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第一部 異世界建築士と獣人の少女
閑話④:女の仕事は(2/2)
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「リトリィさんは、もう、ムラタさんと子作りはされているの?」
「――――!?」
突然わたしに話を振られ、しかも答えに詰まる生々しい言葉。
しかしそんな様子を予想していたらしく、ペリシャさんはにっこり笑いました。
「やっぱりね。反応がいちいち初々しいわ」
「あ、あの、からかうのはおよしに――」
「わたしは、その夜に、彼の娘ではなくなったわ」
娘ではなくなった――つまり、どういうことなのかと尋ねたら、ちょっと困った顔をされました。
「言わなきゃわからない? 女として」
――あ、ああ、そういうことなのですか。
……て、ええ!? その時はおいくつ!?
「言えないわ。さすがに十五の成人までに三年もあったなんて」
言ってる、言ってますペリシャさん!
「だって、わたしたちは獣人族だもの。仔を産める期間は短いわ、ましてヒト相手なら。だったらもう、四の五の言わずに種を手に入れるしかないでしょう?」
……さすが既婚者です。もう、あけすけです。その舌なめずり、ぜったいに旦那様のものを意識してらっしゃるでしょう?
「何を言っているの、あなたこそ急がなければいけないのよ? ましてあなたは原初――」
言いかけて、口をつぐまれました。さすがにそれ以上を言うことは憚られたのでしょう。
獣人族であるわたしが仔を望めるのは、どう頑張ってもあと二、三年ほどしかなく、原初のわたしはただでさえ仔ができにくいというのに、しかもその相手がヒトであれば、なおのこと難しい――
その、残酷な事実を。
隣で、じっと地面を、難しい顔をして見つめているムラタさんを、そっと見ました。
――わたしは、大好きなひとの仔を、産むことができないかもしれない。
もしそうなってしまったら、わたしといる限り、この人は一生、仔に恵まれないことになる――。
胸がいっぱいになってしまって、目頭が熱くなって。
うつむいてしまったわたしに、ペリシャさんは明るく声をかけてくださいました。
「……とにかく、あなたがもう、心に決めているのなら、行動はすでに終わっているべきだわ。
なんなら、今夜にでもお情けをいただいてしまえば? 旦那様も、あのお歳ならまさか初めてというわけでもなし、あなたをちゃんと導いてくださるでしょうに」
…………。
ムラタさん、ご自身のお話の通りなら――む、難しいでしょうか。
「あらあら。冗談はともかく、女とて果断に行動する気概は持つべきですわ。
とくに仔に関することであれば。作ってしまえば、どうということはないのですよ?」
「そんな簡単に……。でも、欲しい……かも」
「欲しいかも、じゃありませんわ。手に入れる努力は、男も女もおなじですわよ。
まどろっこしいことなど考えず、今夜、またがってしまいなさいな。そこまですれば、いかに奥手な殿方でも、種の一つや二つ、仕込んでくださるでしょうに」
「~~~~!!」
奥様、直接過ぎます!!
わたしのすぐ隣にはムラタさんがいるというのに!!
「あらあら。殿方に自信をつけさせるのも、女の仕事ですわよ?
わたしは、あのひとに後悔をさせてしまったかもしれませんわね。でもそれ以上に、あのひとがやりたいように生きる人生を、共に作ってきた自負がありますわ。
ともに畑を耕し、共に種を植えて、共に育てる。ええ、それはもう」
奥様、その流し目、ぜったいに作物の種のことだけじゃないですよね?
――うらやましい、です。
「ふふ……。ところでリトリィさん。あなたの旦那様、お得意にされていらっしゃることは何かしら?」
突然聞かれて、思わず井戸作りと答えてしまいそうになりました。違う違う、ムラタさんの得意なこと――
「――ええと、家の図面を引くことが得意だと」
「まあ、素敵! だったら、それをさせてあげればいいじゃないの」
「させてあげる……?」
「そう! 殿方など、どうせ子供のように、自分の好きなことをしている時が一番幸せに決まっているのですから」
好きなこと――
浄水設備が一応完成したときの、子供のようなはしゃぎようが思い出されました。
「いいこと?
殿方は、時におしりを叩いて、時に甘えさせてあげて、そして自信をつけてあげて、好きにさせて、帰ってきたら褒めてあげて。
ええ、子供の躾と一緒ですわ」
……ええと、本当にそれでいいんでしょうか。そんなことをして嫌われてしまったら……。
「大丈夫、殿方は、いつまでたってもお母さんが大好きですから。
好きなことをさせてあげて、褒めておあげなさい。ただし、手綱は、あなたが握るのです。
そうやって、あなたの旦那様、ムラタさんが後悔しない生き方――ええと、おうちづくりでしたっけ? それができれば、ムラタさんだって、この世界で生きていくことも、やぶさかではないでしょうに」
そのとき、ムラタさんがお返事をしたのです。
「――ふむ。確かにそれはその通り、なんだが」
「――――!?」
途中から、一言もお話にならなくなっていたものですから、いつものように、なにやらご自身でいろいろと考え込んでいらっしゃったと思っていたのですが。
お話を、お聞きになってくださっていたのでしょうか。
……子作りの話も!?
たちまち顔が熱くなってきます。
『今夜、またがってしまいなさいな』
ペリシャさんの言葉がよみがえってきます。まさか、それも聞いていて――!?
「む、ムラタさん……その、今夜のっていう話、あの、聞いて――?」
ムラタさん、じっと地面を見つめて何やら考えていたようですが、
「……それは、ぜひ期待したいところだが……」
……ああ、聞かれていました……。
今夜……。
……今夜――!?
くすくすとお笑いになるペリシャさん。
「今夜の仕込みは、もうお決まり?」
耳打ちされた言葉に、また耳まで熱くなってきます。
「……いま、ぜひ期待したいって、ムラタさんが――」
「じゃあ、がんばらないとね」
「そ、それはその……」
「はい、でしょう?」
有無を言わさぬ笑顔で覗き込まれるように言われて、おもわず「……はい」と返事をしてしまいました。
「でも、それだけじゃだめよ。女の仕事は仔を産むことと、殿方の居場所を作ってあげること。あなたの旦那様になる人の、居場所は?」
――居場所。
このひとが、生き生きしていたこと。
「……やっぱり、ものづくり――家づくり、でしょうか」
「じゃあ、本当にちょうどいいときに来てくれたわ。あなたも見て、思わないこと? あの、壊れかけた小屋を見て」
「炊き出しをしていた小屋ですか?」
「そう!」
我が意得たりとばかりに肩を寄せてくるペリシャさん。
「大工仕事を手伝ってくださる方は見つけたのですが、直すだけでいいのか、建て替えたほうがいいのか、それを判断できる人がいなくて。
おうちづくりが得意なら、あの小屋をなんとかしてくださると、とてもありがたいですわ!」
「あの、別の場所で炊き出しをするというのは――」
「あら、あの小屋、ちょうどこの広場に面しておりますし、いろいろ便利なのですよ? それに――」
そう言って、ペリシャさんはうつむかれました。
――ああ、聞くべきではなかった。簡単に予想できたこと。
「獣人族のわたしたちが使っても、だれも文句を言う人がいませんからね」
――むしろ、ふさわしい場所だと、お笑いになってくださいますわ。
今まであんなに陽気にお話しされていたペリシャさんが、唇をかみしめている――
いろいろ、つらい思いをされてきたことがよくわかりました。
だったら……優しいムラタさんなら、きっと、引き受けて――
「そのときは、俺も、やるしかない――か」
じっと地面を睨むようにしていたムラタさんが、ぽつりと、おっしゃいました。
親方様――お父さまの、獣人族のわたしを揶揄した冗談を真剣に否定した、あのときのムラタさんを思い出します。
――ムラタさんは、やっぱり思った通り、そういう人でした。
人の悲しみを自分の悲しみと受け止め、怒ることができる人。
わたしが何者かなど気にしない人。
ううん、わたしが何者かを十分に知ったうえで、愛そうと決意してくださった、素敵な旦那様。
『女の仕事は仔を産むことと、殿方の居場所を作ってあげること』
ペリシャさんが実践してこられたことを、わたしもがんばらなきゃ――!
「……ごめん、何の話?」
…………。
――ちょっと、早まったかもしれません。
ペリシャさん、ごめんなさい。
「――――!?」
突然わたしに話を振られ、しかも答えに詰まる生々しい言葉。
しかしそんな様子を予想していたらしく、ペリシャさんはにっこり笑いました。
「やっぱりね。反応がいちいち初々しいわ」
「あ、あの、からかうのはおよしに――」
「わたしは、その夜に、彼の娘ではなくなったわ」
娘ではなくなった――つまり、どういうことなのかと尋ねたら、ちょっと困った顔をされました。
「言わなきゃわからない? 女として」
――あ、ああ、そういうことなのですか。
……て、ええ!? その時はおいくつ!?
「言えないわ。さすがに十五の成人までに三年もあったなんて」
言ってる、言ってますペリシャさん!
「だって、わたしたちは獣人族だもの。仔を産める期間は短いわ、ましてヒト相手なら。だったらもう、四の五の言わずに種を手に入れるしかないでしょう?」
……さすが既婚者です。もう、あけすけです。その舌なめずり、ぜったいに旦那様のものを意識してらっしゃるでしょう?
「何を言っているの、あなたこそ急がなければいけないのよ? ましてあなたは原初――」
言いかけて、口をつぐまれました。さすがにそれ以上を言うことは憚られたのでしょう。
獣人族であるわたしが仔を望めるのは、どう頑張ってもあと二、三年ほどしかなく、原初のわたしはただでさえ仔ができにくいというのに、しかもその相手がヒトであれば、なおのこと難しい――
その、残酷な事実を。
隣で、じっと地面を、難しい顔をして見つめているムラタさんを、そっと見ました。
――わたしは、大好きなひとの仔を、産むことができないかもしれない。
もしそうなってしまったら、わたしといる限り、この人は一生、仔に恵まれないことになる――。
胸がいっぱいになってしまって、目頭が熱くなって。
うつむいてしまったわたしに、ペリシャさんは明るく声をかけてくださいました。
「……とにかく、あなたがもう、心に決めているのなら、行動はすでに終わっているべきだわ。
なんなら、今夜にでもお情けをいただいてしまえば? 旦那様も、あのお歳ならまさか初めてというわけでもなし、あなたをちゃんと導いてくださるでしょうに」
…………。
ムラタさん、ご自身のお話の通りなら――む、難しいでしょうか。
「あらあら。冗談はともかく、女とて果断に行動する気概は持つべきですわ。
とくに仔に関することであれば。作ってしまえば、どうということはないのですよ?」
「そんな簡単に……。でも、欲しい……かも」
「欲しいかも、じゃありませんわ。手に入れる努力は、男も女もおなじですわよ。
まどろっこしいことなど考えず、今夜、またがってしまいなさいな。そこまですれば、いかに奥手な殿方でも、種の一つや二つ、仕込んでくださるでしょうに」
「~~~~!!」
奥様、直接過ぎます!!
わたしのすぐ隣にはムラタさんがいるというのに!!
「あらあら。殿方に自信をつけさせるのも、女の仕事ですわよ?
わたしは、あのひとに後悔をさせてしまったかもしれませんわね。でもそれ以上に、あのひとがやりたいように生きる人生を、共に作ってきた自負がありますわ。
ともに畑を耕し、共に種を植えて、共に育てる。ええ、それはもう」
奥様、その流し目、ぜったいに作物の種のことだけじゃないですよね?
――うらやましい、です。
「ふふ……。ところでリトリィさん。あなたの旦那様、お得意にされていらっしゃることは何かしら?」
突然聞かれて、思わず井戸作りと答えてしまいそうになりました。違う違う、ムラタさんの得意なこと――
「――ええと、家の図面を引くことが得意だと」
「まあ、素敵! だったら、それをさせてあげればいいじゃないの」
「させてあげる……?」
「そう! 殿方など、どうせ子供のように、自分の好きなことをしている時が一番幸せに決まっているのですから」
好きなこと――
浄水設備が一応完成したときの、子供のようなはしゃぎようが思い出されました。
「いいこと?
殿方は、時におしりを叩いて、時に甘えさせてあげて、そして自信をつけてあげて、好きにさせて、帰ってきたら褒めてあげて。
ええ、子供の躾と一緒ですわ」
……ええと、本当にそれでいいんでしょうか。そんなことをして嫌われてしまったら……。
「大丈夫、殿方は、いつまでたってもお母さんが大好きですから。
好きなことをさせてあげて、褒めておあげなさい。ただし、手綱は、あなたが握るのです。
そうやって、あなたの旦那様、ムラタさんが後悔しない生き方――ええと、おうちづくりでしたっけ? それができれば、ムラタさんだって、この世界で生きていくことも、やぶさかではないでしょうに」
そのとき、ムラタさんがお返事をしたのです。
「――ふむ。確かにそれはその通り、なんだが」
「――――!?」
途中から、一言もお話にならなくなっていたものですから、いつものように、なにやらご自身でいろいろと考え込んでいらっしゃったと思っていたのですが。
お話を、お聞きになってくださっていたのでしょうか。
……子作りの話も!?
たちまち顔が熱くなってきます。
『今夜、またがってしまいなさいな』
ペリシャさんの言葉がよみがえってきます。まさか、それも聞いていて――!?
「む、ムラタさん……その、今夜のっていう話、あの、聞いて――?」
ムラタさん、じっと地面を見つめて何やら考えていたようですが、
「……それは、ぜひ期待したいところだが……」
……ああ、聞かれていました……。
今夜……。
……今夜――!?
くすくすとお笑いになるペリシャさん。
「今夜の仕込みは、もうお決まり?」
耳打ちされた言葉に、また耳まで熱くなってきます。
「……いま、ぜひ期待したいって、ムラタさんが――」
「じゃあ、がんばらないとね」
「そ、それはその……」
「はい、でしょう?」
有無を言わさぬ笑顔で覗き込まれるように言われて、おもわず「……はい」と返事をしてしまいました。
「でも、それだけじゃだめよ。女の仕事は仔を産むことと、殿方の居場所を作ってあげること。あなたの旦那様になる人の、居場所は?」
――居場所。
このひとが、生き生きしていたこと。
「……やっぱり、ものづくり――家づくり、でしょうか」
「じゃあ、本当にちょうどいいときに来てくれたわ。あなたも見て、思わないこと? あの、壊れかけた小屋を見て」
「炊き出しをしていた小屋ですか?」
「そう!」
我が意得たりとばかりに肩を寄せてくるペリシャさん。
「大工仕事を手伝ってくださる方は見つけたのですが、直すだけでいいのか、建て替えたほうがいいのか、それを判断できる人がいなくて。
おうちづくりが得意なら、あの小屋をなんとかしてくださると、とてもありがたいですわ!」
「あの、別の場所で炊き出しをするというのは――」
「あら、あの小屋、ちょうどこの広場に面しておりますし、いろいろ便利なのですよ? それに――」
そう言って、ペリシャさんはうつむかれました。
――ああ、聞くべきではなかった。簡単に予想できたこと。
「獣人族のわたしたちが使っても、だれも文句を言う人がいませんからね」
――むしろ、ふさわしい場所だと、お笑いになってくださいますわ。
今まであんなに陽気にお話しされていたペリシャさんが、唇をかみしめている――
いろいろ、つらい思いをされてきたことがよくわかりました。
だったら……優しいムラタさんなら、きっと、引き受けて――
「そのときは、俺も、やるしかない――か」
じっと地面を睨むようにしていたムラタさんが、ぽつりと、おっしゃいました。
親方様――お父さまの、獣人族のわたしを揶揄した冗談を真剣に否定した、あのときのムラタさんを思い出します。
――ムラタさんは、やっぱり思った通り、そういう人でした。
人の悲しみを自分の悲しみと受け止め、怒ることができる人。
わたしが何者かなど気にしない人。
ううん、わたしが何者かを十分に知ったうえで、愛そうと決意してくださった、素敵な旦那様。
『女の仕事は仔を産むことと、殿方の居場所を作ってあげること』
ペリシャさんが実践してこられたことを、わたしもがんばらなきゃ――!
「……ごめん、何の話?」
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ペリシャさん、ごめんなさい。
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