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第三部 異世界建築士と思い出の家
第190話:幸せのために
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「――ですから、以上のように一階の客間を寝室にすることを提案いたします」
俺の言葉に、首を振るシヴィーさん。
「お義母様は、おそらく承知してくださらないでしょう」
「しかし、階段の段差を低くする代わりに延長するよりも、圧倒的に日々の生活の負担が減ると思うのですが……」
シヴィーさんは、困ったように微笑みながら、しかし却下した。
「ごめんなさいね、ご無理を言っているのは分かっているのですけれど」
シヴィーさんはため息をつくと、茶をすすった。
「いえ、ご家庭にはご家庭の都合というものがありますから」
俺の方は、笑顔で答える。
シヴィーさんは、特に寝室の場所を移動させる、という提案を、すべて却下した。とにかく、寝室は動かさない。寝室の位置も内装も、一切手を付けずに工事をしてほしい、とのことだった。
「しかし現状では、階段の高さをわずかに変えるだけでも、勾配が浅くなるので、今の構造では頭がつかえます。やはり階段の長さを確保しなければいけません。階段の延長をするためには、どこかを削って階段にする必要があります」
「でも、お義母様はたぶん、お認めになってくださらないわ」
なんとかなりませんの? と、何度目かのため息交じりで言われても、そのため息はこちらが漏らしたい。
前回、シヴィーさんの義母、ゴーティアスさんに会って話をしたのだが、彼女はシヴィーさんの計画を知らなかった。俺は改築について言うべきか悩み、結局言わずに終わったのだが、それで正解だった。
なんとシヴィーさん、改築の計画を知らせていなかったのだ。
「お義母様に、以前、相談したことがあったの。階段がお辛そうだから、階段をどうにかして低くしてもらうわけにはいかないかしらって」
結果、なかなかの勢いで怒ったらしい。年寄り扱いをされたことを怒ったのかと思ったら、今は亡き夫と息子が愛した家を造り変える、という提案に反対したというのだ。
「……ですが、腰か膝かを痛めていらっしゃるのでしたら、シヴィー様のおっしゃられる通り、住みよいようにするのが良いと思いますが」
リトリィが、恐る恐るといった様子で口を開く。しかし、その言葉に、シヴィーさんは苦笑いを浮かべた。
「そうなの。私もそう思うのよ。でも、お義母様は聞いて下さらないのよ」
わたしも困ってるんですよ、と。
「お義母様のために、と思っても、旦那様を持ち出されると、私もすすめづらくて。でも、先日も階段でつまずかれていましたし、何とかしたいんです」
なるほど。
シヴィーさんは、お年を召した義母を案じて、安全な家にしたい。
だが、義母のゴーティアスさんは何らかの理由で寝室を変えたがらない。
「あの……直接、大奥様ご本人に聞いたらどうですか? その……おうちに手を付けるのが嫌な理由を」
リトリィがそっと、耳打ちをしてくる。だが、その理由はすでに聞いている。
「……ほら、さっきシヴィーさんが言ってただろう? 死んだ旦那さんや息子さんが大事にしていた家を傷つけたくないんだってさ」
「でも、テラスは修理したがっておられましたよ?」
「テラスは仕方ないだろう、あれだけ傷んでいれば、修理もしたくなるだろうさ」
内装は内装、外構は外構。そもそも手を付ける重みが違うだろうに――
そう思って苦笑いを返してみせた俺に、しかしリトリィは納得しかねる様子で、小首をかしげた。
「そうでしょうか? あのテラスは、おうちと違って、ホプラウスさん――息子さんの、手作りでしょう?」
……そうだ。
言われてみれば確かに変だ。
旦那さんや息子さんを持ち出して家を変えたくない、というのなら、息子さんがこしらえたテラスこそ、触らせたくないのではないか。
あのテラスは、話によればホプラウスさんが二年かけてこしらえたのだという。
愛する息子が試行錯誤を繰り返しながら、二年をかけて作り上げたテラス。ずいぶんと傷んできてはいたけれど、それでも角落とし、模様の彫り込み、そして何よりあの大きさ。
息子が、自分たちのためにせっせと形にしてきた日々を、ゴーティアスさんは、シヴィーさんと一緒に眺めてきたはずなのだ。
――完成し、共にお茶を飲む日が来ることを、楽しみにしながら。
「……いや、だからこそ、修理したいんじゃないかな? また、あのテラスでお茶を飲む日を夢見て」
「だったら、寝室を変えることも、おうちを作り変えることも嫌だとおっしゃる、そのほんとうの理由も、きっと、どこかにかくれていると思いませんか?」
寝室を変えることも、改築も望まない、本当の、理由。
――そんなものがあるなら、と言いかけて、やめておく。
俺は何のために仕事をしている。
簡単だ、俺の仕事で、誰かを幸せにするためだ。
俺の思い込みよりも、リトリィの思いつきの方が、今まで、みんなを幸せにする、いい結果を出してきたじゃないか。
「……探してみるか、その理由を」
「はい」
気が付くと、シヴィーさんが、目をしばたたかせながら、俺たちを見ていた。
「若いって、素敵ねえ。私も旦那様に見初められたころは、あなたたちみたいに人前で、そうやって口づけでも交わしそうな勢いで、こそこそ話をしていたのかもしれないわね。
――当時、気づかなかっただけで」
そう言って、シヴィーさんはくすりと笑った。
い、いや、そういう意図だったわけじゃないんだけど。
改めて指摘されると、妙な恥ずかしさが一気にこみあげてくる。
リトリィも、真っ赤になってうつむいてしまった。
――穴があったら、入りたい……!
夕方、たまたま市場で出会ったのは、以前の炊き出しで、俺のことを「おじちゃん」と呼んだ、ロップイヤー風のふかふかのウサギ耳を付けた獣人族の少女だった。
ドライフルーツを配っていた俺のことを覚えていてくれたらしく、「おやつのおじちゃん」と呼んで手を振ってくれた。
すこし口元がヒクついた自覚はあったが、「おやつのお兄さんだよ」と、身をかがめて右手を上げると、駆け寄ってきた。満面の笑顔で右手を近づけると、「おやつのおじちゃん、明日も行っていい?」と聞いてくる。
――ああ、そうか。明日は炊き出しの日。
「す、すみません! あの、子供が不躾なことを申しまして……!」
これまた大きなふわふわのウサギ耳を垂らした母親が、少女を抱き上げて頭を下げる。
親子でそっくりの耳をしている。髪も、二人揃って亜麻色のふわふわだ。うん、リトリィとは違った感触を楽しめるだろう。触ってみたい欲求がつい湧いてくる。
「いえ、いいですよ。楽しみにしてもらえるのは、私もうれしいですから」
「い、いえそんな、何度も炊き出しを当てにするようでは……」
恥ずかしそうに首を振る母親に、俺は右手を上げてみせる。
「私たちも、喜んでもらえることをよろこびにしているところがありますので。特に小さな子が喜ぶ姿が見られるというのは、私たちにとっても楽しく、うれしいものですから。明日もぜひ、いらしてください」
母親は頭を下げたあと、左手を上げてみせ、そしてまた、深々と頭を下げた。右手でなく左手を上げたのは、右腕で娘を抱っこしていたからだろう。
遠ざかっていくなかで、母親の腕に抱かれた少女が歓声を上げ、そして身を乗り出すようにこちらを見て、大きく手を振った。ひょっとしたら、明日、炊き出しに行く、という母の言葉を聞いて、喜んだのかもしれない。
だとしたらうれしい。
炊き出しを利用するということは、一言で言えば貧しいということだ。甘味など、そうそう味わうことなどあるまい。
あの少女が楽しみにしてくれるのだったら、明日の炊き出しのために、今からドライフルーツを仕入れてこなければならないだろう。
「……いまから、ですか?」
もうすっかり日も傾いて空も赤くなってきているが、例のドライフルーツの露店は門前広場にあるのだから、急げばまだ市に間に合うはずだ。
「もう……お夕飯が遅くなってしまいますよ?」
「遅くなる程度なら別にいいだろう? 俺たち二人が、少し、腹を空かせるだけなんだから」
それより、あの少女を明日、笑顔にしてやれることの方がよっぽど価値がある。
そう言うと、リトリィはほんの少しだけ頬を膨らませてみせはしたが、しかし、すぐに微笑んで腕を絡めてきた。
「……そうやって、自分以外のひとの幸せを考えてくださるあなたが、大好きです」
俺の言葉に、首を振るシヴィーさん。
「お義母様は、おそらく承知してくださらないでしょう」
「しかし、階段の段差を低くする代わりに延長するよりも、圧倒的に日々の生活の負担が減ると思うのですが……」
シヴィーさんは、困ったように微笑みながら、しかし却下した。
「ごめんなさいね、ご無理を言っているのは分かっているのですけれど」
シヴィーさんはため息をつくと、茶をすすった。
「いえ、ご家庭にはご家庭の都合というものがありますから」
俺の方は、笑顔で答える。
シヴィーさんは、特に寝室の場所を移動させる、という提案を、すべて却下した。とにかく、寝室は動かさない。寝室の位置も内装も、一切手を付けずに工事をしてほしい、とのことだった。
「しかし現状では、階段の高さをわずかに変えるだけでも、勾配が浅くなるので、今の構造では頭がつかえます。やはり階段の長さを確保しなければいけません。階段の延長をするためには、どこかを削って階段にする必要があります」
「でも、お義母様はたぶん、お認めになってくださらないわ」
なんとかなりませんの? と、何度目かのため息交じりで言われても、そのため息はこちらが漏らしたい。
前回、シヴィーさんの義母、ゴーティアスさんに会って話をしたのだが、彼女はシヴィーさんの計画を知らなかった。俺は改築について言うべきか悩み、結局言わずに終わったのだが、それで正解だった。
なんとシヴィーさん、改築の計画を知らせていなかったのだ。
「お義母様に、以前、相談したことがあったの。階段がお辛そうだから、階段をどうにかして低くしてもらうわけにはいかないかしらって」
結果、なかなかの勢いで怒ったらしい。年寄り扱いをされたことを怒ったのかと思ったら、今は亡き夫と息子が愛した家を造り変える、という提案に反対したというのだ。
「……ですが、腰か膝かを痛めていらっしゃるのでしたら、シヴィー様のおっしゃられる通り、住みよいようにするのが良いと思いますが」
リトリィが、恐る恐るといった様子で口を開く。しかし、その言葉に、シヴィーさんは苦笑いを浮かべた。
「そうなの。私もそう思うのよ。でも、お義母様は聞いて下さらないのよ」
わたしも困ってるんですよ、と。
「お義母様のために、と思っても、旦那様を持ち出されると、私もすすめづらくて。でも、先日も階段でつまずかれていましたし、何とかしたいんです」
なるほど。
シヴィーさんは、お年を召した義母を案じて、安全な家にしたい。
だが、義母のゴーティアスさんは何らかの理由で寝室を変えたがらない。
「あの……直接、大奥様ご本人に聞いたらどうですか? その……おうちに手を付けるのが嫌な理由を」
リトリィがそっと、耳打ちをしてくる。だが、その理由はすでに聞いている。
「……ほら、さっきシヴィーさんが言ってただろう? 死んだ旦那さんや息子さんが大事にしていた家を傷つけたくないんだってさ」
「でも、テラスは修理したがっておられましたよ?」
「テラスは仕方ないだろう、あれだけ傷んでいれば、修理もしたくなるだろうさ」
内装は内装、外構は外構。そもそも手を付ける重みが違うだろうに――
そう思って苦笑いを返してみせた俺に、しかしリトリィは納得しかねる様子で、小首をかしげた。
「そうでしょうか? あのテラスは、おうちと違って、ホプラウスさん――息子さんの、手作りでしょう?」
……そうだ。
言われてみれば確かに変だ。
旦那さんや息子さんを持ち出して家を変えたくない、というのなら、息子さんがこしらえたテラスこそ、触らせたくないのではないか。
あのテラスは、話によればホプラウスさんが二年かけてこしらえたのだという。
愛する息子が試行錯誤を繰り返しながら、二年をかけて作り上げたテラス。ずいぶんと傷んできてはいたけれど、それでも角落とし、模様の彫り込み、そして何よりあの大きさ。
息子が、自分たちのためにせっせと形にしてきた日々を、ゴーティアスさんは、シヴィーさんと一緒に眺めてきたはずなのだ。
――完成し、共にお茶を飲む日が来ることを、楽しみにしながら。
「……いや、だからこそ、修理したいんじゃないかな? また、あのテラスでお茶を飲む日を夢見て」
「だったら、寝室を変えることも、おうちを作り変えることも嫌だとおっしゃる、そのほんとうの理由も、きっと、どこかにかくれていると思いませんか?」
寝室を変えることも、改築も望まない、本当の、理由。
――そんなものがあるなら、と言いかけて、やめておく。
俺は何のために仕事をしている。
簡単だ、俺の仕事で、誰かを幸せにするためだ。
俺の思い込みよりも、リトリィの思いつきの方が、今まで、みんなを幸せにする、いい結果を出してきたじゃないか。
「……探してみるか、その理由を」
「はい」
気が付くと、シヴィーさんが、目をしばたたかせながら、俺たちを見ていた。
「若いって、素敵ねえ。私も旦那様に見初められたころは、あなたたちみたいに人前で、そうやって口づけでも交わしそうな勢いで、こそこそ話をしていたのかもしれないわね。
――当時、気づかなかっただけで」
そう言って、シヴィーさんはくすりと笑った。
い、いや、そういう意図だったわけじゃないんだけど。
改めて指摘されると、妙な恥ずかしさが一気にこみあげてくる。
リトリィも、真っ赤になってうつむいてしまった。
――穴があったら、入りたい……!
夕方、たまたま市場で出会ったのは、以前の炊き出しで、俺のことを「おじちゃん」と呼んだ、ロップイヤー風のふかふかのウサギ耳を付けた獣人族の少女だった。
ドライフルーツを配っていた俺のことを覚えていてくれたらしく、「おやつのおじちゃん」と呼んで手を振ってくれた。
すこし口元がヒクついた自覚はあったが、「おやつのお兄さんだよ」と、身をかがめて右手を上げると、駆け寄ってきた。満面の笑顔で右手を近づけると、「おやつのおじちゃん、明日も行っていい?」と聞いてくる。
――ああ、そうか。明日は炊き出しの日。
「す、すみません! あの、子供が不躾なことを申しまして……!」
これまた大きなふわふわのウサギ耳を垂らした母親が、少女を抱き上げて頭を下げる。
親子でそっくりの耳をしている。髪も、二人揃って亜麻色のふわふわだ。うん、リトリィとは違った感触を楽しめるだろう。触ってみたい欲求がつい湧いてくる。
「いえ、いいですよ。楽しみにしてもらえるのは、私もうれしいですから」
「い、いえそんな、何度も炊き出しを当てにするようでは……」
恥ずかしそうに首を振る母親に、俺は右手を上げてみせる。
「私たちも、喜んでもらえることをよろこびにしているところがありますので。特に小さな子が喜ぶ姿が見られるというのは、私たちにとっても楽しく、うれしいものですから。明日もぜひ、いらしてください」
母親は頭を下げたあと、左手を上げてみせ、そしてまた、深々と頭を下げた。右手でなく左手を上げたのは、右腕で娘を抱っこしていたからだろう。
遠ざかっていくなかで、母親の腕に抱かれた少女が歓声を上げ、そして身を乗り出すようにこちらを見て、大きく手を振った。ひょっとしたら、明日、炊き出しに行く、という母の言葉を聞いて、喜んだのかもしれない。
だとしたらうれしい。
炊き出しを利用するということは、一言で言えば貧しいということだ。甘味など、そうそう味わうことなどあるまい。
あの少女が楽しみにしてくれるのだったら、明日の炊き出しのために、今からドライフルーツを仕入れてこなければならないだろう。
「……いまから、ですか?」
もうすっかり日も傾いて空も赤くなってきているが、例のドライフルーツの露店は門前広場にあるのだから、急げばまだ市に間に合うはずだ。
「もう……お夕飯が遅くなってしまいますよ?」
「遅くなる程度なら別にいいだろう? 俺たち二人が、少し、腹を空かせるだけなんだから」
それより、あの少女を明日、笑顔にしてやれることの方がよっぽど価値がある。
そう言うと、リトリィはほんの少しだけ頬を膨らませてみせはしたが、しかし、すぐに微笑んで腕を絡めてきた。
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