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第一部 異世界建築士と獣人の少女
第89話:縁
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「こういうのを、『法治主義』に対して『人治主義』っていうんでしょうね」
未だ賄賂が量刑に大きく影響するという日本の隣国――某K国やC国などのように。そう言うと、瀧井さんは苦々しい表情で答える。
「あの国は未だに変わらんのか。まあ、この国も似たようなものだが」
未だに、というところがなんとも。リアルタイムで、リアルに、極限状態の現地人に触れてきた彼だからこその言葉だろう。
戦争という、人間のエゴがむき出しになる過酷な環境を生き延びてきた瀧井さんは、もしかしたら、裁く側の感情一つで量刑がたやすく翻る、そんな人民裁判のありさまを目にしてきたのかもしれない。
本当はこんな縁故の使い方などしたくなかったのだが、不当な扱いに対抗するには、このような方法しか思いつかなかったのだ。
今日はペリシャさんと会って、あの小屋の建て替え案を話し合う予定だったのが幸運だった――のかもしれないが。
『私の身分は瀧井氏が保証する、さっさと呼べ!』
あんなコネの使い方、もう二度としたくない。あんな真似を繰り返していたら、間違いなく人間が腐る。おそらくあのクソ豚警吏も、そういう使い方を続けてきた結果、あのような人間になったのではないだろうか。
実は瀧井氏が来た時には、もう俺自身も生きた心地がしなかった。知らない、とはさすがに言われないだろうと思っていたが、仲がいいのとは違うなどと言われたら。まして身分を保証するなど。
だから、
『彼は私の旧知の友である。彼が一体何をしたのか! 万が一誤っていたら議会を通し、このような不当な拘留を行った担当官とその上司、および治安当局に対して、全力をもって抗議する!!』
――などと、大げさな身振り手振りで嘆いたり怒ったりしてみせる様子に、俺自身がついていけず、目を真ん丸にして唖然としていたのだった。
結局、どうしてこんな格好悪いことになってしまったのかといったら、例の悪ガキたちの親の中に、どうもあのクソ警吏の上司がいたようだ。
それで俺は、あの悪ガキどもの復讐のために拘束されたわけだが、そんなことじゃ、そりゃあ広場の連中は見て見ぬふりだよな。奴らに説教でもかまそうものなら、些細な罪でもでっち上げられて拘束されかねない――そんな状況じゃ、どうしようもない。
「まったく、官憲が腐敗するのは世の常だが、それが自分の街の、しかも足元だと思うと、面白くないものだ」
瀧井さんは、議会の知人を通じて、今回の件を報告するのだという。あのような警吏がいては、街の平和など守れぬということらしい。
「解雇とまではいわんが、まあ、今の権力を使えぬくらいには降格処分だな」
「解雇はできないんですか?」
「窮鼠猫を噛む、と言うだろう? 進退窮まった奴が何をしでかすか。息の根を止めずに、当面は安い給料で、馬車馬のように働かせることも、また罰の一つ」
なるほど、亀の甲より年の功。
厳しく罰し過ぎて、それが復讐につながるようなことになってしまっては、確かに本末転倒だ。
「それよりも、今日は突然呼びつけてしまって、申し訳ありませんでした。こんな形でご縁を利用するのは、心苦しかったのですが――」
「なに、同じ日本人のよしみだ。この老骨が役に立ったのなら幸いよ。それに――」
何かを含むように、俺の隣で、俺の腕に自身の腕を絡めているリトリィを見遣る。
「細君になられたのですな、リトリィ殿は」
「はい!」
「……はい?」
嬉しそうに――本当に嬉しそうに返事をするリトリィ。
――細君?
「えっと、……?」
どういう意味の言葉かを聞こうとしたが、リトリィの満面の笑顔の言葉で、その意味を知る。
「だって、先の詰所で、『私の妻』っておっしゃってくださいましたから! 私の髪に触れた人と、決闘をするとまでおっしゃってくださって……!」
左手で頬を押さえて首を振りながら。
――待って? つまり細君というのは、「妻」という意味ってこと?
「はっはっは。危機的な時ほど、愛は深まると言いますからな。腕の組み方でもしや、と思ったのですが。
めでたく縁がまとまるその場に立ち会えたのは誠に僥倖、正式に決まったら、式に呼んでいただけますかな?」
「はい! ぜひ!」
つまり、先の詰所での、あの警吏にかましたハッタリを、リトリィは隣の部屋で聞いていた、ということになる。
……尋問する部屋って、そんなに壁が薄いのか?
衝撃だ。機密保持とかそういう考え方、無いのか?
それにしても、あの場面――「私の妻」を連呼していた、あの場面を、バッチリ聞かれていたということ――だよな。
彼女は、何を想いながら、あの「私の妻」という言葉を聞いていたのか。
彼女も尋問を受けていたのではないかと思うが、俺の言葉が聞こえてきたときの彼女は、いったいどんな反応をしていたのだろうか。
今みたいに顔を覆って、ふりふりして身悶えしていたのか?
それとも、自信たっぷりに妻を演じてみせたのか?
ああもう、いずれにしても担当官がうんざりした顔でごちそうさんを言っている様子が目に浮かぶ。
恥ずかしさのあまり、顔が火照ってくるのを感じる。ぴりぴりと痒くなってくるような感じだ。
ああ、もう――
俺の左腕に自分の右腕を絡めて、微笑みながら体まるごと俺に寄せて歩くリトリィの笑顔が眩しすぎる。
あんなことがあった直後なのに、詰所を出るときには恐ろしいほどに上機嫌だったのは、それが理由だったのか……。
そんな内心を知ってか知らずか、瀧井さんも上機嫌だ。
「こうしてめでたいことがあった日に、そのめでたさに花を添えるようにわしが役に立ったとなれば、妻の心証もだいぶ良くなるだろう。そうすれば――」
例の小屋の前で右手を挙げるペリシャさんに目をやる。
「――最近減らされた晩酌に、少しは色も付けてもらえるというものだ」
「まあ、これが新しい小屋の図面なんですの?」
ペリシャさんは、一刻以上待たされたことには一切触れなかった。
「うちの宿六がほんの一瞬でも役に立ったということは、実に喜ばしいことですわね」
この一言で済ませてしまい、あっさり瀧井さんを追い返してしまったのだから、何とも言えぬ気持ちになる。あの、ものすごい啖呵を切ってみせた瀧井さんをして宿六扱いとは。
あとで、酒の一本でも持って、改めてお礼を言いに行こう。
「ええと、まずは確認をしたいのですが」
しばらくは完成予想について話をしたあと、肝心の話に移行する。
このプランは、実行可能なのか、ということだ。
まず、この家の持ち主と、この土地の持ち主は誰なのか。
取り壊して建て替えても問題はないのか。
取り壊しについての役所への届け出は必要だと思うが、どうすればいいのか。
建築物についての許可の取得についてはどこでとればいいのか。またその際に必要な税などは。
資材の購入は、大工のあては、そもそも資金は。
その他もろもろ、思いつくことをすべて挙げていく。
ペリシャさんはそうした俺の懸念に、一つ一つ丁寧に答えてくださった。
もちろん、彼女では分からないこともあったが、それは役所に聞けばいいだろう。
まず、この土地も、建物も、一緒に炊き出しをしていた、健康的に日焼けしたご婦人の旦那さんのものだった。
「うちの旦那がねぇ、溜まりに溜まった収集品を置いておくためにこの小屋を買いましたの。あのひとが死んじゃったら、もう価値も何も分からなくて。全部売りましたわ。それなりの値段で売れたみたいですけどね」
歳は瀧井さんと同じくらいだろうか。しかし背筋もしっかり伸びていて、言葉も穏やかながらはきはきとした印象の女性――ナリクァン夫人。彼女自身はもう引退しているらしいが、かなり大きな商会の会頭をしていたこともある実力者だそうだ。
なんというか、瀧井さんといい、ナリクァン夫人といい、俺はこの街に来て、すごい人たちと縁続きになっている気がする。
――考えてみれば、この世界に落ちてきたその瞬間から、すごい縁に巡りあっているよな、俺。その筆頭は――もちろん、リトリィだ。
「それなり、ですか?」
「そうねえ、たしか――三百マルカくらいだったかしら?」
「さっ……三百マルカ!?」
リトリィが絶句する。
「結局、お庭とお屋敷のお手入れをしたらなくなっちゃいましたけれど」
あっけらかんとしているナリクァン夫人に対して、リトリィが大きく目を見開き、口をぱくぱくさせているのが面白い。
「……なあ、リトリィ。三百マルカって、高いのか?」
「きっ、金貨三百枚ですよ!! た、高いなんてものじゃ――!」
未だ賄賂が量刑に大きく影響するという日本の隣国――某K国やC国などのように。そう言うと、瀧井さんは苦々しい表情で答える。
「あの国は未だに変わらんのか。まあ、この国も似たようなものだが」
未だに、というところがなんとも。リアルタイムで、リアルに、極限状態の現地人に触れてきた彼だからこその言葉だろう。
戦争という、人間のエゴがむき出しになる過酷な環境を生き延びてきた瀧井さんは、もしかしたら、裁く側の感情一つで量刑がたやすく翻る、そんな人民裁判のありさまを目にしてきたのかもしれない。
本当はこんな縁故の使い方などしたくなかったのだが、不当な扱いに対抗するには、このような方法しか思いつかなかったのだ。
今日はペリシャさんと会って、あの小屋の建て替え案を話し合う予定だったのが幸運だった――のかもしれないが。
『私の身分は瀧井氏が保証する、さっさと呼べ!』
あんなコネの使い方、もう二度としたくない。あんな真似を繰り返していたら、間違いなく人間が腐る。おそらくあのクソ豚警吏も、そういう使い方を続けてきた結果、あのような人間になったのではないだろうか。
実は瀧井氏が来た時には、もう俺自身も生きた心地がしなかった。知らない、とはさすがに言われないだろうと思っていたが、仲がいいのとは違うなどと言われたら。まして身分を保証するなど。
だから、
『彼は私の旧知の友である。彼が一体何をしたのか! 万が一誤っていたら議会を通し、このような不当な拘留を行った担当官とその上司、および治安当局に対して、全力をもって抗議する!!』
――などと、大げさな身振り手振りで嘆いたり怒ったりしてみせる様子に、俺自身がついていけず、目を真ん丸にして唖然としていたのだった。
結局、どうしてこんな格好悪いことになってしまったのかといったら、例の悪ガキたちの親の中に、どうもあのクソ警吏の上司がいたようだ。
それで俺は、あの悪ガキどもの復讐のために拘束されたわけだが、そんなことじゃ、そりゃあ広場の連中は見て見ぬふりだよな。奴らに説教でもかまそうものなら、些細な罪でもでっち上げられて拘束されかねない――そんな状況じゃ、どうしようもない。
「まったく、官憲が腐敗するのは世の常だが、それが自分の街の、しかも足元だと思うと、面白くないものだ」
瀧井さんは、議会の知人を通じて、今回の件を報告するのだという。あのような警吏がいては、街の平和など守れぬということらしい。
「解雇とまではいわんが、まあ、今の権力を使えぬくらいには降格処分だな」
「解雇はできないんですか?」
「窮鼠猫を噛む、と言うだろう? 進退窮まった奴が何をしでかすか。息の根を止めずに、当面は安い給料で、馬車馬のように働かせることも、また罰の一つ」
なるほど、亀の甲より年の功。
厳しく罰し過ぎて、それが復讐につながるようなことになってしまっては、確かに本末転倒だ。
「それよりも、今日は突然呼びつけてしまって、申し訳ありませんでした。こんな形でご縁を利用するのは、心苦しかったのですが――」
「なに、同じ日本人のよしみだ。この老骨が役に立ったのなら幸いよ。それに――」
何かを含むように、俺の隣で、俺の腕に自身の腕を絡めているリトリィを見遣る。
「細君になられたのですな、リトリィ殿は」
「はい!」
「……はい?」
嬉しそうに――本当に嬉しそうに返事をするリトリィ。
――細君?
「えっと、……?」
どういう意味の言葉かを聞こうとしたが、リトリィの満面の笑顔の言葉で、その意味を知る。
「だって、先の詰所で、『私の妻』っておっしゃってくださいましたから! 私の髪に触れた人と、決闘をするとまでおっしゃってくださって……!」
左手で頬を押さえて首を振りながら。
――待って? つまり細君というのは、「妻」という意味ってこと?
「はっはっは。危機的な時ほど、愛は深まると言いますからな。腕の組み方でもしや、と思ったのですが。
めでたく縁がまとまるその場に立ち会えたのは誠に僥倖、正式に決まったら、式に呼んでいただけますかな?」
「はい! ぜひ!」
つまり、先の詰所での、あの警吏にかましたハッタリを、リトリィは隣の部屋で聞いていた、ということになる。
……尋問する部屋って、そんなに壁が薄いのか?
衝撃だ。機密保持とかそういう考え方、無いのか?
それにしても、あの場面――「私の妻」を連呼していた、あの場面を、バッチリ聞かれていたということ――だよな。
彼女は、何を想いながら、あの「私の妻」という言葉を聞いていたのか。
彼女も尋問を受けていたのではないかと思うが、俺の言葉が聞こえてきたときの彼女は、いったいどんな反応をしていたのだろうか。
今みたいに顔を覆って、ふりふりして身悶えしていたのか?
それとも、自信たっぷりに妻を演じてみせたのか?
ああもう、いずれにしても担当官がうんざりした顔でごちそうさんを言っている様子が目に浮かぶ。
恥ずかしさのあまり、顔が火照ってくるのを感じる。ぴりぴりと痒くなってくるような感じだ。
ああ、もう――
俺の左腕に自分の右腕を絡めて、微笑みながら体まるごと俺に寄せて歩くリトリィの笑顔が眩しすぎる。
あんなことがあった直後なのに、詰所を出るときには恐ろしいほどに上機嫌だったのは、それが理由だったのか……。
そんな内心を知ってか知らずか、瀧井さんも上機嫌だ。
「こうしてめでたいことがあった日に、そのめでたさに花を添えるようにわしが役に立ったとなれば、妻の心証もだいぶ良くなるだろう。そうすれば――」
例の小屋の前で右手を挙げるペリシャさんに目をやる。
「――最近減らされた晩酌に、少しは色も付けてもらえるというものだ」
「まあ、これが新しい小屋の図面なんですの?」
ペリシャさんは、一刻以上待たされたことには一切触れなかった。
「うちの宿六がほんの一瞬でも役に立ったということは、実に喜ばしいことですわね」
この一言で済ませてしまい、あっさり瀧井さんを追い返してしまったのだから、何とも言えぬ気持ちになる。あの、ものすごい啖呵を切ってみせた瀧井さんをして宿六扱いとは。
あとで、酒の一本でも持って、改めてお礼を言いに行こう。
「ええと、まずは確認をしたいのですが」
しばらくは完成予想について話をしたあと、肝心の話に移行する。
このプランは、実行可能なのか、ということだ。
まず、この家の持ち主と、この土地の持ち主は誰なのか。
取り壊して建て替えても問題はないのか。
取り壊しについての役所への届け出は必要だと思うが、どうすればいいのか。
建築物についての許可の取得についてはどこでとればいいのか。またその際に必要な税などは。
資材の購入は、大工のあては、そもそも資金は。
その他もろもろ、思いつくことをすべて挙げていく。
ペリシャさんはそうした俺の懸念に、一つ一つ丁寧に答えてくださった。
もちろん、彼女では分からないこともあったが、それは役所に聞けばいいだろう。
まず、この土地も、建物も、一緒に炊き出しをしていた、健康的に日焼けしたご婦人の旦那さんのものだった。
「うちの旦那がねぇ、溜まりに溜まった収集品を置いておくためにこの小屋を買いましたの。あのひとが死んじゃったら、もう価値も何も分からなくて。全部売りましたわ。それなりの値段で売れたみたいですけどね」
歳は瀧井さんと同じくらいだろうか。しかし背筋もしっかり伸びていて、言葉も穏やかながらはきはきとした印象の女性――ナリクァン夫人。彼女自身はもう引退しているらしいが、かなり大きな商会の会頭をしていたこともある実力者だそうだ。
なんというか、瀧井さんといい、ナリクァン夫人といい、俺はこの街に来て、すごい人たちと縁続きになっている気がする。
――考えてみれば、この世界に落ちてきたその瞬間から、すごい縁に巡りあっているよな、俺。その筆頭は――もちろん、リトリィだ。
「それなり、ですか?」
「そうねえ、たしか――三百マルカくらいだったかしら?」
「さっ……三百マルカ!?」
リトリィが絶句する。
「結局、お庭とお屋敷のお手入れをしたらなくなっちゃいましたけれど」
あっけらかんとしているナリクァン夫人に対して、リトリィが大きく目を見開き、口をぱくぱくさせているのが面白い。
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