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第二章
第81話:閑話・好物
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俺はナミュール侯爵閣下に選ばれた百騎長である。
獰猛な茶魔胡狼に騎乗しなければいけないという、常に死と隣り合わせの立場ではあるが、同時に下級貴族以上の待遇を保証されてもいる。
普段は侯爵閣下の側にいるからましなのだが、閣下の側を離れなければいけない時は、恐怖で身体中から冷や汗が流れてしまう。
特に今回は、とんでもない価値がある灰魔小馬を、閣下から離れて本城に連れて行かねばならないのだから、小便をちびりそうになる!
だが、百人の配下を持つ身としては、虚勢を張るしかない。
「心配するな、閣下から十分な食糧を預かっている」
俺と同じように、騎乗している犬狼系魔獣を恐れている配下に話しかける。
犬狼系騎獣は生肉が大好きなのだが、閣下がおられないと生肉の保存ができない。
十分な食事を与えられないと、幾ら閣下が手懐けられた騎獣でも危険過ぎる。
閣下はその危険を十分理解されておられるので、俺達に保存できる犬狼系騎獣用の食糧を大量に与えてくださった。
「くぅ~ん、くぅ~ん、くぅ~ん」
閣下が渡してくださった食糧を与えると、戦いや狩りの時の獰猛さが信じられないくらい甘えた声をだす。
ただ、全ての犬狼系騎獣が同じ食糧を好むわけではなく、それぞれ好みが違うようで、閣下が与えてくださった十数種類の食糧から好みに合わせて与えている。
それも、何時も同じ物を好んでくれるとは限らないのだ。
日によってどころではなく、食事ごとに好む食糧が違う。
まあ、何が食べたいのかは、事前に自分で選んでくれるから楽なのだが。
「隊長、聞いてくださいよ、家の奴、今日は一番小さい方を選びやがったんですよ」
配下の一人が愚痴を口にするが、半笑いになっている。
文句を言う風を装っているが、本心は自分の騎獣が美食家なのを自慢している。
閣下の話では、小さい食糧の方が高価なのだそうだ。
「馬鹿言うな、それくらい楽なもんだ、俺はずっと液状を強請り続けられたのだぞ」
うん、あれはとっても疲れる。
人間が食べても少な過ぎると思う小さな入れ物を、刃物で切って、中に入っている液状の食糧を出し続けなければいけない。
「しっかりと可愛がってやれ、それでようやく心が繋がる。
心が繋がれば、命懸けで守ってくれるようになる」
これでも、閣下に出会う前から騎士として貴重な馬を預かっていた身だ。
生まれて初めて魔獣や猛獣に乗る配下の不安を取ってやるのも、大切な役目だ。
誰も試そうとも思わなかった、犬狼系魔獣を騎乗用に調教するという、前代未聞の出来事で俺を頼られても困るのだが、嘘をつき虚勢を張り続けるしかない。
「ウォオオオオン!」
偵察に出ていた灰魔鬣犬から、合図の遠吠えが聞こえてくる。
「「「「「ウォオオオオン」」」」」
野営地に残っていた全犬狼系騎獣が返事の遠吠えを始める。
「急げ!」
「「「「「おう!」」」」
当番に当たっていた一伍五騎が急いで愛獣に跨り森に入って行く。
俺も狩りに加わりたいが、貴重な灰魔小馬がいるので、拠点を離れられない。
できれば美味しい魔獣を狩って来て欲しい。
「ヒィヒヒヒン!」
「百騎長、おやつを与えて良いですか?」
おやつ、俺達には信じられない習慣だが、閣下のような何時でもふんだんに食糧を取り出せる方には普通の事だそうだ。
俺は比較的豊かな家に生まれたが、多くの人は一日一食が普通だった。
空腹になったら水を飲んで我慢するか、苦い雑草を茹でて口に入れるかだ。
ダンジョンの浅層で狩りができればいいのだが、競争率が高すぎて、実力か縁故がなければ無理なのだ。
まあ、本当に貧しい生まれの者は、虫を平気で食べられるそうだから、滅多に餓死はしないとは聞いているが、俺には無理だ。
「良いぞ、だが遣り過ぎるなよ、本城まで持たせないといけないんだぞ」
「はい、分かっています」
俺達が護衛して本城にまで連れて行かなければいけない灰魔小馬だが、こいつらも犬狼系魔獣と同じように閣下が手懐けられた。
茶魔犬狼系魔獣と同じくらいの大きさなのだが、後ろ足の蹴りが強烈で、人間が喰らったら一撃で即死させられてしまう。
閣下の手腕を疑っている訳ではないが、魔術が何時解けてしまうかヒヤヒヤしているのだが、この三日間は従順に従ってくれている。
それどころか、閣下から預かっている食糧を分けてくれと甘えてくる。
まあ、灰魔小馬が媚を売ってでも食べたい気持ちは俺にも分かる。
酸っぱくて渋くてわずかに甘いのが普通の果物なのに、閣下が食べさせてくださる果物は、とんでもない甘さの中に僅かな酸っぱさがあるだけなのだ!
リンゴ、と言うそうなのだが、生れて初めて食べさせていただいた時には、閣下の為なら命も惜しくない、本気でそう思えた、いや、今もその思いに変わりはない!
今回の護衛任務は大役で、とてつもない重圧に苛まれているが、それも毎食食べる事を許されているリンゴとナシ、カキがとんでもなく美味しい!
甘い果物が大好きで、それさえ与えていれば従順に従うという理由で、大量に預けてくださったが、本当に本城まで持つのだろうか?
こんなに毎日大量に食べていたら、途中で無くなってしまわないか?
俺達が許されている毎食一個を禁止したら……反乱が起こるな!
閣下が俺にだけ非常用として預けてくださった甘納豆という食べ物。
灰魔小馬を手懐ける最高の食糧という事だが、果物に比べると量が少ない。
ほんの少しでも、とんでもない効果があると言われていたが……
何時までも閣下に頼ってばかりではいけない。
自分でやれる事を精一杯やるのだ。
今俺がやれる事と言えば、急いで本城に戻る事だ!
「百騎長、灰魔猪です、灰魔猪を狩りました!」
さっき出て行ったばかりの当番部隊が戻って来た。
索敵部隊が野営地近くにまで追ってくれていたのだろう。
もしかしたら、自分達だけで狩れるのに、俺達に譲ってくれたのかもしれない。
何も知らない王侯貴族や冒険者達は鼻で笑うだろうが、実際に背に跨って狩りをしていると、犬狼系魔獣の賢さを嫌と言うほど実感する。
「よくやった、狩りに参加した騎獣に好きな物を与えてやれ」
「「「「「はい」」」」」
大物を仕留めてくれた騎獣に好きな食べ物を与えるのは大切な事だ。
これだけは絶対に忘れるなと閣下から厳しく注意されている。
だから好きな物をあげる事に反対ではないのだが、問題は何をあげるかだ!
狩った灰魔猪なら何の問題もない、好きな場所を好きなだけ食べればいい。
閣下から預かった保存食もまだまだ数があるから大丈夫だ。
液状の奴を満足するまであげるのは大変だが、それはしかたがない。
問題は、犬狼系魔獣も果物を欲しがることだ。
肉しか食べないと思っていた犬狼系魔獣が、灰魔小馬用に預かっている果物を欲しがってしまったのだ。
「百騎長、大半が果物を欲しがっているのですが、明日用と言っておられた分を与えても良いですか?」
獰猛な茶魔胡狼に騎乗しなければいけないという、常に死と隣り合わせの立場ではあるが、同時に下級貴族以上の待遇を保証されてもいる。
普段は侯爵閣下の側にいるからましなのだが、閣下の側を離れなければいけない時は、恐怖で身体中から冷や汗が流れてしまう。
特に今回は、とんでもない価値がある灰魔小馬を、閣下から離れて本城に連れて行かねばならないのだから、小便をちびりそうになる!
だが、百人の配下を持つ身としては、虚勢を張るしかない。
「心配するな、閣下から十分な食糧を預かっている」
俺と同じように、騎乗している犬狼系魔獣を恐れている配下に話しかける。
犬狼系騎獣は生肉が大好きなのだが、閣下がおられないと生肉の保存ができない。
十分な食事を与えられないと、幾ら閣下が手懐けられた騎獣でも危険過ぎる。
閣下はその危険を十分理解されておられるので、俺達に保存できる犬狼系騎獣用の食糧を大量に与えてくださった。
「くぅ~ん、くぅ~ん、くぅ~ん」
閣下が渡してくださった食糧を与えると、戦いや狩りの時の獰猛さが信じられないくらい甘えた声をだす。
ただ、全ての犬狼系騎獣が同じ食糧を好むわけではなく、それぞれ好みが違うようで、閣下が与えてくださった十数種類の食糧から好みに合わせて与えている。
それも、何時も同じ物を好んでくれるとは限らないのだ。
日によってどころではなく、食事ごとに好む食糧が違う。
まあ、何が食べたいのかは、事前に自分で選んでくれるから楽なのだが。
「隊長、聞いてくださいよ、家の奴、今日は一番小さい方を選びやがったんですよ」
配下の一人が愚痴を口にするが、半笑いになっている。
文句を言う風を装っているが、本心は自分の騎獣が美食家なのを自慢している。
閣下の話では、小さい食糧の方が高価なのだそうだ。
「馬鹿言うな、それくらい楽なもんだ、俺はずっと液状を強請り続けられたのだぞ」
うん、あれはとっても疲れる。
人間が食べても少な過ぎると思う小さな入れ物を、刃物で切って、中に入っている液状の食糧を出し続けなければいけない。
「しっかりと可愛がってやれ、それでようやく心が繋がる。
心が繋がれば、命懸けで守ってくれるようになる」
これでも、閣下に出会う前から騎士として貴重な馬を預かっていた身だ。
生まれて初めて魔獣や猛獣に乗る配下の不安を取ってやるのも、大切な役目だ。
誰も試そうとも思わなかった、犬狼系魔獣を騎乗用に調教するという、前代未聞の出来事で俺を頼られても困るのだが、嘘をつき虚勢を張り続けるしかない。
「ウォオオオオン!」
偵察に出ていた灰魔鬣犬から、合図の遠吠えが聞こえてくる。
「「「「「ウォオオオオン」」」」」
野営地に残っていた全犬狼系騎獣が返事の遠吠えを始める。
「急げ!」
「「「「「おう!」」」」
当番に当たっていた一伍五騎が急いで愛獣に跨り森に入って行く。
俺も狩りに加わりたいが、貴重な灰魔小馬がいるので、拠点を離れられない。
できれば美味しい魔獣を狩って来て欲しい。
「ヒィヒヒヒン!」
「百騎長、おやつを与えて良いですか?」
おやつ、俺達には信じられない習慣だが、閣下のような何時でもふんだんに食糧を取り出せる方には普通の事だそうだ。
俺は比較的豊かな家に生まれたが、多くの人は一日一食が普通だった。
空腹になったら水を飲んで我慢するか、苦い雑草を茹でて口に入れるかだ。
ダンジョンの浅層で狩りができればいいのだが、競争率が高すぎて、実力か縁故がなければ無理なのだ。
まあ、本当に貧しい生まれの者は、虫を平気で食べられるそうだから、滅多に餓死はしないとは聞いているが、俺には無理だ。
「良いぞ、だが遣り過ぎるなよ、本城まで持たせないといけないんだぞ」
「はい、分かっています」
俺達が護衛して本城にまで連れて行かなければいけない灰魔小馬だが、こいつらも犬狼系魔獣と同じように閣下が手懐けられた。
茶魔犬狼系魔獣と同じくらいの大きさなのだが、後ろ足の蹴りが強烈で、人間が喰らったら一撃で即死させられてしまう。
閣下の手腕を疑っている訳ではないが、魔術が何時解けてしまうかヒヤヒヤしているのだが、この三日間は従順に従ってくれている。
それどころか、閣下から預かっている食糧を分けてくれと甘えてくる。
まあ、灰魔小馬が媚を売ってでも食べたい気持ちは俺にも分かる。
酸っぱくて渋くてわずかに甘いのが普通の果物なのに、閣下が食べさせてくださる果物は、とんでもない甘さの中に僅かな酸っぱさがあるだけなのだ!
リンゴ、と言うそうなのだが、生れて初めて食べさせていただいた時には、閣下の為なら命も惜しくない、本気でそう思えた、いや、今もその思いに変わりはない!
今回の護衛任務は大役で、とてつもない重圧に苛まれているが、それも毎食食べる事を許されているリンゴとナシ、カキがとんでもなく美味しい!
甘い果物が大好きで、それさえ与えていれば従順に従うという理由で、大量に預けてくださったが、本当に本城まで持つのだろうか?
こんなに毎日大量に食べていたら、途中で無くなってしまわないか?
俺達が許されている毎食一個を禁止したら……反乱が起こるな!
閣下が俺にだけ非常用として預けてくださった甘納豆という食べ物。
灰魔小馬を手懐ける最高の食糧という事だが、果物に比べると量が少ない。
ほんの少しでも、とんでもない効果があると言われていたが……
何時までも閣下に頼ってばかりではいけない。
自分でやれる事を精一杯やるのだ。
今俺がやれる事と言えば、急いで本城に戻る事だ!
「百騎長、灰魔猪です、灰魔猪を狩りました!」
さっき出て行ったばかりの当番部隊が戻って来た。
索敵部隊が野営地近くにまで追ってくれていたのだろう。
もしかしたら、自分達だけで狩れるのに、俺達に譲ってくれたのかもしれない。
何も知らない王侯貴族や冒険者達は鼻で笑うだろうが、実際に背に跨って狩りをしていると、犬狼系魔獣の賢さを嫌と言うほど実感する。
「よくやった、狩りに参加した騎獣に好きな物を与えてやれ」
「「「「「はい」」」」」
大物を仕留めてくれた騎獣に好きな食べ物を与えるのは大切な事だ。
これだけは絶対に忘れるなと閣下から厳しく注意されている。
だから好きな物をあげる事に反対ではないのだが、問題は何をあげるかだ!
狩った灰魔猪なら何の問題もない、好きな場所を好きなだけ食べればいい。
閣下から預かった保存食もまだまだ数があるから大丈夫だ。
液状の奴を満足するまであげるのは大変だが、それはしかたがない。
問題は、犬狼系魔獣も果物を欲しがることだ。
肉しか食べないと思っていた犬狼系魔獣が、灰魔小馬用に預かっている果物を欲しがってしまったのだ。
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