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第三部 異世界建築士と思い出の家
第277話:俺の女神さまっ!
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「それにしても、なかなか骨の折れる依頼だな」
マレットさんが、壁に半円型のノコギリを当てながらぼやく。
「いつもなら、漆喰なんざ引っぺがしちまうんだが」
「そこはそれ、マレットさんの技を期待していますから。……それとも、やはりできませんか?」
「……オレがいつできないなんて言った? 面倒くせえだけだ、頼まれた仕事は、報酬以上にやってみせるのが姓もちの矜持よ!」
「さすがマレットさんですね。難しいでしょうが、よろしくお願いいたします」
「難しいんじゃねえ、大工仕事でオレに難しい仕事なんてあるか! 面倒くせえだけだと言ったろう!」
今回の仕事を難しくしているのは、一部の壁の漆喰を保持しながら移動させる、ということ。しかも、水平移動ならまだしも二階から一階へ移動、という点が、より難度を上げている。
だがマレットさんは実に楽しそうだ。まるで、困難な仕事こそ自分のプライドを満たせると言わんばかりに。
「俺の見立てだと、内壁は間違いなく、レンガか石だ。この重量を支えるだけの運搬手段をどう確保するかだな」
チェーンブロック――重量物を小さな力で持ち上げるための、天井などに設置する鎖巻き上げ機――があれば、壁自体をある程度小さく切って吊り下げて下ろす、みたいなことができそうに思える。
だが、俺はあくまでも家の設計ができるだけで、そういう建築作業機械の構造までも知っているわけじゃないのが痛い。
滑車を設置して、力の方向を変えるくらいしか思いつかないのだ。あとは、大工の皆さんの力技に頼るしかない。
井戸の浄化設備の時も、それで四苦八苦してたよな、俺。ああ、本当に、学校の勉強って大事だったよ……!
「どうでしょう、やはり難しいですか?」
「なあに。経験がないわけじゃねえ。ちょいと時間はかかるが、方法はある。漆喰を傷つけないように、慎重にしなきゃならねえってのもあるしな。ただ、そのぶん人手がかなり必要だろう。なにせ、壁を担いで階段を降りなきゃならねえんだからな」
――壁を担いで階段を下りる。
なかなか聞かない斬新な表現!
「……そうすると、かなり小さく壁を分解する必要がありますね?」
「仕方ねえだろ、あまり大きなものだと、階段がもたねえ」
もしかすると、パーティションの壁のような感じで、目隠しレベルの高さ程度しか確保できないかもしれないな。
最悪の場合、あのメッセージがぎりぎり確保できる程度までに小さくしないと、運べないかもしれない。それでも、仕方がないか。
――でも、なんとか方法はないだろうかと、考えてしまう。
せっかく、玄関ホールが吹き抜けで、階段周りだけ壁がなく、手すりになっているのだ。手すりは一時撤去すれば、寝室から切り離した壁を平行移動させて、そのまま吊り下げて下ろせそうなのに。
何か方法はないだろうか。
そう考えてみたが、階段の存在が案外邪魔で、降ろすことができそうにない。
「……できそうでできそうにないことに夢を馳せるより、できることを着実にやるべきなんだろうな」
「オレもその意見には賛成だ。まあ、任せとけって」
そんなわけで、工事は始まったのだった。
「ムラタさん、あの壁、結局どうなるんですか?」
月明かりの中で一息ついていると、リトリィが体を起こして聞いてきた。
「あの壁か? 階段の強度の問題もあってさ、腰壁からもう少し上、一尺半(約一三五センチメートル)くらいの高さで切ることになってる」
「腰壁?」
首をかしげるリトリィ。
ああ、そうか。
腰壁とは、高さが九〇センチメートルから一二〇センチメートルくらいの高さまでを、全体とは別素材にしてある部分のことだ。
例えば、床から一メートルまでを白木、そこから上を壁紙とかにしてある場合、その木の部分を「腰壁」と呼ぶ。
また、手すりのような高さまでしかない壁のことも指す。
今回の場合、構造は前者だ。腰壁の高さは床から測って三尺、つまり約九〇センチメートルだった。そこから二〇センチメートルほど上の高さから、例の言葉の一行目が始まっている。
壁を切り取る予定の高さまでは、七寸ほど――つまり、二〇センチメートル程度しか余裕がない。レンガ一個分が欠けただけで、もうピンチだ。
だが、それでやるしかない。
「え……? それだと、かなり、ぎりぎりではないですか? ほんとうに、あの言葉を傷つけずに、壁を切り取れるんですか?」
「そこはなんとかするしかないさ。そりゃ、できるだけ大きく切り取りたいが、階段が、重さに耐えられないだろう。
運ぶ壁が大きければ大きいほど、運ぶためのひとも増える。そうすると、余計に階段に負担がかかる。これはもう、どうしようもない」
「……ムラタさんのお知恵で、なんとかならないんですか?」
リトリィが、俺の胸を撫でさすりながら、ためらいがちに言う。
「俺だって何とかしたいけどさ。たとえば滑車とか使って、吹き抜けを利用して吊り下げるとか」
「やりかたは、あるんですね?」
「でもだめだ。そうすると、今度は階段が邪魔になる。下ろす先に階段があることになって、一階で受け取ることが難しいんだ」
だから、吊るして下ろす方法はあきらめたのだ。
するとリトリィが、不思議そうに聞いてきた。
「えっと、吊るして下ろすときに、その……ずらすことはできないんですか?」
「ずらす――それは危険だ。斜めに下ろすなんてことをしたら、重心が狂って落下したり、倒れたりする。吊り下げたものは、まっすぐ上げ下ろしするしかないんだよ」
おそらくリトリィが言っているのは、まっすぐ下ろしたあと、階段に接触する前にロープなり鎖なりを引っ張って、階段のないところに下ろせばいい、という意味なのだろう。
だが、それは力が斜めにかかるということだ。
当然バランスは崩れるし、縦に長い構造物だから当然傾くだろうし、そうしたらあっという間に倒れるだろう。
倒れなかったとしても、傾いた時点でもう、終わりだ。垂直を保てなかったレンガの壁は、おそらく崩れてしまう。
たとえ崩れなかったとしても、折れたり、傷がついたりするのは目に見えている。
ところが、リトリィは俺の説明を聞いて、目をぱちくりさせ、そして、恥ずかしそうに言った。
「……いえ、そうではなくて」
「え、違うのか?」
「えっと、……階段のほうを、ずらせないかな、って……」
階段をずらす。
「……もっと無理だろ」
俺の一言に、リトリィは「やっぱり、だめですか……」と、目を伏せ、俺の胸にその横顔を載せた。
あれは、壁と一体化しているというか、壁から生えている構造物になっている。
壁の段差を低くするのは、階段を一から造り直すということになるのだ。
そして、壁を作り直すためには、あの寝室の壁が邪魔で……。
……ん?
「階段を撤去してから、その状態で下ろせばいい……?」
工程の入れ替えが必要だが……二階に上るのは、はしごを使えばいい。
ベッドやクローゼットなど、必要なものを下ろして、しばらく客間を寝室代わりにする、という作業は、今日完了した。もう、階段を使うのは、俺たち業者だけだ。
だから先に階段を撤去し、続いて壁を切り抜いて下ろし、リビングルームにナリクァンさんの寝室をこしらえつつ、同時に段差を低くした階段を造り直す――。
……いけそう、なのか?
リトリィは、相変わらず俺の胸の上に頭を載せたまま、俺の胸の上に指で「の」の字を書いている。
少しつまらなそうに見えるのは、俺が一人で考えを巡らせていたからか?
でも、……ああ、リトリィ! 君のおかげだ!
階段ができるまでは上り下りが面倒なだけで、行けそうだぞこれは! 上げ下ろしのところは動滑車を配置すれば、負担も半分になる!
柱の位置をよく見て、大荷重がかかっても問題が起きにくい位置に滑車を設置しないといけないが、なんとかなるだろう。
なんなら、吹き抜けに足場を組めばいい。
あとは壁の切り抜きと移動に、細心の注意を払えばいいだけだ。
いける、いけるぞ!
興奮して彼女を抱きしめ飛び起き、やたら早口で言い切って、気がついたらリトリィが目を白黒させていた。
「よ、よくわからないですけど、やっぱりムラタさんは、すごいです」
すごいのは俺じゃない!
いつも俺に素朴なヒントをくれる、君だ!
ああっ! リトリィ、俺の女神さまっ!
「え、あの、む、ムラタさ……やっ、ひゃうん!」
歓喜と謝礼の念を込めて、夜を徹して彼女をたっぷりと可愛がり、結果、思いっきり寝坊して現場に遅刻したのは、ご愛嬌というやつだ。
……すみません。
マレットさんが、壁に半円型のノコギリを当てながらぼやく。
「いつもなら、漆喰なんざ引っぺがしちまうんだが」
「そこはそれ、マレットさんの技を期待していますから。……それとも、やはりできませんか?」
「……オレがいつできないなんて言った? 面倒くせえだけだ、頼まれた仕事は、報酬以上にやってみせるのが姓もちの矜持よ!」
「さすがマレットさんですね。難しいでしょうが、よろしくお願いいたします」
「難しいんじゃねえ、大工仕事でオレに難しい仕事なんてあるか! 面倒くせえだけだと言ったろう!」
今回の仕事を難しくしているのは、一部の壁の漆喰を保持しながら移動させる、ということ。しかも、水平移動ならまだしも二階から一階へ移動、という点が、より難度を上げている。
だがマレットさんは実に楽しそうだ。まるで、困難な仕事こそ自分のプライドを満たせると言わんばかりに。
「俺の見立てだと、内壁は間違いなく、レンガか石だ。この重量を支えるだけの運搬手段をどう確保するかだな」
チェーンブロック――重量物を小さな力で持ち上げるための、天井などに設置する鎖巻き上げ機――があれば、壁自体をある程度小さく切って吊り下げて下ろす、みたいなことができそうに思える。
だが、俺はあくまでも家の設計ができるだけで、そういう建築作業機械の構造までも知っているわけじゃないのが痛い。
滑車を設置して、力の方向を変えるくらいしか思いつかないのだ。あとは、大工の皆さんの力技に頼るしかない。
井戸の浄化設備の時も、それで四苦八苦してたよな、俺。ああ、本当に、学校の勉強って大事だったよ……!
「どうでしょう、やはり難しいですか?」
「なあに。経験がないわけじゃねえ。ちょいと時間はかかるが、方法はある。漆喰を傷つけないように、慎重にしなきゃならねえってのもあるしな。ただ、そのぶん人手がかなり必要だろう。なにせ、壁を担いで階段を降りなきゃならねえんだからな」
――壁を担いで階段を下りる。
なかなか聞かない斬新な表現!
「……そうすると、かなり小さく壁を分解する必要がありますね?」
「仕方ねえだろ、あまり大きなものだと、階段がもたねえ」
もしかすると、パーティションの壁のような感じで、目隠しレベルの高さ程度しか確保できないかもしれないな。
最悪の場合、あのメッセージがぎりぎり確保できる程度までに小さくしないと、運べないかもしれない。それでも、仕方がないか。
――でも、なんとか方法はないだろうかと、考えてしまう。
せっかく、玄関ホールが吹き抜けで、階段周りだけ壁がなく、手すりになっているのだ。手すりは一時撤去すれば、寝室から切り離した壁を平行移動させて、そのまま吊り下げて下ろせそうなのに。
何か方法はないだろうか。
そう考えてみたが、階段の存在が案外邪魔で、降ろすことができそうにない。
「……できそうでできそうにないことに夢を馳せるより、できることを着実にやるべきなんだろうな」
「オレもその意見には賛成だ。まあ、任せとけって」
そんなわけで、工事は始まったのだった。
「ムラタさん、あの壁、結局どうなるんですか?」
月明かりの中で一息ついていると、リトリィが体を起こして聞いてきた。
「あの壁か? 階段の強度の問題もあってさ、腰壁からもう少し上、一尺半(約一三五センチメートル)くらいの高さで切ることになってる」
「腰壁?」
首をかしげるリトリィ。
ああ、そうか。
腰壁とは、高さが九〇センチメートルから一二〇センチメートルくらいの高さまでを、全体とは別素材にしてある部分のことだ。
例えば、床から一メートルまでを白木、そこから上を壁紙とかにしてある場合、その木の部分を「腰壁」と呼ぶ。
また、手すりのような高さまでしかない壁のことも指す。
今回の場合、構造は前者だ。腰壁の高さは床から測って三尺、つまり約九〇センチメートルだった。そこから二〇センチメートルほど上の高さから、例の言葉の一行目が始まっている。
壁を切り取る予定の高さまでは、七寸ほど――つまり、二〇センチメートル程度しか余裕がない。レンガ一個分が欠けただけで、もうピンチだ。
だが、それでやるしかない。
「え……? それだと、かなり、ぎりぎりではないですか? ほんとうに、あの言葉を傷つけずに、壁を切り取れるんですか?」
「そこはなんとかするしかないさ。そりゃ、できるだけ大きく切り取りたいが、階段が、重さに耐えられないだろう。
運ぶ壁が大きければ大きいほど、運ぶためのひとも増える。そうすると、余計に階段に負担がかかる。これはもう、どうしようもない」
「……ムラタさんのお知恵で、なんとかならないんですか?」
リトリィが、俺の胸を撫でさすりながら、ためらいがちに言う。
「俺だって何とかしたいけどさ。たとえば滑車とか使って、吹き抜けを利用して吊り下げるとか」
「やりかたは、あるんですね?」
「でもだめだ。そうすると、今度は階段が邪魔になる。下ろす先に階段があることになって、一階で受け取ることが難しいんだ」
だから、吊るして下ろす方法はあきらめたのだ。
するとリトリィが、不思議そうに聞いてきた。
「えっと、吊るして下ろすときに、その……ずらすことはできないんですか?」
「ずらす――それは危険だ。斜めに下ろすなんてことをしたら、重心が狂って落下したり、倒れたりする。吊り下げたものは、まっすぐ上げ下ろしするしかないんだよ」
おそらくリトリィが言っているのは、まっすぐ下ろしたあと、階段に接触する前にロープなり鎖なりを引っ張って、階段のないところに下ろせばいい、という意味なのだろう。
だが、それは力が斜めにかかるということだ。
当然バランスは崩れるし、縦に長い構造物だから当然傾くだろうし、そうしたらあっという間に倒れるだろう。
倒れなかったとしても、傾いた時点でもう、終わりだ。垂直を保てなかったレンガの壁は、おそらく崩れてしまう。
たとえ崩れなかったとしても、折れたり、傷がついたりするのは目に見えている。
ところが、リトリィは俺の説明を聞いて、目をぱちくりさせ、そして、恥ずかしそうに言った。
「……いえ、そうではなくて」
「え、違うのか?」
「えっと、……階段のほうを、ずらせないかな、って……」
階段をずらす。
「……もっと無理だろ」
俺の一言に、リトリィは「やっぱり、だめですか……」と、目を伏せ、俺の胸にその横顔を載せた。
あれは、壁と一体化しているというか、壁から生えている構造物になっている。
壁の段差を低くするのは、階段を一から造り直すということになるのだ。
そして、壁を作り直すためには、あの寝室の壁が邪魔で……。
……ん?
「階段を撤去してから、その状態で下ろせばいい……?」
工程の入れ替えが必要だが……二階に上るのは、はしごを使えばいい。
ベッドやクローゼットなど、必要なものを下ろして、しばらく客間を寝室代わりにする、という作業は、今日完了した。もう、階段を使うのは、俺たち業者だけだ。
だから先に階段を撤去し、続いて壁を切り抜いて下ろし、リビングルームにナリクァンさんの寝室をこしらえつつ、同時に段差を低くした階段を造り直す――。
……いけそう、なのか?
リトリィは、相変わらず俺の胸の上に頭を載せたまま、俺の胸の上に指で「の」の字を書いている。
少しつまらなそうに見えるのは、俺が一人で考えを巡らせていたからか?
でも、……ああ、リトリィ! 君のおかげだ!
階段ができるまでは上り下りが面倒なだけで、行けそうだぞこれは! 上げ下ろしのところは動滑車を配置すれば、負担も半分になる!
柱の位置をよく見て、大荷重がかかっても問題が起きにくい位置に滑車を設置しないといけないが、なんとかなるだろう。
なんなら、吹き抜けに足場を組めばいい。
あとは壁の切り抜きと移動に、細心の注意を払えばいいだけだ。
いける、いけるぞ!
興奮して彼女を抱きしめ飛び起き、やたら早口で言い切って、気がついたらリトリィが目を白黒させていた。
「よ、よくわからないですけど、やっぱりムラタさんは、すごいです」
すごいのは俺じゃない!
いつも俺に素朴なヒントをくれる、君だ!
ああっ! リトリィ、俺の女神さまっ!
「え、あの、む、ムラタさ……やっ、ひゃうん!」
歓喜と謝礼の念を込めて、夜を徹して彼女をたっぷりと可愛がり、結果、思いっきり寝坊して現場に遅刻したのは、ご愛嬌というやつだ。
……すみません。
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