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第一部 異世界建築士と獣人の少女
第87話:タガの外れた
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世の中というのは、本当にままならぬことというのがあるらしい。
昼の待ち合わせまでまだ間があるという、おおよそ六刻ごろ。
俺は早めの昼食を、リトリィと共に、門前広場で食べていた。俺は何本かの串焼き肉を、彼女は蒸かした芋にチーズをかけたものを。
リトリィが、先に食べ終わった俺の、口の周りについた串焼き肉のタレを、舌でそっとぬぐっていたときだった。
「――おいオッサン」
不意に声を掛けられ、顔を上げるとそこには、まあなんというか、どんな世界にもこんな連中はいるのだなあと感心してしまう、髪を荒く立て、乱暴に着崩した身なりの少年たちが立っていた。少年といっても、おそらく、高校生くらい――十六歳から十八歳あたりか。
こういった、礼儀とか常識とかといったタガの外れたクソどもは、どこにでもわいてくるものなのか。この世界では十五歳が成人年齢だとはいってもやっぱり人間、どんな世界でも粋がりたい年齢層というものは大して変わらないらしい。
珍獣を見る思いで、妙な感動がわいてくる。
「くせぇんだよ」
片手を腰に当て、顔をやや上に向けつつこちらを見下しながら、先頭の少年が言った。
「ああくせぇくせぇ、ケモノの臭いで鼻が曲がりそうだぜ」
続けて、ゲラゲラと四人で笑い合う。
「ここは城内街だぜ、獣臭い奴なんかとベタベタしてんじゃねえよ!」
……こういう輩は、無視するに限る。
「リトリィ、行こうか」
不安げな表情をするリトリィだが――たぶん、こういう連中より、単純な力だけならリトリィのほうが絶対に強いと思う。普段、重いハンマーを振るう彼女が、力比べで、自堕落な不良どもに負けるとは到底思わない。腕相撲でもやろうものなら、一瞬で伸して回るんじゃないだろうか。
だが、複数というのは具合が悪い。剣道の達人でも、三人同時の手合わせは難しいという。ましてリトリィは、別に格闘技を修めたわけでもあるまい。こういう手合いは、無視の一手だ。
立ち上がった俺が、リトリィの手を取ろうと連中に背を向けたときだった。
背中に斜めからの衝撃を感じ、ベンチに突っ込みかける。
とっさにベンチに手をついたから助かったものの、下手をしたら、背もたれにそのまま顔から突っ込んでいただろう。
リトリィの悲鳴に、もし真っ直ぐリトリィに突っ込んでいれば、彼女の胸に顔をうずめることになったかもしれないと思うと、それはそれで美味しかったかもしれないと、場違いな感想が浮かんでくる。
「無視すんじゃねえよ、オッサン。ケモノくせぇんだよ。今、俺の靴に臭いが移ったじゃねぇか、誠意ある態度ってやつを見せろよ」
鉄砲玉らしき、髪を立てた少年が、いわゆるヤクザキックの体勢のまま、にらみつけてくる。
なんだこのチビ? 自分から蹴っておいて、臭いが移っただと?
「オッサンも、どうせそのメスとヤリまくってんだろ? ガキなんかできないからってよ。くせぇんだよ。邪魔なんだよ。獣人は獣人らしく、ヤリ部屋のベッドにでも鎖で縛っとけってんだ」
やや後方で、黒い服を着た最も背の高い赤髪の少年が言うと、それにおもねるように残り二人もヤジを飛ばす。
「そうそう! それができねぇってんなら、穴だけ俺らにも貸してくれよ。可愛がってやんぜ」
「やめとけ、てめぇのアソコまでケモノ臭くなるぜ!」
下品な笑い声が広場に響く。
広場を歩く誰も、こちらを向こうとしない。
広場にいる誰もが、目をそらしている。
――ああ、こいつらは、そういうやつらなのか。
しかし、そんなことはどうでもいい。
「子供が、できない? どういうことだ?」
思わずリトリィの顔を見る。
彼女は――
目を見開き、口を半開きにして――
強く、ショックを受けている様子だった。
直後、脇腹に大きな衝撃を受ける。
我ながら情けないうめき声をあげ、その場にしゃがみ込む。
悲鳴を上げ、俺を抱きかかえるリトリィ。
――スカートの裾が傷む、リトリィ、いいんだそんなことしなくても。
「無視してんじゃねぇっつってんだろ、オッサン」
いらだつ鉄砲玉の声。
俺は、ダミ声を無視してリトリィに聞く。
「リトリィ――君は、子供が、欲しいんじゃなかったのか……?」
俺の問いに、彼女はぼろぼろと涙をこぼしながら、口元を押さえて力なく首を振る。
……ああ、まただ、また……。
もう、彼女を泣かせるつもりなんて、なかったのに……!!
「なんだオッサン、二十歳過ぎたババァ獣人なんて、孕まねえから遊び相手に最適なんだぜ? そんなことも知らなかったのかよ?」
まただ。またあの赤髪のクソガキ――!
「まさか、二十歳前のメスを買わされたのか? そりゃお気の毒なこったな!!」
「だったら、俺らが協力してやるぜ?」
「だからケモノ相手に盛るんじゃねぇよ、ゲロくせぇ×××になんか突っ込めるかってんだ」
取り巻きどもがゲラゲラとあざ笑う。
その耳障りな雑音を背景に、鉄砲玉がいきり立つ。
「おい、さっきから無視してんじゃねぇよ! 誠意を見せろっつったろ? くせぇんだよオッサン、コイツが惜しかったら、とっとと出すもの出せや」
リトリィの悲鳴。
俺の肩越しに腕を伸ばして彼女の髪をつかみ、引き起こそうとする鉄砲玉。
そのとき、俺は。
不思議と、無感動に。
腰のベルトに差していた、リトリィのナイフを。
鞘ごとベルトから外すと、その「金槌代わりになる」という柄で。
「――え?」
「ジャッコ……?」
側頭部を、振り向きざまに思いきりぶん殴ったのだ。
肩あたりを狙ったつもりだったが、思った以上に相手がチビだった、というだけなのだが。
ジャッコと呼ばれたその鉄砲玉は、そのまま、何も言わずにその場に崩れ落ちる。
漫画のように無様に、派手に横倒しになったりはしないんだな。
柄でぶん殴ったから血も出ていない。
そして俺は、傍にいた奴らではなく、腕を組んでやや後ろにいた黒服赤髪のクソに飛び掛かる。
奇襲による先制攻撃、これはどんな相手にも有効だ。しかも腕を組んで戦闘態勢にもなっていない。
刃物を振り回すのはやったことがなくても、腕を振り回すことくらいは誰でもできる。そして、リトリィが打ってくれたこのナイフの柄頭は、金槌代わりにできるようにこしらえてくれたのだ。多少のことでは傷まない頑健さを誇るはず。彼女の仕事は信用していい。
「あ……?」
目を見開き体をのけぞらせなんのつもりか両腕を突き出してきたそいつの、眉間めがけてナイフの柄を振り下ろす――!
ゴッ――
鈍い音とともに、奴の体が崩れる。ぶん殴る感触と見開いていた目がぐるんと上を向くのとゆっくりとのけぞるのが、まるでスローモーションの動画を見るように、やけに時間をかけて目の前で進行していく。
しかし俺の勢いは、慣性の法則に従って止まらない。そのまま体重七〇キログラム足らずの衝撃力をもつ肉の塊として、奴に衝突しする。
うまく体が動かず、迫りくる地面に手を突き出すのが精いっぱいで、地面に衝突するその瞬間が理解できてしまうと思ったら、赤髪のクソを下敷きにするようにして、俺も派手に転倒していた。
一瞬のはずなのに、やたら時間を引き延ばされているような、そんな不思議な感覚。一瞬一瞬を、俺は、妙に冷静に分析していた。
体のあちこちの痛みに耐えて起き上がると、倒れて伸びているクソの股間を蹴り上げる。
クソは、変なうめき声をあげて、股間を抱えるように丸くなった。さらに尻を蹴り上げ、腹を蹴り上げ、もう一度尻を蹴り上げ、ついでにもう一回、尻を蹴り上げる。
頭の中は妙に冴え渡り、だが、俺こそタガが外れたように蹴りたくる。
リトリィを――愛する女性を侮辱したことを、死ぬほどに後悔させてやるために。
「コ、コモノジャクさんっ!!」
やっと叫び声を上げた取り巻きどもに向かって、ゆらりと体を向けると、鞘に納められたままのナイフを振り上げ、
「死ねやゴルぁぁぁああぁぁあああッッ!!」
奇声を発しながら駆け寄ろうとすると、残りの二人は倒れている二人を置き去りにして、倒けつ転びつ、逃げていった。
薄情な奴らだ、まあ敵討ちとか言って死に物狂いになられたら、俺の方こそ危険だったんだが。
こういった奴らは狂気的に一人をボコボコにすると、他の奴らは戦意を失うと、ネットの巨大掲示板に書いてあったのを読んだことがあったが、まさか本当に役に立つとは。まあ、ちょっと痛い目に遭っただけで追い払えて助かった。
ジャッコとかいう鉄砲玉の股間にも蹴りを入れると、悲鳴を上げて股間を押さえてもだえる。
やられた振りをしていたのだろうか、こういう姑息な奴は死ぬほど痛い目に遭わせないと、こっちが危ないと判断。さらに蹴って蹴って蹴りたくり、動かなくなったところで、リトリィを連れて広場を後にする。
――そして、捕まったのだった。
昼の待ち合わせまでまだ間があるという、おおよそ六刻ごろ。
俺は早めの昼食を、リトリィと共に、門前広場で食べていた。俺は何本かの串焼き肉を、彼女は蒸かした芋にチーズをかけたものを。
リトリィが、先に食べ終わった俺の、口の周りについた串焼き肉のタレを、舌でそっとぬぐっていたときだった。
「――おいオッサン」
不意に声を掛けられ、顔を上げるとそこには、まあなんというか、どんな世界にもこんな連中はいるのだなあと感心してしまう、髪を荒く立て、乱暴に着崩した身なりの少年たちが立っていた。少年といっても、おそらく、高校生くらい――十六歳から十八歳あたりか。
こういった、礼儀とか常識とかといったタガの外れたクソどもは、どこにでもわいてくるものなのか。この世界では十五歳が成人年齢だとはいってもやっぱり人間、どんな世界でも粋がりたい年齢層というものは大して変わらないらしい。
珍獣を見る思いで、妙な感動がわいてくる。
「くせぇんだよ」
片手を腰に当て、顔をやや上に向けつつこちらを見下しながら、先頭の少年が言った。
「ああくせぇくせぇ、ケモノの臭いで鼻が曲がりそうだぜ」
続けて、ゲラゲラと四人で笑い合う。
「ここは城内街だぜ、獣臭い奴なんかとベタベタしてんじゃねえよ!」
……こういう輩は、無視するに限る。
「リトリィ、行こうか」
不安げな表情をするリトリィだが――たぶん、こういう連中より、単純な力だけならリトリィのほうが絶対に強いと思う。普段、重いハンマーを振るう彼女が、力比べで、自堕落な不良どもに負けるとは到底思わない。腕相撲でもやろうものなら、一瞬で伸して回るんじゃないだろうか。
だが、複数というのは具合が悪い。剣道の達人でも、三人同時の手合わせは難しいという。ましてリトリィは、別に格闘技を修めたわけでもあるまい。こういう手合いは、無視の一手だ。
立ち上がった俺が、リトリィの手を取ろうと連中に背を向けたときだった。
背中に斜めからの衝撃を感じ、ベンチに突っ込みかける。
とっさにベンチに手をついたから助かったものの、下手をしたら、背もたれにそのまま顔から突っ込んでいただろう。
リトリィの悲鳴に、もし真っ直ぐリトリィに突っ込んでいれば、彼女の胸に顔をうずめることになったかもしれないと思うと、それはそれで美味しかったかもしれないと、場違いな感想が浮かんでくる。
「無視すんじゃねえよ、オッサン。ケモノくせぇんだよ。今、俺の靴に臭いが移ったじゃねぇか、誠意ある態度ってやつを見せろよ」
鉄砲玉らしき、髪を立てた少年が、いわゆるヤクザキックの体勢のまま、にらみつけてくる。
なんだこのチビ? 自分から蹴っておいて、臭いが移っただと?
「オッサンも、どうせそのメスとヤリまくってんだろ? ガキなんかできないからってよ。くせぇんだよ。邪魔なんだよ。獣人は獣人らしく、ヤリ部屋のベッドにでも鎖で縛っとけってんだ」
やや後方で、黒い服を着た最も背の高い赤髪の少年が言うと、それにおもねるように残り二人もヤジを飛ばす。
「そうそう! それができねぇってんなら、穴だけ俺らにも貸してくれよ。可愛がってやんぜ」
「やめとけ、てめぇのアソコまでケモノ臭くなるぜ!」
下品な笑い声が広場に響く。
広場を歩く誰も、こちらを向こうとしない。
広場にいる誰もが、目をそらしている。
――ああ、こいつらは、そういうやつらなのか。
しかし、そんなことはどうでもいい。
「子供が、できない? どういうことだ?」
思わずリトリィの顔を見る。
彼女は――
目を見開き、口を半開きにして――
強く、ショックを受けている様子だった。
直後、脇腹に大きな衝撃を受ける。
我ながら情けないうめき声をあげ、その場にしゃがみ込む。
悲鳴を上げ、俺を抱きかかえるリトリィ。
――スカートの裾が傷む、リトリィ、いいんだそんなことしなくても。
「無視してんじゃねぇっつってんだろ、オッサン」
いらだつ鉄砲玉の声。
俺は、ダミ声を無視してリトリィに聞く。
「リトリィ――君は、子供が、欲しいんじゃなかったのか……?」
俺の問いに、彼女はぼろぼろと涙をこぼしながら、口元を押さえて力なく首を振る。
……ああ、まただ、また……。
もう、彼女を泣かせるつもりなんて、なかったのに……!!
「なんだオッサン、二十歳過ぎたババァ獣人なんて、孕まねえから遊び相手に最適なんだぜ? そんなことも知らなかったのかよ?」
まただ。またあの赤髪のクソガキ――!
「まさか、二十歳前のメスを買わされたのか? そりゃお気の毒なこったな!!」
「だったら、俺らが協力してやるぜ?」
「だからケモノ相手に盛るんじゃねぇよ、ゲロくせぇ×××になんか突っ込めるかってんだ」
取り巻きどもがゲラゲラとあざ笑う。
その耳障りな雑音を背景に、鉄砲玉がいきり立つ。
「おい、さっきから無視してんじゃねぇよ! 誠意を見せろっつったろ? くせぇんだよオッサン、コイツが惜しかったら、とっとと出すもの出せや」
リトリィの悲鳴。
俺の肩越しに腕を伸ばして彼女の髪をつかみ、引き起こそうとする鉄砲玉。
そのとき、俺は。
不思議と、無感動に。
腰のベルトに差していた、リトリィのナイフを。
鞘ごとベルトから外すと、その「金槌代わりになる」という柄で。
「――え?」
「ジャッコ……?」
側頭部を、振り向きざまに思いきりぶん殴ったのだ。
肩あたりを狙ったつもりだったが、思った以上に相手がチビだった、というだけなのだが。
ジャッコと呼ばれたその鉄砲玉は、そのまま、何も言わずにその場に崩れ落ちる。
漫画のように無様に、派手に横倒しになったりはしないんだな。
柄でぶん殴ったから血も出ていない。
そして俺は、傍にいた奴らではなく、腕を組んでやや後ろにいた黒服赤髪のクソに飛び掛かる。
奇襲による先制攻撃、これはどんな相手にも有効だ。しかも腕を組んで戦闘態勢にもなっていない。
刃物を振り回すのはやったことがなくても、腕を振り回すことくらいは誰でもできる。そして、リトリィが打ってくれたこのナイフの柄頭は、金槌代わりにできるようにこしらえてくれたのだ。多少のことでは傷まない頑健さを誇るはず。彼女の仕事は信用していい。
「あ……?」
目を見開き体をのけぞらせなんのつもりか両腕を突き出してきたそいつの、眉間めがけてナイフの柄を振り下ろす――!
ゴッ――
鈍い音とともに、奴の体が崩れる。ぶん殴る感触と見開いていた目がぐるんと上を向くのとゆっくりとのけぞるのが、まるでスローモーションの動画を見るように、やけに時間をかけて目の前で進行していく。
しかし俺の勢いは、慣性の法則に従って止まらない。そのまま体重七〇キログラム足らずの衝撃力をもつ肉の塊として、奴に衝突しする。
うまく体が動かず、迫りくる地面に手を突き出すのが精いっぱいで、地面に衝突するその瞬間が理解できてしまうと思ったら、赤髪のクソを下敷きにするようにして、俺も派手に転倒していた。
一瞬のはずなのに、やたら時間を引き延ばされているような、そんな不思議な感覚。一瞬一瞬を、俺は、妙に冷静に分析していた。
体のあちこちの痛みに耐えて起き上がると、倒れて伸びているクソの股間を蹴り上げる。
クソは、変なうめき声をあげて、股間を抱えるように丸くなった。さらに尻を蹴り上げ、腹を蹴り上げ、もう一度尻を蹴り上げ、ついでにもう一回、尻を蹴り上げる。
頭の中は妙に冴え渡り、だが、俺こそタガが外れたように蹴りたくる。
リトリィを――愛する女性を侮辱したことを、死ぬほどに後悔させてやるために。
「コ、コモノジャクさんっ!!」
やっと叫び声を上げた取り巻きどもに向かって、ゆらりと体を向けると、鞘に納められたままのナイフを振り上げ、
「死ねやゴルぁぁぁああぁぁあああッッ!!」
奇声を発しながら駆け寄ろうとすると、残りの二人は倒れている二人を置き去りにして、倒けつ転びつ、逃げていった。
薄情な奴らだ、まあ敵討ちとか言って死に物狂いになられたら、俺の方こそ危険だったんだが。
こういった奴らは狂気的に一人をボコボコにすると、他の奴らは戦意を失うと、ネットの巨大掲示板に書いてあったのを読んだことがあったが、まさか本当に役に立つとは。まあ、ちょっと痛い目に遭っただけで追い払えて助かった。
ジャッコとかいう鉄砲玉の股間にも蹴りを入れると、悲鳴を上げて股間を押さえてもだえる。
やられた振りをしていたのだろうか、こういう姑息な奴は死ぬほど痛い目に遭わせないと、こっちが危ないと判断。さらに蹴って蹴って蹴りたくり、動かなくなったところで、リトリィを連れて広場を後にする。
――そして、捕まったのだった。
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