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第一章
第34話:朝食
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寝不足と言う訳ではないが、予定よりも睡眠時間が短くなってしまった。
恨み言を口にする気はないが、ほんの少しだけ不本意だ。
自分から振舞うのは良いが、他人から強請られるのは好きじゃない。
「いや、これは朝からとんでもないご馳走だな。
本当に頂いて宜しいのですか?」
だが、今朝の食事は最初から振舞う心算だったから、不本意ではない。
むしろ最高の出来を食べないから、失敗作は食べてもらった方が良い。
「ええ、どうぞ、作り過ぎたので、好きなだけ食べてください」
こうして最初から振舞う心算だった料理を美味しそうに食べてもらえると、とても気分が良くなるのだ。
こういう点、自分の性格は、かなり難儀だと思う。
「「「「「ゴクリ!」」」」」
毒見役だけでなく、護衛の連中も生唾を飲んでいる。
ベーコンは兎も角、卵料理はとんでもなく貴重品なのだろう。
牧畜だけでなく、養鶏も行われていないのだな。
「早く毒見をしてくれないか?
熱いうちに食べたいのだ。
毒見役でない者も食べていいから、急いでくれ」
オセール伯はとても優しい。
叱る演技で、毒見役以外にも超貴重な卵料理を食べさせてやろうとしている。
日本ではありふれた食材だったが、卵が俺の一番好きな食材かもしれない。
毎朝どころか、三百六十五日毎食食べても食べ飽きない。
最初にベーコンたっぷりのスクランブルエッグ。
次に目玉焼き。
ベーコンの塊を間に挟んで、玉子焼き。
卵料理ばかり食べられたら幸せなのだが、健康のためには穀物も食べないといけないので、買い置きしていたクロワッサンを食べる。
ここでブラックコーヒーで一服、喉を潤す。
豆から挽いたレギュラーコーヒーを美味しく入れられたら、それが一番だ。
しかし、残念ながら、俺にはそんな技術がない。
とはいえ、有り余るほどお金が有るのに、幾ら最高級品とは言え、インスタントコーヒーで我慢するのは哀し過ぎる。
宝くじ十二億円が当たったら何に使うか考えるのと同じだ。
お金で解決できるものなら自制する事はない。
地獄の十王の気分次第で、何時ネットスーパーが使えなくなるか分からない不安は、何時も心の片隅にあるのだから。
大容量家庭用蓄電池5000W+3072W+3072W=78万8000円
大容量家庭用蓄電池5000W+3072W+3072W=78万8000円
大容量家庭用蓄電池3072W×8=215万8400円
太陽光発電パネル350W×12=109万2600円
業務用全自動コーヒーマシン=106万2094円
コーヒー豆モカブレンド2kg=2226円
コーヒー豆モカとコロンビア2kg=3564円
コーヒー豆4種のみ比べ2kg=3290円
家庭用コーヒーメーカー=1万4799円
思い切って大散財した。
正直金銭感覚が崩壊している。
自重や自制が壊れてしまったのかもしれない。
最初は慎重に振るまっていたのだが、もう大丈夫だと言う自信がついた。
実質数万年の地獄修業は、俺にとんでもない力をもたらしてくれた。
「う~ん、美味い、自分で淹れたらここまで美味しくなっていない」
思わず独り言が出てしまったが、これは仕方がない。
本当に美味しいのもあるが、貧乏人がコーヒーのために六百万くらい使ったのだ。
美味しいと思わないとやっていられない。
ただ、伯爵や護衛の前だから、業務用は使っていない。
蓄電池も一個出しただけだが、それでもとても興味を持たれた。
聞きたそうにしていたが、これに関しては無視だ、無視。
業務用全自動コーヒーマシンが使えるのは、夜独りになってからだけだろう。
朝昼は家庭用コーヒーメーカーで我慢するしかない。
四種類のカプセルセットがついてきたが、直ぐになくなってしまう。
どうせなら全種類買っておいた方が良い。
世界的なコーヒーショプのカプセルセットがブラックだけで六種、マキ・ラテアートが五種、全部六十杯分買う。
家庭用コーヒーメーカーがブレンドしたコーヒーは、タンブラーサイズが一種、マグカップサイズが三種、ルンゴ二種にエスプレッソが一種。
同じく家庭用コーヒーメーカーのアイスコーヒーが三種にラテが四種、ティーとココアが三種あるから、全部楽しむだけでも結構な時間がかかる。
クロワッサンとコーヒーを愉しんだら、次に出汁巻き玉子を食べて、最後はベーコンたっぷりのスクランブルエッグに戻って終わり。
伯爵と毒見役、護衛達の様子を見ると、一生懸命ゆっくりと食べようとしているが、大御馳走に少し早食いになっている。
最初は超貴重品の卵料理だけに夢中になっていると思ったのだが、それだけではなく、クロワッサンと麦飯にもがっついていた。
爵位を持つ貴族だから、幾らこの世界の貴重品だからと言っても、麦飯くらい普通に食べていると思ったのだが、違ったようだ。
確かに、半熟の目玉焼きを麦飯にかけて食べるのは美味い!
世界中のどの国より安価に卵が手に入る日本でも、卵かけ御飯は大人気だった。
だが俺は声を大にして言いたい!
卵かけ御飯よりも、半熟目玉焼きかけ御飯の方が美味しいと!
「俺は女子供と犯罪者奴隷達が気になるので、先に失礼させていだきます」
俺は伯爵達がゆっくりと食べられるように先を立った。
伯爵が止めようとするのを手で制して言った。
「亜空間に仕舞い直すのが面倒ですので、全部食べてしまってください」
「……ありがとう」
毒見役や護衛にもお腹一杯食べさせてやってくれという、言葉にしない思いが伝わったのか、伯爵が素直に俺の好意を受けてくれた。
俺は本当に女子供や犯罪者奴隷達がいるところに向かった。
誰も争うことなく朝食をとっている。
和気藹々と言えればいいのだが、残念ながらそうはいかない。
貪るようにと言った方が良い喰いっぷりだ。
昨日炊いた麦飯、昼飯まで残るのか?
焼肉も食べているから、ちゃんと昼飯の事も考えているよな?
ああ、そうか、伯爵と朝食をとる前に渡したモノが悪かった。
夕食の時に温めさせておいた、熱々のホワイトルーとオニオンソテー。
そんなモノを麦飯にかけて食べたら箸が止まらなくて当然だ。
ホワイトルーの甘味と旨味はとんでもなく美味しい。
だがそれに勝るとも劣らないのが、オニオンソテーの甘味と旨味だ。
麦飯の皿の上にオニオンソテーを乗せてホワイトルーをかける。
三つの美味しさが混在一体となって、臭くて硬い肉を主食にしていた者達の理性を崩壊させたのだ。
ピザ用チーズをのせて炙ってやったら、とても喜ぶだろうと一瞬頭に浮かんだ。
だが直ぐにそんな考えは頭から押し出す。
もう既にこの世界では行き過ぎた贅沢を与えているのだ。
俺がいなくなったら、絶対に食べられなくなるのだ。
これ以上この世界で手に入らない食材を与えてはいけない。
「あっ、しょうさま、おはようございます」
「ショウ様、おはようございます」
「「「「「おはようございます」」」」」
一番年下の子が俺に気がついて挨拶をしてくれた。
次に女子供のリーダーになり始めている女が挨拶をしてくれる。
それに反応して、女子供も犯罪者奴隷達も挨拶をしてくれる。
「気にしなくていい、そのまま食事を続けてくれ。
それにしても、良い喰いっぷりだな。
用意した食材を美味しく食べてくれるのはうれしいが、麦飯を全部食べてしまったら、昼飯が肉だけになってしまうぞ?」
「はい、全部食べないように少しは残すようにしています。
ただ、麦飯は昼になると香りが悪くなりますので、一番美味しい夕食にたくさん食べて、昼食は少しだけにしようと話し合ったのです」
「そうか、食べ方まで口出しはしないから、好きに食べてくれたらいい。
俺が保管してやれば風味は落ちないのだが、何かあった時のために、最低限の食糧は携帯しておきなさい」
「はい、ありがとうございます」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
「出発前に携帯用の干肉を配るから、絶対に忘れないように」
「お気遣いいただきありがとうございます」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
女子供、犯罪者奴隷達、捕虜達は全員サクラと俺を畏れている。
食事を中断して直立不動で礼を言ってくれる。
そんな中で、何の遠慮もなく食事を続けているのがポルトスだ。
できるだけ視界の中に入れないようにしているのだが、どうしても視線がポルトスの方に行ってしまう。
いや、分かるよ、俺だってそれは美味しい食べ方だと思う。
それでも、たぶん、俺なら口内調理している。
俺がやるのはマヨネーズでオニオンソテーを和えるまでだ!
麦飯とマヨネーズオニオンソテーを混ぜるのは口の中だ。
それを、皿の上で麦飯とオニオンソテーとマヨネーズを混ぜるんじゃない!
ほらみろ、ホワイトルーまで混ぜるのは遣り過ぎだったろ?
ホワイトルーとマヨネーズが喧嘩して味が台無しになったろ?
そんな事をするから、満腹になる前にオニオンソテーが無くなってしまうのだ。
ポルトスも女子供の分を取るのは自制できたようだな。
物欲しそうにしているが、もうマヨネーズと麦飯、焼肉と干肉スープしか残っていないぞ。
俺は、ポルトスが麦飯にマヨネーズをかけようとしているのを察して、直ぐにその場を離れた。
恨み言を口にする気はないが、ほんの少しだけ不本意だ。
自分から振舞うのは良いが、他人から強請られるのは好きじゃない。
「いや、これは朝からとんでもないご馳走だな。
本当に頂いて宜しいのですか?」
だが、今朝の食事は最初から振舞う心算だったから、不本意ではない。
むしろ最高の出来を食べないから、失敗作は食べてもらった方が良い。
「ええ、どうぞ、作り過ぎたので、好きなだけ食べてください」
こうして最初から振舞う心算だった料理を美味しそうに食べてもらえると、とても気分が良くなるのだ。
こういう点、自分の性格は、かなり難儀だと思う。
「「「「「ゴクリ!」」」」」
毒見役だけでなく、護衛の連中も生唾を飲んでいる。
ベーコンは兎も角、卵料理はとんでもなく貴重品なのだろう。
牧畜だけでなく、養鶏も行われていないのだな。
「早く毒見をしてくれないか?
熱いうちに食べたいのだ。
毒見役でない者も食べていいから、急いでくれ」
オセール伯はとても優しい。
叱る演技で、毒見役以外にも超貴重な卵料理を食べさせてやろうとしている。
日本ではありふれた食材だったが、卵が俺の一番好きな食材かもしれない。
毎朝どころか、三百六十五日毎食食べても食べ飽きない。
最初にベーコンたっぷりのスクランブルエッグ。
次に目玉焼き。
ベーコンの塊を間に挟んで、玉子焼き。
卵料理ばかり食べられたら幸せなのだが、健康のためには穀物も食べないといけないので、買い置きしていたクロワッサンを食べる。
ここでブラックコーヒーで一服、喉を潤す。
豆から挽いたレギュラーコーヒーを美味しく入れられたら、それが一番だ。
しかし、残念ながら、俺にはそんな技術がない。
とはいえ、有り余るほどお金が有るのに、幾ら最高級品とは言え、インスタントコーヒーで我慢するのは哀し過ぎる。
宝くじ十二億円が当たったら何に使うか考えるのと同じだ。
お金で解決できるものなら自制する事はない。
地獄の十王の気分次第で、何時ネットスーパーが使えなくなるか分からない不安は、何時も心の片隅にあるのだから。
大容量家庭用蓄電池5000W+3072W+3072W=78万8000円
大容量家庭用蓄電池5000W+3072W+3072W=78万8000円
大容量家庭用蓄電池3072W×8=215万8400円
太陽光発電パネル350W×12=109万2600円
業務用全自動コーヒーマシン=106万2094円
コーヒー豆モカブレンド2kg=2226円
コーヒー豆モカとコロンビア2kg=3564円
コーヒー豆4種のみ比べ2kg=3290円
家庭用コーヒーメーカー=1万4799円
思い切って大散財した。
正直金銭感覚が崩壊している。
自重や自制が壊れてしまったのかもしれない。
最初は慎重に振るまっていたのだが、もう大丈夫だと言う自信がついた。
実質数万年の地獄修業は、俺にとんでもない力をもたらしてくれた。
「う~ん、美味い、自分で淹れたらここまで美味しくなっていない」
思わず独り言が出てしまったが、これは仕方がない。
本当に美味しいのもあるが、貧乏人がコーヒーのために六百万くらい使ったのだ。
美味しいと思わないとやっていられない。
ただ、伯爵や護衛の前だから、業務用は使っていない。
蓄電池も一個出しただけだが、それでもとても興味を持たれた。
聞きたそうにしていたが、これに関しては無視だ、無視。
業務用全自動コーヒーマシンが使えるのは、夜独りになってからだけだろう。
朝昼は家庭用コーヒーメーカーで我慢するしかない。
四種類のカプセルセットがついてきたが、直ぐになくなってしまう。
どうせなら全種類買っておいた方が良い。
世界的なコーヒーショプのカプセルセットがブラックだけで六種、マキ・ラテアートが五種、全部六十杯分買う。
家庭用コーヒーメーカーがブレンドしたコーヒーは、タンブラーサイズが一種、マグカップサイズが三種、ルンゴ二種にエスプレッソが一種。
同じく家庭用コーヒーメーカーのアイスコーヒーが三種にラテが四種、ティーとココアが三種あるから、全部楽しむだけでも結構な時間がかかる。
クロワッサンとコーヒーを愉しんだら、次に出汁巻き玉子を食べて、最後はベーコンたっぷりのスクランブルエッグに戻って終わり。
伯爵と毒見役、護衛達の様子を見ると、一生懸命ゆっくりと食べようとしているが、大御馳走に少し早食いになっている。
最初は超貴重品の卵料理だけに夢中になっていると思ったのだが、それだけではなく、クロワッサンと麦飯にもがっついていた。
爵位を持つ貴族だから、幾らこの世界の貴重品だからと言っても、麦飯くらい普通に食べていると思ったのだが、違ったようだ。
確かに、半熟の目玉焼きを麦飯にかけて食べるのは美味い!
世界中のどの国より安価に卵が手に入る日本でも、卵かけ御飯は大人気だった。
だが俺は声を大にして言いたい!
卵かけ御飯よりも、半熟目玉焼きかけ御飯の方が美味しいと!
「俺は女子供と犯罪者奴隷達が気になるので、先に失礼させていだきます」
俺は伯爵達がゆっくりと食べられるように先を立った。
伯爵が止めようとするのを手で制して言った。
「亜空間に仕舞い直すのが面倒ですので、全部食べてしまってください」
「……ありがとう」
毒見役や護衛にもお腹一杯食べさせてやってくれという、言葉にしない思いが伝わったのか、伯爵が素直に俺の好意を受けてくれた。
俺は本当に女子供や犯罪者奴隷達がいるところに向かった。
誰も争うことなく朝食をとっている。
和気藹々と言えればいいのだが、残念ながらそうはいかない。
貪るようにと言った方が良い喰いっぷりだ。
昨日炊いた麦飯、昼飯まで残るのか?
焼肉も食べているから、ちゃんと昼飯の事も考えているよな?
ああ、そうか、伯爵と朝食をとる前に渡したモノが悪かった。
夕食の時に温めさせておいた、熱々のホワイトルーとオニオンソテー。
そんなモノを麦飯にかけて食べたら箸が止まらなくて当然だ。
ホワイトルーの甘味と旨味はとんでもなく美味しい。
だがそれに勝るとも劣らないのが、オニオンソテーの甘味と旨味だ。
麦飯の皿の上にオニオンソテーを乗せてホワイトルーをかける。
三つの美味しさが混在一体となって、臭くて硬い肉を主食にしていた者達の理性を崩壊させたのだ。
ピザ用チーズをのせて炙ってやったら、とても喜ぶだろうと一瞬頭に浮かんだ。
だが直ぐにそんな考えは頭から押し出す。
もう既にこの世界では行き過ぎた贅沢を与えているのだ。
俺がいなくなったら、絶対に食べられなくなるのだ。
これ以上この世界で手に入らない食材を与えてはいけない。
「あっ、しょうさま、おはようございます」
「ショウ様、おはようございます」
「「「「「おはようございます」」」」」
一番年下の子が俺に気がついて挨拶をしてくれた。
次に女子供のリーダーになり始めている女が挨拶をしてくれる。
それに反応して、女子供も犯罪者奴隷達も挨拶をしてくれる。
「気にしなくていい、そのまま食事を続けてくれ。
それにしても、良い喰いっぷりだな。
用意した食材を美味しく食べてくれるのはうれしいが、麦飯を全部食べてしまったら、昼飯が肉だけになってしまうぞ?」
「はい、全部食べないように少しは残すようにしています。
ただ、麦飯は昼になると香りが悪くなりますので、一番美味しい夕食にたくさん食べて、昼食は少しだけにしようと話し合ったのです」
「そうか、食べ方まで口出しはしないから、好きに食べてくれたらいい。
俺が保管してやれば風味は落ちないのだが、何かあった時のために、最低限の食糧は携帯しておきなさい」
「はい、ありがとうございます」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
「出発前に携帯用の干肉を配るから、絶対に忘れないように」
「お気遣いいただきありがとうございます」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
女子供、犯罪者奴隷達、捕虜達は全員サクラと俺を畏れている。
食事を中断して直立不動で礼を言ってくれる。
そんな中で、何の遠慮もなく食事を続けているのがポルトスだ。
できるだけ視界の中に入れないようにしているのだが、どうしても視線がポルトスの方に行ってしまう。
いや、分かるよ、俺だってそれは美味しい食べ方だと思う。
それでも、たぶん、俺なら口内調理している。
俺がやるのはマヨネーズでオニオンソテーを和えるまでだ!
麦飯とマヨネーズオニオンソテーを混ぜるのは口の中だ。
それを、皿の上で麦飯とオニオンソテーとマヨネーズを混ぜるんじゃない!
ほらみろ、ホワイトルーまで混ぜるのは遣り過ぎだったろ?
ホワイトルーとマヨネーズが喧嘩して味が台無しになったろ?
そんな事をするから、満腹になる前にオニオンソテーが無くなってしまうのだ。
ポルトスも女子供の分を取るのは自制できたようだな。
物欲しそうにしているが、もうマヨネーズと麦飯、焼肉と干肉スープしか残っていないぞ。
俺は、ポルトスが麦飯にマヨネーズをかけようとしているのを察して、直ぐにその場を離れた。
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