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第三部 異世界建築士と思い出の家
第318話:幸せを返す
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「ね? 昨日よりは、痛くなかったでしょう?」
リトリィの胸に顔をうずめ、彼女に髪を整えてもらいながら、マイセルがうなずいた。
……ああよかった、これで「痛かったです嘘つき」とか言われたら、立ち直れないところだ。
「お姉さまには、いろんなこと、教えてもらってばかりで……」
「そんなこと、ないですよ?」
マイセルの言葉に、リトリィはそっと微笑む。
「マイセルちゃんは、きっとわたしよりもはやく授かるでしょうから、そのときはぜひ、いろんなことを教えてくださいね?」
「そ、そんなこと、ないです! お姉さまより早く授かるなんて、そんな……」
「いいえ? わたしはもう、授かるのはむずかしいとおもっていますから。マイセルちゃんの赤ちゃん、わたしにもだっこさせてくださいね」
「……はい! お姉さまの赤ちゃんも、抱っこさせてくださいね!」
……リトリィの奴、さらっととんでもないことを言ったものだ。にこにこして言ったから、うっかり聞き流してしまうところだった。
マイセルが寝入ってから、俺はリトリィに聞いた。あえて。
「さっきはどうして、あんなことを言ったんだ?」
「……あんなこと、ですか?」
「君より先に、マイセルに赤ちゃんができるだろうっていう話だよ」
「なにか、いけませんでしたか?」
不思議そうに答えるリトリィ。
「だって、わたしはもう、難しいと思いますから。きっとマイセルちゃんの方が先にできますし、わたしにはもう、できないかもしれません」
リトリィが、淡々と、当然のことのように言う。
「――でも、赤ちゃんを授かるのはすてきなことです。だって、あなたの赤ちゃんですよ? マイセルちゃんには、変に遠慮してほしくないですから」
リトリィの胸の中で、小さな寝息を立てる少女の頭を撫でるリトリィ。
大して年も変わらないはずなのに、どうしてそんなにも大人びて見えるのだろう。
……いや、ちがう。
彼女は――
涙にぬれた頬にそっとキスをしながら、彼女の奥に、何度目かの愛を注ぐ。
泣きながらすがり付いてきていた彼女が、その脈動を感じてか、のけぞるようにして俺の背に爪を立てる。
「ください……! わたしにも……どうか、どうか……!」
子供が欲しくて欲しくてしょうがなかったはずのリトリィが、そんなに簡単に割り切れるものか。
俺は君にこそ、産んでほしいんだ。
なんとしても、産ませてやる。
なんとしても、幸せにしてやるんだ。
君が俺にくれた幸せを、返すために。
なにも、あの大盤振る舞いをした前夜祭、そして結婚式に徹夜の披露宴、という記憶が真新しい翌々日に、炊き出しボランティアなんてやらなくてもいいのに、などと考えてしまう自分が情けない。
ナリクァンさんのライフワークたるこの炊き出しのボランティア。
まさか、披露宴の徹夜明けの、翌々日にやるとは思わなかったよ。
ナリクァンさんのバイタリティは、本当にとんでもないレベルだ。
さすがに普通、日にち、ずらしませんか?
「たしかに準備はたいへんですけど、でも、やっぱり喜んでもらえるお顔を見るのはうれしいです」
リトリィが、器にスープを盛りながら言う。
マイセルはその隣――俺のすぐ隣で、リトリィがスープを盛りつけた器を、相手に渡す係だ。
「――ムラタさんも、そう思いませんか?」
リトリィにそう言われると、否定なんてできるものか。だから、今日も今日とてドライフルーツ配りだよ。
現場の方はもう、仕上げと後片付けだから、俺がいる必要もない。明日の引き渡しのときに、責任者の一人としていればいいはずだから。
マイセルが、以前リトリィがやっていたように、相手の手を包み込むようにして、笑顔で器を渡す。
炊き出しに来る人達は、基本的に貧しい人が多い。けれど、最近はこざっぱりとした服で来る人が増えた気がする。服も、服の中の人も同じなのだが、以前のようにすえたニオイのするようなヨレた服ではなく、粗末ながらも、ちゃんと洗濯してあるような感じなのだ。
なにより、表情が違う。
以前は本当に暗い表情の人が多かった。リトリィからスープを受け取ったときはわずかに笑みを見せる人も、俺のところに来るとまた無気力な感じになる、そんな人が多かったように思う。
けれど、炊き出しを続けている中で、なにか、変わってきた気がする。
以前よりも、表情が明るくなったというか、前向きになってきているような。
「熱いですから、お気をつけて召し上がってくださいね?」
「……ありがとう」
――そうだ。
リトリィやマイセルの言葉に、礼をいう人が増えたんだ。これもまた、大きな変化だと思う。
今日はリトリィが盛りつけでマイセルが渡す役割なのに、あえてリトリィから直接受け取ろうとする人もいる。こう言っちゃなんだが、獣人族のリトリィから、だ。
炊き出しに参加するようになった初めのころは、リトリィに対して顔をしかめる人もいたというのに。
あからさまに、「犬の毛が入っていないだろうな?」と聞いた奴もいたな。ラディウミアさんがお玉で、笑顔でぶん殴って叩き出していたけどな。
なんせナリクァングループには、リトリィほど顕著ではないものの、フィネスさんという、狐の顔に近い狐人族の方、そして猫のような顔のペリシャさんという猫人族の方がいらっしゃるわけで、そういう差別をもともと許さないひとたちだ。
けれど、それでも最初は、お礼なんて無かったんだ。
それなのに。
「リトリィちゃん、ついにヘタレにーちゃんと結婚したんだって? やっと捕まえたんだな、おめでとう」
「ありがとうございます。でも、ムラタさんはへたれさんではないですよ? いざとなったら、とってもお強いんですから」
俺をダシに祝ってくれるひと、笑顔でのろけるリトリィ。
炊き出しを始めたころには、そんな明るいノリなど、全くなかったのに。
「……リトリィさんのおかげね。あの子はすごい子よ? ただ渡すだけじゃなくて、真心を込めてああやって渡しているから、相手も卑屈にならずにすんでいるのね」
フォロニアさんが、後ろからマイセルに話しかける。紙袋の追加を持ってきてくれたみたいだった。
「はい、お姉さまはすごいです。私も、ああなれるように頑張ります」
「マイセルちゃんも素敵よ? リトリィさんのことを見習いながら、元気なあなたらしさを磨きなさいね?」
「はい!」
――ああ、実に嬉しそうな返事だ。
微笑ましい思いで眺めていると、そんな俺に気づいたのか、マイセルがくるりと振り返った。
「……ムラタさん、私の顔に、何かついてます?」
マイセルが不思議そうにのぞき込んできたのに対して、思わずのけぞってしまう。
「い、いや、元気で素敵な笑顔だなって……」
「えへっ、そうですか? ムラタさんにそう言ってもらえて、嬉しいです!」
そう言って元気に笑い、リトリィから器を受け取ると、やって来たおばあさんの両手に自分の手を添えるようにして、器を渡す。
……うん、ごめん。実はちょっと違うんだ。
マイセルがものすごい勢いで尻尾を振っている幻が見えていたんだよ。
落ち着いた大型犬のイメージのリトリィに対して、マイセルは柴犬かなにか。
そんな自分の考えに、思わず苦笑する。
俺にとって、リトリィが事実上の標準的価値になってきているということなんだろう。
貴重な甘味と、リトリィたちの笑顔で、少しでも元気になってもらえたら。
俺も精一杯の笑顔で、おばあさんにドライフルーツの紙袋を渡す。
炊き出しを続けてきたのはナリクァンさんたちだが、今ではすっかり俺たちもその一員だ。
喜んでもらえることは、とても嬉しい。
リトリィと共に、お世話になったこの街の人々に、少しでも元気を、幸せを返すことになるなら、俺は。
「リトリィちゃん、本当にお嫁さんになっちまったのかい。孫の嫁になってくれたらと思っておったのに」
「リトリィさん、結婚したってほんとですか!?」
「リトリィちゃん、ほんとに結婚しちゃったんだねえ、俺ももっと早く名乗り出ていたら、今頃は……」
……へんな虫も湧いてきているな。殺虫剤はどこかな?
リトリィの胸に顔をうずめ、彼女に髪を整えてもらいながら、マイセルがうなずいた。
……ああよかった、これで「痛かったです嘘つき」とか言われたら、立ち直れないところだ。
「お姉さまには、いろんなこと、教えてもらってばかりで……」
「そんなこと、ないですよ?」
マイセルの言葉に、リトリィはそっと微笑む。
「マイセルちゃんは、きっとわたしよりもはやく授かるでしょうから、そのときはぜひ、いろんなことを教えてくださいね?」
「そ、そんなこと、ないです! お姉さまより早く授かるなんて、そんな……」
「いいえ? わたしはもう、授かるのはむずかしいとおもっていますから。マイセルちゃんの赤ちゃん、わたしにもだっこさせてくださいね」
「……はい! お姉さまの赤ちゃんも、抱っこさせてくださいね!」
……リトリィの奴、さらっととんでもないことを言ったものだ。にこにこして言ったから、うっかり聞き流してしまうところだった。
マイセルが寝入ってから、俺はリトリィに聞いた。あえて。
「さっきはどうして、あんなことを言ったんだ?」
「……あんなこと、ですか?」
「君より先に、マイセルに赤ちゃんができるだろうっていう話だよ」
「なにか、いけませんでしたか?」
不思議そうに答えるリトリィ。
「だって、わたしはもう、難しいと思いますから。きっとマイセルちゃんの方が先にできますし、わたしにはもう、できないかもしれません」
リトリィが、淡々と、当然のことのように言う。
「――でも、赤ちゃんを授かるのはすてきなことです。だって、あなたの赤ちゃんですよ? マイセルちゃんには、変に遠慮してほしくないですから」
リトリィの胸の中で、小さな寝息を立てる少女の頭を撫でるリトリィ。
大して年も変わらないはずなのに、どうしてそんなにも大人びて見えるのだろう。
……いや、ちがう。
彼女は――
涙にぬれた頬にそっとキスをしながら、彼女の奥に、何度目かの愛を注ぐ。
泣きながらすがり付いてきていた彼女が、その脈動を感じてか、のけぞるようにして俺の背に爪を立てる。
「ください……! わたしにも……どうか、どうか……!」
子供が欲しくて欲しくてしょうがなかったはずのリトリィが、そんなに簡単に割り切れるものか。
俺は君にこそ、産んでほしいんだ。
なんとしても、産ませてやる。
なんとしても、幸せにしてやるんだ。
君が俺にくれた幸せを、返すために。
なにも、あの大盤振る舞いをした前夜祭、そして結婚式に徹夜の披露宴、という記憶が真新しい翌々日に、炊き出しボランティアなんてやらなくてもいいのに、などと考えてしまう自分が情けない。
ナリクァンさんのライフワークたるこの炊き出しのボランティア。
まさか、披露宴の徹夜明けの、翌々日にやるとは思わなかったよ。
ナリクァンさんのバイタリティは、本当にとんでもないレベルだ。
さすがに普通、日にち、ずらしませんか?
「たしかに準備はたいへんですけど、でも、やっぱり喜んでもらえるお顔を見るのはうれしいです」
リトリィが、器にスープを盛りながら言う。
マイセルはその隣――俺のすぐ隣で、リトリィがスープを盛りつけた器を、相手に渡す係だ。
「――ムラタさんも、そう思いませんか?」
リトリィにそう言われると、否定なんてできるものか。だから、今日も今日とてドライフルーツ配りだよ。
現場の方はもう、仕上げと後片付けだから、俺がいる必要もない。明日の引き渡しのときに、責任者の一人としていればいいはずだから。
マイセルが、以前リトリィがやっていたように、相手の手を包み込むようにして、笑顔で器を渡す。
炊き出しに来る人達は、基本的に貧しい人が多い。けれど、最近はこざっぱりとした服で来る人が増えた気がする。服も、服の中の人も同じなのだが、以前のようにすえたニオイのするようなヨレた服ではなく、粗末ながらも、ちゃんと洗濯してあるような感じなのだ。
なにより、表情が違う。
以前は本当に暗い表情の人が多かった。リトリィからスープを受け取ったときはわずかに笑みを見せる人も、俺のところに来るとまた無気力な感じになる、そんな人が多かったように思う。
けれど、炊き出しを続けている中で、なにか、変わってきた気がする。
以前よりも、表情が明るくなったというか、前向きになってきているような。
「熱いですから、お気をつけて召し上がってくださいね?」
「……ありがとう」
――そうだ。
リトリィやマイセルの言葉に、礼をいう人が増えたんだ。これもまた、大きな変化だと思う。
今日はリトリィが盛りつけでマイセルが渡す役割なのに、あえてリトリィから直接受け取ろうとする人もいる。こう言っちゃなんだが、獣人族のリトリィから、だ。
炊き出しに参加するようになった初めのころは、リトリィに対して顔をしかめる人もいたというのに。
あからさまに、「犬の毛が入っていないだろうな?」と聞いた奴もいたな。ラディウミアさんがお玉で、笑顔でぶん殴って叩き出していたけどな。
なんせナリクァングループには、リトリィほど顕著ではないものの、フィネスさんという、狐の顔に近い狐人族の方、そして猫のような顔のペリシャさんという猫人族の方がいらっしゃるわけで、そういう差別をもともと許さないひとたちだ。
けれど、それでも最初は、お礼なんて無かったんだ。
それなのに。
「リトリィちゃん、ついにヘタレにーちゃんと結婚したんだって? やっと捕まえたんだな、おめでとう」
「ありがとうございます。でも、ムラタさんはへたれさんではないですよ? いざとなったら、とってもお強いんですから」
俺をダシに祝ってくれるひと、笑顔でのろけるリトリィ。
炊き出しを始めたころには、そんな明るいノリなど、全くなかったのに。
「……リトリィさんのおかげね。あの子はすごい子よ? ただ渡すだけじゃなくて、真心を込めてああやって渡しているから、相手も卑屈にならずにすんでいるのね」
フォロニアさんが、後ろからマイセルに話しかける。紙袋の追加を持ってきてくれたみたいだった。
「はい、お姉さまはすごいです。私も、ああなれるように頑張ります」
「マイセルちゃんも素敵よ? リトリィさんのことを見習いながら、元気なあなたらしさを磨きなさいね?」
「はい!」
――ああ、実に嬉しそうな返事だ。
微笑ましい思いで眺めていると、そんな俺に気づいたのか、マイセルがくるりと振り返った。
「……ムラタさん、私の顔に、何かついてます?」
マイセルが不思議そうにのぞき込んできたのに対して、思わずのけぞってしまう。
「い、いや、元気で素敵な笑顔だなって……」
「えへっ、そうですか? ムラタさんにそう言ってもらえて、嬉しいです!」
そう言って元気に笑い、リトリィから器を受け取ると、やって来たおばあさんの両手に自分の手を添えるようにして、器を渡す。
……うん、ごめん。実はちょっと違うんだ。
マイセルがものすごい勢いで尻尾を振っている幻が見えていたんだよ。
落ち着いた大型犬のイメージのリトリィに対して、マイセルは柴犬かなにか。
そんな自分の考えに、思わず苦笑する。
俺にとって、リトリィが事実上の標準的価値になってきているということなんだろう。
貴重な甘味と、リトリィたちの笑顔で、少しでも元気になってもらえたら。
俺も精一杯の笑顔で、おばあさんにドライフルーツの紙袋を渡す。
炊き出しを続けてきたのはナリクァンさんたちだが、今ではすっかり俺たちもその一員だ。
喜んでもらえることは、とても嬉しい。
リトリィと共に、お世話になったこの街の人々に、少しでも元気を、幸せを返すことになるなら、俺は。
「リトリィちゃん、本当にお嫁さんになっちまったのかい。孫の嫁になってくれたらと思っておったのに」
「リトリィさん、結婚したってほんとですか!?」
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