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第1章
第2話:魔境転生
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転生1年目の春
「ちょっと待ってください、地球のような世界にしてくだ……」
話している途中で、深い森の中に変わっていた。
三柱の神様は誰もいなかった。
以前の姿のまま異世界の行くのは転生ではなく転移です、来訪神様……
深い森には濃密な自然の香りが満ちていた。
不老長寿に御利益をもらっても、モンスターに殺されたら何の意味もない。
戦うための力などもらっていない。
この手は農業にしか使えない。
そう思って自分の手を見たら……
「なんじゃこりゃあ~!」
血管が浮き出たシワシワの手だったはずなのに!
ツヤツヤの若々しい手に変わっている!
自分の顔を見てみたいが、鏡も何もない。
だが、来訪神様が転生させてやると言っていたから、若返っているのだろう。
若返った体ではあるが、武力は前世で習った柔道しかない。
趣味で読んでいたライトノベルだと、神様の槍をもらっていた。
古代竜を殺せるくらい強力な武器だった。
農具になら何にでも変化するとんでもない武器だった。
それだけではなく、どこでも開拓できた。
何が欲しいと思っただけで、種も無しに作物を促成できた。
だが俺には、何の武器もなければ農器具もない。
いや、日本の神様の中には身体から食物を生み出せる方がおられた。
宇迦之御魂神様は食物を成長させるギフトを与えると言ってくださった。
「やってみるか!」
宇迦之御魂神様からは沢山の御利益をいただいた。
御利益というよりは、西洋の神々が与えるギフトだな。
1番は五穀豊穣のギフトだろうが、種がないとどうしようもない。
何もない所に食物を成長させるのは、いくらなんでも無理だろう。
だが、既にある草木を成長させて実らせる事はできるかもしれない。
「美味しく食べられる実をつけろ」
食べられる実を成長させられたらいい。
そう思って、試しに目の前の巨木に手をつけて命じてみる。
リンゴやモモのように直ぐに食べられる実でなくてもいい。
せめてクリやクルミのような少しの加工で食べられる実をつけてくれ!
「うぉ!」
びっくりした、試してみた巨木に実がなった。
世界一太いと言われている『トゥーレの木』の動画を見た事があるが、試した巨木はもっと太いかもしれない。
『トゥーレの木』の直径は14メートル、周径は40メートル以上だったはず。
そんな巨木の枝にびっしりと桃色の実が生っている!
俺の大好きなモモだ、ここまで美味しそうな香りがする!
先ほどまでは、森に立ち込める春の濃密な香りを感じていた。
生臭いような独特の香り、異世界にもヒサカキのような木が生えているのか?
だが今は、旬のモモが放つ美味しそうな香りが脳髄を直撃する。
食べたい、今直ぐかぶりつきたい!
だけど、動画でしか見た事がないような巨木の枝に実っている。
高所恐怖症の俺には取れない。
しかたがない、高い木が駄目なら低い木に実らせればいい。
「ねえ、この樹はあんたのなの?」
獣人、獣人なのか?!
来訪神様は、俺を本当にナーロッパの世界に連れて来たのか!?
獣人といえば犬猫を1番に思い浮かべるが、猿だよな?
「樹は俺の物ではないが、ギフトで実らせたのは俺だ」
「あんたギフト持ちなのか、凄いな、神々からギフトを授かる者は滅多にいない」
「食べたいのなら幾ら食べても良いぞ、その代わり俺にも取ってくれ」
猿の獣人と言われると、映画の印象で猿寄りの姿を想像してしまう。
ほぼ猿の姿で二本足歩行しているイメージになる。
だが話しかけてきた娘は、長くてきれいな尻尾と耳だけが猿だ。
いや、手足が一般的な人間よりも細長くて美しい。
尻尾と頭の毛が輝くような金髪だ。
「本当か、食べて良いのなら幾らでも取ってやる」
金猿娘はそう言うと、スルスルと巨木に登って行った。
見上げるほど高くにある枝の実を、見る間に集める。
そんなにとったら持って降りられないと思ったのだが……
「凄いな、片手と足だけで下りられるのだな」
金猿娘は左手と胸を使って10個くらいのモモを持って降りてきた。
「これくらい簡単さ。
実りの季節じゃないから籠を持ってこなかったのが失敗ね。
じゃあ半分渡すわよ、私が5個であなたが6個ね」
「5個で良いのか?
持ち帰れるなら、何個取ってくれても良いぞ。
その代わり、半分置いて行ってもらう」
「本当かい?
家族に持ち帰ってやりたいと思っていたんだ!
後で家族と籠を持って取りに来ても良いか?」
「構わないぞ、好きなだけ持ち帰ってくれ、俺は今直ぐ食べるけど、美味い!」
濃密な甘味の中に、甘味を引き立てる絶妙な酸味がある!
甘みと酸味だけでなく、圧倒的な旨味もある!
いくら食べても食べ飽きない、日本でも食べた事のない絶品のモモだ!
「そんなに美味しいのか、美味しい!
凄い、凄すぎる、こんな美味しいモモは生まれて初めて食べた!」
俺と金猿娘は、日本基準で4Lサイズのモモを立て続けに4個も食べた。
モモしか食べていないのに、十分満足できる食事だった。
1年365日、毎日モモだけでも幸せだと思えるほど美味しかった!
「食べた分を取ってくる!」
金猿娘は大きくなったお腹をさすりながらそう言った。
言ったと思ったら飛ぶような勢いで巨木に登った。
登ったかと思ったら、風のような速さでモモをとって降りてきた。
俺の前に5個のモモを置き、自分が持ち帰る6個のモモを横に置いた。
金猿娘は4回往復して44個の桃を取ってきた。
金猿娘と分けると22個残る。
「じゃあ私の分はもらっていくね。
直ぐに籠を持って戻って来るけど、取ったモモの半分はくれるんだよね?」
「ああ、約束だ、半分置いて行ってくれるなら全部とっていい」
「直ぐに戻って来るから、他の人に取らせたら駄目だよ」
金猿娘はそう言いながら走って行った。
半分もらうと言ったが、モモは傷むのが早いからどうしよう?
モモの保存法なんて、缶詰かジャムしか思い浮かばない。
思い浮かんでも、自分では缶詰もジャムも作れない。
神様達のギフトで何とかなれば良いけれど、思い当たるギフトはない。
いや、宇迦之御魂神から産業や商売の御利益もいただいた。
職人を見つける事ができたら缶詰とジャムを再現できるか?
でも、いくら何でも今直ぐは無理だよなあ~
神様に頂いたギフトで、自分だけでできる物があれば良いんだが……
巨木に一瞬で鈴なりの実をつけさせることができた。
樹を思いっきり変質させられたんだよな?
そうだ、あれならできるかもしれない!
転生初日に金猿娘に出会ったのも運命かもしれない。
あれを試してみよう!
「ちょっと待ってください、地球のような世界にしてくだ……」
話している途中で、深い森の中に変わっていた。
三柱の神様は誰もいなかった。
以前の姿のまま異世界の行くのは転生ではなく転移です、来訪神様……
深い森には濃密な自然の香りが満ちていた。
不老長寿に御利益をもらっても、モンスターに殺されたら何の意味もない。
戦うための力などもらっていない。
この手は農業にしか使えない。
そう思って自分の手を見たら……
「なんじゃこりゃあ~!」
血管が浮き出たシワシワの手だったはずなのに!
ツヤツヤの若々しい手に変わっている!
自分の顔を見てみたいが、鏡も何もない。
だが、来訪神様が転生させてやると言っていたから、若返っているのだろう。
若返った体ではあるが、武力は前世で習った柔道しかない。
趣味で読んでいたライトノベルだと、神様の槍をもらっていた。
古代竜を殺せるくらい強力な武器だった。
農具になら何にでも変化するとんでもない武器だった。
それだけではなく、どこでも開拓できた。
何が欲しいと思っただけで、種も無しに作物を促成できた。
だが俺には、何の武器もなければ農器具もない。
いや、日本の神様の中には身体から食物を生み出せる方がおられた。
宇迦之御魂神様は食物を成長させるギフトを与えると言ってくださった。
「やってみるか!」
宇迦之御魂神様からは沢山の御利益をいただいた。
御利益というよりは、西洋の神々が与えるギフトだな。
1番は五穀豊穣のギフトだろうが、種がないとどうしようもない。
何もない所に食物を成長させるのは、いくらなんでも無理だろう。
だが、既にある草木を成長させて実らせる事はできるかもしれない。
「美味しく食べられる実をつけろ」
食べられる実を成長させられたらいい。
そう思って、試しに目の前の巨木に手をつけて命じてみる。
リンゴやモモのように直ぐに食べられる実でなくてもいい。
せめてクリやクルミのような少しの加工で食べられる実をつけてくれ!
「うぉ!」
びっくりした、試してみた巨木に実がなった。
世界一太いと言われている『トゥーレの木』の動画を見た事があるが、試した巨木はもっと太いかもしれない。
『トゥーレの木』の直径は14メートル、周径は40メートル以上だったはず。
そんな巨木の枝にびっしりと桃色の実が生っている!
俺の大好きなモモだ、ここまで美味しそうな香りがする!
先ほどまでは、森に立ち込める春の濃密な香りを感じていた。
生臭いような独特の香り、異世界にもヒサカキのような木が生えているのか?
だが今は、旬のモモが放つ美味しそうな香りが脳髄を直撃する。
食べたい、今直ぐかぶりつきたい!
だけど、動画でしか見た事がないような巨木の枝に実っている。
高所恐怖症の俺には取れない。
しかたがない、高い木が駄目なら低い木に実らせればいい。
「ねえ、この樹はあんたのなの?」
獣人、獣人なのか?!
来訪神様は、俺を本当にナーロッパの世界に連れて来たのか!?
獣人といえば犬猫を1番に思い浮かべるが、猿だよな?
「樹は俺の物ではないが、ギフトで実らせたのは俺だ」
「あんたギフト持ちなのか、凄いな、神々からギフトを授かる者は滅多にいない」
「食べたいのなら幾ら食べても良いぞ、その代わり俺にも取ってくれ」
猿の獣人と言われると、映画の印象で猿寄りの姿を想像してしまう。
ほぼ猿の姿で二本足歩行しているイメージになる。
だが話しかけてきた娘は、長くてきれいな尻尾と耳だけが猿だ。
いや、手足が一般的な人間よりも細長くて美しい。
尻尾と頭の毛が輝くような金髪だ。
「本当か、食べて良いのなら幾らでも取ってやる」
金猿娘はそう言うと、スルスルと巨木に登って行った。
見上げるほど高くにある枝の実を、見る間に集める。
そんなにとったら持って降りられないと思ったのだが……
「凄いな、片手と足だけで下りられるのだな」
金猿娘は左手と胸を使って10個くらいのモモを持って降りてきた。
「これくらい簡単さ。
実りの季節じゃないから籠を持ってこなかったのが失敗ね。
じゃあ半分渡すわよ、私が5個であなたが6個ね」
「5個で良いのか?
持ち帰れるなら、何個取ってくれても良いぞ。
その代わり、半分置いて行ってもらう」
「本当かい?
家族に持ち帰ってやりたいと思っていたんだ!
後で家族と籠を持って取りに来ても良いか?」
「構わないぞ、好きなだけ持ち帰ってくれ、俺は今直ぐ食べるけど、美味い!」
濃密な甘味の中に、甘味を引き立てる絶妙な酸味がある!
甘みと酸味だけでなく、圧倒的な旨味もある!
いくら食べても食べ飽きない、日本でも食べた事のない絶品のモモだ!
「そんなに美味しいのか、美味しい!
凄い、凄すぎる、こんな美味しいモモは生まれて初めて食べた!」
俺と金猿娘は、日本基準で4Lサイズのモモを立て続けに4個も食べた。
モモしか食べていないのに、十分満足できる食事だった。
1年365日、毎日モモだけでも幸せだと思えるほど美味しかった!
「食べた分を取ってくる!」
金猿娘は大きくなったお腹をさすりながらそう言った。
言ったと思ったら飛ぶような勢いで巨木に登った。
登ったかと思ったら、風のような速さでモモをとって降りてきた。
俺の前に5個のモモを置き、自分が持ち帰る6個のモモを横に置いた。
金猿娘は4回往復して44個の桃を取ってきた。
金猿娘と分けると22個残る。
「じゃあ私の分はもらっていくね。
直ぐに籠を持って戻って来るけど、取ったモモの半分はくれるんだよね?」
「ああ、約束だ、半分置いて行ってくれるなら全部とっていい」
「直ぐに戻って来るから、他の人に取らせたら駄目だよ」
金猿娘はそう言いながら走って行った。
半分もらうと言ったが、モモは傷むのが早いからどうしよう?
モモの保存法なんて、缶詰かジャムしか思い浮かばない。
思い浮かんでも、自分では缶詰もジャムも作れない。
神様達のギフトで何とかなれば良いけれど、思い当たるギフトはない。
いや、宇迦之御魂神から産業や商売の御利益もいただいた。
職人を見つける事ができたら缶詰とジャムを再現できるか?
でも、いくら何でも今直ぐは無理だよなあ~
神様に頂いたギフトで、自分だけでできる物があれば良いんだが……
巨木に一瞬で鈴なりの実をつけさせることができた。
樹を思いっきり変質させられたんだよな?
そうだ、あれならできるかもしれない!
転生初日に金猿娘に出会ったのも運命かもしれない。
あれを試してみよう!
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