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第3章
ノゾミ・ゼーリス(1)
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「蒼空の聖玉の守護者」であるノゾミ・ゼーリスくんは、あたしの「初めての人」です。
あたしがこの世界に召喚される数日前に、11さいになったというノゾミくん。
超美少年って感じではないけど、整ったお顔の少年には間違いない。
キレイとか可愛いって感じじゃなくて、おとこの子っぽくてカッコいい系のお顔かな。
身長は5人の「五聖玉の守護者」くんたちの中で一番高く、150cm近くありそう。
年齢の割に高身長なところは、あたしと同じだ。
ノゾミ・ゼーリスくんのご先祖さまには、200年ほど前に「聖旗の勇者」として「異世界から召喚」された女の子がいて、名前を「ノゾミ・タカオカ」と、いったらしい。
ノゾミ・タカオカちゃん……彼女はこの世界へと召喚される前、「トウキョウト」で「チュウガクセイ」をしていたんだって。
200年前に、「東京都」で「中学生」?
年代的におかしな気がするけど、この世界は「剣と魔法のファンタジー」だから、気にしてもしかたないのかも。
それに、もしかしたら、あたしの世界とは別の「トウキョウト」から呼ばれたのかもしれないし。
でも、もし……ノゾミ・タカオカちゃんが、あたしと「同じ世界」から召喚されたのだとしたら、その子孫であるノゾミ・ゼーリスくんは、あたしと同じ国の血を受け継いでいることになる。
ノゾミくんってどことなく、「日本人」っぽい顔してるんだよね。
そしてノゾミ・タカオカちゃんの子孫には、生まれながらに「身体に聖痕が刻まれた子」が誕生することがあるらしくて、その「聖痕」が刻まれた子孫はノゾミ・タカオカちゃんの外見の特徴であった「黒髪黒目」も受け継いでいて、そういう子は男女に関係なく「ノゾミ」の名が与えられるんだって。
ノゾミ・ゼーリスくんも、黒髪に黒目で、右肩の後ろに「ドラゴンっぽくも見える痣」……ノゾミ一族に受け継がれる「聖痕」を持っている。
ノゾミくんは、ご先祖さまに「あたしと同じ国の出身(かもしれない)」の人がいるためか、なんだか親近感の湧くお顔をしていて、親しみやすい雰囲気の美少年なの。
だからかな?
初めてのとき、お相手が彼で、なんとなく安心ができた。
意思の疎通ができるというか、表情が読みやすいというか、そういう感じだったから。
◇
午後の授業は、大神官さんによる「神術」の講義と実習だった。
あたし、「単魔術」の素質はないけど、「神術」の素質はそれなりのもので、訓練すれば最上級の神術も使えるようになるんだって。
自分では、まったくそうは思えないけど。
だって神術を使うの、めっちゃムズいもん。
今のところあたしが使える神術は、「豆粒くらいの光の玉を数秒間出せる」だけ。
それだって難しいんだよ?
すっごい集中力がいるし、術を使ったあとは頭が痛くなるし。
あぁ~っ、神術の訓練イヤだあぁ~っ!
あたしって「身体を動かしてどうにかする派」だから、精神的なのはむいてないと思うんだよなー。
うーん、でもなー……。
「聖女であられるなら、魔術か神術を習得していただかないとなりません」
だって。
あたしの評価が下がるだけならいいんだけど、あたしの評価には「聖玉の守護者くんたち」の評価もくっついてくるらしいからなー。
それが問題。
あたしが「ダメな子」だと、あの子たちも「ダメな子」に思われちゃうなら、がんばるしかないよねっ!
神術の授業をおえて、あたしに与えられた「聖女の間」に戻ると、
「おかえり、キョウカちゃん」
あたしが勝手に「リビング」と呼んでいる部屋のソファーに、ノゾミくんが座っていた。
「ただいまー、ノゾミくん」
あたしは彼の隣に腰を下ろし、しなだれかかる。
体格的にも体重的にもあたしの方が勝ってるから、もちろん軽くだけど。
そういえば今夜は、ノゾミくんが「お泊まり係」だった。
「キョウカちゃん、つかれてる?」
ノゾミくんはふたりきりのときには、あたしを「キョウカちゃん」と呼ぶ。
他人がいるときは、「慈愛の聖女さま」とか、そんな他人行儀な感じだけどね。
「ううん……大丈夫」
あたしはノゾミくんの手をぎゅっと握って、彼の頬に唇を触れさせた。
彼から伝わってくる、おとこの子らしい骨ばった手の感触と、少年らしい艶やかな頬の感触に、あたしの元気ゲージはそこそこ回復する。
頬に数回。
あたしから甘えるようなキスが贈られると、ノゾミくんは髪をなでるようにしてあたしの頭を支えて、
ちゅっ
さっきまで彼の頬にふれていた唇へと、やさしいキスをくれた。
はぁ~……ノゾミくんといると、なんだか安心する。
なんとなく、もとの世界で見慣れた雰囲気のお顔だからかもだし、あたしの「初めてを捧げた人」だからかもしれない。
あのときはノゾミくんも「初めて」だったらしいけど、そんなこと感じさせないくらいリードしてやさしくしてくれたから、あたしのノゾミくんに対する信頼度は高い。
ふれるだけのキスを繰り返しながら、髪をなでつづけるノゾミくん。
髪をなでてもらえるのは嬉しんだけど、あたしも女子だしさ、あまり乱さないでくれると嬉しいかな。
ちゃんと気をつかってセットしてるんだよ?
男の人って、そういうのあまり気にしないよね。
お父さんもそうだった。
せっかくキレイに髪型を整えたのに、乱暴に頭をなでてきたりしてきた。
ちょっとだけ、もとの世界に思いをはせていると、
「……んくっ」
急に、ノゾミくんのキスが深くなった。
強く唇を押しつけて、舌の動きであたしに「歯を開ける」ように指示してくる。
ノゾミくん、11さいにしては積極的というか、はっきり求めてくるんだよね。
そこが男性的で、カッコよかったりするんだけど♡
でも将来、「女泣かせ」にならないといいけどな……。
くちゅ……ちゅぴっ
密着した唇の奥から、舌が重なる音が響く。
ノゾミくんは、あたし的には美少年なんだけど、この世界では「黒髪黒目」というのが「異相(いそう)と呼ばれる珍しいものだから、王道的な美形に当てはまらないらしい。
キレイなお顔なのには違いないけど、この世界の女性には「好みが分かれる色合い」なんだって。
好きな人は好き、でも……。
とか、そういう感じなのかな?
もちろんあたしは、「好き派」だけどね。
あたしは生まれつき「目と髪が金色っぽいブラウン」で、髪なんか「陽光が当たると完全に金髪」だから、もとの世界ではお母さんの指示で「髪は黒く染めて」いた。
目はどうしようもないから、そのままだったけど。
父方のひいおばあちゃんが「フランス人」で、ひいおばあちゃんの血が強く出たんだろうといわれてけど、もしかしてあたし、もともと「この世界」となにか関係があったのかも?
だって、あたしをこの世界に召喚した大神官さん、「あたしと同じ色の髪と目」をしてるし。
もとの世界では黒髪に染めていたあたしだけど、この世界に呼ばれたとき、髪の染料が取れていて、髪色は自然な「金色っぽいブラウン」になっていた。
この世界には髪を染める習慣がないらしくして、あたしは髪色を自然色のままにしてる。
窓から入る陽光。
ノゾミくんからのキスを楽しむあたしの髪を照らすそれは、陰りをやどしたオレンジ色。
今はまだ夕食前で、ノゾミくんと寝室に入るのは夕食をとったあと。
完全に、日が落ちてから。
だから今は、もう少し……あなたのキスに甘えさせてね♡
あたしがこの世界に召喚される数日前に、11さいになったというノゾミくん。
超美少年って感じではないけど、整ったお顔の少年には間違いない。
キレイとか可愛いって感じじゃなくて、おとこの子っぽくてカッコいい系のお顔かな。
身長は5人の「五聖玉の守護者」くんたちの中で一番高く、150cm近くありそう。
年齢の割に高身長なところは、あたしと同じだ。
ノゾミ・ゼーリスくんのご先祖さまには、200年ほど前に「聖旗の勇者」として「異世界から召喚」された女の子がいて、名前を「ノゾミ・タカオカ」と、いったらしい。
ノゾミ・タカオカちゃん……彼女はこの世界へと召喚される前、「トウキョウト」で「チュウガクセイ」をしていたんだって。
200年前に、「東京都」で「中学生」?
年代的におかしな気がするけど、この世界は「剣と魔法のファンタジー」だから、気にしてもしかたないのかも。
それに、もしかしたら、あたしの世界とは別の「トウキョウト」から呼ばれたのかもしれないし。
でも、もし……ノゾミ・タカオカちゃんが、あたしと「同じ世界」から召喚されたのだとしたら、その子孫であるノゾミ・ゼーリスくんは、あたしと同じ国の血を受け継いでいることになる。
ノゾミくんってどことなく、「日本人」っぽい顔してるんだよね。
そしてノゾミ・タカオカちゃんの子孫には、生まれながらに「身体に聖痕が刻まれた子」が誕生することがあるらしくて、その「聖痕」が刻まれた子孫はノゾミ・タカオカちゃんの外見の特徴であった「黒髪黒目」も受け継いでいて、そういう子は男女に関係なく「ノゾミ」の名が与えられるんだって。
ノゾミ・ゼーリスくんも、黒髪に黒目で、右肩の後ろに「ドラゴンっぽくも見える痣」……ノゾミ一族に受け継がれる「聖痕」を持っている。
ノゾミくんは、ご先祖さまに「あたしと同じ国の出身(かもしれない)」の人がいるためか、なんだか親近感の湧くお顔をしていて、親しみやすい雰囲気の美少年なの。
だからかな?
初めてのとき、お相手が彼で、なんとなく安心ができた。
意思の疎通ができるというか、表情が読みやすいというか、そういう感じだったから。
◇
午後の授業は、大神官さんによる「神術」の講義と実習だった。
あたし、「単魔術」の素質はないけど、「神術」の素質はそれなりのもので、訓練すれば最上級の神術も使えるようになるんだって。
自分では、まったくそうは思えないけど。
だって神術を使うの、めっちゃムズいもん。
今のところあたしが使える神術は、「豆粒くらいの光の玉を数秒間出せる」だけ。
それだって難しいんだよ?
すっごい集中力がいるし、術を使ったあとは頭が痛くなるし。
あぁ~っ、神術の訓練イヤだあぁ~っ!
あたしって「身体を動かしてどうにかする派」だから、精神的なのはむいてないと思うんだよなー。
うーん、でもなー……。
「聖女であられるなら、魔術か神術を習得していただかないとなりません」
だって。
あたしの評価が下がるだけならいいんだけど、あたしの評価には「聖玉の守護者くんたち」の評価もくっついてくるらしいからなー。
それが問題。
あたしが「ダメな子」だと、あの子たちも「ダメな子」に思われちゃうなら、がんばるしかないよねっ!
神術の授業をおえて、あたしに与えられた「聖女の間」に戻ると、
「おかえり、キョウカちゃん」
あたしが勝手に「リビング」と呼んでいる部屋のソファーに、ノゾミくんが座っていた。
「ただいまー、ノゾミくん」
あたしは彼の隣に腰を下ろし、しなだれかかる。
体格的にも体重的にもあたしの方が勝ってるから、もちろん軽くだけど。
そういえば今夜は、ノゾミくんが「お泊まり係」だった。
「キョウカちゃん、つかれてる?」
ノゾミくんはふたりきりのときには、あたしを「キョウカちゃん」と呼ぶ。
他人がいるときは、「慈愛の聖女さま」とか、そんな他人行儀な感じだけどね。
「ううん……大丈夫」
あたしはノゾミくんの手をぎゅっと握って、彼の頬に唇を触れさせた。
彼から伝わってくる、おとこの子らしい骨ばった手の感触と、少年らしい艶やかな頬の感触に、あたしの元気ゲージはそこそこ回復する。
頬に数回。
あたしから甘えるようなキスが贈られると、ノゾミくんは髪をなでるようにしてあたしの頭を支えて、
ちゅっ
さっきまで彼の頬にふれていた唇へと、やさしいキスをくれた。
はぁ~……ノゾミくんといると、なんだか安心する。
なんとなく、もとの世界で見慣れた雰囲気のお顔だからかもだし、あたしの「初めてを捧げた人」だからかもしれない。
あのときはノゾミくんも「初めて」だったらしいけど、そんなこと感じさせないくらいリードしてやさしくしてくれたから、あたしのノゾミくんに対する信頼度は高い。
ふれるだけのキスを繰り返しながら、髪をなでつづけるノゾミくん。
髪をなでてもらえるのは嬉しんだけど、あたしも女子だしさ、あまり乱さないでくれると嬉しいかな。
ちゃんと気をつかってセットしてるんだよ?
男の人って、そういうのあまり気にしないよね。
お父さんもそうだった。
せっかくキレイに髪型を整えたのに、乱暴に頭をなでてきたりしてきた。
ちょっとだけ、もとの世界に思いをはせていると、
「……んくっ」
急に、ノゾミくんのキスが深くなった。
強く唇を押しつけて、舌の動きであたしに「歯を開ける」ように指示してくる。
ノゾミくん、11さいにしては積極的というか、はっきり求めてくるんだよね。
そこが男性的で、カッコよかったりするんだけど♡
でも将来、「女泣かせ」にならないといいけどな……。
くちゅ……ちゅぴっ
密着した唇の奥から、舌が重なる音が響く。
ノゾミくんは、あたし的には美少年なんだけど、この世界では「黒髪黒目」というのが「異相(いそう)と呼ばれる珍しいものだから、王道的な美形に当てはまらないらしい。
キレイなお顔なのには違いないけど、この世界の女性には「好みが分かれる色合い」なんだって。
好きな人は好き、でも……。
とか、そういう感じなのかな?
もちろんあたしは、「好き派」だけどね。
あたしは生まれつき「目と髪が金色っぽいブラウン」で、髪なんか「陽光が当たると完全に金髪」だから、もとの世界ではお母さんの指示で「髪は黒く染めて」いた。
目はどうしようもないから、そのままだったけど。
父方のひいおばあちゃんが「フランス人」で、ひいおばあちゃんの血が強く出たんだろうといわれてけど、もしかしてあたし、もともと「この世界」となにか関係があったのかも?
だって、あたしをこの世界に召喚した大神官さん、「あたしと同じ色の髪と目」をしてるし。
もとの世界では黒髪に染めていたあたしだけど、この世界に呼ばれたとき、髪の染料が取れていて、髪色は自然な「金色っぽいブラウン」になっていた。
この世界には髪を染める習慣がないらしくして、あたしは髪色を自然色のままにしてる。
窓から入る陽光。
ノゾミくんからのキスを楽しむあたしの髪を照らすそれは、陰りをやどしたオレンジ色。
今はまだ夕食前で、ノゾミくんと寝室に入るのは夕食をとったあと。
完全に、日が落ちてから。
だから今は、もう少し……あなたのキスに甘えさせてね♡
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でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?
※他の投稿サイトにも掲載しています。


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