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第2章
第45話:弱点
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「カーツ殿、全ての竜達が産卵したというのは本当か?」
「全てじゃない、貴族達から預かっている乗竜は産卵させていない。
クランの竜も産卵させていないし、新たに買った竜も産卵させていない」
「そうか、カーツ殿が元々飼っていた軍竜達だけなのだな。
だが、それでは、大魔境突破の実験ができないではないか?!」
「そんなことはない、新しく買った竜の調教が終わったらできる。
雄の寅さんなら、二日程度子育てから離れても大丈夫だ。
卵を温めている母親たちが食べる食料さえ確保しておけば問題ない。
寅さんの命令に従うクラン竜と乗竜は魔境突破できる。
俺に文句を言う前に方針を決めろ、実験が止まっているのはそちらの所為だ!
竜に括り付けて大魔境を突破させる奴を連れて来い」
「そうだな、陛下や首脳陣が方針を決めないと何もできないな。
分かった、再度献策してみるが、直ぐに返事が来るとは限らない。
その時はどうするのだ、大魔境突破を止めるのか?」
「ああ、必要もされていないのに危険な突破をする気はない。
自信はあるが、絶対はない、大魔境にはとんでもない魔獣や竜もいる。
そんな奴に遭遇したら、逃げきれずに遅い竜が喰われてしまう」
「カーツ殿や群のリーダーは安全で、遅い竜が喰われという事か?」
「そうだ、群は厳しい、弱い者から襲われて喰われる。
よほどの事情がない限り、強大な敵に戦いを挑む事はない。
生き残るために全力で逃げて、遅れた者が喰われて他の者が助かる」
「軍のように一致協力して敵と戦わないのか?」
「竜をそこまで鍛錬するには、長い年月と労力が必要になる。
俺の愛竜達なら強大な敵が相手でも指示通りに戦ってくれる。
ここが狂竜に襲われた時のようにな。
だが、俺が預かっているクラン竜や乗竜では無理だ、逃げ散ってしまう」
「そうか、やはり竜を軍竜レベルにまで調教するのは大変なのだな。
だったら今はとても危険なのではないか?
カーツ殿の愛竜は、雄一頭に雌五頭だろう?
卵を温めている五頭が戦えず、雄だけしか戦えないのだろう?」
「そうだな、この国最強の軍竜二十頭以上に襲われたら厳しいだろう。
軍竜が十頭以下なら、乗竜百頭程度ならが襲ってきても撃退できる。
今手元にいるクラン竜はとても強くなっている、軍竜と変わらない実力がある。
新たに買った竜も、乗竜として恥ずかしくない実力がある。
よほど強い魔獣や竜、騎士団規模の敵でなければ問題ない。
貴族が少数の軍竜と乗竜で襲ってきても返り討ちできる」
「確かに、二十頭以上の軍竜と乗竜がいる場所を襲える組織はほとんどない。
余計なお世話だったな、今の話は忘れてくれ」
「いや、心配してくれてありがとう、だが本当に大丈夫なのだ」
「ああ、分かった、もう心配せんよ」
そう言って、リヴァーデール男爵の館から俺の竜牧場に戻った。
狐と狸の化かし合いになっていたら哀しいが、無条件で信じられる相手ではない。
男爵は忠誠心の厚いアルへシラス王国の騎士なのだ。
国王が俺を殺す決断をしたら、躊躇いなく襲って来るだろう。
それが分かっているから、手札のほとんどを隠している。
進化したスライムという、とんでもない切り札は隠している。
それに、俺の切り札はスライムだけではない。
サクラ達が大魔境でナンパした、野生の竜が俺の手元にいる。
益竜として見れば未熟だが、俺の事を主人として見てくれている強い竜だ。
軍どころか群れとしての集団行動もできない、益竜としては落第生だが、強い。
単体で戦う竜としたら軍竜より強い野生竜が、サクラ達のパートナーなのだ。
しかも、繁殖相手としては良配合の五頭なのだ!
卵を抱くサクラ達が、本能で優秀な繁殖相手、雄を五頭も探して来た。
彼らはサクラ達を守るために命懸けで戦ってくれる。
寅さんとレッドホーンから生まれた優良配合の卵が百個。
サクラ達と野生の竜から生まれた良配合の卵が五百個。
この子たちが全部孵化して育ったら、とんでもない竜軍団が生まれる。
こんな状態で、竜牧場を留守にして大魔境を突破する訳がない。
アルへシラス王国にやれと言われても、何だかんだと言い訳してやらない。
どうしてもやれと言われたら、俺を殺す気だと判断して戦う。
それくらいの覚悟をしてサクラ達の繁殖に踏み切った。
大きな弱点になると分かっていて、繁殖に踏み切った。
何より、サクラ達の、子供を生み育てないという気持ちを最優先した。
「集団行動だ、俺の指示通りに動け、言葉ではなく笛を優先だぞ」
「「「「「クルルルルル!」」」」」
クラン竜、購入竜、野生竜が一斉に返事をしてくれる。
竜への指示には幾つかの方法がある。
言葉が一番簡単だが、声よりも遠く確実に伝わる竜笛もある。
言葉で偽の指示を出しておいて、手信号で本当の指示を出す事もできる。
ピッ、ピピ
笛の音によって何をするか教えておかないと、寅さん達と違う事をしてしまう。
一緒に戦うなら、こちらの指揮通りに動いてくれないと困る。
負けるだけなら挽回すればいいが、死んでしまったら取り返しが効かない。
近い場所なら声や手信号で命じられるが、遠くは竜笛に頼る事になる。
大魔境で散開している時、広い竜牧場の全域を守る時に必要な事だ。
「我に続け!」
だが今はまだ、簡単な竜笛と言葉を覚えた段階だ。
三つで別の指示を出して敵を騙す高等戦術など、夢のまた夢だ。
まずは三つで同じ指示を出して、一つの事を完璧に教える段階だ。
竜牧場の内周を巡回して敵が入らないようにする事を最優先に教える。
独りで巡回している時に敵を発見したら、雄叫びで知らせる事を教える。
決められた時間に、決められたルートで巡回するように教え込む。
竜牧場の要所には、核を百持つ成体スライムを複数潜ませている。
何かが侵入したら、問答無用で食べて好いと命じている。
それが人間であろうと問答無用で食べて好いと命じている。
「ギャアアアアア!」
「全てじゃない、貴族達から預かっている乗竜は産卵させていない。
クランの竜も産卵させていないし、新たに買った竜も産卵させていない」
「そうか、カーツ殿が元々飼っていた軍竜達だけなのだな。
だが、それでは、大魔境突破の実験ができないではないか?!」
「そんなことはない、新しく買った竜の調教が終わったらできる。
雄の寅さんなら、二日程度子育てから離れても大丈夫だ。
卵を温めている母親たちが食べる食料さえ確保しておけば問題ない。
寅さんの命令に従うクラン竜と乗竜は魔境突破できる。
俺に文句を言う前に方針を決めろ、実験が止まっているのはそちらの所為だ!
竜に括り付けて大魔境を突破させる奴を連れて来い」
「そうだな、陛下や首脳陣が方針を決めないと何もできないな。
分かった、再度献策してみるが、直ぐに返事が来るとは限らない。
その時はどうするのだ、大魔境突破を止めるのか?」
「ああ、必要もされていないのに危険な突破をする気はない。
自信はあるが、絶対はない、大魔境にはとんでもない魔獣や竜もいる。
そんな奴に遭遇したら、逃げきれずに遅い竜が喰われてしまう」
「カーツ殿や群のリーダーは安全で、遅い竜が喰われという事か?」
「そうだ、群は厳しい、弱い者から襲われて喰われる。
よほどの事情がない限り、強大な敵に戦いを挑む事はない。
生き残るために全力で逃げて、遅れた者が喰われて他の者が助かる」
「軍のように一致協力して敵と戦わないのか?」
「竜をそこまで鍛錬するには、長い年月と労力が必要になる。
俺の愛竜達なら強大な敵が相手でも指示通りに戦ってくれる。
ここが狂竜に襲われた時のようにな。
だが、俺が預かっているクラン竜や乗竜では無理だ、逃げ散ってしまう」
「そうか、やはり竜を軍竜レベルにまで調教するのは大変なのだな。
だったら今はとても危険なのではないか?
カーツ殿の愛竜は、雄一頭に雌五頭だろう?
卵を温めている五頭が戦えず、雄だけしか戦えないのだろう?」
「そうだな、この国最強の軍竜二十頭以上に襲われたら厳しいだろう。
軍竜が十頭以下なら、乗竜百頭程度ならが襲ってきても撃退できる。
今手元にいるクラン竜はとても強くなっている、軍竜と変わらない実力がある。
新たに買った竜も、乗竜として恥ずかしくない実力がある。
よほど強い魔獣や竜、騎士団規模の敵でなければ問題ない。
貴族が少数の軍竜と乗竜で襲ってきても返り討ちできる」
「確かに、二十頭以上の軍竜と乗竜がいる場所を襲える組織はほとんどない。
余計なお世話だったな、今の話は忘れてくれ」
「いや、心配してくれてありがとう、だが本当に大丈夫なのだ」
「ああ、分かった、もう心配せんよ」
そう言って、リヴァーデール男爵の館から俺の竜牧場に戻った。
狐と狸の化かし合いになっていたら哀しいが、無条件で信じられる相手ではない。
男爵は忠誠心の厚いアルへシラス王国の騎士なのだ。
国王が俺を殺す決断をしたら、躊躇いなく襲って来るだろう。
それが分かっているから、手札のほとんどを隠している。
進化したスライムという、とんでもない切り札は隠している。
それに、俺の切り札はスライムだけではない。
サクラ達が大魔境でナンパした、野生の竜が俺の手元にいる。
益竜として見れば未熟だが、俺の事を主人として見てくれている強い竜だ。
軍どころか群れとしての集団行動もできない、益竜としては落第生だが、強い。
単体で戦う竜としたら軍竜より強い野生竜が、サクラ達のパートナーなのだ。
しかも、繁殖相手としては良配合の五頭なのだ!
卵を抱くサクラ達が、本能で優秀な繁殖相手、雄を五頭も探して来た。
彼らはサクラ達を守るために命懸けで戦ってくれる。
寅さんとレッドホーンから生まれた優良配合の卵が百個。
サクラ達と野生の竜から生まれた良配合の卵が五百個。
この子たちが全部孵化して育ったら、とんでもない竜軍団が生まれる。
こんな状態で、竜牧場を留守にして大魔境を突破する訳がない。
アルへシラス王国にやれと言われても、何だかんだと言い訳してやらない。
どうしてもやれと言われたら、俺を殺す気だと判断して戦う。
それくらいの覚悟をしてサクラ達の繁殖に踏み切った。
大きな弱点になると分かっていて、繁殖に踏み切った。
何より、サクラ達の、子供を生み育てないという気持ちを最優先した。
「集団行動だ、俺の指示通りに動け、言葉ではなく笛を優先だぞ」
「「「「「クルルルルル!」」」」」
クラン竜、購入竜、野生竜が一斉に返事をしてくれる。
竜への指示には幾つかの方法がある。
言葉が一番簡単だが、声よりも遠く確実に伝わる竜笛もある。
言葉で偽の指示を出しておいて、手信号で本当の指示を出す事もできる。
ピッ、ピピ
笛の音によって何をするか教えておかないと、寅さん達と違う事をしてしまう。
一緒に戦うなら、こちらの指揮通りに動いてくれないと困る。
負けるだけなら挽回すればいいが、死んでしまったら取り返しが効かない。
近い場所なら声や手信号で命じられるが、遠くは竜笛に頼る事になる。
大魔境で散開している時、広い竜牧場の全域を守る時に必要な事だ。
「我に続け!」
だが今はまだ、簡単な竜笛と言葉を覚えた段階だ。
三つで別の指示を出して敵を騙す高等戦術など、夢のまた夢だ。
まずは三つで同じ指示を出して、一つの事を完璧に教える段階だ。
竜牧場の内周を巡回して敵が入らないようにする事を最優先に教える。
独りで巡回している時に敵を発見したら、雄叫びで知らせる事を教える。
決められた時間に、決められたルートで巡回するように教え込む。
竜牧場の要所には、核を百持つ成体スライムを複数潜ませている。
何かが侵入したら、問答無用で食べて好いと命じている。
それが人間であろうと問答無用で食べて好いと命じている。
「ギャアアアアア!」
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