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第三章
82話
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私は素直に助言に従う事にしました。
祝詞はさっきオーロラが教えてくれたのを覚えています。
正直驚きました。
あまりに簡単に絶世の美男子が現れたからです。
(初めまして、我が最愛の主よ。
私は土精霊のノームです)
精霊ですが、おもってたよりガッチリとしています。
長年風雪に耐えた農夫のような身体つきといえばいいでしょうか?
髪も瞳も漆黒で、いかにも土精霊です。
(名をつけてやれ。
精霊が固有の名を受け入れてくれれば、下級精霊から中級精霊に進化する。
その精霊は下級ノームでも突出した力を持っているが、中級に進化すれば、よほどの相手でなければ負ける事はない)
私にそんな力があるのでしょうか?
正直信じられませんが、命の恩人が嘘をつくはずもありません。
そんな面倒なことをしなくても、放っておけば私は死んでいたのです。
(分かりました。
御助言ありがとうございます。
この子に名前をつけさせて頂きます。
この子の名前はダムエルにします。
どうかな?)
(ありがとう、我が主。
私は今日からダムエルです!)
ダムエルが嬉しそうに名を受け入れてくれた途端、全身が光り輝きました!
輝きがおさまると、ダムエルの姿が一変していました!
元々オーロラの子供ノームのように、おとぎ話や伝説で語られる小さな姿ではなく、私の腰位の身長だったダムエルですが、それが今では私が見上げなければいけないくらいの、二〇〇センチはある大男に変化しています!
顔は厳つくなっていますが、変化前の美男子の面影があります。
あえていえば、若者が何度も実戦を潜り抜けて厳しさを身に付けた感じです。
ですが一番の違いは、さっきは絹の服を着ていたのに、今はフルアーマープレートを装備しているのです。
しかも片手に青龍円月刀をガッチリと握っているのです!
(あの、ダムエル。
随分と姿形が変わっているのだけれど、本当にさっきの土精霊なの?)
(はい、私は主に仕える土精霊のノームに間違いありません。
ですが主の御陰で強き力を得たので、それが姿形に表れたのです。
主が望まれるのならば、ここに転がっている魔虎を捻り潰す事も簡単です)
(いえ、いいから。
さっきも言ったけれど、そんな事は望んでいないから!
それよりもこの火を消すことはできないかしら?
このままでは多くの魔獣が火に巻かれて死んでしまうわ!)
(御任せ下さい!
土で覆てしまえば火事を消すことができます)
(待て、ノーム。
それでは多くの精霊力を使ってしまう事になり、この者に負担が大きい。
他の精霊とも絆を結び、上手に精霊力を使う技を教えてやれ)
祝詞はさっきオーロラが教えてくれたのを覚えています。
正直驚きました。
あまりに簡単に絶世の美男子が現れたからです。
(初めまして、我が最愛の主よ。
私は土精霊のノームです)
精霊ですが、おもってたよりガッチリとしています。
長年風雪に耐えた農夫のような身体つきといえばいいでしょうか?
髪も瞳も漆黒で、いかにも土精霊です。
(名をつけてやれ。
精霊が固有の名を受け入れてくれれば、下級精霊から中級精霊に進化する。
その精霊は下級ノームでも突出した力を持っているが、中級に進化すれば、よほどの相手でなければ負ける事はない)
私にそんな力があるのでしょうか?
正直信じられませんが、命の恩人が嘘をつくはずもありません。
そんな面倒なことをしなくても、放っておけば私は死んでいたのです。
(分かりました。
御助言ありがとうございます。
この子に名前をつけさせて頂きます。
この子の名前はダムエルにします。
どうかな?)
(ありがとう、我が主。
私は今日からダムエルです!)
ダムエルが嬉しそうに名を受け入れてくれた途端、全身が光り輝きました!
輝きがおさまると、ダムエルの姿が一変していました!
元々オーロラの子供ノームのように、おとぎ話や伝説で語られる小さな姿ではなく、私の腰位の身長だったダムエルですが、それが今では私が見上げなければいけないくらいの、二〇〇センチはある大男に変化しています!
顔は厳つくなっていますが、変化前の美男子の面影があります。
あえていえば、若者が何度も実戦を潜り抜けて厳しさを身に付けた感じです。
ですが一番の違いは、さっきは絹の服を着ていたのに、今はフルアーマープレートを装備しているのです。
しかも片手に青龍円月刀をガッチリと握っているのです!
(あの、ダムエル。
随分と姿形が変わっているのだけれど、本当にさっきの土精霊なの?)
(はい、私は主に仕える土精霊のノームに間違いありません。
ですが主の御陰で強き力を得たので、それが姿形に表れたのです。
主が望まれるのならば、ここに転がっている魔虎を捻り潰す事も簡単です)
(いえ、いいから。
さっきも言ったけれど、そんな事は望んでいないから!
それよりもこの火を消すことはできないかしら?
このままでは多くの魔獣が火に巻かれて死んでしまうわ!)
(御任せ下さい!
土で覆てしまえば火事を消すことができます)
(待て、ノーム。
それでは多くの精霊力を使ってしまう事になり、この者に負担が大きい。
他の精霊とも絆を結び、上手に精霊力を使う技を教えてやれ)
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