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「気持ち悪い……」
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「気持ち悪い……」
一体これはなんなのだ。
自分は、たしかにおっさんの財布をスッた。
そのはずなのに、これは一体なんなんだ!
しばらくぼんやりとしていた銀娘は、トイレまでいって盛大に胃の中のものを吐き出した。
「神様の罰なんだろうか……」
朦朧とした頭で、洗面台で口をゆすぎながらそう考える。
神様だって?
そんなものがいるなら、なんで路上で生まれたあたしを助けてくれなかった。
他の娘は、幼くして亡くなったり売春宿に行った子もたくさんいた。
一体何の罰だっていうのさ。
改心なんてしてやるものかと机に戻ると、いまだに消えてくれない気持ち悪いゴムを無造作にゴミ箱に捨てるのだった。
一体これはなんなのだ。
自分は、たしかにおっさんの財布をスッた。
そのはずなのに、これは一体なんなんだ!
しばらくぼんやりとしていた銀娘は、トイレまでいって盛大に胃の中のものを吐き出した。
「神様の罰なんだろうか……」
朦朧とした頭で、洗面台で口をゆすぎながらそう考える。
神様だって?
そんなものがいるなら、なんで路上で生まれたあたしを助けてくれなかった。
他の娘は、幼くして亡くなったり売春宿に行った子もたくさんいた。
一体何の罰だっていうのさ。
改心なんてしてやるものかと机に戻ると、いまだに消えてくれない気持ち悪いゴムを無造作にゴミ箱に捨てるのだった。
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