悪役令嬢は婚約破棄されても春風駘蕩

「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。5話完結です。
 カリュー辺境伯家の令嬢レイティアはとてもおおらかでめんどくさがり屋だった。それを婚約者のウィリアム王太子や取り巻きの貴族達は小心で何も言えない臆病者だと勘違いしていた。戦斧の聖女と称されるほど大柄で力強い肉体美を誇る、マクリントック男爵家の令嬢アンジェリーナの身体に夢中になったウィリアム王太子は、いわれのない罪を捏造してレイティアとの婚約を破棄して王都から追放したのだが、それはコノリー王国自滅の始まりだった。
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