の前へとたどり着く。
「ほんと警備がザルだな。侍女は、一応眠らせておくか」
ほんとは控室で寝ずの番をしているはずの侍女が、うつらうつら寝てるんだけど……。
魔王退治の冒険者として最強を誇る(と、国民には喧伝されてるがそこまで最強でもない)『閃光のエリザ』だから、護衛なんていらないと思われているのか。
まあどっちでもいいやと、さっさと眠りの魔法だけかけて侵入する。
豪奢で無駄にだだっ広い部屋の中央にある天蓋付きの巨大なベッドで、エリザベート姫様はすやすやとお眠りになられていた。
「エリザベート姫が、今どれくらいのレベルかしらんが」
まあ勇者パーティーより上ってことはありえないだろう。
閃光魔法の導師級だろうが、補助魔法で罠にハメて上位魔族を倒してきたガンプの敵ではない。
「癒やしのごとき最高の眠りを」
とたんに、姫様はあられなくシルクの掛け布団を蹴飛ばして、ガーガーいびきまでかきはじめた。
この回復に擬装した最高位の睡眠魔法、寝相が悪くなる副作用でもあるのだろうか。
「ふうむ、何事も実地に試してみないとわからんものだな」
臆病なほどに慎重なガンプは、これ以上必要ないとわかっていながら、エリザベート姫の口にも睡眠薬を注ぎ込んでごっくんさせる。
瞼を指であけると、完全に白目を剥いて瞳孔が上に行ってしまっている。
これなら明かりを付けても大丈夫だ。
記念すべき復讐の一夜だ。
やはり、撮影しておきたいなと思って魔導球を浮かべておく。
「よし。じゃあ、ぬぎぬぎタイム言ってみようか」
姫様ともなると、寝巻きですらやたらドレスに紐とかついてて脱がしにくい。
まあ、時間はあるしこうやって剥く作業は悪くないんだけどな。
まるでプレゼントの紐を解いていくような気持ち。
ツヤツヤの肌が見えてくると、ドキドキする気持ちになる。
「おお、ロイヤルおっぱい!」
おっぱいの輝くような美しさ。
大きさのほどは、おそらくEカップくらいだ。
男性が思う理想の大きさである。
それにしても、なんて形の良いお椀型のおっぱいなんだ。
おっぱいだけみても、高貴さがものすごい。
目が潰れるのではないかと思うくらいおっぱいがツヤツヤに光り輝いている。
「ハハッ、『閃光のエリザ』はおっぱいも閃光かよ」
エリザベート姫の恥ずかしい二つ名をバカにするガンプ。
若いからしょうがないけど、遅れてきた中二病みたいなもんなんだろうな。
「おお、お尻もいい感じだな」
さすが姫様だ。
下着をひん剥いて裸に剥いてみると、全身ツヤッツヤだった。
この形の良いお尻のラインも、天才彫刻家が生み出した彫刻みたいに見える。
やっぱり王族って、神が創り上げた特別な存在なのかもしれない。
あー、もったいなくて目が潰れそうだ。
決して庶民が触れられないものを、ガンプは今……自由にしている。
「とりあえず、揉んどきますか」
さすがに、朝までさほど時間がないし、いつまでもこの部屋にいるわけにもいかないから時間はそんなにないんだけど。
時間の余す限り、ガンプはロイヤルおっぱいを堪能したり、無垢なお尻をペチンペチンひっぱたいたりするのだった。
「うう……」
どんな悪夢を見ているのか、わずらわしそうに形の良い眉をよせる姫様。
「さてと、じゃあエッチな下着の呪いを楽しんでくれや」
防護手袋をつけて、袋から姫様用の黄色のエッチな下着を取り出すと、するっと装着する。
姫様のロイヤルおっぱいや、股ぐらに、エッチな下着が食い込んでいくのを見届けると、ガンプは姫様の寝室を後にするのだった。
※※※
もぞもぞとベッドから身を起こすエリザベート姫。
「ん、んん……なんですか。頭が重い……」
勇者パーティーより若干レベルが低い姫様には、ガンプが使った睡眠薬の威力が強すぎたようだ。
健康優良児の姫様が体調を崩すことは珍しい。
いや、健康でないことは国民への裏切りだとすら思っている姫様である。
重たい身体を引きずるようにして、控室へと行く。
「誰か、顔を洗う水を持ってきて」
ぼんやりとした頭で、起き上がり侍女のところにいくと、別室に控えているはずの侍女も眠りこけていた。
「怠慢だわね……誰か、桶に水を汲んできてちょうだい」
城に人がいないわけもないので、「ただいま!」と慌てて桶に水を汲んで持ってくる侍女がいた。
「はあ、ありがとう。少しは頭もスッキリするわ」
姫様のエッチな下着姿に、侍女は目を丸くしている。
「どうしたの、わたくしの顔になにか付いていて?」
「姫様、その格好どうされたのですか……」
「え……」
部屋の鏡で、ようやく自分が胸と股に食い込むような布面積の小さい、黄色の下品な下着を身に着けてることに気がつく姫様。
「ななな! なんなのよこれは!」
慌てて脱ごうとするが、呪われていて装備が外せない。
「ひ、姫様。とりあえず、これで身体をお隠しになって、きゃー!」
侍女が慌てて持ってきた上着が跳ね除けられて、姫様はようやくこれが呪いの装備だと知る。
「一体誰がわたくしにこんな真似を! 国家反逆罪ですよ!」
「姫様、大変です! 国民に配信するモニターに、姫様のあられもない姿が映ってます!」
「なんですって! 誰よこんな魔導球を浮かべたのは! 閃光魔法《ブライト》!」
輝ける閃光によって、魔導球は破壊されたが、すぐ次の魔導球がやってくる。
しかも、二つも!
「このエリザベート・ハイラントを愚弄するか! 閃光魔法《ブライト》! 閃光魔法《ブライト》!」
「きゃー! 姫様! 城の中で攻撃魔法やめてください!
「だったら、あの魔導球をなんとかなさい!」
すぐに、衛兵たちが魔導球を取り押さえようとするが、ふわふわと逃げ回ってとても追いきれない。
そこで姫様を守るために、侍女がシーツを持って四方を固めて見えないようにした。
それでようやく一息ついて、解呪のために筆頭王宮魔術師ベーコンが呼ばれたが。
「姫様、無理です。この呪いの強さは、私ではどうにもなりません」
「筆頭王宮魔術師のあなたがそれでどうするのですか! 神殿の神官ならどうです」
「おそらく無理でしょう。ここまでおぞましい呪いを解呪できるとしたら、この国ではあの男しかいないでしょうな」
「一体誰です!」
「魔術師ギルドに、解呪の専門家がおります。マッド・ニードと言って、かなり癖のある老人ですが、王国でも有数の大導師級の魔術師で腕は確かです」
「マッド師ですか。聞いたことがありませんが?」
姫様はこれでも、若くして閃光魔法で導師級の実力を認められている魔術師なのだ。
この国に自分の知らない大導師級の魔術師がいるとは驚きだった。
しかし、この国で呪術はあまり重視されないため、エリザベート姫にほとんど知識がないのも事実。
「はい、魔術師ギルドの研究室にいつもいるはずです。一応、彼も王宮魔術師なのですが、城に呼ばれたことはありませんから姫様が知らないのも無理はないかと」
「わかりました。この忌々しい魔導球も、呪いも、ここでなんとかできないなら、魔術師ギルドにおもむくしかありませんね」
側近たちに、シーツで己の身を隠すように命じて。
一刻も早くこの事態をどうにかしたいエリザベート姫は、自ら魔術師ギルドに向かうのだった。
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