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第1章
第12話:予定外
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「「「「「おはようございます、護衛に参りました」」」」」
朝の大暴れが治まるのを待っていたかのように、見張りの兵士達が来た。
昨日の会話に合わせてくれたのだろう、護衛だと言い切っている。
それにしても、いきなり四人も増えて五人体制か?
「実は今さっき悪質な冒険者クランともめて……」
俺は昨日見張りをしていた兵士、リーダーをしている兵士に話した。
「直ぐに隊長に報告してこい」
リーダーが命じると、一人の兵士が急いで戻っていた。
王都警備隊の隊長に報告して、今後どうすれば良いか聞くのだろう。
彼らの都合など知った事ではない、俺は俺の都合で動くだけだ。
「王都内にある竜牧場の見学に行きます」
「お待ちください、さっきの奴が戻って来るまで待ってください」
「時間は貴重です、少しの遅れが百万アルの損を出す事があります。
その責任を取っていただけるのですか?」
「いえ、私も軍務で護衛をさせてもらう事になったのです。
百万アルの損よりも貴男の命を優先します。
どこにも行くなとは申しませんが、護衛がそろわない状況での外出は禁じます」
命懸けだと言わんばかりの真剣な表情で言われてしまった。
「分かりました、しかたがありません、ここで待ちましょう。
ですが時間を無駄にするのは嫌です、今後の事について話し合いましょう」
兵士達と話し合っている間に伝令兵が戻って来た。
「隊長からの命令を伝えます。
悪質なクランには王都警備隊から厳しい叱責を行います。
それだけでなく、今日中に立ち入り調査も行います。
それまでは冒険者ギルドから出ないように、との事です」
「警備隊の正式な命令ならしかたがない、さっき言った事は諦めます。
ここのマスターに紹介状を書いてもらったが、竜牧場に行くのは明日にします。
今から厩舎に行きますから、ついて来て下さい」
「待ってください、言っている事が支離滅裂です。
竜牧場にはいかないと今言ったばかりではありませんか?!」
「ああ、言い方が悪かったですね。
竜牧場の厩舎に行くわけではありません。
冒険者ギルド併設の厩舎に行って、可愛い竜達の世話をするだけです」
「なんだ、そういう事でしたか、分かりました、お供させていただきます。
さすがに、冒険者ギルドの厩舎に行くのまで駄目だとは言いません。
私だって、騎士の方々が軍竜をどれだけ大切にされているか知っています」
俺は五人の兵士に護られてギルド併設の厩舎に行った。
竜達の食事の世話から身嗜みの手入れまで、健康診断も兼ねて行った。
「よし、よし、良い子だ、良い子だ」
愛竜達だけでなく、厩舎自体の確認も行った。
餌の質や量、飲み水の状態、寝藁の入れ替えなど、小姑のように確認した。
ギルドの厩舎警備員や厩務員が邪な考えを持っていないかも含めて確認した。
「何所もケガしていないか、床擦れを起こしていないか?」
冒険者ギルドの厩務員にプレッシャーを与えるように、独り言をつぶやく。
絶対に手抜きできないように、愛竜達をどれだけ大切にしているか見せつける。
一頭三百四十アルの宿泊料に相応しい待遇をするように、圧力をかける。
「クルルルルル!」
寅さんが甘えてくる、戦いの時の雄々しさを全く感じさせない甘えぶりだ。
可愛くて、ついつい長く手入れしてしまう。
「「「「「クルルルルル!」」」」」」
サクラ達が早く来てくれと鳴く、私達の所にも来てと訴えて鳴く。
寅さんを手入れする愛情はそのままに、速さだけを変えてお世話する。
ただ単に手入れしているのではなく、やるべき事もやっている。
「【ブリーディング・アイ】」
愛竜達に相応しい、良血や優良血、奇跡の配合になる繁殖相手を探している。
昨日も確認したが、今日新しく預けられた竜がいるかもしれない。
もし、奇跡の配合相手が見つかったら、どれほどの大金を積んでも手に入れたい!
だが、とても残念な事なのだが、奇跡の配合相手はいなかった。
寅さん、サクラ、キキョウ、カエデ、アンズ、モエギの順に確認したが、奇跡の配合どころか良血配合の相手もいなかった。
「厩務員さん、警備員さん、他の竜に餌をあげても良いかな?
可愛い子が多くて、頭を撫でてあげたいのだが、大丈夫かな?
気に入った子がいたら持ち主と相談して繁殖させたいんだが、触って良いかな?」
「待ってください、私達厩務員では返事できません」
「そうです、私達警備員や厩務員が判断できる事ではありません」
「基本飼い主以外は近寄らせるなと言われているのです、駄目です」
「だったらマスターや飼い主の許可があれば良いのか?」
「そうですね、マスターの許可があればできます。
マスターの許可がなくても、飼い主同席なら問題ありません」
「分かった、だったらマスターか飼い主の許可をもらってくる」
俺はそう言って厩舎からギルドの受付に直行した。
受付責任者に直談判して、マスターとの面会許可を手に入れた。
昨日の事があるから、ギルド職員も俺には便宜を図ってくれる。
普通なら、末端の冒険者が面談を頼んでもマスターとは会えない。
マスターが面談する相手は、クランリーダーや高位冒険者リーダーだ。
だが、俺には直ぐに会ってくれた。
昨日の事もあるが、五人もの兵士が護衛についたのも大きいだろう。
しかも、普通は教えてくれない冒険者の個人情報を教えてくれた。
厩舎にいる軍竜や乗竜、駄竜の持ち主が誰なのか教えてくれた。
まあ、俺が繁殖相手を探しているという話を受付から聞いていたのだろう。
ギルドとしても、冒険者が竜を繁殖させるのは利がある。
冒険者が竜の繁殖をすれば、この国の竜の数が増える。
多くの竜が売りに出れば、竜の値段が下がって手に入れやすくなる。
当然だが、竜を手に入れた冒険者の戦闘力が格段に上がる。
何よりギルドが竜の売買を仲介する事で莫大な利益がでる。
「【ブリーディング・アイ】」
朝の大暴れが治まるのを待っていたかのように、見張りの兵士達が来た。
昨日の会話に合わせてくれたのだろう、護衛だと言い切っている。
それにしても、いきなり四人も増えて五人体制か?
「実は今さっき悪質な冒険者クランともめて……」
俺は昨日見張りをしていた兵士、リーダーをしている兵士に話した。
「直ぐに隊長に報告してこい」
リーダーが命じると、一人の兵士が急いで戻っていた。
王都警備隊の隊長に報告して、今後どうすれば良いか聞くのだろう。
彼らの都合など知った事ではない、俺は俺の都合で動くだけだ。
「王都内にある竜牧場の見学に行きます」
「お待ちください、さっきの奴が戻って来るまで待ってください」
「時間は貴重です、少しの遅れが百万アルの損を出す事があります。
その責任を取っていただけるのですか?」
「いえ、私も軍務で護衛をさせてもらう事になったのです。
百万アルの損よりも貴男の命を優先します。
どこにも行くなとは申しませんが、護衛がそろわない状況での外出は禁じます」
命懸けだと言わんばかりの真剣な表情で言われてしまった。
「分かりました、しかたがありません、ここで待ちましょう。
ですが時間を無駄にするのは嫌です、今後の事について話し合いましょう」
兵士達と話し合っている間に伝令兵が戻って来た。
「隊長からの命令を伝えます。
悪質なクランには王都警備隊から厳しい叱責を行います。
それだけでなく、今日中に立ち入り調査も行います。
それまでは冒険者ギルドから出ないように、との事です」
「警備隊の正式な命令ならしかたがない、さっき言った事は諦めます。
ここのマスターに紹介状を書いてもらったが、竜牧場に行くのは明日にします。
今から厩舎に行きますから、ついて来て下さい」
「待ってください、言っている事が支離滅裂です。
竜牧場にはいかないと今言ったばかりではありませんか?!」
「ああ、言い方が悪かったですね。
竜牧場の厩舎に行くわけではありません。
冒険者ギルド併設の厩舎に行って、可愛い竜達の世話をするだけです」
「なんだ、そういう事でしたか、分かりました、お供させていただきます。
さすがに、冒険者ギルドの厩舎に行くのまで駄目だとは言いません。
私だって、騎士の方々が軍竜をどれだけ大切にされているか知っています」
俺は五人の兵士に護られてギルド併設の厩舎に行った。
竜達の食事の世話から身嗜みの手入れまで、健康診断も兼ねて行った。
「よし、よし、良い子だ、良い子だ」
愛竜達だけでなく、厩舎自体の確認も行った。
餌の質や量、飲み水の状態、寝藁の入れ替えなど、小姑のように確認した。
ギルドの厩舎警備員や厩務員が邪な考えを持っていないかも含めて確認した。
「何所もケガしていないか、床擦れを起こしていないか?」
冒険者ギルドの厩務員にプレッシャーを与えるように、独り言をつぶやく。
絶対に手抜きできないように、愛竜達をどれだけ大切にしているか見せつける。
一頭三百四十アルの宿泊料に相応しい待遇をするように、圧力をかける。
「クルルルルル!」
寅さんが甘えてくる、戦いの時の雄々しさを全く感じさせない甘えぶりだ。
可愛くて、ついつい長く手入れしてしまう。
「「「「「クルルルルル!」」」」」」
サクラ達が早く来てくれと鳴く、私達の所にも来てと訴えて鳴く。
寅さんを手入れする愛情はそのままに、速さだけを変えてお世話する。
ただ単に手入れしているのではなく、やるべき事もやっている。
「【ブリーディング・アイ】」
愛竜達に相応しい、良血や優良血、奇跡の配合になる繁殖相手を探している。
昨日も確認したが、今日新しく預けられた竜がいるかもしれない。
もし、奇跡の配合相手が見つかったら、どれほどの大金を積んでも手に入れたい!
だが、とても残念な事なのだが、奇跡の配合相手はいなかった。
寅さん、サクラ、キキョウ、カエデ、アンズ、モエギの順に確認したが、奇跡の配合どころか良血配合の相手もいなかった。
「厩務員さん、警備員さん、他の竜に餌をあげても良いかな?
可愛い子が多くて、頭を撫でてあげたいのだが、大丈夫かな?
気に入った子がいたら持ち主と相談して繁殖させたいんだが、触って良いかな?」
「待ってください、私達厩務員では返事できません」
「そうです、私達警備員や厩務員が判断できる事ではありません」
「基本飼い主以外は近寄らせるなと言われているのです、駄目です」
「だったらマスターや飼い主の許可があれば良いのか?」
「そうですね、マスターの許可があればできます。
マスターの許可がなくても、飼い主同席なら問題ありません」
「分かった、だったらマスターか飼い主の許可をもらってくる」
俺はそう言って厩舎からギルドの受付に直行した。
受付責任者に直談判して、マスターとの面会許可を手に入れた。
昨日の事があるから、ギルド職員も俺には便宜を図ってくれる。
普通なら、末端の冒険者が面談を頼んでもマスターとは会えない。
マスターが面談する相手は、クランリーダーや高位冒険者リーダーだ。
だが、俺には直ぐに会ってくれた。
昨日の事もあるが、五人もの兵士が護衛についたのも大きいだろう。
しかも、普通は教えてくれない冒険者の個人情報を教えてくれた。
厩舎にいる軍竜や乗竜、駄竜の持ち主が誰なのか教えてくれた。
まあ、俺が繁殖相手を探しているという話を受付から聞いていたのだろう。
ギルドとしても、冒険者が竜を繁殖させるのは利がある。
冒険者が竜の繁殖をすれば、この国の竜の数が増える。
多くの竜が売りに出れば、竜の値段が下がって手に入れやすくなる。
当然だが、竜を手に入れた冒険者の戦闘力が格段に上がる。
何よりギルドが竜の売買を仲介する事で莫大な利益がでる。
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