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第三部 異世界建築士と思い出の家
第206話:マイセルと迎える朝
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朝は、甲高いマイセルの悲鳴と共に始まった。
「え、ええと! 私、お姉さまと愛し合って、それで、えっと……!?」
「おはようマイセル、って……」
お姉さまと愛し合った?
……何の話だ?
開口一番、とんでもないことを耳にしてしまった気がする。
「いっ……いえ!! ななななんでもありません!!」
なんでもあるからそんなに慌てているんだろう。
聞いてみたが、「なんでもないですったら!」と、ついに口を割らなかった。
あれだろうか、昨夜の俺たちの行為が、彼女の夢に反映されたのだろうか。
まあ、だとしたら、清らかな乙女のマイセルが、口になど出したくない理由もわかる。それにしても、リトリィと愛し合った夢、ねえ……。
さらにマイセル、俺が全裸であることに気づき、ついで身を起こしたリトリィも全裸であることに気づき、最後に自分も全裸であることに気づいて、ものすごい悲鳴を上げて毛布の中に潜り込んでしまった。
どうせ夫婦になるんだから今さら、とは思ったが、そう言えばリトリィと違って、マイセルはまだ処女なのだ。反応としては真っ当だろう。
……というか、俺、ここにいたら、やっぱりダメ……だよな?
「わたしたちのだんなさまなのですから、だめではないですけれど……。
マイセルちゃんのことを考えると、ムラタさんはお着替えを持って先に下りて、そちらで着替えてくださいな」
リトリィにやんわりと出て行けと指示され、仕方なく散らばっている服を拾い集めて一階に向かう。
マイセルが毛布から出てきたのと、たまたま俺が振り返りかけたタイミグが合ってしまい、マイセルは俺――の、特に、天を仰いでそっくり返っているモノ――朝なんだし仕方がないだろう――を凝視して、固まった。
「……やあ、改めておはよう、マイセルちゃん」
なんと声をかけていいか分からず、隠すことも忘れてぎこちなく挨拶をした俺だったが、悲鳴はともかく、いくら何でも半泣きになって枕を投げつけてくる必要はないだろう?
かまどで火を焚いているところに、二人が下りてくる。リトリィが申し訳なさそうに交代を申し出てきたのでバトンタッチ。マイセルはその後ろに隠れるように、だが俺の方を上目遣いに、ちらちらとこちらを見る。
……ああ、まあ、朝っぱら、寝起き直後にそそり立つアレを見たんだもんなあ。
リトリィだと、「おやんちゃさんがお元気ですね」とか何とか言って、むしろ喜ぶんだが。
考えてみれば、リトリィは裸体を見られて恥ずかしがることがあまりなかった気がする。……いや、むしろ裸を恥ずかしがったことがないな。まあ、胸がほぼ産毛、というくらいで、あとは全身、ふっさふさだしな。
彼女の場合、髪を撫でるとか、愛をささやくとか、そういう行為に対して恥じらう感じか。うん、愛い奴。愛い奴。
「……マイセルちゃん。いつまでもそんなでは、ムラタさんに失礼ですよ? 今からでもいいですから、ちゃんと朝のあいさつをしてきましょう?」
「でっ……でも、お姉さま! だってその、男の人のあんなの、私、見たの初めてで……!」
「ふふ、かわいいでしょう?」
「可愛くなんかないです、怖いです、気持ち悪いです! お父さんにもお兄ちゃんにも、あんなのが付いてるんですか!?」
……「あんなの」扱いだよ。
翻訳首輪の弊害だ、コレ。ぼそぼそ声でも、聞こえるからにはクリアに理解できちゃうんだよ、マイセル……。
「じきに、あなたも、ムラタさんを『だんなさま』としてお迎えするんですよ? 昨日教えた場所で」
「むむむ無理ですよう、あんなの! 入らない! きっと裂けちゃう!」
「あら。私は裂けてましたか?」
「でも、でもだって……!!」
……なんか、朝の一件で、マイセルの中での俺への評価が、激烈に下がったみたいだ。いたたまれなくなって、咳払いしてから家を出た。
庭で、日課となった朝の体操。
顔なじみになったご近所さんの爺さんと、今朝も顔を合わせる。いつもは散歩の行きがかりだったが、今日は俺が遅かったからか、散歩からの帰り道だったようだ。
「今朝も精が出ますね」、などと決まった挨拶をしてくる爺さんである。ラジオ体操の効能を教えて、体操仲間にしてやろうかな。
「今朝は、精が出ておりませなんだな。喧嘩でもしなすったかな?」
おいちょっと待て爺さん。
そりゃどういう意味だ。
「む、ムラタさん! 朝食の準備ができました……よ?」
この世界にはおそらく、現代日本で育った俺には理解しがたい病院しかないだろうから、健康管理は自分で行わなければならない。
なんたって、骨折の治療と称して、折れてるところをトンカチでぶん殴って矯正、などという恐ろしい医者がいて、しかもそれをフツーにマレットさんが流してたんだ。絶対に病気になどなりたくない。何されるか分からないし、飲まされる薬だって、絶対に迷信に基づいたトンデモ薬を処方されるに決まっている。
だからラジオ体操も体操後の乾布摩擦も、俺の欠かせない日課だ。どれだけ効果があるのかは分からないが、やらないよりはやった方がいいだろう。
それにしても昨夜、あれほど励んだというのに、特に疲れは残っていない。あの球根野菜――クノーブとやらの効能はすごいものだ。つぎの藍月の夜には、リトリィにお願いしてクノーブをたっぷり食って、たっぷり可愛がってやろう。
そんなことを考えながら、この冷涼な空気の中、貧弱な上半身を晒して乾布摩擦をしていたのだが。
「む、ムラタさんが、お父さんの真似してる……! いやあああっ!!」
なぜかマイセルに悲鳴を上げられた。
なぜだ。
「ムラタさん、マイセルちゃんがおびえてるんですけど、何をなさったんですか?」
悲鳴を上げて引っ込んでいったマイセルに代わって、リトリィがやってきた。
例の、ロングエプロンだけを身にまとった姿で。
待て。
俺は誓って何もしてないぞ。
リトリィも知ってる通りの日課をこなしていただけだ。
……それに、いくら朝で人通りが少ないからってだな……?
「じゃあ、どうしてこんなに、マイセルちゃんがおびえてるんですか?」
「知るか!」
「もう……あなたの、もうひとりのお嫁さんになる子なんですよ? いじわるはやめてあげてくださいね?」
「だからなんにもしてないって!」
なんだか、今朝はリトリィが冷たい気がする。昨夜はあんなに可愛らしかったのに。妹分のマイセルのほうに夢中になっているとか?
「朝餉、できましたから、はやく戻ってくださいね?」
つんと背を向け、家に戻っていくリトリィだが、そのわりには、妙に尻尾が左右に揺れている。上機嫌なのは間違いないだろうが、あれではエプロンで覆いきれない大きな尻が、尻尾を大きく振っているが為に丸見えだ。
苦笑し、ため息をつきながら、東の空を見る。
まぶしい日差し、雲一つない朝。今日もさわやかに一日を迎えられたことに、何にともなく感謝する。
さて、マイセルにもリトリィにも呼ばれたことだし、朝飯にするか。
そう考え、両頬をぴしゃんと叩いて気を取り直す。
今日も広場の奥の城門は、その城壁と共に厳めしくそびえ立っている。今日はギルドに行かないとな。
「…………?」
ふと、気づいた。
城門の上、城壁の上の巡回路。
歩哨がいつも立っている場所とは違う場所に、二人組の影が小さく見える。
歩哨のように、武装しているようにも見えない。遠くてよく分からないが、すっぽりと、フードのようなものを被った、二人組。
何をしているのだろうか――しばらく様子を見ていると、胸壁――城壁の上の、敵の攻撃から身を隠すでこぼこした壁――の陰に隠れてしまった。単に、あのあたりに階段でもあって、降りていっただけなのかもしれないが。
「……ムラタさん、朝餉、冷めちゃいますよ?」
窓が開いて、リトリィが顔を出してきた。ふくれっ面をしている。
「ムラタさんが、朝こそ温かいものが食べたいっていうから、いつも温かいものを用意しているんですよ? 薪代だってばかにならないんですから、冷めていてもいいなら、これからは夕餉の残り物で済ませることにしますからね?」
ま、待て、それは嫌だ! ごめん、すぐに行くから!
「え、ええと! 私、お姉さまと愛し合って、それで、えっと……!?」
「おはようマイセル、って……」
お姉さまと愛し合った?
……何の話だ?
開口一番、とんでもないことを耳にしてしまった気がする。
「いっ……いえ!! ななななんでもありません!!」
なんでもあるからそんなに慌てているんだろう。
聞いてみたが、「なんでもないですったら!」と、ついに口を割らなかった。
あれだろうか、昨夜の俺たちの行為が、彼女の夢に反映されたのだろうか。
まあ、だとしたら、清らかな乙女のマイセルが、口になど出したくない理由もわかる。それにしても、リトリィと愛し合った夢、ねえ……。
さらにマイセル、俺が全裸であることに気づき、ついで身を起こしたリトリィも全裸であることに気づき、最後に自分も全裸であることに気づいて、ものすごい悲鳴を上げて毛布の中に潜り込んでしまった。
どうせ夫婦になるんだから今さら、とは思ったが、そう言えばリトリィと違って、マイセルはまだ処女なのだ。反応としては真っ当だろう。
……というか、俺、ここにいたら、やっぱりダメ……だよな?
「わたしたちのだんなさまなのですから、だめではないですけれど……。
マイセルちゃんのことを考えると、ムラタさんはお着替えを持って先に下りて、そちらで着替えてくださいな」
リトリィにやんわりと出て行けと指示され、仕方なく散らばっている服を拾い集めて一階に向かう。
マイセルが毛布から出てきたのと、たまたま俺が振り返りかけたタイミグが合ってしまい、マイセルは俺――の、特に、天を仰いでそっくり返っているモノ――朝なんだし仕方がないだろう――を凝視して、固まった。
「……やあ、改めておはよう、マイセルちゃん」
なんと声をかけていいか分からず、隠すことも忘れてぎこちなく挨拶をした俺だったが、悲鳴はともかく、いくら何でも半泣きになって枕を投げつけてくる必要はないだろう?
かまどで火を焚いているところに、二人が下りてくる。リトリィが申し訳なさそうに交代を申し出てきたのでバトンタッチ。マイセルはその後ろに隠れるように、だが俺の方を上目遣いに、ちらちらとこちらを見る。
……ああ、まあ、朝っぱら、寝起き直後にそそり立つアレを見たんだもんなあ。
リトリィだと、「おやんちゃさんがお元気ですね」とか何とか言って、むしろ喜ぶんだが。
考えてみれば、リトリィは裸体を見られて恥ずかしがることがあまりなかった気がする。……いや、むしろ裸を恥ずかしがったことがないな。まあ、胸がほぼ産毛、というくらいで、あとは全身、ふっさふさだしな。
彼女の場合、髪を撫でるとか、愛をささやくとか、そういう行為に対して恥じらう感じか。うん、愛い奴。愛い奴。
「……マイセルちゃん。いつまでもそんなでは、ムラタさんに失礼ですよ? 今からでもいいですから、ちゃんと朝のあいさつをしてきましょう?」
「でっ……でも、お姉さま! だってその、男の人のあんなの、私、見たの初めてで……!」
「ふふ、かわいいでしょう?」
「可愛くなんかないです、怖いです、気持ち悪いです! お父さんにもお兄ちゃんにも、あんなのが付いてるんですか!?」
……「あんなの」扱いだよ。
翻訳首輪の弊害だ、コレ。ぼそぼそ声でも、聞こえるからにはクリアに理解できちゃうんだよ、マイセル……。
「じきに、あなたも、ムラタさんを『だんなさま』としてお迎えするんですよ? 昨日教えた場所で」
「むむむ無理ですよう、あんなの! 入らない! きっと裂けちゃう!」
「あら。私は裂けてましたか?」
「でも、でもだって……!!」
……なんか、朝の一件で、マイセルの中での俺への評価が、激烈に下がったみたいだ。いたたまれなくなって、咳払いしてから家を出た。
庭で、日課となった朝の体操。
顔なじみになったご近所さんの爺さんと、今朝も顔を合わせる。いつもは散歩の行きがかりだったが、今日は俺が遅かったからか、散歩からの帰り道だったようだ。
「今朝も精が出ますね」、などと決まった挨拶をしてくる爺さんである。ラジオ体操の効能を教えて、体操仲間にしてやろうかな。
「今朝は、精が出ておりませなんだな。喧嘩でもしなすったかな?」
おいちょっと待て爺さん。
そりゃどういう意味だ。
「む、ムラタさん! 朝食の準備ができました……よ?」
この世界にはおそらく、現代日本で育った俺には理解しがたい病院しかないだろうから、健康管理は自分で行わなければならない。
なんたって、骨折の治療と称して、折れてるところをトンカチでぶん殴って矯正、などという恐ろしい医者がいて、しかもそれをフツーにマレットさんが流してたんだ。絶対に病気になどなりたくない。何されるか分からないし、飲まされる薬だって、絶対に迷信に基づいたトンデモ薬を処方されるに決まっている。
だからラジオ体操も体操後の乾布摩擦も、俺の欠かせない日課だ。どれだけ効果があるのかは分からないが、やらないよりはやった方がいいだろう。
それにしても昨夜、あれほど励んだというのに、特に疲れは残っていない。あの球根野菜――クノーブとやらの効能はすごいものだ。つぎの藍月の夜には、リトリィにお願いしてクノーブをたっぷり食って、たっぷり可愛がってやろう。
そんなことを考えながら、この冷涼な空気の中、貧弱な上半身を晒して乾布摩擦をしていたのだが。
「む、ムラタさんが、お父さんの真似してる……! いやあああっ!!」
なぜかマイセルに悲鳴を上げられた。
なぜだ。
「ムラタさん、マイセルちゃんがおびえてるんですけど、何をなさったんですか?」
悲鳴を上げて引っ込んでいったマイセルに代わって、リトリィがやってきた。
例の、ロングエプロンだけを身にまとった姿で。
待て。
俺は誓って何もしてないぞ。
リトリィも知ってる通りの日課をこなしていただけだ。
……それに、いくら朝で人通りが少ないからってだな……?
「じゃあ、どうしてこんなに、マイセルちゃんがおびえてるんですか?」
「知るか!」
「もう……あなたの、もうひとりのお嫁さんになる子なんですよ? いじわるはやめてあげてくださいね?」
「だからなんにもしてないって!」
なんだか、今朝はリトリィが冷たい気がする。昨夜はあんなに可愛らしかったのに。妹分のマイセルのほうに夢中になっているとか?
「朝餉、できましたから、はやく戻ってくださいね?」
つんと背を向け、家に戻っていくリトリィだが、そのわりには、妙に尻尾が左右に揺れている。上機嫌なのは間違いないだろうが、あれではエプロンで覆いきれない大きな尻が、尻尾を大きく振っているが為に丸見えだ。
苦笑し、ため息をつきながら、東の空を見る。
まぶしい日差し、雲一つない朝。今日もさわやかに一日を迎えられたことに、何にともなく感謝する。
さて、マイセルにもリトリィにも呼ばれたことだし、朝飯にするか。
そう考え、両頬をぴしゃんと叩いて気を取り直す。
今日も広場の奥の城門は、その城壁と共に厳めしくそびえ立っている。今日はギルドに行かないとな。
「…………?」
ふと、気づいた。
城門の上、城壁の上の巡回路。
歩哨がいつも立っている場所とは違う場所に、二人組の影が小さく見える。
歩哨のように、武装しているようにも見えない。遠くてよく分からないが、すっぽりと、フードのようなものを被った、二人組。
何をしているのだろうか――しばらく様子を見ていると、胸壁――城壁の上の、敵の攻撃から身を隠すでこぼこした壁――の陰に隠れてしまった。単に、あのあたりに階段でもあって、降りていっただけなのかもしれないが。
「……ムラタさん、朝餉、冷めちゃいますよ?」
窓が開いて、リトリィが顔を出してきた。ふくれっ面をしている。
「ムラタさんが、朝こそ温かいものが食べたいっていうから、いつも温かいものを用意しているんですよ? 薪代だってばかにならないんですから、冷めていてもいいなら、これからは夕餉の残り物で済ませることにしますからね?」
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