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第三部 異世界建築士と思い出の家
第218話:符丁
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「だから、相談をしろと言うたのだ。一人で何とかしようとするな。お前さんが動くのは当然だが、ひとに協力を仰げ」
瀧井さんの言葉に、俺は、意図せず涙があふれてくるのを感じた。
慌てて服の袖で顔を押さえたが、涙が、止まらない。漏れる嗚咽を抑えられない。
協力は……仰いだんだ。
「でも……でも、ナリクァンさんには……断られたんですよ……!」
そうだ……。
俺は、助けを求めて、そして、見捨てられたんだ。
リトリィの夫になる資格などない、そんなことを言われて……。
「……俺が、リトリィを守れなかったのが悪いって……。自分の力で何もしない奴に同情はできないって……商会は、協力できないって……!!」
「当たり前だ」
瀧井さんは、あっさりと言ってのけた。
まさか瀧井さんからそんな言葉を吐きかけられるとは思っていなかった俺は、ぽかんと彼の顔を見る。
瀧井さんは、そんな俺の頭をぐしゃぐしゃと搔き乱しながら言った。
「ナリクァンさんに、商会の力を借りようとしたな? あの人は、表向き引退したとはいえ、いまだ組織の頂点だぞ? そんな人が、『知り合いの頼みでひと捜し』などという個人的な理由で、組織を動かそうとしてみろ。とんでもないことになる。もし組織の力を借りたいと思ったなら、対価を要求されるのは当然だろう」
「それじゃあ……俺は、どうすればよかったんですか……?」
「個人的な協力を依頼するに限るだろう。あの人は慈悲深い方だが、組織の長だ。組織の私的利用をずっと戒めてきた張本人だぞ。
繰り返さなかったか? 『組織としては動けない』と」
瀧井さんの言葉に、俺は、開いた口が塞がらない。
……たった、それだけのことで?
「たったそれだけ、だと? 馬鹿を言うな。お前さん、その年で組織の長という立場の重みを理解しておらんようだな。それでは将来、事務所を経営するなど、夢のまた夢だぞ。
いいか? 公ごとと私ごと、それはきちんと分けねばならん。いわゆる、建前と本音という奴だ」
「じゃ、じゃあ、俺はいったい……」
「組織を表立って動かせるように、お前さんへの協力が商会の利益になるとでっちあげるか、個人的な伝手として、もう一度ナリクァンさんに依頼をするか。
もちろん、前者の方が商会の情報網を動員できるようになるからいいんだが、まあ、今からは難しいだろう。無難に、ナリクァンさん個人に協力を依頼すべきだな。彼女の個人的資産や伝手頼みになるが、なにもないよりずっといい」
ふっと、瀧井さんの目が優しくなる。
「わしとて、妻の身に何かあったとなれば、おそらく冷静になどなれぬし、お前さんの様にみっともなく右往左往してしまうのかもしれん。だが、己の生き方は、きっと誰かが見ていて、そしてその生き方にふさわしい報いを与えてくれるものと、わしは信じておる」
「報い……?」
「善い行いには良い報いが、善くない行いには良くない報いが、必ず巡ってやってくる。
お前さんのこれまでの、不器用だが誠実にあろうとする生き方は、決してお前さんを見捨てない。例えばわしもそうだし、こっちの面白みのない顔の門衛騎士もな」
「……妻は俺の顔がいいと言ってくれてるんだ」
「はぁっ!? 結婚しているのか、あんた!」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまった俺を、フロインドがじろりと睨む。
「失敬な奴め、十七の時に結婚して、もう十年連れ添っているぞ」
「しかも俺と同い年!!」
「こいつの嫁ごは、それはそれは背が高くてな。こいつの身長よりさらに目の位置が高いんだぞ。遠目に見ると、この凸凹具合が面白い」
たっか! 俺よりも若干高いこいつより、さらに高い!? 身長は二メートルを超えているんじゃないだろうか。ばつが悪そうに視線を逸らすフロインドが、妙におかしい。
「だれもが、大切な誰かを抱えておるんだ。きちんと話を通せ。相手の立場になって考えろ。そうして、動け。必要ならば金も惜しむな。
……そうすれば、きっとお前さんへの協力を惜しむような輩はいないはずだ。もちろん、お前さんのためではなく、リトリィさんのためであることもあるだろうがな」
瀧井さんの言葉にうなずきながら、フロインドが続いた。
「……だから、まずはとっとと冒険者ギルドに行ってこい。俺がリトラエイティル様のために――貴様のためにできるのは、そこまでなんだ。俺は俺で、やらねばならんことがあるからな。
いいか。さっきの、リトラエイティル様をさらった奴の特徴を必ずギルドの奴らに伝えてくれ。それから、あちこちに協力を依頼してこい」
「ムラタさん!!」
ギルドの扉を開けた俺を一目見て飛びついてきたのは、マイセルだった。
「どこへ行ってたんですか、探したんですよ! お姉さまに続いてムラタさんもどうかなっちゃったらって、すごく心配したんだから!!」
目の縁が赤い、泣いていたのか。
……すまない。
「ごめん、俺もリトリィを探してたんだけど……ちょっと、その……」
言いかけたところを、瀧井さんにそっとつつかれる。
「あ……ええと! 依頼については、どうなった!?」
俺の問いに、マイセルが暗い表情で首を振る。
「三人、協力を申し出てくれたの。薬草探しとか害獣退治とかの、ついでなんだけど……」
沈んだ姿に、しかし申し訳なさでいっぱいになる。彼女は考えられる手を打ってくれたのだ、しかも依頼に応えてくれる人のために、弁当まで作って。
「ありがとう……十分だよ、俺は冒険者ギルドを利用することなんて思いつかなかったんだから」
「でも……でも、こんなに協力してくれる人が少ないなんて思わなくて……!」
そう言って涙をこぼすマイセルの両肩を、俺はつかんだ。
マイセルは頑張ってくれたんだ。朝っぱらからたくさんのパンを焼き、俺と共にギルドで依頼の手続きをして、そして、俺が右往左往している間に、ペリシャさんに報告もしてくれた。
マイセルを泣かせてしまったのは、俺の不甲斐なさが原因だ。彼女のおかげで話が進展しているというのに!
「大丈夫だ、マイセル。君がペリシャさんに伝えてくれたから、ペリシャさんから色々伝わって、それで別に依頼を出してくれた人がいるんだよ! マイセルのおかげなんだ、そっちも確かめよう!」
涙を浮かべたまま、目をぱちくりとさせるマイセルを引っ張って、依頼黒板を確認する。
残っている依頼の木札は、数えるほどだった。まだ読み慣れていない文字だが、リトリィと練習してきたかいがあって、すらすらとまではいかないが、何とか読み上げることができる。
単語の意味までは分からないものが多いが、一度読み上げてしまえば、自分の声が翻訳して聞こえてくるから、意味も分かる。
――あった!
「『花摘みのための情報求む』? あの……これが、なにか……?」
俺が手に取った札を、マイセルが横から見て読み上げ、首を傾げる。
だが、フロインドから聞いたとおりだ。依頼者の名前はウォラット、これは偽名らしい。女に偽装する場合はオカナーというのだそうだ。
木札を手にカウンターへ向かうと、受付のいかついおっさんに、木札を見せながら、フロインドに教わったとおりに話しかけた。
「『花束はいくつほしいんだ?』」
おっさんは、俺の言葉に眉をピクリと上げる。
しばらく俺の顔を黙って見つめてきたので、俺もまっすぐ見つめ返す。
ややあってから、おっさんはフン、と鼻を鳴らしてから、答えた。
「……『意中の相手はまだ決まっていない』らしいが、『青い花』を『あるだけ求めている』そうだ」
……よし! フロインドに教えられたいくつかのパターンのうちの一つだ。
フロインドに教えられた通り、右手を奥の扉に向けてから、挨拶をするように上げる。
「『俺』が『買い取ってもいいかい?』」
おっさんは、しばらく俺をじっと見たあと、難しい顔のまま、答えた。
「『花の場所』は?」
「『壁の向こう』に」
おっさんは小さなため息をつくと、立ち上がって手招きをした。
「……『見本なら、上にある』。お前だけついて来い」
俺は、「?」を大量に浮かべているマイセルに残るよう頼み、カウンター奥の部屋へと案内されたのだった。
瀧井さんの言葉に、俺は、意図せず涙があふれてくるのを感じた。
慌てて服の袖で顔を押さえたが、涙が、止まらない。漏れる嗚咽を抑えられない。
協力は……仰いだんだ。
「でも……でも、ナリクァンさんには……断られたんですよ……!」
そうだ……。
俺は、助けを求めて、そして、見捨てられたんだ。
リトリィの夫になる資格などない、そんなことを言われて……。
「……俺が、リトリィを守れなかったのが悪いって……。自分の力で何もしない奴に同情はできないって……商会は、協力できないって……!!」
「当たり前だ」
瀧井さんは、あっさりと言ってのけた。
まさか瀧井さんからそんな言葉を吐きかけられるとは思っていなかった俺は、ぽかんと彼の顔を見る。
瀧井さんは、そんな俺の頭をぐしゃぐしゃと搔き乱しながら言った。
「ナリクァンさんに、商会の力を借りようとしたな? あの人は、表向き引退したとはいえ、いまだ組織の頂点だぞ? そんな人が、『知り合いの頼みでひと捜し』などという個人的な理由で、組織を動かそうとしてみろ。とんでもないことになる。もし組織の力を借りたいと思ったなら、対価を要求されるのは当然だろう」
「それじゃあ……俺は、どうすればよかったんですか……?」
「個人的な協力を依頼するに限るだろう。あの人は慈悲深い方だが、組織の長だ。組織の私的利用をずっと戒めてきた張本人だぞ。
繰り返さなかったか? 『組織としては動けない』と」
瀧井さんの言葉に、俺は、開いた口が塞がらない。
……たった、それだけのことで?
「たったそれだけ、だと? 馬鹿を言うな。お前さん、その年で組織の長という立場の重みを理解しておらんようだな。それでは将来、事務所を経営するなど、夢のまた夢だぞ。
いいか? 公ごとと私ごと、それはきちんと分けねばならん。いわゆる、建前と本音という奴だ」
「じゃ、じゃあ、俺はいったい……」
「組織を表立って動かせるように、お前さんへの協力が商会の利益になるとでっちあげるか、個人的な伝手として、もう一度ナリクァンさんに依頼をするか。
もちろん、前者の方が商会の情報網を動員できるようになるからいいんだが、まあ、今からは難しいだろう。無難に、ナリクァンさん個人に協力を依頼すべきだな。彼女の個人的資産や伝手頼みになるが、なにもないよりずっといい」
ふっと、瀧井さんの目が優しくなる。
「わしとて、妻の身に何かあったとなれば、おそらく冷静になどなれぬし、お前さんの様にみっともなく右往左往してしまうのかもしれん。だが、己の生き方は、きっと誰かが見ていて、そしてその生き方にふさわしい報いを与えてくれるものと、わしは信じておる」
「報い……?」
「善い行いには良い報いが、善くない行いには良くない報いが、必ず巡ってやってくる。
お前さんのこれまでの、不器用だが誠実にあろうとする生き方は、決してお前さんを見捨てない。例えばわしもそうだし、こっちの面白みのない顔の門衛騎士もな」
「……妻は俺の顔がいいと言ってくれてるんだ」
「はぁっ!? 結婚しているのか、あんた!」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまった俺を、フロインドがじろりと睨む。
「失敬な奴め、十七の時に結婚して、もう十年連れ添っているぞ」
「しかも俺と同い年!!」
「こいつの嫁ごは、それはそれは背が高くてな。こいつの身長よりさらに目の位置が高いんだぞ。遠目に見ると、この凸凹具合が面白い」
たっか! 俺よりも若干高いこいつより、さらに高い!? 身長は二メートルを超えているんじゃないだろうか。ばつが悪そうに視線を逸らすフロインドが、妙におかしい。
「だれもが、大切な誰かを抱えておるんだ。きちんと話を通せ。相手の立場になって考えろ。そうして、動け。必要ならば金も惜しむな。
……そうすれば、きっとお前さんへの協力を惜しむような輩はいないはずだ。もちろん、お前さんのためではなく、リトリィさんのためであることもあるだろうがな」
瀧井さんの言葉にうなずきながら、フロインドが続いた。
「……だから、まずはとっとと冒険者ギルドに行ってこい。俺がリトラエイティル様のために――貴様のためにできるのは、そこまでなんだ。俺は俺で、やらねばならんことがあるからな。
いいか。さっきの、リトラエイティル様をさらった奴の特徴を必ずギルドの奴らに伝えてくれ。それから、あちこちに協力を依頼してこい」
「ムラタさん!!」
ギルドの扉を開けた俺を一目見て飛びついてきたのは、マイセルだった。
「どこへ行ってたんですか、探したんですよ! お姉さまに続いてムラタさんもどうかなっちゃったらって、すごく心配したんだから!!」
目の縁が赤い、泣いていたのか。
……すまない。
「ごめん、俺もリトリィを探してたんだけど……ちょっと、その……」
言いかけたところを、瀧井さんにそっとつつかれる。
「あ……ええと! 依頼については、どうなった!?」
俺の問いに、マイセルが暗い表情で首を振る。
「三人、協力を申し出てくれたの。薬草探しとか害獣退治とかの、ついでなんだけど……」
沈んだ姿に、しかし申し訳なさでいっぱいになる。彼女は考えられる手を打ってくれたのだ、しかも依頼に応えてくれる人のために、弁当まで作って。
「ありがとう……十分だよ、俺は冒険者ギルドを利用することなんて思いつかなかったんだから」
「でも……でも、こんなに協力してくれる人が少ないなんて思わなくて……!」
そう言って涙をこぼすマイセルの両肩を、俺はつかんだ。
マイセルは頑張ってくれたんだ。朝っぱらからたくさんのパンを焼き、俺と共にギルドで依頼の手続きをして、そして、俺が右往左往している間に、ペリシャさんに報告もしてくれた。
マイセルを泣かせてしまったのは、俺の不甲斐なさが原因だ。彼女のおかげで話が進展しているというのに!
「大丈夫だ、マイセル。君がペリシャさんに伝えてくれたから、ペリシャさんから色々伝わって、それで別に依頼を出してくれた人がいるんだよ! マイセルのおかげなんだ、そっちも確かめよう!」
涙を浮かべたまま、目をぱちくりとさせるマイセルを引っ張って、依頼黒板を確認する。
残っている依頼の木札は、数えるほどだった。まだ読み慣れていない文字だが、リトリィと練習してきたかいがあって、すらすらとまではいかないが、何とか読み上げることができる。
単語の意味までは分からないものが多いが、一度読み上げてしまえば、自分の声が翻訳して聞こえてくるから、意味も分かる。
――あった!
「『花摘みのための情報求む』? あの……これが、なにか……?」
俺が手に取った札を、マイセルが横から見て読み上げ、首を傾げる。
だが、フロインドから聞いたとおりだ。依頼者の名前はウォラット、これは偽名らしい。女に偽装する場合はオカナーというのだそうだ。
木札を手にカウンターへ向かうと、受付のいかついおっさんに、木札を見せながら、フロインドに教わったとおりに話しかけた。
「『花束はいくつほしいんだ?』」
おっさんは、俺の言葉に眉をピクリと上げる。
しばらく俺の顔を黙って見つめてきたので、俺もまっすぐ見つめ返す。
ややあってから、おっさんはフン、と鼻を鳴らしてから、答えた。
「……『意中の相手はまだ決まっていない』らしいが、『青い花』を『あるだけ求めている』そうだ」
……よし! フロインドに教えられたいくつかのパターンのうちの一つだ。
フロインドに教えられた通り、右手を奥の扉に向けてから、挨拶をするように上げる。
「『俺』が『買い取ってもいいかい?』」
おっさんは、しばらく俺をじっと見たあと、難しい顔のまま、答えた。
「『花の場所』は?」
「『壁の向こう』に」
おっさんは小さなため息をつくと、立ち上がって手招きをした。
「……『見本なら、上にある』。お前だけついて来い」
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