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第三部 異世界建築士と思い出の家
第293話:スポンサーの意向
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ナリクァンさんは、ナリクァン商会の元会長である。だから、現役はすでに退いている。けれど、女性ながら商会を切り盛りしてきたその影響力はいまだ絶大で、なかなか忙しいひとらしい。
そのため、面会するにはアポイントメントが必要で、それも実は結構予約待ちなのだそうだ。今までホイホイ会えたことの方が、奇跡に近いのだとか。
そんなわけで、最初に門前の警備兵に取次ぎを頼んだとき、紹介状もないのだからと、一カ月後を指定された。
リトリィが帽子を脱いで、もうすこし早まらないかと懇願したら、警備兵は慌てて奥に引っ込んで、即座に面会が成立した。
この点だけでも、いかにリトリィが可愛がられているかということが分かったわけだが、つまりナリクァンさんにとって、俺はあくまでもリトリィの付属品であって、どうでもいい存在なのかもしれない。ちょっと腐る。
即座に、といっても、さすがにいま会談している本来の客を追い出すわけにもいかなかったのだろう。部屋に案内され、お茶を出され、さらにそれから三十分くらい待たされた。それでも、俺たちと会う時間をねじ込んでくださったのだから、感謝しかない。
「なるほど……おうちで、『契り固め』を済ませてこられたのですね」
ナリクァンさんが微笑みながら、リトリィと、そしてマイセルを見る。
静かに頭を下げるリトリィと、カチコチに緊張しているマイセルの、蚊の鳴くような返事。
リトリィにしてみれば、厳格だが優しい祖母のようなひと、それがナリクァンさんらしい。
対してマイセルにとっては、この街で大きな力を握っているナリクァン商会の、その頂点に君臨する女傑なのだ。いつもの明るく元気な少女っぷりが鳴りを潜めるのも、まあ、分かる。
なにせ、俺にとってナリクァンさんは、目的のためなら手段を選ばない非情さをもつ、辣腕経営者というイメージなのだから。
「それで、ジルアン――ジルンディール殿は、式にはお出でになるのかしら?」
親父殿は出席するのか――ナリクァンさんの問いに、リトリィの顔が一瞬、曇る。
それを見て即座に、ナリクァンさんは察したようだ。
「いいのですよ。あなたの親族の席、末席でよろしいから、私を混ぜてくださらないかしら。それを確かめたかっただけなのですから」
ま、待ってくださいナリクァンさん!
そんなことできるわけないじゃないですか!
あなたを末席になんて置いたら、ナリクァングループの偉い人たちが「扱いが不当だ」とか言って、今後絶対に嫌がらせをしてくるに決まってるでしょ!
慌てる俺に、ナリクァンさんはころころと笑ってみせる。
「あら、かわいがっている孫のような子を、親族席から見たいというだけですよ?」
マイセルも、今の言葉に目の玉が飛び出さんばかりに目を見開いている。ナリクァンさんに孫のように扱われる、たしかにそんな破格の扱いを実際に目の前で見せられると、驚きもするだろう。
それにしても、親族席から眺めたいだけ?
絶対にそれだけで済むはずがない。幹部連中やSPがぞろぞろやってくるに決まっている。
第一それをやられたら、絶対にマイセル側にはゴーティアスさんがやってくるだろう。ますます収拾がつかなくなるのは目に見えている。
とはいえ、リトリィのドレスはナリクァンさんが全額出資しているのだ。とても嫌だと言い出せない。
ああ、玩具メーカーの意向に振り回されて、定期的に新型装備や新メンバーを追加しなければならない、戦隊モノとか仮面バイク乗りとかプリティーな癒しバトル少女たちとかの製作者たちの苦労が、こんなところで偲ばれるとは。
「……そう、ですね。検討しておきます」
「あらうれしい。楽しみにしておきますね。誰の隣に座れるのかしら」
日本的なやんわり拒否は、即座に埋められた。だめだ、通用しなかった。
リトリィたちは、ドレスの仕上がりの確認と試着のために、席を外している。マイセルも同行させられたのは、どうやらマイセルのスポンサーにゴーティアスさんが付いたということを、どこかから聞きつけたためらしい。
「ある程度そろえさせてあげないと、マイセルちゃんが可哀想ですからね。いまならまだ、ドレスに追加の布を当てるくらいの要望は、通るでしょうし」
「……ええ、まあ……そう、……ですね……」
ひきつった笑顔を浮かべるしかない俺の首筋を、嫌な汗が流れる。
怖い、怖いぞナリクァンさん……!
「ふふ、どうかしらね。さて……」
ナリクァンさんの後ろに控えるSPを除けば、二人きりになった部屋。
「こうして二人で話すのは、あのとき以来ですわね」
左の小指のつま先に、あるはずのない痛みが走る。
……ああ、あのとき、以来……!
「あらためてご結婚、おめでとうございます。ムラタさん……?」
微笑みを浮かべてはいるが、目が笑っていない。
そうだろうな。この前の騒動で、俺はリトリィを泣かせた――彼女を悲しませるようなことをする男だ、という評価がついているのだから。
リトリィが俺を選んだから黙っているだけで、ナリクァンさん自身は、本当は俺が、彼女にふさわしい男だと思っているわけではないのだろう。
――ああ、その通りだ。なにせ俺自身が、彼女は俺になどもったいないと思っているくらいなのだから。
「いまさらどうしろと申し上げるつもりはございませんけれども」
ナリクァンさんは、窓の外を見てつぶやいた。シェクラの花が、だいぶ開いてきている。満開まで、それほどかからないだろう。
「三人で、ともに結婚式を挙げるなど、随分と思い切ったことを考えましたわね……?」
「三人で決めたことです」
「山のご家族の方々は反対されなかったのですか?」
「反対されましたが、最終的に納得はしてもらえました」
「そうですか……」
ナリクァンさんは、小さなため息をついた。
「まあ、いいでしょう。あなた方が納得されているのであれば、私からとやかく言うことではありませんからね」
ナリクァンさんの言葉に、こちらも安堵の溜息をつく。彼女に認められるかどうかは、一つ重大な問題だったのだ。
「ただ一つ、これだけは忘れないで下さいね?」
そう言って、ナリクァンさんは、薄く笑ってみせた。
「私はね? あの子のことを個人的に気に入っているのですよ、前にもお話したと思いますけれど」
もちろん覚えている。リトリィの人柄を愛しているからこそ、ナリクァンさんは彼女を可愛がっているのだ。
「原初の獣人族ということで、余計な苦労を背負うことも多かったでしょうに――あの子は、育ての親御さんの言うことをよく聞いて、あれほどまでに素直で愛らしい娘さんに育ってくれました。だからこそ、あの子には幸せになってもらいたいのです。なんとしてでもね」
その言葉に、俺も大きく頷く。
「自分も、彼女にたくさんのものをもらいました。今度は彼女の側で、そのもらったものを返していきたいと思っています」
俺の言葉に、ナリクァンさんの眉がわずかに上がる。
「もらった? 何をですか?」
「自信です、一人の人間としての」
「まあ……」
ナリクァンさんは、わずかながら目を見開いた。
「自信ですって? そんなもの、女からつけられなければ、あなたはもてなかったと言うのですか?」
「そうですね……。正しくは、彼女が揺るぎないものにしてくれた、と言った方がいいでしょうか」
「……そんな大事なものを女の力を借りなければ得られなかったなんて、ましてそれを私に言うなど、恥ずかしいと思わないのですか?」
ナリクァンさんが、オーバーなくらいに手を広げ、首を横に振った。
よほど呆れているらしい。
だが、俺は続けた。彼女への思いを込めて。
「思いませんね。彼女のおかげで今の俺がある。それは、紛れもない事実ですから」
「あなたに、男としての矜持はないのですか」
「もちろんありますよ。ですが、そんなちっぽけなものより、彼女から受け取ったもののほうがよほど大きいというだけです。そしてそれは、誰にだって、胸を張って伝えたいことなんです。今の自分があるのは、この人のおかげなんだと」
「……呆れたひとですこと」
ナリクァンさんは、背後に控える黒ずくめの男たちに、小声で何かの指示をする。一人が部屋を抜け、もう一人が残った。
「そうやって堂々と惚気てみせる人は、なかなか見ませんわね。私のような世界に身を置いていますと」
「……いえ、事実を申し上げているだけで、惚気ているわけでは……」
「先程の言葉が、惚気でなくてなんなのですか」
ナリクァンさんの表情が、いくぶんか和らいで見えるのは、気のせいではないだろう。先ほどまでの、薄ら笑いを貼り付けた顔ではなく、リトリィに見せるような、柔和な笑みだ。
「……いいでしょう。この私に向かって、そこまで堂々と惚気られるほど、あなたはあの子を愛しているのですね」
それはもう、間違いなく。大きくうなずくと、ナリクァンさんは笑った。
「先日は、本当にどうしてくれようかと思いましたけれど……愚かな選択をしてしまうことも、たまにはあることでしょう。でも――」
「はい。彼女を幸せにする……それは、もう、この先、私の全てをかけて」
まっすぐナリクァンさんの目を見て、胸を張ってみせる。
ナリクァンさんは、やや厳しい目でしばらく俺をじっと見つめたあと、ふっと、小さく笑った。
「そう……いい覚悟ですね」
そのため、面会するにはアポイントメントが必要で、それも実は結構予約待ちなのだそうだ。今までホイホイ会えたことの方が、奇跡に近いのだとか。
そんなわけで、最初に門前の警備兵に取次ぎを頼んだとき、紹介状もないのだからと、一カ月後を指定された。
リトリィが帽子を脱いで、もうすこし早まらないかと懇願したら、警備兵は慌てて奥に引っ込んで、即座に面会が成立した。
この点だけでも、いかにリトリィが可愛がられているかということが分かったわけだが、つまりナリクァンさんにとって、俺はあくまでもリトリィの付属品であって、どうでもいい存在なのかもしれない。ちょっと腐る。
即座に、といっても、さすがにいま会談している本来の客を追い出すわけにもいかなかったのだろう。部屋に案内され、お茶を出され、さらにそれから三十分くらい待たされた。それでも、俺たちと会う時間をねじ込んでくださったのだから、感謝しかない。
「なるほど……おうちで、『契り固め』を済ませてこられたのですね」
ナリクァンさんが微笑みながら、リトリィと、そしてマイセルを見る。
静かに頭を下げるリトリィと、カチコチに緊張しているマイセルの、蚊の鳴くような返事。
リトリィにしてみれば、厳格だが優しい祖母のようなひと、それがナリクァンさんらしい。
対してマイセルにとっては、この街で大きな力を握っているナリクァン商会の、その頂点に君臨する女傑なのだ。いつもの明るく元気な少女っぷりが鳴りを潜めるのも、まあ、分かる。
なにせ、俺にとってナリクァンさんは、目的のためなら手段を選ばない非情さをもつ、辣腕経営者というイメージなのだから。
「それで、ジルアン――ジルンディール殿は、式にはお出でになるのかしら?」
親父殿は出席するのか――ナリクァンさんの問いに、リトリィの顔が一瞬、曇る。
それを見て即座に、ナリクァンさんは察したようだ。
「いいのですよ。あなたの親族の席、末席でよろしいから、私を混ぜてくださらないかしら。それを確かめたかっただけなのですから」
ま、待ってくださいナリクァンさん!
そんなことできるわけないじゃないですか!
あなたを末席になんて置いたら、ナリクァングループの偉い人たちが「扱いが不当だ」とか言って、今後絶対に嫌がらせをしてくるに決まってるでしょ!
慌てる俺に、ナリクァンさんはころころと笑ってみせる。
「あら、かわいがっている孫のような子を、親族席から見たいというだけですよ?」
マイセルも、今の言葉に目の玉が飛び出さんばかりに目を見開いている。ナリクァンさんに孫のように扱われる、たしかにそんな破格の扱いを実際に目の前で見せられると、驚きもするだろう。
それにしても、親族席から眺めたいだけ?
絶対にそれだけで済むはずがない。幹部連中やSPがぞろぞろやってくるに決まっている。
第一それをやられたら、絶対にマイセル側にはゴーティアスさんがやってくるだろう。ますます収拾がつかなくなるのは目に見えている。
とはいえ、リトリィのドレスはナリクァンさんが全額出資しているのだ。とても嫌だと言い出せない。
ああ、玩具メーカーの意向に振り回されて、定期的に新型装備や新メンバーを追加しなければならない、戦隊モノとか仮面バイク乗りとかプリティーな癒しバトル少女たちとかの製作者たちの苦労が、こんなところで偲ばれるとは。
「……そう、ですね。検討しておきます」
「あらうれしい。楽しみにしておきますね。誰の隣に座れるのかしら」
日本的なやんわり拒否は、即座に埋められた。だめだ、通用しなかった。
リトリィたちは、ドレスの仕上がりの確認と試着のために、席を外している。マイセルも同行させられたのは、どうやらマイセルのスポンサーにゴーティアスさんが付いたということを、どこかから聞きつけたためらしい。
「ある程度そろえさせてあげないと、マイセルちゃんが可哀想ですからね。いまならまだ、ドレスに追加の布を当てるくらいの要望は、通るでしょうし」
「……ええ、まあ……そう、……ですね……」
ひきつった笑顔を浮かべるしかない俺の首筋を、嫌な汗が流れる。
怖い、怖いぞナリクァンさん……!
「ふふ、どうかしらね。さて……」
ナリクァンさんの後ろに控えるSPを除けば、二人きりになった部屋。
「こうして二人で話すのは、あのとき以来ですわね」
左の小指のつま先に、あるはずのない痛みが走る。
……ああ、あのとき、以来……!
「あらためてご結婚、おめでとうございます。ムラタさん……?」
微笑みを浮かべてはいるが、目が笑っていない。
そうだろうな。この前の騒動で、俺はリトリィを泣かせた――彼女を悲しませるようなことをする男だ、という評価がついているのだから。
リトリィが俺を選んだから黙っているだけで、ナリクァンさん自身は、本当は俺が、彼女にふさわしい男だと思っているわけではないのだろう。
――ああ、その通りだ。なにせ俺自身が、彼女は俺になどもったいないと思っているくらいなのだから。
「いまさらどうしろと申し上げるつもりはございませんけれども」
ナリクァンさんは、窓の外を見てつぶやいた。シェクラの花が、だいぶ開いてきている。満開まで、それほどかからないだろう。
「三人で、ともに結婚式を挙げるなど、随分と思い切ったことを考えましたわね……?」
「三人で決めたことです」
「山のご家族の方々は反対されなかったのですか?」
「反対されましたが、最終的に納得はしてもらえました」
「そうですか……」
ナリクァンさんは、小さなため息をついた。
「まあ、いいでしょう。あなた方が納得されているのであれば、私からとやかく言うことではありませんからね」
ナリクァンさんの言葉に、こちらも安堵の溜息をつく。彼女に認められるかどうかは、一つ重大な問題だったのだ。
「ただ一つ、これだけは忘れないで下さいね?」
そう言って、ナリクァンさんは、薄く笑ってみせた。
「私はね? あの子のことを個人的に気に入っているのですよ、前にもお話したと思いますけれど」
もちろん覚えている。リトリィの人柄を愛しているからこそ、ナリクァンさんは彼女を可愛がっているのだ。
「原初の獣人族ということで、余計な苦労を背負うことも多かったでしょうに――あの子は、育ての親御さんの言うことをよく聞いて、あれほどまでに素直で愛らしい娘さんに育ってくれました。だからこそ、あの子には幸せになってもらいたいのです。なんとしてでもね」
その言葉に、俺も大きく頷く。
「自分も、彼女にたくさんのものをもらいました。今度は彼女の側で、そのもらったものを返していきたいと思っています」
俺の言葉に、ナリクァンさんの眉がわずかに上がる。
「もらった? 何をですか?」
「自信です、一人の人間としての」
「まあ……」
ナリクァンさんは、わずかながら目を見開いた。
「自信ですって? そんなもの、女からつけられなければ、あなたはもてなかったと言うのですか?」
「そうですね……。正しくは、彼女が揺るぎないものにしてくれた、と言った方がいいでしょうか」
「……そんな大事なものを女の力を借りなければ得られなかったなんて、ましてそれを私に言うなど、恥ずかしいと思わないのですか?」
ナリクァンさんが、オーバーなくらいに手を広げ、首を横に振った。
よほど呆れているらしい。
だが、俺は続けた。彼女への思いを込めて。
「思いませんね。彼女のおかげで今の俺がある。それは、紛れもない事実ですから」
「あなたに、男としての矜持はないのですか」
「もちろんありますよ。ですが、そんなちっぽけなものより、彼女から受け取ったもののほうがよほど大きいというだけです。そしてそれは、誰にだって、胸を張って伝えたいことなんです。今の自分があるのは、この人のおかげなんだと」
「……呆れたひとですこと」
ナリクァンさんは、背後に控える黒ずくめの男たちに、小声で何かの指示をする。一人が部屋を抜け、もう一人が残った。
「そうやって堂々と惚気てみせる人は、なかなか見ませんわね。私のような世界に身を置いていますと」
「……いえ、事実を申し上げているだけで、惚気ているわけでは……」
「先程の言葉が、惚気でなくてなんなのですか」
ナリクァンさんの表情が、いくぶんか和らいで見えるのは、気のせいではないだろう。先ほどまでの、薄ら笑いを貼り付けた顔ではなく、リトリィに見せるような、柔和な笑みだ。
「……いいでしょう。この私に向かって、そこまで堂々と惚気られるほど、あなたはあの子を愛しているのですね」
それはもう、間違いなく。大きくうなずくと、ナリクァンさんは笑った。
「先日は、本当にどうしてくれようかと思いましたけれど……愚かな選択をしてしまうことも、たまにはあることでしょう。でも――」
「はい。彼女を幸せにする……それは、もう、この先、私の全てをかけて」
まっすぐナリクァンさんの目を見て、胸を張ってみせる。
ナリクァンさんは、やや厳しい目でしばらく俺をじっと見つめたあと、ふっと、小さく笑った。
「そう……いい覚悟ですね」
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