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第一部 異世界建築士と獣人の少女
第9話:意地(1/2)
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俺の口元についたジャムをパンで拭い、それを楽しそうに「はい」と、俺の口に放り込んだリトリィの微笑みが、突然視界から消える。
……気が付いたら、木炭の山に埋まっていた。
今の今まで、リトリィと、ほとんど会話も成り立たずに無言で、でも目配せし合いながら、目が合えばお互い――だと思う、たぶん――照れ笑いをしながら食事をしていたはずなのに。
そして気付く。リトリィが消えたんじゃない、俺がリトリィの前から消えたんだ。
「おい兄弟」
扉を開け、アイネが入ってくる。
……そうか、ダイニングキッチンのすぐ外の張り出し小屋だな。これは。
木炭庫になっていたのか。ほこりを吸い込み、咳き込む。
「俺は兄弟じゃねえよ……!」
やけくそ気味に言い返すが、アイネは気にした様子もなく続ける。
「リトリィは、俺たちの天使だ。その意味が分かるよな?」
「抜け駆けするなってことか?」
脳天に無言の拳骨。
「分かってんなら、アイツを惑わすな」
「――ッ! 惑わすって、一緒に飯食ってただけだろうが!」
脳天に無言の拳骨をもう一発。
「アイツは犬属人だ。必要以上に夢を見せるな」
「夢――って、どういうことだよ!」
「アイツはここにいるのが幸せなんだ。自分が認められる仕事をもって、胸を張って生きることができる、ここで暮らしていくことが」
「意味が分からねえ……俺はただ、リトリィと一緒に飯を食ってただけじゃねえか!」
「――自覚がねぇんだったら、なおさらタチがわりぃな。もう一回死んどくか?」
もう一回――だと?
俺がここへ打ち上げられたことを言いたいわけか。
「アイネ、客人だ。やりすぎんなよ」
なんともありがたい言葉が家の中から投げ込まれる。
……放置かよ。客人と思うなら止めてくれよ。
「クソッ、やれるもんならやってみろ!」
「言いやがったな、いい度胸だ。てめぇみてぇな実力もねぇたらし野郎は、虫唾が走るんだよ」
「誰がたらし野郎だ、誰が!」
胸元をつかまれ砕けた木炭の中から引きずり出されると、「こんなヒョロガリのクセに、一丁前な口をききやがる、てめぇだよ」と、再び木炭の中に叩き込まれる。
「水汲みの最中にはまあ、ヒョロガリでも文句も言わずに運んで、悪いヤツじゃねえなんて思っていたが、撤回だ。オレたちの天使をもてあそぶクソ野郎め」
舞い上がった煤に咳き込みながら立ち上がろうとして、しかし細かく砕けた木炭に滑って、背中から再び転倒する。クソッ、なんだってんだ、なぜこんな扱いを受ける?
「ムラタさん、大丈夫ですか!? ――お兄さま! やめて!」
――リトリィ。いつの間に。
ダイニングキッチンからの入口はアイネの巨体がふさいでいるから、おそらく外からの出入り口から入ってきたんだろう。
木炭の破片で体中を真っ黒にして、俺の体を木炭の山から引っ張り出す。ああ、君の綺麗な金の毛並みが台無しだ。
「ムラタさん、おけがは? 傷むところはありませんか?」
「――あ、ああ、うん……大丈夫、木炭がクッションになったから……」
女の子に引っ張り起されるのは情けないが、なんとか身を起こす。
「リトリィ、そいつから離れろ。これはオレとそいつとの問題だ」
「アイネお兄さま! いったい何が――!」
「おまえは黙ってろ」
水汲みの時、軽口でやりあっていた調子の声ではない。
怒気を孕んだ声。
「今分かった。そいつの軽さが。――もう許せん。そいつをほっとけば、確実にお前を不幸にする」
身に覚えのないことでこんな理不尽を受けるいわれはない。リトリィの手を放すと、立ち上がってクソ野郎を睨み返す。
「おい、それはどういう意味だよ」
「そのまんまだ」
「訳が分からねえよ!」
「そうやって――」
と、アイネはまた俺の襟元をつかみ、「何人の女を泣かせてきた! ァア!?」と、俺を再び木炭の山に突き飛ばす。
なんだよ……なんだよこいつ!
「待てよクソったれ! 誰が、何を、泣かせてきたって!?」
「まだ言うかテメェ!」
再び胸元をつかまれ、炭の山から引きずり出される。何度繰り返すんだこの野郎!
「お兄さま、いい加減にして! ムラタさんがなにをしたっていうの!」
「なにをした、だと?」
アイネは、こちらをギョロリとにらみつける。
そう言って、アイネは俺の手首をひねりあげる。悲鳴を上げる俺を無視して、その手をリトリィに見せつける。
「この手を見ろ。働いた跡が全然ねぇ。家造りの仕事をしてたっていうが、だったらひび割れなりインクのシミなりがあったっていいだろ。
だがこいつの指を見てみろ。シミひとつねぇ。こいつぁ、ただのヒョロガリじゃねぇ。今まで働いたことのねぇ手だ。人の上前をはねる、ろくでもねぇ生き方をしてきた証拠だ」
「――そんなの……そんなの、分からないじゃない! どうしてそんな決めつけるの!?」
リトリィの抗議ももっともだ……さすがにこの言い分は、頭に来た。
そりゃこっちだって商売だから、利益を計算して仕事は請け負うに決まっている。だが、決して法外な利益を得ているわけじゃない。木村設計事務所が小さかったのは、利益率の小さい、安価な個人住宅ばかり請け負っていたからっていうのもあるが、それだけ、真っ当にやっていたという証だとも思っている。
それに、少なくとも俺は、少ない予算の中で精一杯やりくりしながら、「家」という夢を叶えようとしている家族を、できる限り応援してきたつもりだったし、その誇りもある。
話も聞かずに、手のひらの様子だけで決めつけられてたまるか!
「好き勝手言いやがって! 俺は信用と笑顔がモットーの、まっとうな建築士だ!
それに、パソコンで設計やってる人間の手が、ひび割れてたりインク沁みが付いてたりするわけないだろ!」
「“パソコン”ってのが何なのかは知らねえがな、何を使って設計やってたって、結局は外で大工仕事やるんだろうが! てめぇの指にはな、外仕事をしてるっていう表情がねぇんだよ!」
「だから! 俺は建築士! 客の理想に助言をつけ足して実現させるのが俺の役割! 実際に家を作るのは大工! 分業だ、分業! 当たり前のことだろうが!」
ところがアイネは、俺の言葉が相当に気に入らなかったらしい。捻り上げた俺の手を放すと、木炭の山に突き飛ばす。
「自分で図面を引いた家を他人に放り投げちまうような奴なんざ、信用できるか!」
再び頭から大量の木炭の雪崩を受け、ほこりにまみれて咳き込む。くそっ、口の中がザラザラする!
「……放り投げるとはなんだ! 俺は依頼者の思いや願いと現実の折り合いをつけた設計をして、それを現場のプロに実現してもらう! そこに何の問題がある!」
「大ありだ、バカ野郎。その『依頼者の思いや願い』ってやつをどうにかこうにかして実現させる設計をする、そりゃあ大層なことだろうよ。涙が出てくらぁ!
でだ、そうやってできた設計の実現は、結局他人任せ? 依頼者の思いや願いも一緒に放り出して、さぞ立派な図面引きなんだろうなぁ、てめぇはよぉ!」
再び胸ぐらをつかもうとしてきた相手の手を払い、今度は逆に俺が掴みかかる。
「俺の生きてきた“日本”ではな、そうやって仕事を分け合うんだよ! 一億二千万の人間が食っていくためにはな、一人で仕事を抱え込むんじゃなくて、互いに仕事を分け合うことでお互い様、ってやるんだよ、馬鹿野郎!」
「職人は最初から最後まで自分の手でやるのが誇りってもんだ。弟子を使っても同業の手を借りても、最後まで主導を握るのが職人の矜持ってやつだ。仕事を分け合うだと? オレなら自分の腕の誇りにかけて、意地でもオレがやりとげる!」
――だめだ、高度に分業化された仕事ってやつを、こいつはおそらく理解できないんだ。
「どうせ、他人に仕事を放り投げるなんて馬鹿なことやってる“ニホン”って国は、さぞ魂の抜けきった腑抜け野郎ばっかりの貧乏国なんだろうなぁ!」
「あいにくだったな! “日本”は世界でも有数の技術立国で、世界有数の金持ち国家だよ! 一人一人が自分の専門に磨きをかけて、常に奢らず、高度な技を競い合い、高い技術には惜しみなく報酬を出す! そういう国なんだよ!」
参ったか! ――そう、勝利を確信したときだった。
「……その国から逃げ出してきたのがてめぇってわけだ! そんな夢みたいな国に生まれながら、そこから逃げ出したカス、それがてめぇだろう!」
そう言って、やつの胸ぐらをつかんでいる俺の腕を握ると、力任せに腕を握りつぶし――たまらず手を開いてしまった俺を、一気に木炭の山に叩きつける!
一瞬の浮遊感のあとの、すさまじい衝撃。
――息が詰まる。
リトリィの悲鳴が、ずいぶん遠くから聞こえるように感じる。
自分の体を揺さぶるのは、たぶん彼女なのだろう。
……気が付いたら、木炭の山に埋まっていた。
今の今まで、リトリィと、ほとんど会話も成り立たずに無言で、でも目配せし合いながら、目が合えばお互い――だと思う、たぶん――照れ笑いをしながら食事をしていたはずなのに。
そして気付く。リトリィが消えたんじゃない、俺がリトリィの前から消えたんだ。
「おい兄弟」
扉を開け、アイネが入ってくる。
……そうか、ダイニングキッチンのすぐ外の張り出し小屋だな。これは。
木炭庫になっていたのか。ほこりを吸い込み、咳き込む。
「俺は兄弟じゃねえよ……!」
やけくそ気味に言い返すが、アイネは気にした様子もなく続ける。
「リトリィは、俺たちの天使だ。その意味が分かるよな?」
「抜け駆けするなってことか?」
脳天に無言の拳骨。
「分かってんなら、アイツを惑わすな」
「――ッ! 惑わすって、一緒に飯食ってただけだろうが!」
脳天に無言の拳骨をもう一発。
「アイツは犬属人だ。必要以上に夢を見せるな」
「夢――って、どういうことだよ!」
「アイツはここにいるのが幸せなんだ。自分が認められる仕事をもって、胸を張って生きることができる、ここで暮らしていくことが」
「意味が分からねえ……俺はただ、リトリィと一緒に飯を食ってただけじゃねえか!」
「――自覚がねぇんだったら、なおさらタチがわりぃな。もう一回死んどくか?」
もう一回――だと?
俺がここへ打ち上げられたことを言いたいわけか。
「アイネ、客人だ。やりすぎんなよ」
なんともありがたい言葉が家の中から投げ込まれる。
……放置かよ。客人と思うなら止めてくれよ。
「クソッ、やれるもんならやってみろ!」
「言いやがったな、いい度胸だ。てめぇみてぇな実力もねぇたらし野郎は、虫唾が走るんだよ」
「誰がたらし野郎だ、誰が!」
胸元をつかまれ砕けた木炭の中から引きずり出されると、「こんなヒョロガリのクセに、一丁前な口をききやがる、てめぇだよ」と、再び木炭の中に叩き込まれる。
「水汲みの最中にはまあ、ヒョロガリでも文句も言わずに運んで、悪いヤツじゃねえなんて思っていたが、撤回だ。オレたちの天使をもてあそぶクソ野郎め」
舞い上がった煤に咳き込みながら立ち上がろうとして、しかし細かく砕けた木炭に滑って、背中から再び転倒する。クソッ、なんだってんだ、なぜこんな扱いを受ける?
「ムラタさん、大丈夫ですか!? ――お兄さま! やめて!」
――リトリィ。いつの間に。
ダイニングキッチンからの入口はアイネの巨体がふさいでいるから、おそらく外からの出入り口から入ってきたんだろう。
木炭の破片で体中を真っ黒にして、俺の体を木炭の山から引っ張り出す。ああ、君の綺麗な金の毛並みが台無しだ。
「ムラタさん、おけがは? 傷むところはありませんか?」
「――あ、ああ、うん……大丈夫、木炭がクッションになったから……」
女の子に引っ張り起されるのは情けないが、なんとか身を起こす。
「リトリィ、そいつから離れろ。これはオレとそいつとの問題だ」
「アイネお兄さま! いったい何が――!」
「おまえは黙ってろ」
水汲みの時、軽口でやりあっていた調子の声ではない。
怒気を孕んだ声。
「今分かった。そいつの軽さが。――もう許せん。そいつをほっとけば、確実にお前を不幸にする」
身に覚えのないことでこんな理不尽を受けるいわれはない。リトリィの手を放すと、立ち上がってクソ野郎を睨み返す。
「おい、それはどういう意味だよ」
「そのまんまだ」
「訳が分からねえよ!」
「そうやって――」
と、アイネはまた俺の襟元をつかみ、「何人の女を泣かせてきた! ァア!?」と、俺を再び木炭の山に突き飛ばす。
なんだよ……なんだよこいつ!
「待てよクソったれ! 誰が、何を、泣かせてきたって!?」
「まだ言うかテメェ!」
再び胸元をつかまれ、炭の山から引きずり出される。何度繰り返すんだこの野郎!
「お兄さま、いい加減にして! ムラタさんがなにをしたっていうの!」
「なにをした、だと?」
アイネは、こちらをギョロリとにらみつける。
そう言って、アイネは俺の手首をひねりあげる。悲鳴を上げる俺を無視して、その手をリトリィに見せつける。
「この手を見ろ。働いた跡が全然ねぇ。家造りの仕事をしてたっていうが、だったらひび割れなりインクのシミなりがあったっていいだろ。
だがこいつの指を見てみろ。シミひとつねぇ。こいつぁ、ただのヒョロガリじゃねぇ。今まで働いたことのねぇ手だ。人の上前をはねる、ろくでもねぇ生き方をしてきた証拠だ」
「――そんなの……そんなの、分からないじゃない! どうしてそんな決めつけるの!?」
リトリィの抗議ももっともだ……さすがにこの言い分は、頭に来た。
そりゃこっちだって商売だから、利益を計算して仕事は請け負うに決まっている。だが、決して法外な利益を得ているわけじゃない。木村設計事務所が小さかったのは、利益率の小さい、安価な個人住宅ばかり請け負っていたからっていうのもあるが、それだけ、真っ当にやっていたという証だとも思っている。
それに、少なくとも俺は、少ない予算の中で精一杯やりくりしながら、「家」という夢を叶えようとしている家族を、できる限り応援してきたつもりだったし、その誇りもある。
話も聞かずに、手のひらの様子だけで決めつけられてたまるか!
「好き勝手言いやがって! 俺は信用と笑顔がモットーの、まっとうな建築士だ!
それに、パソコンで設計やってる人間の手が、ひび割れてたりインク沁みが付いてたりするわけないだろ!」
「“パソコン”ってのが何なのかは知らねえがな、何を使って設計やってたって、結局は外で大工仕事やるんだろうが! てめぇの指にはな、外仕事をしてるっていう表情がねぇんだよ!」
「だから! 俺は建築士! 客の理想に助言をつけ足して実現させるのが俺の役割! 実際に家を作るのは大工! 分業だ、分業! 当たり前のことだろうが!」
ところがアイネは、俺の言葉が相当に気に入らなかったらしい。捻り上げた俺の手を放すと、木炭の山に突き飛ばす。
「自分で図面を引いた家を他人に放り投げちまうような奴なんざ、信用できるか!」
再び頭から大量の木炭の雪崩を受け、ほこりにまみれて咳き込む。くそっ、口の中がザラザラする!
「……放り投げるとはなんだ! 俺は依頼者の思いや願いと現実の折り合いをつけた設計をして、それを現場のプロに実現してもらう! そこに何の問題がある!」
「大ありだ、バカ野郎。その『依頼者の思いや願い』ってやつをどうにかこうにかして実現させる設計をする、そりゃあ大層なことだろうよ。涙が出てくらぁ!
でだ、そうやってできた設計の実現は、結局他人任せ? 依頼者の思いや願いも一緒に放り出して、さぞ立派な図面引きなんだろうなぁ、てめぇはよぉ!」
再び胸ぐらをつかもうとしてきた相手の手を払い、今度は逆に俺が掴みかかる。
「俺の生きてきた“日本”ではな、そうやって仕事を分け合うんだよ! 一億二千万の人間が食っていくためにはな、一人で仕事を抱え込むんじゃなくて、互いに仕事を分け合うことでお互い様、ってやるんだよ、馬鹿野郎!」
「職人は最初から最後まで自分の手でやるのが誇りってもんだ。弟子を使っても同業の手を借りても、最後まで主導を握るのが職人の矜持ってやつだ。仕事を分け合うだと? オレなら自分の腕の誇りにかけて、意地でもオレがやりとげる!」
――だめだ、高度に分業化された仕事ってやつを、こいつはおそらく理解できないんだ。
「どうせ、他人に仕事を放り投げるなんて馬鹿なことやってる“ニホン”って国は、さぞ魂の抜けきった腑抜け野郎ばっかりの貧乏国なんだろうなぁ!」
「あいにくだったな! “日本”は世界でも有数の技術立国で、世界有数の金持ち国家だよ! 一人一人が自分の専門に磨きをかけて、常に奢らず、高度な技を競い合い、高い技術には惜しみなく報酬を出す! そういう国なんだよ!」
参ったか! ――そう、勝利を確信したときだった。
「……その国から逃げ出してきたのがてめぇってわけだ! そんな夢みたいな国に生まれながら、そこから逃げ出したカス、それがてめぇだろう!」
そう言って、やつの胸ぐらをつかんでいる俺の腕を握ると、力任せに腕を握りつぶし――たまらず手を開いてしまった俺を、一気に木炭の山に叩きつける!
一瞬の浮遊感のあとの、すさまじい衝撃。
――息が詰まる。
リトリィの悲鳴が、ずいぶん遠くから聞こえるように感じる。
自分の体を揺さぶるのは、たぶん彼女なのだろう。
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