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第二章 グラビアアイドル 北欧の聖女 フィーナ・デリカ・ゼーリア(18歳)編
「その後の二人。一つの幸せで残酷な結末」
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フィーナと涙子が出演した番組は再び大成功になった。
番組は史上最高の高視聴率を叩き出して、同時に発売されたフィーナと涙子のイメージビデオや写真集は一つが百万本を超える大ヒットとなった。
フィーナだけでなく、局アナである涙子も活躍したことで、局としても面目を施した次第である。
そして番組の直後に臨月だった涙子は、二卵性双生児を出産。
無理があったのか、通常のお産ではなく帝王切開による出産であった。
そのおかげで、奇妙なことに赤ん坊を産んだにもかかわらず、涙子は処女のままであった。
これこそ本当の意味での処女受胎だと、出産に立ち会ったフィーナは大感動だった。
「涙子先輩! 私もガンバルでございますよ!」
フィーナは、そのまま安全な日本で出産した。
産まれたのは、父親があのブサイクなおじさんとは思えぬほどに可愛い金髪碧眼の女の子であった。
血が遠いといい子が産まれるとは本当なのかもしれない。
ちなみに、涙子が産んだ双子は、二卵性双生児であり。
片方の弟は男の子でプロデュースの子供であり、もう片方の姉はおじさんの子であることがその後の番組で行われたDNA鑑定で発覚した。
そして……。
赤ん坊が産まれた直後帰国したと言われていたフィーナは、実はまだ日本にいた。
名前も知らないおじさんの子供をもう一人産むという罰ゲームを果たすためであった。
「俺は、涙子ちゃんに考えると言っただけで、約束はしてないからね」
そんなことをうそぶくおじさんに、フィーナは不思議そうに尋ねる。
二人は人目を避けて、桃川温泉より更に奥の秘湯のある山荘で生活している。
「涙子先輩がどうかしたんですか」
「いや、なんでもない。それよりフィーナ、儀式の続きをしよう」
「はい!」
どこまでも、おじさんに従順になったフィーナは、再びそのアワビにおじさんのソーセージを受けいれてしまう。
「おおお、フィーナ。好きだ愛してる」
「はい! 私もおじさんを愛しておりますです!」
「嬉しいことを言ってくれる! 結婚しようフィーナ!」
「えっ、すごくありがたいけどぉ! 故郷に返って聖女やらなきゃいけないんで、それは無理でございます」
「じゃあせめて、俺の子を持ち帰ってくれ! 無責任孕ませ最高!」
「それは、約束ですから必ずっ! はいっ! また無責任にお子を孕ませてくださいませ!」
ビュルルル――ッ! ドピュッドピュ――ッ!
「ふう」
「ああ、また濃い聖液がこんなに……。こんなふうでは、すぐまた妊娠してしまいますね」
少し嬉しそうで、それでいて少し悲しそうな様子でフィーナはつぶやくのだった。
誰にも邪魔されることのない静かな山荘で……。
おじさんとフィーナと二人の赤ん坊は、まるで夫婦のような生活をしばらく送ることになる。
そうして、長いようで短い一ヶ月ほどがたったのち、フィーナは約束通り名前も知らないおじさんの子供をもう一人お腹に宿して帰国することになるのだった。
――
終わりです。
なるべくあっさりと書いたつもりなのですが、55000万字を超えて、思ったより長い作品になってしまいました。
この話をもっと使えるようにガッツリ加筆したら本1冊分、10万字とかいくかもしれませんね。
最後まで読んでくださった方に感謝申し上げます。
とりあえず終わりですが、気が向いたらこのネタでまたやるかもしれません。
作者の小説をもっと読みたい人は、ぜひアルファポリスで投稿している作品や、ブログTwitterなどをご確認いただければ幸いです。
番組は史上最高の高視聴率を叩き出して、同時に発売されたフィーナと涙子のイメージビデオや写真集は一つが百万本を超える大ヒットとなった。
フィーナだけでなく、局アナである涙子も活躍したことで、局としても面目を施した次第である。
そして番組の直後に臨月だった涙子は、二卵性双生児を出産。
無理があったのか、通常のお産ではなく帝王切開による出産であった。
そのおかげで、奇妙なことに赤ん坊を産んだにもかかわらず、涙子は処女のままであった。
これこそ本当の意味での処女受胎だと、出産に立ち会ったフィーナは大感動だった。
「涙子先輩! 私もガンバルでございますよ!」
フィーナは、そのまま安全な日本で出産した。
産まれたのは、父親があのブサイクなおじさんとは思えぬほどに可愛い金髪碧眼の女の子であった。
血が遠いといい子が産まれるとは本当なのかもしれない。
ちなみに、涙子が産んだ双子は、二卵性双生児であり。
片方の弟は男の子でプロデュースの子供であり、もう片方の姉はおじさんの子であることがその後の番組で行われたDNA鑑定で発覚した。
そして……。
赤ん坊が産まれた直後帰国したと言われていたフィーナは、実はまだ日本にいた。
名前も知らないおじさんの子供をもう一人産むという罰ゲームを果たすためであった。
「俺は、涙子ちゃんに考えると言っただけで、約束はしてないからね」
そんなことをうそぶくおじさんに、フィーナは不思議そうに尋ねる。
二人は人目を避けて、桃川温泉より更に奥の秘湯のある山荘で生活している。
「涙子先輩がどうかしたんですか」
「いや、なんでもない。それよりフィーナ、儀式の続きをしよう」
「はい!」
どこまでも、おじさんに従順になったフィーナは、再びそのアワビにおじさんのソーセージを受けいれてしまう。
「おおお、フィーナ。好きだ愛してる」
「はい! 私もおじさんを愛しておりますです!」
「嬉しいことを言ってくれる! 結婚しようフィーナ!」
「えっ、すごくありがたいけどぉ! 故郷に返って聖女やらなきゃいけないんで、それは無理でございます」
「じゃあせめて、俺の子を持ち帰ってくれ! 無責任孕ませ最高!」
「それは、約束ですから必ずっ! はいっ! また無責任にお子を孕ませてくださいませ!」
ビュルルル――ッ! ドピュッドピュ――ッ!
「ふう」
「ああ、また濃い聖液がこんなに……。こんなふうでは、すぐまた妊娠してしまいますね」
少し嬉しそうで、それでいて少し悲しそうな様子でフィーナはつぶやくのだった。
誰にも邪魔されることのない静かな山荘で……。
おじさんとフィーナと二人の赤ん坊は、まるで夫婦のような生活をしばらく送ることになる。
そうして、長いようで短い一ヶ月ほどがたったのち、フィーナは約束通り名前も知らないおじさんの子供をもう一人お腹に宿して帰国することになるのだった。
――
終わりです。
なるべくあっさりと書いたつもりなのですが、55000万字を超えて、思ったより長い作品になってしまいました。
この話をもっと使えるようにガッツリ加筆したら本1冊分、10万字とかいくかもしれませんね。
最後まで読んでくださった方に感謝申し上げます。
とりあえず終わりですが、気が向いたらこのネタでまたやるかもしれません。
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