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第1章
第17話:閑話・尾行調査(悪質クランリーダー視点)
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「もう後がない、いざとなったら他の国に逃げる。
だが、逃げるにしても金がないとどうしようもない。
そのつもりで例の冒険者の居場所を探れ、分かったな?!」
「「「「「はい」」」」」
汚れ仕事の際に、主に密偵役をしているパーティーが出て行った。
淡々と必要な情報を集めてくる、家のクランメンバーでは珍しい連中だ。
大抵の奴らは、騒がしくガサツで金と女に目がない欲深い連中だ。
そんな連中でも、数が集まれば大きな力になる。
国家規模の戦場では大した力にならな、だが貴族同士の争いでは戦局を変えられる、つい最近まではそれくらいの人数と戦闘力を誇っていたのに……
「お頭、本当にこの国に残るんですかい?
後ろ盾になっていた侯爵が処刑され、代替わりしてしまいました。
侯爵の派閥にいた貴族家当主が、全員隠居してしまったんですよ?
もう全員処刑されたという噂まであるんですよ。
こんな状況で、この国にこだわる必要があるんですか?」
「あるだろうが、ようやく真の王家がいる証拠を見つけたんだ。
隠れ家を見つけて捕らえられたら、どのような使い方もできるのだぞ!」
「しかしながら、今回の件でクランメンバーが半数以下になりました。
主力メンバーは健在ですが、中堅どころが全員いなくなりました。
とてもではありませんが、真の王家を擁してのクーデターはできません」
「はん、真の王家の使い方は、クーデターに限らないだろう。
捕らえて僭称王家に引き渡せば莫大な褒美がもらえる。
マニルバ王国かエステボナ王国に引き渡しても大金がもらえるだろう」
「真の王家を引き渡したとしても、僭称王家が私達に金を払うとは思えません。
今回の件やこれまでの件を考えても、家臣など使い潰せば良いと思っています。
俺達のような冒険者なんて、もっと簡単に使い潰されてしまいます。
マニルバ王国とエステボナ王国に渡しても、はした金をもらって終わりです。
下手したら口封じに殺されるかもしれません」
「はん、そう簡単に口を封じられる俺様じゃねぇ」
「お頭の強さは重々承知していますが、謀略に関しては信じられません。
相手がこちらの都合良く動くと思い過ぎです」
「ああ、何言ってやがる、これまでは俺様の思い通りに動いていただろう!
グタグタ言うんだったら手前が考えろ!」
「私が考えても宜しいのですか?」
「俺様よりも良い考えが思いつくなら言ってみろ!
俺様の元に来る奴に賢い奴なんていないんだよ!」
「まあ、お頭の言う通り馬鹿ばかりですが、悪智慧だけは働く者がいますぜ」
「それが自分だと言いたいのか?」
「そうであれば良いのですが、試しに聞いてください」
「ち、お前とは長い付き合いだ、良いだろう、聞いてやる」
「やはり一番利が大きいのは、真の王家を傀儡にして国を乗っ取る事です。
ゆくゆくはお頭が王を名乗る事も不可能じゃない。
狙っていた通り、真の王家を担いでクーデターを成功させましょう」
「だからその為の戦力がないんだろうが、今さっきそう言ったのはお前だぞ」
「はい、確かに戦力がないと言いました」
「お前は馬鹿か、それとも俺様を馬鹿にしているのか?!」
「俺は馬鹿かもしれませんが、お頭を馬鹿にはしていません。
そうではなくて、戦力を失ったら補充すれば良いと言っているのです」
「ちっ、本当に馬鹿だな、表に出していたほとんどの金と財宝を奪われたんだぞ!
侯爵を追いつめる証拠だけではこれまでの罪は償えないと、冒険者ギルドのマスターや王都警備団の団長に全部奪われたんだ。
残っているのは、俺達幹部が逃げ出す時の為の隠し金だけだ。
こんな状況で、どうやって戦力を集めると言うんだ。
これまでのような、クランの力を背景にした人集めはできないんだぞ。
人数が半数以下になった上に、マスターと団長に睨まれているんだ!
こんな状況で人が集まってくるわけがないだろう!」
「お頭、俺達が追い込まれていると知っているのは、この国の連中だけです。
マニルバ王国やエステボナ王国の連中は何も知りません。
両国でなら、これまで通りの人集めをしても問題ありません」
「本当か、今ひとつ信じられないぞ」
「だったら試してみましょう、違っていたら別の方法を考えればいいだけです」
「考えれば良いだけだと、お前にそんな知恵があるのかよ?」
「知恵があるかどうかは分かりませんが、何も考えないよりはいいでしょう」?
「ちっ、分かったよ、やって見ればいいさ、お前は好きにやっていろ。
俺様は、こんな状況に追い込んだ元凶に思知らせてやる
都合の良い事に、王都から辺境に移りやがった。
あいつの竜を奪うだけで全部取り返せる、失った金銀財宝以上の金になる」
「お頭、よほど慎重にやらないと危険ですぜ。
奴には王都警備団の護衛が十五人もついている。
この状況で王都警備団を襲う訳にはいきませんぜ」
「ふん、俺達がやったと思われなかったらいいんだろうが!
マニルバ王国やエステボナ王国から人を集めれば良いと言ったのはお前だ。
新たな連中は正式なクランメンバーに加えずに、あいつを襲わせればいい」
「しかしお頭、命令する奴は必要ですぜ」
「ふん、久しぶりに俺様直々に指揮を執る、あいつをこの手でブチ殺してやる!」
「ですがそれではお頭がやった事がバレてしまいます」
「お前は馬鹿なのか悪智慧が働くのかどっちだ?!
そんなもん、面貌付きの兜をかぶれば誰か分からなくなるだろうが!」
「そう言えばそうですね、さすがお頭だ」
「ふん、俺様が本気で考えればこれくらい簡単に思いつける」
「ですがお頭、人が集まるまでしばらく時間がかかりますぜ。
その間、三流のクランメンバーを遊ばせておくのですか、金の無駄ですぜ」
「数は力だから追い出す訳にはいかない、上手く転べばクーデターも夢じゃない。
何でも良い、ギルドの雑用、ドブ掃除でも便所掃除でもかまわない。
何でもいいから働かせておけ、飯代くらい自分達で稼がせろ!」
「お頭、俺達の評判は最悪なんですぜ、分かっているんですか?
民が依頼する雑用を、俺達にさせてくれる訳がないでしょう」
「ちっ、何の役にもたたない無駄飯喰らいが!
だったら見張らせろ、俺達をこんな目に会わせたカーツを見張らせろ!」
だが、逃げるにしても金がないとどうしようもない。
そのつもりで例の冒険者の居場所を探れ、分かったな?!」
「「「「「はい」」」」」
汚れ仕事の際に、主に密偵役をしているパーティーが出て行った。
淡々と必要な情報を集めてくる、家のクランメンバーでは珍しい連中だ。
大抵の奴らは、騒がしくガサツで金と女に目がない欲深い連中だ。
そんな連中でも、数が集まれば大きな力になる。
国家規模の戦場では大した力にならな、だが貴族同士の争いでは戦局を変えられる、つい最近まではそれくらいの人数と戦闘力を誇っていたのに……
「お頭、本当にこの国に残るんですかい?
後ろ盾になっていた侯爵が処刑され、代替わりしてしまいました。
侯爵の派閥にいた貴族家当主が、全員隠居してしまったんですよ?
もう全員処刑されたという噂まであるんですよ。
こんな状況で、この国にこだわる必要があるんですか?」
「あるだろうが、ようやく真の王家がいる証拠を見つけたんだ。
隠れ家を見つけて捕らえられたら、どのような使い方もできるのだぞ!」
「しかしながら、今回の件でクランメンバーが半数以下になりました。
主力メンバーは健在ですが、中堅どころが全員いなくなりました。
とてもではありませんが、真の王家を擁してのクーデターはできません」
「はん、真の王家の使い方は、クーデターに限らないだろう。
捕らえて僭称王家に引き渡せば莫大な褒美がもらえる。
マニルバ王国かエステボナ王国に引き渡しても大金がもらえるだろう」
「真の王家を引き渡したとしても、僭称王家が私達に金を払うとは思えません。
今回の件やこれまでの件を考えても、家臣など使い潰せば良いと思っています。
俺達のような冒険者なんて、もっと簡単に使い潰されてしまいます。
マニルバ王国とエステボナ王国に渡しても、はした金をもらって終わりです。
下手したら口封じに殺されるかもしれません」
「はん、そう簡単に口を封じられる俺様じゃねぇ」
「お頭の強さは重々承知していますが、謀略に関しては信じられません。
相手がこちらの都合良く動くと思い過ぎです」
「ああ、何言ってやがる、これまでは俺様の思い通りに動いていただろう!
グタグタ言うんだったら手前が考えろ!」
「私が考えても宜しいのですか?」
「俺様よりも良い考えが思いつくなら言ってみろ!
俺様の元に来る奴に賢い奴なんていないんだよ!」
「まあ、お頭の言う通り馬鹿ばかりですが、悪智慧だけは働く者がいますぜ」
「それが自分だと言いたいのか?」
「そうであれば良いのですが、試しに聞いてください」
「ち、お前とは長い付き合いだ、良いだろう、聞いてやる」
「やはり一番利が大きいのは、真の王家を傀儡にして国を乗っ取る事です。
ゆくゆくはお頭が王を名乗る事も不可能じゃない。
狙っていた通り、真の王家を担いでクーデターを成功させましょう」
「だからその為の戦力がないんだろうが、今さっきそう言ったのはお前だぞ」
「はい、確かに戦力がないと言いました」
「お前は馬鹿か、それとも俺様を馬鹿にしているのか?!」
「俺は馬鹿かもしれませんが、お頭を馬鹿にはしていません。
そうではなくて、戦力を失ったら補充すれば良いと言っているのです」
「ちっ、本当に馬鹿だな、表に出していたほとんどの金と財宝を奪われたんだぞ!
侯爵を追いつめる証拠だけではこれまでの罪は償えないと、冒険者ギルドのマスターや王都警備団の団長に全部奪われたんだ。
残っているのは、俺達幹部が逃げ出す時の為の隠し金だけだ。
こんな状況で、どうやって戦力を集めると言うんだ。
これまでのような、クランの力を背景にした人集めはできないんだぞ。
人数が半数以下になった上に、マスターと団長に睨まれているんだ!
こんな状況で人が集まってくるわけがないだろう!」
「お頭、俺達が追い込まれていると知っているのは、この国の連中だけです。
マニルバ王国やエステボナ王国の連中は何も知りません。
両国でなら、これまで通りの人集めをしても問題ありません」
「本当か、今ひとつ信じられないぞ」
「だったら試してみましょう、違っていたら別の方法を考えればいいだけです」
「考えれば良いだけだと、お前にそんな知恵があるのかよ?」
「知恵があるかどうかは分かりませんが、何も考えないよりはいいでしょう」?
「ちっ、分かったよ、やって見ればいいさ、お前は好きにやっていろ。
俺様は、こんな状況に追い込んだ元凶に思知らせてやる
都合の良い事に、王都から辺境に移りやがった。
あいつの竜を奪うだけで全部取り返せる、失った金銀財宝以上の金になる」
「お頭、よほど慎重にやらないと危険ですぜ。
奴には王都警備団の護衛が十五人もついている。
この状況で王都警備団を襲う訳にはいきませんぜ」
「ふん、俺達がやったと思われなかったらいいんだろうが!
マニルバ王国やエステボナ王国から人を集めれば良いと言ったのはお前だ。
新たな連中は正式なクランメンバーに加えずに、あいつを襲わせればいい」
「しかしお頭、命令する奴は必要ですぜ」
「ふん、久しぶりに俺様直々に指揮を執る、あいつをこの手でブチ殺してやる!」
「ですがそれではお頭がやった事がバレてしまいます」
「お前は馬鹿なのか悪智慧が働くのかどっちだ?!
そんなもん、面貌付きの兜をかぶれば誰か分からなくなるだろうが!」
「そう言えばそうですね、さすがお頭だ」
「ふん、俺様が本気で考えればこれくらい簡単に思いつける」
「ですがお頭、人が集まるまでしばらく時間がかかりますぜ。
その間、三流のクランメンバーを遊ばせておくのですか、金の無駄ですぜ」
「数は力だから追い出す訳にはいかない、上手く転べばクーデターも夢じゃない。
何でも良い、ギルドの雑用、ドブ掃除でも便所掃除でもかまわない。
何でもいいから働かせておけ、飯代くらい自分達で稼がせろ!」
「お頭、俺達の評判は最悪なんですぜ、分かっているんですか?
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