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第三部 異世界建築士と思い出の家
第232話:血を繋ぐために
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「ゾオントロプス――獣と、人とを行き来できた種族、その末裔たるライカントロプスのありのままを――お前自身の正体を、とくと目に焼き付けるといい」
男は、低く唸り声を上げ始めた。
男の髪が──全身の体毛が、ざわざわと、揺れ始める。
明らかに筋肉量が増していき、全身を褐色の毛が覆ってゆく。
顔が──鼻のあたりから口、顎までうずたかく盛り上がっていく。
側頭部についていたはずの耳が、徐々に頭の上に移動するように伸びていき、そして、毛に包まれ三角に尖っていく――!
馬鹿な──これじゃ、本当に──
頭には大きな三角の耳。
犬のようなマズルに、黒い鼻。
ふさふさの長い尾。
隆々とした、鎧をまとうかのような筋肉。
その肉体を、胸元以外の全身を深々と覆う、褐色の毛並み。
その体毛は、本来の狼と同じく、体の内側ともいうべき、顎から下――喉、胸、腹、脇、内腿、尻尾の裏などは白い。背中側は、背骨に沿ってやや黒くなっていて、それは尻尾の先までつづいている。
「――どうだ、納得したか?」
男、だったものは、感触を確かめるように両手を開いたり閉じたりしてみせ、そして、開いた左手に、右の拳を打ち付けてみせる。
そこに立っていたのは、性別と色以外、リトリィと変わらない、直立する異形、獣相の男――狼男だった。
「わ、わたしは、姿を変えることなんてできません!」
リトリィの声から、狼狽する様子が伝わってくる。俺だって驚いているのだ、当然だろう。
まして自分のルーツに関わりそうな存在が目の前に現れて、しかも超自然的なこと──変身なんてことをやらかしては、動揺するなというほうが無茶だ。
「それはそうだろうな。例の学者は言っていたぞ、十歳かそこらまでに変身の感覚を理解できないと、生涯、変身できなくなる恐れがあるとな」
だが、狼男は口の端をゆがめてみせた。
「でもな、そんなことは別に問題じゃない。お前の血が重要なんだ。──オレの仔を産め」
耳を疑った。
おもわず飛び出したくなったくらいに。
── 奴の子供を産め、だと!? リトリィに!?
「お前は残念ながら、変身の仕方を知らずに成長してしまった、不完全なメスらしい。それにその色の薄い毛並み、青紫のぶどう色をした瞳──お前は白子の血が現れているようだな。
……だが、そんなことは大した問題じゃない。変身できなくとも、お前が俺と同じ、狼人間である事実は変わらない」
白子──つまりアルビノ、もしくはそれに近いってことか? リトリィの美しい金の毛並みは、色素の欠乏が原因?
アルビノというと肌も体毛も真っ白で、真っ赤な瞳だと思っていたけど、そういうわけじゃないのか。
「だからオレの仔を産め」
って、なんなんだ、その話の跳び方は!
リトリィの話も聞かずに、コイツは!
思わず歯ぎしりをし、しかし、ゆっくり息を吐いて自分を落ち着かせると、そっと、腰のナイフを抜いた。
いざとなったら、これで刺し違えてでも、リトリィを助けるつもりで。
「わ、わたしには心に決めた人がいるんです。あなたの仔を産めと言われても、産めません」
「大丈夫だ。オレは寛大だ。仔を産ませる女が、オレ以外のオスを好いていても、番をもっていても、オレ以前に仔を産んでいても気にしない。次に産むのはオレの仔だからな」
「そんなこと、しません。あなたの仔なんて産みません。わたしには、――仔を産みたい、産んであげたい、大切なひとがいるんです」
「一緒にいた、あの人間のオスか?」
「そうです」
リトリィの言葉に、胸を貫かれるような痛みを覚える。
あのとき、俺は。
俺は何をした、何を言ってしまった。
俺があのとき、嫉妬に駆られて彼女から離れなければ。
そうすれば、あるいはこんな――。
「わたしがあのひとを信じきれなくて、そのせいでこんなところにきてしまったのに。
……でもあのひとは、きっと、それを自分のせいだって思い込んでいます。だからきっと、わたしに謝るために――それだけのために、ここまで来てくださるんじゃないかって思える、そんなひとなんです」
リトリィの言葉には、ひとつも、よどみがない。
かたく、そう信じている――そんな思いが、伝わってくる。
……ごめん。
ごめん、リトリィ。
俺は、……俺は、そんなに立派な人間じゃないんだよ。
俺こそが、君を信じきれなくて、それで、こんな……。
「――ずいぶんと気に入ってるんだな、その男を」
「はい。わたしが、いのちをかけてお慕いするかた――わたしの、だんなさまですから」
「フン。その男なら、今――」
そう言って、狼男は一瞬、こちらを見たような気がした。
見つかった!? 思わず体を縮めるが、男はまたすぐに視線を戻すと、鼻で笑ってみせた。
「まあいい。あの男なら、俺の爪を食らったんだ。生きてはいまい」
「……そんな!」
リトリィの悲鳴に、俺が食らった後頭部の一撃を思い出す。
そうか……
あれは、奴の爪だったのか!
引っかかった、その程度だったと思ったが、それで、この傷か。
思わず、頭に巻かれた包帯に触れる。
ぞわりと、背筋に冷たいものが走る。
引っかかった、かすっただけで、あの、血まみれになる裂傷を受けたのだ。
もし、もう少し、コンマ一秒でも、あの爪に触れるのが早かったなら、一歩でも、奴に近かったなら――
俺の頭は、致命的に粉砕されていたかもしれない。
そんな恐ろしい奴が、今、そこに、いる……!!
あらためて、身がすくむ。
俺は、ここにいること自体が場違いだ。
戦うどころか、ろくにナイフの構え方も知らない、そんな人間が。
人殺しを何とも思っていないような奴に、挑む――!?
「それにだ。もし仮にお前があの人間のオスの仔を産むとなったら──あんな貧弱な人間に、お前を孕ませる種もないだろうが――万が一産めたとしても、お前の姿そのままの、白子に近い仔になるだろう。丈夫に育つとは限らん」
リトリィが最も望んでいた、子供を産むこと。しかしその相手が俺だと、リスクがある、だって?
「そう、なるかどうかは──」
「安心しろ。オレなら、白子の血に負けない丈夫な仔を、間違いなく産ませてやれる。お前に代わって、我が仔に変身の仕方も教えてやれるし、本来のお前の血筋である、立派な狼人間に育ててやれる。オレなら、それができる」
「そ、そんな理由であなたの仔なんて──」
「誇り高い血筋を絶やすつもりか?」
リトリィの悲鳴に、狼男は誇らしげに答えた。
「オレの血統も純血に近いが、お前ほど美しい血を宿す女など見たことがない。オレと番えば、その血を絶やすことなく伝えられる。必ずオレが、素晴らしい仔を産ませてやる」
「あなたは──」
リトリィが、ゆっくりと聞いた。ためらうように、確かめるように。
「あなたが欲しいのは、わたしとの仔──わたしの血筋、なんですね?」
「当たり前だ。番う理由など、仔を作るため以外にないだろう? オレの仔を産む気になったなら、ここからも出してやる」
「……ほんとうに、それだけなのですか? それだけでいいんですか? あなたの仔を産むなら、ここから出して、自由にしてくれるんですか? あなたのことを、好きにならなくても」
「ようやくその気になったんだな? ああ、もちろんだ。たくさん産め」
……リトリィ!?
馬鹿な、何を言ってるんだ!?
「……なんだ、わかってるじゃないか。丸くて大きな、いい尻だな。毛の厚みも、申し分ない」
「わたしがだれを好きであっても……たとえあなたを嫌っていても、あなたの仔を産みさえすれば――あなたは、それでいいんですか? 満足できるんですか?」
「お前が誰を好きかなんて、大した問題じゃない。オレの仔を丈夫に産めれば、それでいい」
男が、部屋の奥に消えると同時に、ガチャガチャと金属の何かをいじる音が聞こえ、そして、耳障りな金属音――扉の開く音が聞こえてきた。
――牢が開けられた、らしい……。
「深く考えることはない。お前が例の人間を好くのは自由だ、好きにしろ。
要は取引だ。オレは、オレの血を繋ぐ仔を手に入れる。お前は、オレの仔と自由を手に入れる。なんなら、孕んでいる間なら例の人間と逢わせてやってもいい。生きていればの話だがな」
「ほ、本気なんですか、それは……」
「オレは嘘は言わない」
小さな、悲鳴。
「心がどうだろうと関係ない。メスは仔を産んで育てる。オスはそれを守る。そうやって血は繋がってきた。それで十分だ。今度はお前が、オレの血を繋ぐ仔を産む順番になった、それだけだ」
「……でしたら、わたし、は……」
「お前の仕事など、ただ一つだ。さあ、今から受け止めろ」
「……あなたの、仔、など、――」
その、弱々しい声に、
俺はもう、
耐えられなかった。
くそっ、
くそっ……!
俺は!
俺はこんなところで!
這いつくばってる場合なんかじゃないッ!!
動け、
動け!
動けよ、足ぃっ!!
「リトリィィィィイイイイッッ!!」
男は、低く唸り声を上げ始めた。
男の髪が──全身の体毛が、ざわざわと、揺れ始める。
明らかに筋肉量が増していき、全身を褐色の毛が覆ってゆく。
顔が──鼻のあたりから口、顎までうずたかく盛り上がっていく。
側頭部についていたはずの耳が、徐々に頭の上に移動するように伸びていき、そして、毛に包まれ三角に尖っていく――!
馬鹿な──これじゃ、本当に──
頭には大きな三角の耳。
犬のようなマズルに、黒い鼻。
ふさふさの長い尾。
隆々とした、鎧をまとうかのような筋肉。
その肉体を、胸元以外の全身を深々と覆う、褐色の毛並み。
その体毛は、本来の狼と同じく、体の内側ともいうべき、顎から下――喉、胸、腹、脇、内腿、尻尾の裏などは白い。背中側は、背骨に沿ってやや黒くなっていて、それは尻尾の先までつづいている。
「――どうだ、納得したか?」
男、だったものは、感触を確かめるように両手を開いたり閉じたりしてみせ、そして、開いた左手に、右の拳を打ち付けてみせる。
そこに立っていたのは、性別と色以外、リトリィと変わらない、直立する異形、獣相の男――狼男だった。
「わ、わたしは、姿を変えることなんてできません!」
リトリィの声から、狼狽する様子が伝わってくる。俺だって驚いているのだ、当然だろう。
まして自分のルーツに関わりそうな存在が目の前に現れて、しかも超自然的なこと──変身なんてことをやらかしては、動揺するなというほうが無茶だ。
「それはそうだろうな。例の学者は言っていたぞ、十歳かそこらまでに変身の感覚を理解できないと、生涯、変身できなくなる恐れがあるとな」
だが、狼男は口の端をゆがめてみせた。
「でもな、そんなことは別に問題じゃない。お前の血が重要なんだ。──オレの仔を産め」
耳を疑った。
おもわず飛び出したくなったくらいに。
── 奴の子供を産め、だと!? リトリィに!?
「お前は残念ながら、変身の仕方を知らずに成長してしまった、不完全なメスらしい。それにその色の薄い毛並み、青紫のぶどう色をした瞳──お前は白子の血が現れているようだな。
……だが、そんなことは大した問題じゃない。変身できなくとも、お前が俺と同じ、狼人間である事実は変わらない」
白子──つまりアルビノ、もしくはそれに近いってことか? リトリィの美しい金の毛並みは、色素の欠乏が原因?
アルビノというと肌も体毛も真っ白で、真っ赤な瞳だと思っていたけど、そういうわけじゃないのか。
「だからオレの仔を産め」
って、なんなんだ、その話の跳び方は!
リトリィの話も聞かずに、コイツは!
思わず歯ぎしりをし、しかし、ゆっくり息を吐いて自分を落ち着かせると、そっと、腰のナイフを抜いた。
いざとなったら、これで刺し違えてでも、リトリィを助けるつもりで。
「わ、わたしには心に決めた人がいるんです。あなたの仔を産めと言われても、産めません」
「大丈夫だ。オレは寛大だ。仔を産ませる女が、オレ以外のオスを好いていても、番をもっていても、オレ以前に仔を産んでいても気にしない。次に産むのはオレの仔だからな」
「そんなこと、しません。あなたの仔なんて産みません。わたしには、――仔を産みたい、産んであげたい、大切なひとがいるんです」
「一緒にいた、あの人間のオスか?」
「そうです」
リトリィの言葉に、胸を貫かれるような痛みを覚える。
あのとき、俺は。
俺は何をした、何を言ってしまった。
俺があのとき、嫉妬に駆られて彼女から離れなければ。
そうすれば、あるいはこんな――。
「わたしがあのひとを信じきれなくて、そのせいでこんなところにきてしまったのに。
……でもあのひとは、きっと、それを自分のせいだって思い込んでいます。だからきっと、わたしに謝るために――それだけのために、ここまで来てくださるんじゃないかって思える、そんなひとなんです」
リトリィの言葉には、ひとつも、よどみがない。
かたく、そう信じている――そんな思いが、伝わってくる。
……ごめん。
ごめん、リトリィ。
俺は、……俺は、そんなに立派な人間じゃないんだよ。
俺こそが、君を信じきれなくて、それで、こんな……。
「――ずいぶんと気に入ってるんだな、その男を」
「はい。わたしが、いのちをかけてお慕いするかた――わたしの、だんなさまですから」
「フン。その男なら、今――」
そう言って、狼男は一瞬、こちらを見たような気がした。
見つかった!? 思わず体を縮めるが、男はまたすぐに視線を戻すと、鼻で笑ってみせた。
「まあいい。あの男なら、俺の爪を食らったんだ。生きてはいまい」
「……そんな!」
リトリィの悲鳴に、俺が食らった後頭部の一撃を思い出す。
そうか……
あれは、奴の爪だったのか!
引っかかった、その程度だったと思ったが、それで、この傷か。
思わず、頭に巻かれた包帯に触れる。
ぞわりと、背筋に冷たいものが走る。
引っかかった、かすっただけで、あの、血まみれになる裂傷を受けたのだ。
もし、もう少し、コンマ一秒でも、あの爪に触れるのが早かったなら、一歩でも、奴に近かったなら――
俺の頭は、致命的に粉砕されていたかもしれない。
そんな恐ろしい奴が、今、そこに、いる……!!
あらためて、身がすくむ。
俺は、ここにいること自体が場違いだ。
戦うどころか、ろくにナイフの構え方も知らない、そんな人間が。
人殺しを何とも思っていないような奴に、挑む――!?
「それにだ。もし仮にお前があの人間のオスの仔を産むとなったら──あんな貧弱な人間に、お前を孕ませる種もないだろうが――万が一産めたとしても、お前の姿そのままの、白子に近い仔になるだろう。丈夫に育つとは限らん」
リトリィが最も望んでいた、子供を産むこと。しかしその相手が俺だと、リスクがある、だって?
「そう、なるかどうかは──」
「安心しろ。オレなら、白子の血に負けない丈夫な仔を、間違いなく産ませてやれる。お前に代わって、我が仔に変身の仕方も教えてやれるし、本来のお前の血筋である、立派な狼人間に育ててやれる。オレなら、それができる」
「そ、そんな理由であなたの仔なんて──」
「誇り高い血筋を絶やすつもりか?」
リトリィの悲鳴に、狼男は誇らしげに答えた。
「オレの血統も純血に近いが、お前ほど美しい血を宿す女など見たことがない。オレと番えば、その血を絶やすことなく伝えられる。必ずオレが、素晴らしい仔を産ませてやる」
「あなたは──」
リトリィが、ゆっくりと聞いた。ためらうように、確かめるように。
「あなたが欲しいのは、わたしとの仔──わたしの血筋、なんですね?」
「当たり前だ。番う理由など、仔を作るため以外にないだろう? オレの仔を産む気になったなら、ここからも出してやる」
「……ほんとうに、それだけなのですか? それだけでいいんですか? あなたの仔を産むなら、ここから出して、自由にしてくれるんですか? あなたのことを、好きにならなくても」
「ようやくその気になったんだな? ああ、もちろんだ。たくさん産め」
……リトリィ!?
馬鹿な、何を言ってるんだ!?
「……なんだ、わかってるじゃないか。丸くて大きな、いい尻だな。毛の厚みも、申し分ない」
「わたしがだれを好きであっても……たとえあなたを嫌っていても、あなたの仔を産みさえすれば――あなたは、それでいいんですか? 満足できるんですか?」
「お前が誰を好きかなんて、大した問題じゃない。オレの仔を丈夫に産めれば、それでいい」
男が、部屋の奥に消えると同時に、ガチャガチャと金属の何かをいじる音が聞こえ、そして、耳障りな金属音――扉の開く音が聞こえてきた。
――牢が開けられた、らしい……。
「深く考えることはない。お前が例の人間を好くのは自由だ、好きにしろ。
要は取引だ。オレは、オレの血を繋ぐ仔を手に入れる。お前は、オレの仔と自由を手に入れる。なんなら、孕んでいる間なら例の人間と逢わせてやってもいい。生きていればの話だがな」
「ほ、本気なんですか、それは……」
「オレは嘘は言わない」
小さな、悲鳴。
「心がどうだろうと関係ない。メスは仔を産んで育てる。オスはそれを守る。そうやって血は繋がってきた。それで十分だ。今度はお前が、オレの血を繋ぐ仔を産む順番になった、それだけだ」
「……でしたら、わたし、は……」
「お前の仕事など、ただ一つだ。さあ、今から受け止めろ」
「……あなたの、仔、など、――」
その、弱々しい声に、
俺はもう、
耐えられなかった。
くそっ、
くそっ……!
俺は!
俺はこんなところで!
這いつくばってる場合なんかじゃないッ!!
動け、
動け!
動けよ、足ぃっ!!
「リトリィィィィイイイイッッ!!」
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