164 / 438
第二部 異世界建築士と大工の娘
第151話:事故
しおりを挟む
それは、もうすぐ真昼時になるという頃だった。
今日は、朝から風の強い日だった。いくら四方の壁ができているとは言っても、出来た壁を起こすと、途端に風に煽られて倒れそうになる。
そのため、ヒヨッコたちの中でも比較的経験を積んでいるバーザルトとハマー、そしてバンブスが、壁の上部を他の壁と接合して固定するための、「頭つなぎ」と呼ばれる横木を打ち付ける作業をしながらの工事だった。
ハマーとバーザルトが脚立に立ち、バンブスは壁の上に乗っていた。
バーザルトが、脚立に乗って作業するようにとバンブスに忠告するのだが、バンブスは材を受け取ると、すぐに壁の上に登ってしまう、ということを繰り返していた。
マレットさんにも注意を受け、しばらくは脚立での作業をしていたバンブスだったが、またすぐに壁の上に登り始めた。
「怪我をしてからでは遅いんだ、棟梁の――マレットさんの言うことを聞け」
バーザルトの注意に、面倒くさそうにバンブスが答える。
「そんなことしてたら日暮れまでに終わらねえぞ。オレは大丈夫だから、さっさと材を寄越せって」
そして、バンブスが脚立から壁に上った直後だった。
彼はほこりか汗でも目に入ったのか、急に目をこすり始め、そして――
「――落ちたぞ!」
悲鳴が上がり、皆が駆け寄る。
あおりを食らって脚立から落ちたバーザルトは、足首をひねったようだ。足首を押さえて呻いている。
問題はバンブスだ。誰かが体を揺すっているのを見て「触るな!」と、我ながら驚くほどの声量で一喝する。
……なんでこんな時に、マイセルが揺すってるかな。駆け寄ってみると、バンブスの頭を膝に載せたまま、半泣きの顔で「ごめんなさい」を繰り返していた。
「……心配する気持ちは分かる。ありがとう。ただ、もし頭を打っていたら、揺さぶるのはよくないんだ」
そう言ってそっとバンブスの頭を持ち上げると、マイセルをどかして、頭をそっと床に置く。
「バンブス、おいバンブス! 聞こえるか?」
肩を軽くたたきながら呼びかける。
しかし、反応がない。
ああ、くそっ!
意識があればよし、だが意識が戻らなければ?
日本ならまず救急車の手配をしていただろうに!
頭を打っていたら、動かしてはならない。それは分かる。脳の血管に損傷があった場合、体を揺すると余計に悪化するからだ。
マレットさんも駆けつけ、揺さぶろうとし、俺に止められて歯ぎしりをしたあと、大声で呼びかける。
「バンブス! 聞こえるか! バンブス!」
どうする?
目を覚まさなかったら――その先はどうするんだ?
動かしてはならない、それは分かる。
じゃあその先、何をすればいい?
くそっ、現代人だからっていっても、こういうとき、全然アドバンテージにならない……!
――目を覚ませ……覚ましてくれ!
一瞬一瞬が、あまりにも長く感じた。
――だから、次の言葉が聞こえたとき――
「……もう一度マイセルが膝枕してくれたら、起きれるかも……」
永遠とも思える一瞬の沈黙ののち、俺はあえて静かに聞いてみる。
「……マイセルが膝枕をするためにも、痛むところの確認をしたい。質問に答えられるか?」
「いっすよ」
――軽い。
マレットさんを目で制しつつ、続ける。
「……頭を打っていたりはしないか?」
「オレはそんなマヌケじゃねっす」
「痛むのは?」
「膝っすね。あと、左腕」
「……本当に頭を打っていないか? 背中は? 腰は?」
「だから、オレはそんなマヌケじゃねえって言ったっしょ?」
「……そうか」
「じゃあ、マイセルの膝枕を――」
俺は大きく息を吐くと、
「マレットさん、お待たせしました。――やっちゃってください」
マレットさんがぶん殴り、ついでまわりのヒヨッコどもも加勢するのを、俺は止める気になどなれなかった。
バーザルトの足については、桶に汲んできた水にしばらく冷やしたあと、マレット家から駆けつけてきたネイジェルさんが持ってきた膏薬を塗った。
後で、俺がテーピングを応用させて、手ぬぐいか何かで足首を固定しておけばいいだろう。
それよりも問題はバンブスのほうだった。
どうも落ちたときに左の腕を下敷きにしてしまったようで、手首と肘の間、その真ん中からさらに肘寄りの箇所が折れているようだった。
はじめは打撲かと思って、バーザルト同様に冷やさせておいたが、マレットさんが、どうも触れたときの痛がり方や、腕の腫れ具合から、骨折ではないかと判断したのである。
打撲や捻挫なら、俺でもある程度対処可能だが、流石に骨折となると、俺にはどうしようもない。端材から添え木を作り、ボロ布で固定すると、骨接ぎ屋に担ぎ込んだ。
この世界の医者がどの程度当てになるかは、はっきり言って未知数だ。傷薬がオクラ汁、という時点で、なんとなく当てになりそうにない気がしてしまう。
いや、民間療法で使うのがオクラというだけで、医者はまだマシかもしれない。
そう思っていたら、なかなか強烈だった。
施術担当のおっさんは、バンブスの腕を取り、「折れとるなあ」とひと目で見抜いたあと、骨がずれていると言い出したのだ。
「押さえとれよ?」
そう言うと、俺とマレットさんに、バンブスの腕を固定させ、その場所――まさに折れたと思われるその場所――を、木槌でぶっ叩いたのである。
この世のものと思えぬ絶叫を涼しい顔で聞き流し、さらにその腕をグリグリと揉む。バンブスの途切れぬ悲鳴などどこ吹く風、「よし、ズレが治った」と満足そうに言うと、「あとは縛っとけ」の一言で、施術は終わったのだった。
マレットさんは動じることなく礼を言って、気絶したバンブスを担いで診察室を出ていったので、慌てて俺も礼を言い、続いて部屋を後にする。
待合室で、腕を添え木に固定し終えると、マレットさんが深々と頭を下げてきた。
「ムラタさん、すまん。最初の時点でコイツを引きずり下ろして、ヤキを入れておけばよかった」
それを言うなら、安全対策を怠っていた俺の問題でもある。
まず第一に、頭の保護だ。今回はたまたま無事だったが、安全のための保護帽、もしくはそれに準ずる何かで頭を守る必要があるだろう。
それから、せっかく大量に買ったオクラ。
薬になるっていうなら使おうかな、と考えていたのに、肝心なときに持ってきていない。ちくしょう。
そして、安全に作業をするための設備だ。
いくら二階建て程度までなら足場も組まない、という文化だったとしても、これからは屋根を組むのだ。
平屋建てということで、つい落ちても大丈夫と思いがちだろうが、必要に応じて足場を組んで、このような落下事故を未然に防ぐための体制を作っておくべきだろう。
だが、マレットさんは最初、取り合わなかった。
「いや、平屋だぞ? たかが八尺(約二・四メートル)だ。危ないと思ったら、むしろ自分から飛び降りればいい。それで大丈夫だ」
なんと保護帽という概念がそもそも無かった上に、足場についても、平屋ごときで足場を組むのは大工の恥だと言って。
しかし、ハマーはともかく、マイセルを高所に上げて作業させるのはさすがに怖い。
「どうせならマイセルだって――いや、むしろマイセルをこそ、棟上げに関わらせてやりたいのです。そのためには、やっぱり足場を組んで、万が一に備えるべきです」
マイセルを出せばと思ったが、マレットさんは首を横に振る。
「いや、甘やかしていたら何もできねえ。ケガも経験のうちだ。足場なんぞいらねえ」
「万が一ケガをして、その間、仕事に参加できなくなったとしたら、その時間がもったいないでしょう。
ほかのヒヨッコたちもおなじです、せっかくの機会なんですから、ケガの無いようにするべきです」
しかし、マレットさんは首を縦に振ろうとしない。
「オレの若いころは、そんな足場なんぞ組む大工なんざ、一人前扱いしてもらえなかったぞ」
ううむ、実に叩き上げらしい考え方だが、やはり安全に配慮して効率をあげるべきだろう。責任者として、危険はできるだけ排除しておきたい。
「彼らは一人前じゃありません。半人前です。しかしこれからの街を創る、街の財産です」
「だったら余計に、体で危険を知るべきだろう」
ここはやはり、マイセルで押す! 親としての贔屓目を信じて!
「危険を知ることは大切です。ですが、万が一、その知るべき危険によって、彼らのだれかを永遠に失ってしまったとしたら?
――マイセルがそうならない、とは言えないのです。どうか、どうか」
マレットさんは居心地悪そうにしばらく目を泳がせていたが、しばらくしてため息をつくと、頭をばりばり掻きながら、誰にともなく言った。
「……マイセルを預けるムラタさんにそう言われちまうと、それ以上、なにも言えねえなあ……。この際、仕方ねえか……」
「ありがとうございます!」
渋々、本当に渋々、足場を組むことに同意してくれた。
明日は、足場組みだろうか。
いろいろと後手に回ってばかりだが、やっぱり現場に立ってみて改めて気付くことばかりだ。
今日は、朝から風の強い日だった。いくら四方の壁ができているとは言っても、出来た壁を起こすと、途端に風に煽られて倒れそうになる。
そのため、ヒヨッコたちの中でも比較的経験を積んでいるバーザルトとハマー、そしてバンブスが、壁の上部を他の壁と接合して固定するための、「頭つなぎ」と呼ばれる横木を打ち付ける作業をしながらの工事だった。
ハマーとバーザルトが脚立に立ち、バンブスは壁の上に乗っていた。
バーザルトが、脚立に乗って作業するようにとバンブスに忠告するのだが、バンブスは材を受け取ると、すぐに壁の上に登ってしまう、ということを繰り返していた。
マレットさんにも注意を受け、しばらくは脚立での作業をしていたバンブスだったが、またすぐに壁の上に登り始めた。
「怪我をしてからでは遅いんだ、棟梁の――マレットさんの言うことを聞け」
バーザルトの注意に、面倒くさそうにバンブスが答える。
「そんなことしてたら日暮れまでに終わらねえぞ。オレは大丈夫だから、さっさと材を寄越せって」
そして、バンブスが脚立から壁に上った直後だった。
彼はほこりか汗でも目に入ったのか、急に目をこすり始め、そして――
「――落ちたぞ!」
悲鳴が上がり、皆が駆け寄る。
あおりを食らって脚立から落ちたバーザルトは、足首をひねったようだ。足首を押さえて呻いている。
問題はバンブスだ。誰かが体を揺すっているのを見て「触るな!」と、我ながら驚くほどの声量で一喝する。
……なんでこんな時に、マイセルが揺すってるかな。駆け寄ってみると、バンブスの頭を膝に載せたまま、半泣きの顔で「ごめんなさい」を繰り返していた。
「……心配する気持ちは分かる。ありがとう。ただ、もし頭を打っていたら、揺さぶるのはよくないんだ」
そう言ってそっとバンブスの頭を持ち上げると、マイセルをどかして、頭をそっと床に置く。
「バンブス、おいバンブス! 聞こえるか?」
肩を軽くたたきながら呼びかける。
しかし、反応がない。
ああ、くそっ!
意識があればよし、だが意識が戻らなければ?
日本ならまず救急車の手配をしていただろうに!
頭を打っていたら、動かしてはならない。それは分かる。脳の血管に損傷があった場合、体を揺すると余計に悪化するからだ。
マレットさんも駆けつけ、揺さぶろうとし、俺に止められて歯ぎしりをしたあと、大声で呼びかける。
「バンブス! 聞こえるか! バンブス!」
どうする?
目を覚まさなかったら――その先はどうするんだ?
動かしてはならない、それは分かる。
じゃあその先、何をすればいい?
くそっ、現代人だからっていっても、こういうとき、全然アドバンテージにならない……!
――目を覚ませ……覚ましてくれ!
一瞬一瞬が、あまりにも長く感じた。
――だから、次の言葉が聞こえたとき――
「……もう一度マイセルが膝枕してくれたら、起きれるかも……」
永遠とも思える一瞬の沈黙ののち、俺はあえて静かに聞いてみる。
「……マイセルが膝枕をするためにも、痛むところの確認をしたい。質問に答えられるか?」
「いっすよ」
――軽い。
マレットさんを目で制しつつ、続ける。
「……頭を打っていたりはしないか?」
「オレはそんなマヌケじゃねっす」
「痛むのは?」
「膝っすね。あと、左腕」
「……本当に頭を打っていないか? 背中は? 腰は?」
「だから、オレはそんなマヌケじゃねえって言ったっしょ?」
「……そうか」
「じゃあ、マイセルの膝枕を――」
俺は大きく息を吐くと、
「マレットさん、お待たせしました。――やっちゃってください」
マレットさんがぶん殴り、ついでまわりのヒヨッコどもも加勢するのを、俺は止める気になどなれなかった。
バーザルトの足については、桶に汲んできた水にしばらく冷やしたあと、マレット家から駆けつけてきたネイジェルさんが持ってきた膏薬を塗った。
後で、俺がテーピングを応用させて、手ぬぐいか何かで足首を固定しておけばいいだろう。
それよりも問題はバンブスのほうだった。
どうも落ちたときに左の腕を下敷きにしてしまったようで、手首と肘の間、その真ん中からさらに肘寄りの箇所が折れているようだった。
はじめは打撲かと思って、バーザルト同様に冷やさせておいたが、マレットさんが、どうも触れたときの痛がり方や、腕の腫れ具合から、骨折ではないかと判断したのである。
打撲や捻挫なら、俺でもある程度対処可能だが、流石に骨折となると、俺にはどうしようもない。端材から添え木を作り、ボロ布で固定すると、骨接ぎ屋に担ぎ込んだ。
この世界の医者がどの程度当てになるかは、はっきり言って未知数だ。傷薬がオクラ汁、という時点で、なんとなく当てになりそうにない気がしてしまう。
いや、民間療法で使うのがオクラというだけで、医者はまだマシかもしれない。
そう思っていたら、なかなか強烈だった。
施術担当のおっさんは、バンブスの腕を取り、「折れとるなあ」とひと目で見抜いたあと、骨がずれていると言い出したのだ。
「押さえとれよ?」
そう言うと、俺とマレットさんに、バンブスの腕を固定させ、その場所――まさに折れたと思われるその場所――を、木槌でぶっ叩いたのである。
この世のものと思えぬ絶叫を涼しい顔で聞き流し、さらにその腕をグリグリと揉む。バンブスの途切れぬ悲鳴などどこ吹く風、「よし、ズレが治った」と満足そうに言うと、「あとは縛っとけ」の一言で、施術は終わったのだった。
マレットさんは動じることなく礼を言って、気絶したバンブスを担いで診察室を出ていったので、慌てて俺も礼を言い、続いて部屋を後にする。
待合室で、腕を添え木に固定し終えると、マレットさんが深々と頭を下げてきた。
「ムラタさん、すまん。最初の時点でコイツを引きずり下ろして、ヤキを入れておけばよかった」
それを言うなら、安全対策を怠っていた俺の問題でもある。
まず第一に、頭の保護だ。今回はたまたま無事だったが、安全のための保護帽、もしくはそれに準ずる何かで頭を守る必要があるだろう。
それから、せっかく大量に買ったオクラ。
薬になるっていうなら使おうかな、と考えていたのに、肝心なときに持ってきていない。ちくしょう。
そして、安全に作業をするための設備だ。
いくら二階建て程度までなら足場も組まない、という文化だったとしても、これからは屋根を組むのだ。
平屋建てということで、つい落ちても大丈夫と思いがちだろうが、必要に応じて足場を組んで、このような落下事故を未然に防ぐための体制を作っておくべきだろう。
だが、マレットさんは最初、取り合わなかった。
「いや、平屋だぞ? たかが八尺(約二・四メートル)だ。危ないと思ったら、むしろ自分から飛び降りればいい。それで大丈夫だ」
なんと保護帽という概念がそもそも無かった上に、足場についても、平屋ごときで足場を組むのは大工の恥だと言って。
しかし、ハマーはともかく、マイセルを高所に上げて作業させるのはさすがに怖い。
「どうせならマイセルだって――いや、むしろマイセルをこそ、棟上げに関わらせてやりたいのです。そのためには、やっぱり足場を組んで、万が一に備えるべきです」
マイセルを出せばと思ったが、マレットさんは首を横に振る。
「いや、甘やかしていたら何もできねえ。ケガも経験のうちだ。足場なんぞいらねえ」
「万が一ケガをして、その間、仕事に参加できなくなったとしたら、その時間がもったいないでしょう。
ほかのヒヨッコたちもおなじです、せっかくの機会なんですから、ケガの無いようにするべきです」
しかし、マレットさんは首を縦に振ろうとしない。
「オレの若いころは、そんな足場なんぞ組む大工なんざ、一人前扱いしてもらえなかったぞ」
ううむ、実に叩き上げらしい考え方だが、やはり安全に配慮して効率をあげるべきだろう。責任者として、危険はできるだけ排除しておきたい。
「彼らは一人前じゃありません。半人前です。しかしこれからの街を創る、街の財産です」
「だったら余計に、体で危険を知るべきだろう」
ここはやはり、マイセルで押す! 親としての贔屓目を信じて!
「危険を知ることは大切です。ですが、万が一、その知るべき危険によって、彼らのだれかを永遠に失ってしまったとしたら?
――マイセルがそうならない、とは言えないのです。どうか、どうか」
マレットさんは居心地悪そうにしばらく目を泳がせていたが、しばらくしてため息をつくと、頭をばりばり掻きながら、誰にともなく言った。
「……マイセルを預けるムラタさんにそう言われちまうと、それ以上、なにも言えねえなあ……。この際、仕方ねえか……」
「ありがとうございます!」
渋々、本当に渋々、足場を組むことに同意してくれた。
明日は、足場組みだろうか。
いろいろと後手に回ってばかりだが、やっぱり現場に立ってみて改めて気付くことばかりだ。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~
tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。
番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。
ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。
そして安定のヤンデレさん☆
ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。
別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる