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第2章
第35話:融合
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「【ブリーディング・アイ】」
大量の餌を与えて大きさが戻ったスライムを、一頭一頭確認していく。
以前から分かっていた事だが、スライムには雌雄の区別がない。
とにかく二頭いれば、成体であれば、直ぐに繁殖が可能だ。
いや、繫殖の相性を確認するだけなら成体でなくても構わない。
ベビースライムやリトルスライムの時代でも繫殖の相性は確認できる。
成長によって変わるのかもしれないが、素質くらいは分かる。
朝から晩まで丸一日ひたすら確認して、新しく分かった事がある。
俺の【ブリーディング・アイ】は可能性が高いだけだ、絶対ではない。
突然変異によって優秀な子供が生まれる事がある。
ただ、今回の場合は単なる繁殖による突然変異とは断言できない。
飢餓状態、死んでもおかしくない飢えた状態を乗り越えている。
死線を潜った事で突然変異をしたのかもしれないのだ。
正確な答えを知るためには、更なる実験が必要だ。
死にかけない、飢餓状態を経験させないスライムの子供はどうなるのか?
今回と同じように、突然変異種のリカバリースライムが生まれるのか確認する。
だが、その前に、早急に確認しなければいけない事があった。
リカバリースライム以上のとんでもない新種が生まれていたのだ。
いや、新種かどうかは確定していない、新種ではなく普通の状態かもしれない。
複数のスライムが融合して一頭のスライムになる事が、新種なのか、これまで知られていなかったスライムの状態なのか、それともスキルなのか分からない。
だが、とんでもない大発見なのは間違いない。
これまで、スライムの命や意志は核にあると考えられた。
それなのに一つの身体に複数の核があるというのは……
一つのスライム箱は、実験の為に少ない餌しか与えていなかった。
スライムが生きていくのに必要な、最低限の量を調べていたのだ。
だから、生れたばかりのスライムよりも少しだけ大きくなった幼体だった。
直ぐ帰って来るつもりだったから、虐待したかった訳じゃない。
そんな幼体スライム群に三十日間も餌を与えられなかったのだ。
多くの幼体スライムが餓死していると思っていた。
共喰いしたスライムしか生き残っていないと思っていた。
だが、スライムは俺の考えの斜め上の存在だった。
多くのスライムが死んだと思っていたスライム箱は、思った通り数が減っていた。
数万はいたと思われる生まれたばかりのスライムが、数百にまで減っていた。
生れたばかりの大きさがスライムの最小限界値なのだろう。
それより小さくなる事は死を意味しているのだろう。
生れたばかりのスライムと同じ大きさのスライムが数百生き残っていた。
急いで餌を与えようとした時に違和感を。
ほんの少しの違和感だが、無視する訳にはいかなかった。
実験には正確な観察と記録が絶対に必要だった。
俺は細心の注意を払って生き残ったスライムを一頭ずつ観察した。
突然変異で強くなっている可能性があるので、手に取ったりはしない。
慎重に、間違っても死傷する事に無いように、一頭ずつ観察した。
慎重に注意深く観察して気が付いた、とんでもない事に気が付いた!
本来一つしかないはずのスライムの核が複数あるのだ!
一頭だけでなく、生き残った幼体スライム全頭に複数の核があるのだ。
もの凄く数え難かったが、目が滑ってしまったが、核の数を確認した。
生き残った幼体スライムの核が幾つなのか確かめた。
全頭の核が同じ数なのか、違っているのか確かめた。
★★★★★★
「スライム箱を造ってくれ、たくさん造ってくれ、造ってくれただけ金を払う」
俺は以前スライム箱を造ってくれた猟師の家に飛び込んで言った。
「おい、おい、おい、突然何事だよ?
スライムが全滅して頭がおかしくなってしまったのか?
もしかして、スライムは全滅していなかったのか?」
「そうだ、スライムは全滅していなかった、全頭生き残っていた。
それどころか、飢餓状態を乗り越えた事で、もの凄い変化をしていた。
調べたいのだ、今直ぐ大量の実験をしたい、今あるスライム箱では足らない。
全然スライム箱が足らないから、造れるだけ造ってくれ!」
「造れるだけって、千個でも二千個も買ってくれるのかよ?
いや、スライム箱には大中小の三種類あっただろう、それ全部かよ?
そもそも、仮設住宅にそんな数のスライム箱は置けないだろう?」
「君たちが造ってくれた本館、ほとんどが厩舎の館でやる」
「いや、いや、いや、あそこは竜の育成に特化した特別な間取りだろう?
スライムを育てるのには不向きだろう?」
「そんな事はない、元々厩舎にも城館にも一定数のスライムが必要だろう?
そのために、スライムが逃げても隠れても、分からない場所で成体にならないような間取りになっている、大丈夫だ。
それに、しばらくは使わない厩舎や使用人部屋が数百もあるんだ、問題ない。
問題は大中小のスライム箱がない事だけだ、造ってくれ、箱を造ってくれ!」
「分かった、分かった、造るからそんなに迫らないでくれ。
だが、それだけの数を急いで造れというなら、人手を増やしていいか?
カーツ殿の本館、壕や土塁を造った時の土木スキル持ちがまだ残っている」
「そうしてくれた方が助かる。
俺はとにかく一分一秒でも早く実験をしたいのだ」
俺は金に糸目を付けずに人を雇ってスライム箱を造ってもらった。
万が一の場合に備えて、俺の城館の出入り口全てに出丸を造った。
もしスライムが竜牧場から逃げ出そうとしても、スライム箱、厩舎、出入り口の全てを通過しても最後に出丸がある。
出丸は、表向き実験をしているスライムが逃げ出さない対策だ。
だが、逆から見たら、敵が俺の城館に入れないようになっている。
この国が俺を殺す気になっても、出丸を突破しなければならない。
今俺の手元には、俺自身が繁殖させた数百万ものスライムがいる。
成体なら軽々と人を取り込み消化吸収してしまう、とんでもない魔獣だ。
ブリーダースキルがテイマースキルの上位互換だったら……
「フュージョン」
俺は左右の手を二頭のベビースライムに乗せて命じた。
大量の餌を与えて大きさが戻ったスライムを、一頭一頭確認していく。
以前から分かっていた事だが、スライムには雌雄の区別がない。
とにかく二頭いれば、成体であれば、直ぐに繁殖が可能だ。
いや、繫殖の相性を確認するだけなら成体でなくても構わない。
ベビースライムやリトルスライムの時代でも繫殖の相性は確認できる。
成長によって変わるのかもしれないが、素質くらいは分かる。
朝から晩まで丸一日ひたすら確認して、新しく分かった事がある。
俺の【ブリーディング・アイ】は可能性が高いだけだ、絶対ではない。
突然変異によって優秀な子供が生まれる事がある。
ただ、今回の場合は単なる繁殖による突然変異とは断言できない。
飢餓状態、死んでもおかしくない飢えた状態を乗り越えている。
死線を潜った事で突然変異をしたのかもしれないのだ。
正確な答えを知るためには、更なる実験が必要だ。
死にかけない、飢餓状態を経験させないスライムの子供はどうなるのか?
今回と同じように、突然変異種のリカバリースライムが生まれるのか確認する。
だが、その前に、早急に確認しなければいけない事があった。
リカバリースライム以上のとんでもない新種が生まれていたのだ。
いや、新種かどうかは確定していない、新種ではなく普通の状態かもしれない。
複数のスライムが融合して一頭のスライムになる事が、新種なのか、これまで知られていなかったスライムの状態なのか、それともスキルなのか分からない。
だが、とんでもない大発見なのは間違いない。
これまで、スライムの命や意志は核にあると考えられた。
それなのに一つの身体に複数の核があるというのは……
一つのスライム箱は、実験の為に少ない餌しか与えていなかった。
スライムが生きていくのに必要な、最低限の量を調べていたのだ。
だから、生れたばかりのスライムよりも少しだけ大きくなった幼体だった。
直ぐ帰って来るつもりだったから、虐待したかった訳じゃない。
そんな幼体スライム群に三十日間も餌を与えられなかったのだ。
多くの幼体スライムが餓死していると思っていた。
共喰いしたスライムしか生き残っていないと思っていた。
だが、スライムは俺の考えの斜め上の存在だった。
多くのスライムが死んだと思っていたスライム箱は、思った通り数が減っていた。
数万はいたと思われる生まれたばかりのスライムが、数百にまで減っていた。
生れたばかりの大きさがスライムの最小限界値なのだろう。
それより小さくなる事は死を意味しているのだろう。
生れたばかりのスライムと同じ大きさのスライムが数百生き残っていた。
急いで餌を与えようとした時に違和感を。
ほんの少しの違和感だが、無視する訳にはいかなかった。
実験には正確な観察と記録が絶対に必要だった。
俺は細心の注意を払って生き残ったスライムを一頭ずつ観察した。
突然変異で強くなっている可能性があるので、手に取ったりはしない。
慎重に、間違っても死傷する事に無いように、一頭ずつ観察した。
慎重に注意深く観察して気が付いた、とんでもない事に気が付いた!
本来一つしかないはずのスライムの核が複数あるのだ!
一頭だけでなく、生き残った幼体スライム全頭に複数の核があるのだ。
もの凄く数え難かったが、目が滑ってしまったが、核の数を確認した。
生き残った幼体スライムの核が幾つなのか確かめた。
全頭の核が同じ数なのか、違っているのか確かめた。
★★★★★★
「スライム箱を造ってくれ、たくさん造ってくれ、造ってくれただけ金を払う」
俺は以前スライム箱を造ってくれた猟師の家に飛び込んで言った。
「おい、おい、おい、突然何事だよ?
スライムが全滅して頭がおかしくなってしまったのか?
もしかして、スライムは全滅していなかったのか?」
「そうだ、スライムは全滅していなかった、全頭生き残っていた。
それどころか、飢餓状態を乗り越えた事で、もの凄い変化をしていた。
調べたいのだ、今直ぐ大量の実験をしたい、今あるスライム箱では足らない。
全然スライム箱が足らないから、造れるだけ造ってくれ!」
「造れるだけって、千個でも二千個も買ってくれるのかよ?
いや、スライム箱には大中小の三種類あっただろう、それ全部かよ?
そもそも、仮設住宅にそんな数のスライム箱は置けないだろう?」
「君たちが造ってくれた本館、ほとんどが厩舎の館でやる」
「いや、いや、いや、あそこは竜の育成に特化した特別な間取りだろう?
スライムを育てるのには不向きだろう?」
「そんな事はない、元々厩舎にも城館にも一定数のスライムが必要だろう?
そのために、スライムが逃げても隠れても、分からない場所で成体にならないような間取りになっている、大丈夫だ。
それに、しばらくは使わない厩舎や使用人部屋が数百もあるんだ、問題ない。
問題は大中小のスライム箱がない事だけだ、造ってくれ、箱を造ってくれ!」
「分かった、分かった、造るからそんなに迫らないでくれ。
だが、それだけの数を急いで造れというなら、人手を増やしていいか?
カーツ殿の本館、壕や土塁を造った時の土木スキル持ちがまだ残っている」
「そうしてくれた方が助かる。
俺はとにかく一分一秒でも早く実験をしたいのだ」
俺は金に糸目を付けずに人を雇ってスライム箱を造ってもらった。
万が一の場合に備えて、俺の城館の出入り口全てに出丸を造った。
もしスライムが竜牧場から逃げ出そうとしても、スライム箱、厩舎、出入り口の全てを通過しても最後に出丸がある。
出丸は、表向き実験をしているスライムが逃げ出さない対策だ。
だが、逆から見たら、敵が俺の城館に入れないようになっている。
この国が俺を殺す気になっても、出丸を突破しなければならない。
今俺の手元には、俺自身が繁殖させた数百万ものスライムがいる。
成体なら軽々と人を取り込み消化吸収してしまう、とんでもない魔獣だ。
ブリーダースキルがテイマースキルの上位互換だったら……
「フュージョン」
俺は左右の手を二頭のベビースライムに乗せて命じた。
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