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第1章
第5話:義を見てせざるは勇無きなり
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「行くぞ!」
聞こえてきたのが男達の怒声だけなら、助けに行かない。
だが、子を想う母の悲痛な叫びを耳にしたら、無視できない
「「「「「クルルルルル!」」」」」
愛竜達も俺の想いに応えてくれる。
俺が寅さんに飛び乗る僅かなロスに、雌五頭が先行してくれる。
疾風のような速さで愛竜達が駆け、あっという間に村についた。
「ぎゃっ!」
見上げるようなクマ系魔獣の一撃で猟師の腕が千切れ飛ぶ。
激痛のあまり悲鳴は上げたが、自分で手早く止血して延命を図っている。
百戦錬磨、実戦経験が豊富な猟師村なのがひと目で分かる。
「クッホ、クッホ、クッホ」
人間を嬲り殺すのが面白いのか、クマ系魔獣が喜悦の表情を浮かべている。
クマ系魔獣は圧倒的な実力差を自覚しているのだろう。
それが分かっているのに、勝ち目はないのに、負けると分かっているのに、死ぬ可能性がとても高いのに、猟師達が決死の遅延戦闘を行っている。
「怯むな、一撃避ければ、子供が一人助かると思え!」
狂気に囚われたクマ系魔獣から女子供を逃がすために、命を投げ出す猟師達。
好いじゃないか、命を賭けるだけの価値がある!
クマ系魔獣の一撃を辛うじて避けた猟師が、逃げ遅れた、このままでは殺される!
「こっちだ、死ねや!」
大声と殺気の両方を放って、クマ系魔獣の注意を引き付ける。
無視したら危険を思われるくらいの大声と殺気で、倒れた猟師を助ける。
力一杯、最大に引き絞った合成長弓から、強大な魔獣用の強化矢を放つ!
「ガッホッ!」
異世界に転生したと分かった時から、努力に努力を重ねてきた。
戦いと狩りの両方で重要な弓術は、特に鍛錬に鍛錬を重ねて腕を磨いた。
接近さえできたら、雄叫びを上げる口を射貫く事くらい簡単だ。
「俺に続け、あばら三枚、肛門突き、耳貫き、猟師の秘術を使う好機だぞ!」
俺は猟師達が会得しているであろう秘術を口にした。
俺が同じ猟師なのだと分からせるために、達人級猟師が使う秘術を口にした。
今動けば助かるのだと分からせたかった。
だが、不意に助太刀に現れた俺の事が理解できないのだろう。
何をどうすれば良いのか分からず、猟師達が固まっている。
だが、残された時間はほんの僅かだ。
喉の奥まで矢をぶち込まれた、クマ系魔獣が混乱する数秒で、勝負が決まる!
「俺に続け!」
残念ながら、俺が気合を入れたのにも関わらず、動いたのは一人だけだった。
それでも、一人の猟師が俺に続いてくれた、大声で仲間に気合を入れてくれた。
だが、その一人が猟師達の大将だったのだろう。
経験も豊富なのか、生き残っている猟師に突撃を命じた。
「死ねや!」
寅さんがクマ系魔獣の死角をついた駆け方をしてくれる。
喉の奥に矢を喰らって、喉から胸の辺りをかきむしるクマ系魔獣。
その横につけてくれるから、耳の穴を狙って矢を放てる!
「グッ、ギャアアアアア!」
上手く脳まで届いたか、脳の直ぐ近くまで矢が届いているはずだ!
矢が左耳から頭の奥深くまで貫く激痛に、クマ系魔獣が転がり回る。
「下がれ、下敷きになったら死ぬぞ!」
猟師の大将格が素早く指示を変えた、臨機応変に対応できる優秀な指揮官だ。
彼のような指揮官がいれば、大魔境でも死者を出さずに狩りができる。
「遠巻きにしろ、死なないようなら止めを刺す、今は巻き込まれるな」
猟師の大将の指示に加えて、俺からも命令した。
指揮系統が交錯する状態は最悪だが、今はしかたがない、命がかかっている。
今日初めて見た大将を信じて、自分の命はもちろん他人の命も預けられない。
俺は自分の事を一番信じている。
他人を信じて生き延びるよりも、自分を信じて死にたい性格だ。
そんな性格だから、他人の命も自分を信じて守る!
「グッ、ギャアアアアア!」
前世の動物園で見た、体重十トンのアフリカゾウを二回り大きくしたような奴。
そんなクマ系魔獣が痛みに耐えきれずにのたうち回っているのだ。
できるだけ早く止めを刺したいが、さすがに近づけない。
「何か手伝えることはあるか?!」
猟師達の大将が声をかけて来た。
経験豊富な大将も、この状況では何をしたら良いのか分からにようだ。
「できるだけ負傷者を治療して、不測の事態に備えてくれ!
軍竜や軍馬、乗竜や乗馬がいるなら騎乗してくれ」
「そうか、分かった、村に残っている竜と馬を集めろ!」
「「「「「おう!」」」」」」
猟師達も状況が一気に好転したのを理解したのだろう。
決意の籠った表情で力強く答えてくれる、頼りにできるかな?
「グッ、ギャアアアアア!」
目の当たりにするクマ系魔獣の生命力と体力には驚き恐怖する。
脳にまで届いていなかったとしても、激痛で動けないはずなのに。
「グッ、ギャ!」
激烈な怒りを込めた目でクマ系魔獣が俺を睨む。
致命傷を与えたと思ったが、まだ十分に戦えるようだ。
喉に突き刺さった矢は、矢羽の所が口から出ている。
耳から脳に向かって突き刺さった矢は、半分くらい出ている。
だが、鏃は返しのある奴を使ったから、抜きたくても抜けない。
「そうかよ、お前も待ち構えていたのかよ」
最初は本当に痛くて地面をのたうち回っていたのだろう。
だが、途中からは、不用意に近づいて来た人間を巻き込んで殺す気だったのだ。
人間はそれほど馬鹿ではない、が、魔獣の癖に知恵があるじゃないか。
「グッ、ギャ!」
体に二つもの矢を喰らわせた俺が、憎くてたまらないのだろう。
同時に、警戒しなければいけない強敵だと認識したのだろう。
のたうち回っていた後半は、俺の矢を避ける擬態だったのだろう。
「「「「「クルルルルル!」」」」」
これまで様子を見てくれていた雌の軍竜達が、クマ系魔獣を挑発してくれる。
クマ系魔獣が俺にだけ集中できないように、牽制してくれる。
僅かでも隙を見せたら皮ごと肉を喰い千切ると、牽制してくれる。
矢も槍も剣も防ぐ剛毛と皮、打撃も斬撃も受け止める厚く柔軟な脂肪。
それを斬り破る強力な攻撃も、鋼のような筋肉を斬り断つ事ができない。
そんなクマ系魔獣でも、軍竜達の牙を受けると肉を喰い千切られる。
軍竜六頭の連携は、俺が最も力を入れて訓練した強みだ。
一番新しく買った雌の軍竜は未熟だが、その分距離を取って牽制する。
もしクマ系魔獣が一番未熟な軍竜を狙ったら、今度こそ俺が急所を貫く!
「グッ、ギャ!」
しまった、狂気に囚われているはずなのに、頭がいい。
一番経験が少ない雌の軍竜を狙うと思っていたのに、人間を狙いやがった。
離れて安全な場所にいるはずの猟師を狙いやがった!
「逃げろ!」
聞こえてきたのが男達の怒声だけなら、助けに行かない。
だが、子を想う母の悲痛な叫びを耳にしたら、無視できない
「「「「「クルルルルル!」」」」」
愛竜達も俺の想いに応えてくれる。
俺が寅さんに飛び乗る僅かなロスに、雌五頭が先行してくれる。
疾風のような速さで愛竜達が駆け、あっという間に村についた。
「ぎゃっ!」
見上げるようなクマ系魔獣の一撃で猟師の腕が千切れ飛ぶ。
激痛のあまり悲鳴は上げたが、自分で手早く止血して延命を図っている。
百戦錬磨、実戦経験が豊富な猟師村なのがひと目で分かる。
「クッホ、クッホ、クッホ」
人間を嬲り殺すのが面白いのか、クマ系魔獣が喜悦の表情を浮かべている。
クマ系魔獣は圧倒的な実力差を自覚しているのだろう。
それが分かっているのに、勝ち目はないのに、負けると分かっているのに、死ぬ可能性がとても高いのに、猟師達が決死の遅延戦闘を行っている。
「怯むな、一撃避ければ、子供が一人助かると思え!」
狂気に囚われたクマ系魔獣から女子供を逃がすために、命を投げ出す猟師達。
好いじゃないか、命を賭けるだけの価値がある!
クマ系魔獣の一撃を辛うじて避けた猟師が、逃げ遅れた、このままでは殺される!
「こっちだ、死ねや!」
大声と殺気の両方を放って、クマ系魔獣の注意を引き付ける。
無視したら危険を思われるくらいの大声と殺気で、倒れた猟師を助ける。
力一杯、最大に引き絞った合成長弓から、強大な魔獣用の強化矢を放つ!
「ガッホッ!」
異世界に転生したと分かった時から、努力に努力を重ねてきた。
戦いと狩りの両方で重要な弓術は、特に鍛錬に鍛錬を重ねて腕を磨いた。
接近さえできたら、雄叫びを上げる口を射貫く事くらい簡単だ。
「俺に続け、あばら三枚、肛門突き、耳貫き、猟師の秘術を使う好機だぞ!」
俺は猟師達が会得しているであろう秘術を口にした。
俺が同じ猟師なのだと分からせるために、達人級猟師が使う秘術を口にした。
今動けば助かるのだと分からせたかった。
だが、不意に助太刀に現れた俺の事が理解できないのだろう。
何をどうすれば良いのか分からず、猟師達が固まっている。
だが、残された時間はほんの僅かだ。
喉の奥まで矢をぶち込まれた、クマ系魔獣が混乱する数秒で、勝負が決まる!
「俺に続け!」
残念ながら、俺が気合を入れたのにも関わらず、動いたのは一人だけだった。
それでも、一人の猟師が俺に続いてくれた、大声で仲間に気合を入れてくれた。
だが、その一人が猟師達の大将だったのだろう。
経験も豊富なのか、生き残っている猟師に突撃を命じた。
「死ねや!」
寅さんがクマ系魔獣の死角をついた駆け方をしてくれる。
喉の奥に矢を喰らって、喉から胸の辺りをかきむしるクマ系魔獣。
その横につけてくれるから、耳の穴を狙って矢を放てる!
「グッ、ギャアアアアア!」
上手く脳まで届いたか、脳の直ぐ近くまで矢が届いているはずだ!
矢が左耳から頭の奥深くまで貫く激痛に、クマ系魔獣が転がり回る。
「下がれ、下敷きになったら死ぬぞ!」
猟師の大将格が素早く指示を変えた、臨機応変に対応できる優秀な指揮官だ。
彼のような指揮官がいれば、大魔境でも死者を出さずに狩りができる。
「遠巻きにしろ、死なないようなら止めを刺す、今は巻き込まれるな」
猟師の大将の指示に加えて、俺からも命令した。
指揮系統が交錯する状態は最悪だが、今はしかたがない、命がかかっている。
今日初めて見た大将を信じて、自分の命はもちろん他人の命も預けられない。
俺は自分の事を一番信じている。
他人を信じて生き延びるよりも、自分を信じて死にたい性格だ。
そんな性格だから、他人の命も自分を信じて守る!
「グッ、ギャアアアアア!」
前世の動物園で見た、体重十トンのアフリカゾウを二回り大きくしたような奴。
そんなクマ系魔獣が痛みに耐えきれずにのたうち回っているのだ。
できるだけ早く止めを刺したいが、さすがに近づけない。
「何か手伝えることはあるか?!」
猟師達の大将が声をかけて来た。
経験豊富な大将も、この状況では何をしたら良いのか分からにようだ。
「できるだけ負傷者を治療して、不測の事態に備えてくれ!
軍竜や軍馬、乗竜や乗馬がいるなら騎乗してくれ」
「そうか、分かった、村に残っている竜と馬を集めろ!」
「「「「「おう!」」」」」」
猟師達も状況が一気に好転したのを理解したのだろう。
決意の籠った表情で力強く答えてくれる、頼りにできるかな?
「グッ、ギャアアアアア!」
目の当たりにするクマ系魔獣の生命力と体力には驚き恐怖する。
脳にまで届いていなかったとしても、激痛で動けないはずなのに。
「グッ、ギャ!」
激烈な怒りを込めた目でクマ系魔獣が俺を睨む。
致命傷を与えたと思ったが、まだ十分に戦えるようだ。
喉に突き刺さった矢は、矢羽の所が口から出ている。
耳から脳に向かって突き刺さった矢は、半分くらい出ている。
だが、鏃は返しのある奴を使ったから、抜きたくても抜けない。
「そうかよ、お前も待ち構えていたのかよ」
最初は本当に痛くて地面をのたうち回っていたのだろう。
だが、途中からは、不用意に近づいて来た人間を巻き込んで殺す気だったのだ。
人間はそれほど馬鹿ではない、が、魔獣の癖に知恵があるじゃないか。
「グッ、ギャ!」
体に二つもの矢を喰らわせた俺が、憎くてたまらないのだろう。
同時に、警戒しなければいけない強敵だと認識したのだろう。
のたうち回っていた後半は、俺の矢を避ける擬態だったのだろう。
「「「「「クルルルルル!」」」」」
これまで様子を見てくれていた雌の軍竜達が、クマ系魔獣を挑発してくれる。
クマ系魔獣が俺にだけ集中できないように、牽制してくれる。
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矢も槍も剣も防ぐ剛毛と皮、打撃も斬撃も受け止める厚く柔軟な脂肪。
それを斬り破る強力な攻撃も、鋼のような筋肉を斬り断つ事ができない。
そんなクマ系魔獣でも、軍竜達の牙を受けると肉を喰い千切られる。
軍竜六頭の連携は、俺が最も力を入れて訓練した強みだ。
一番新しく買った雌の軍竜は未熟だが、その分距離を取って牽制する。
もしクマ系魔獣が一番未熟な軍竜を狙ったら、今度こそ俺が急所を貫く!
「グッ、ギャ!」
しまった、狂気に囚われているはずなのに、頭がいい。
一番経験が少ない雌の軍竜を狙うと思っていたのに、人間を狙いやがった。
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「逃げろ!」
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