王女に婚約破棄され実家の公爵家からは追放同然に辺境に追いやられたけれど、農業スキルで幸せに暮らしています。

克全

文字の大きさ
上 下
26 / 37
第一章

第20話:時間攻め

しおりを挟む
帝国暦1121年・神暦1021年・王国暦121年6月20日・ロディー視点
ロディー15歳

 俺が挑発してもガブリエルはグッと我慢していた。
 自分たちがやった事が他種族にどれほど批判されるか、理解していたのだろう。
 時間をかけてうやむやにしようとしていたのかもしれない。
 あるいは敵対する他種族を裏工作で味方に付けようとしていたのかもしれない。
 だがそんな策は、全て味方であるはずの愚かなエルフに潰されてしまった。

「下賤で薄汚い人間やドワーフが我らエルフ族に宣戦布告するだと?!
 思い上がりもはなはだしい!
 エルフ族以外は獣同然、我々のお情けで生かせてもらえているのだ。
 ルイーズの馬鹿を撃退したくらいで思い上がるな!
 ガタガタ文句を言うのなら今度こそ滅ぼしてしまうぞ!?」

  背後から放たれたあまりに傲慢な言葉に、ガブリエルが一瞬唖然とし、直ぐに止めようとしたが、俺とジェイミーが動けないように殺気を放った。
 俺たちの2人の殺気を無視して背中を向けられるほどガブリエルは強くない。
 ガブリエルも強大な力を持つエンシェントエルフではあるが、同格のエンシェントドワーフと俺を同時に敵に回すほどは強くない。

「今のエルフ族の言葉、しっかりと聞かせてもらった」
「とてもではないが、聞き逃せる言葉ではない」
「獣と変わらないと言うのは、我らドライアド族の事まで言っているのだな?!」
「どうやら愚かなエルフは妖精族と獣人族、獣と魔獣の違いも分からないらしい」

 あらかじめ隣室で待ってもらっていた、ゴブリン族、コボルト族、ドライアド族などが文句を言いながら入ってきた。
 それをみたガブリエルは罠にはめられたと俺とジェイミーを睨んでいる。
 俺の言葉に反論した愚かなエルフたちは、入ってきた妖精族たちを睨んでいる。

「各種族の代表の方々にはご足労願って申し訳ありませんでした。
 ですがここまでしないと、下賤で愚かで傲慢なエルフは自分たちの罪を認めず、被害者が更に苦しめられる事になります。
 それは私たち人族やドワーフ族だけの事ではありません。
 私たちを奴隷にした後は他の種族も奴隷にしようとするでしょう。
 一緒に戦ってくれとは申しません。
 私たちがエルフ族を滅ぼすのを認めていただきたいだけなのです」

「誰が下賤で愚かで傲慢だ!
 下賤で愚かで、傲慢で卑怯なのは人間とドワーフであろう?!
 お前たちも同じだ、下等で醜い偽者が!」

 ガブリエルの背後に立っているエルフ族たちは、自分たちが優良種で、他の種族は全て劣等種だとだと思っているのだろう。
 これだけの種族が集まった場で、実力もわきまえずに喧嘩を売ってきた。
 他人の実力を見抜く力がないだけでなく、自分の実力すらわかっていない。
 だが、これで俺の目論見通り、エルフ族を滅ぼす事ができる。

「では皆様方、今回のもめ事がエルフ族による一方的な攻撃であった事。
 当然の権利として反撃と賠償の請求、強制徴収を認めていただきますね?」

「いや……」

 ガブリエルは俺の言葉と種族代表たちの言葉を遮ろうとしたが、無駄な事だった。

「認める」
「当然の事だな」
「自業自得と言うモノだろう」
「エルフ族には今言った大言壮語を証明してもらおうではないか」

 ここに集まってくれている種族はエルフ族が大嫌いな者だけだ。
 エルフ族もドワーフ族も嫌いな種族は来ていない。
 そんな種族でも今回は最低でも中立を守ってくれる。
 俺はそんな圧倒的に有利な状況を作った上で、エルフ族に暴走させたのだ。

「やれるものなやらってみるがいい。
 我ら誇り高く高貴なエルフ族とお前たちの違いを思い知らせてやる!」

 名前も知らない愚かなエルフ族は激昂して喧嘩を買ってくれた。
 ここまでもめた状況では、ガブリエルが有利な交渉をする事は不可能だ。
 少しでもエルフ族に不利な条件を提示したら、後ろのエルフに攻撃される。
 ガブリエルの実力なら返り討ちにできるだろうが、里に帰った後で他のエルフ族を説得する事は不可能だろう。

「では、今日この場をもって我らとエルフ族の戦いが始まったという事でいいですね、ガブリエル殿」

「……もはや和平の道はないのか、騎士殿」

「エルフ族がその傲慢な性格を矯正して、頭を下げて詫び、賠償金を支払ってくれるのなら戦いは回避できますが、無理でしょう」

「誇り高く高貴なエルフが、獣よりも汚らわしい人間やドワーフに頭を下げて賠償金を支払うだと?!
 エルフ族が滅ぼうともそのような屈辱を受け入れられぬ!
 そもそもエルフ族には何の非もないのだ。
 小汚い人間やドワーフに謝る理由も必要ない!」

 また馬鹿なエルフ族がこちらの思い通りに踊ってくれた。
 俺の横に並んでいるジェイミーも、後ろで護ってくれているドワーフたちも、怒りに震えているのが伝わってくる。
 他種族の代表たちも不愉快なのだろう、顔を歪めてエルフ族を睨んでいる。

「……分かった、戦いは避けようがない。
 だが、この場で開戦というが、私たちの無事は保証してくれるのだろうな?
 まさか私たちをこの場で皆殺しにする気ではないだろうな?」

 ガブリエルは、愚かな仲間が買ってしまった絶対不利な状況を打開しようとする。
 確かに言葉通りなら、この場で交渉役を皆殺しにしてもかまわない。
 先に宣戦布告なしに寝込みを襲ったのはエルフ族だ。
 他種族の代表たちが、俺やドワーフ族に卑怯な行いはなかったと証言してくれる。
 だが、エルフ族にはもっと悪評を背負ってもらう。

「俺たちをエルフ族のような卑怯下劣な種族と一緒にしないでくれ。
 使者として詫びに来たと言いながら、何1つ自分たちの非を認めないどころか、逆にこちらを悪者にしようとする。
 更に交渉の場で喧嘩を売り、我らを殺すと脅した。
 本来ならこの場で殺しても何の問題もない」

 俺はそう言って他種族の代表たちに視線を送った。

「人間やドワーフ族だけでなく、我らの名誉まで穢した」
「その通りだ、この場で殺されても当然だな」
「ドライアドの代表としてこの場で殺して当然だったと証言しましょう」
「本当なら俺がぶち殺してやるところだ」

「やれるものならやってみろ。
 誇り高く高貴なエルフがお前らごときに殺されるモノか!」

 罠にはめるために怒らせたとはいえ、そろそろ我慢の限界だ。
 これ以上小汚い言葉を聞いていたら耳が腐ってしまう。
 それ以前にドワーフ族たちが暴発してしまう。

「では、足元の明るいうちにお帰り頂きましょう。
 私たちは、交渉の場で喧嘩を売るような傲慢で常識も礼儀もないエルフぞぅとは違うのですよ。
 卑怯な不意打ちと夜襲が大好きな誇り高きエルフ族様」

「「「「「ぷっ、ウッワッハハハハ」」」」」

 そんな心算はなかったのだが、ドワーフ族や他種族代表の笑いのツボに入ったようで、交渉の場は大爆笑になった。
 それも、心からエルフ族を嘲笑う大爆笑だ。
 その後エルフ族が聞くに堪えない悪口雑言をくり返したが、もう思い出せない。
 
「いい加減にしろ!
 お前たちの所為で、大森林中の種族を敵に回した戦争が始まるのだぞ!
 自分たちが口にした事の責任をとる心算なら、急いで戦争の準備をしろ!」

 ガブリエルが本気の殺意を同族に放ってその場を収めた。
 怒りと絶望のあまり、里に帰ってからの事を考えられなくなったのだろう。
 もう少し前にそこまでの怒りと絶望を感じていたら、一緒に来たエルフ族を皆殺しにしてでも和平交渉をまとめようとしただろう。
 保身のあまり覚悟が定まらなかっただろうな。

「では、傲慢なエルフも帰った事ですし、ご足労して頂いた代表の方々を歓待する酒宴を開かせていただきます」

 俺は各種族代表とその護衛、警備当番にあたっていたドワーフ族に酒を飲ませた。
 このまま放っておいたら、ドワーフ族が怒りのあまり直ぐにエルフ族の里を襲ってしまうと思ったからだ。
 別にエルフ族を皆殺しにしたくない訳ではない。
 単に少しでも有利な状況で戦いたいだけだ。

「20日もエルフの里を襲わないと言うのか?!」

 酒宴で浴びるように酒を飲んでいるジェイミーを捕まえて今後の事を話した。

「今直ぐ襲ったら、エルフ族も種族一丸となって必死で抵抗するだろう。
 だが20日も間を空けたら、目端のきく者は逃げ出す。
 その中に和平交渉で喧嘩を売った者がいたら、エルフ族は内部分裂する。
 場合によったらエルフ同士で殺し合ってくれるかもしれない」

「……そのような行為は好きではないのだがな」

「俺だって好きではないぞ、ジェイミー。
 だが全部エルフ族の自業自得だ。
 それに、中には戦いたくない者もいるかもしれない。
 あのエルフ族の性格では期待薄だが、他種族を尊重する者がいるかもしれない。
 何より戦う気がない女子供を殺すのは嫌だ」

「ふむ、20日間を空けて、逃げたい者が逃げられるようにするのか?」

「ああ、エルフ族らしい傲慢な所はあるが、ガブリエルは彼我の戦力差が分かっていて、できるだけ戦いを避けようとしていた。
 女子供を連れて逃げてくれるかもしれない」

「ふむ、女子供を殺したくないという意見には同意したいが、我らドワーフ族とエルフ族の仲の悪さは特別だ。
 女子供であろうと容赦せずに殺せという者もいる。
 まして今回あれほど罵倒されたのだ。
 私が止めても止まるかどうか……」

「それは俺も理解している。
 だから、20日間、開戦の景気づけに酒宴を開く。
 開戦は戦勝祈願の酒宴の後と言ったら、ドワーフ族は聞いてくれるか?」

「騎士殿はドワーフ族の事をよく分かってくれている。
 酒宴、特に戦勝祈願の酒宴が終わる前に戦いをしかけるドワーフ族はいない」
 
 俺の思惑通りドワーフ族は大酒宴に興じてくれた。
 だが天敵エルフ族の夜襲を忘れたわけではない。
 警備当番にあたった者はキッチリとエルフ族の襲撃に備えてくれた。
 俺はその20日間に武術スキルを磨いた。
 剣鉈術や戦斧術だけでなく、弓術や槍術も磨いた。

「ジェイミー、低レベルでもかまわない。
 俺に各種魔術を教えてくれ」

「残念だがドワーフ族に魔術の素養がある者は殆どいない」

「構わない。
 低レベルのファイターボールやソイルボールでもいい。
 俺に魔術を教えてくれ」

 俺は魔術も学んだ。
 戦うためのスキルを得るために20日を使った。
 自信がなければ酒宴を延期するつもりだったが、予定の強さには達した。
 だから、ここ、エルフ族の里を囲む場所に来ている。
 完全武装のドワーフ族を率いて。

『ロディー騎士領』
領主:ロディー
家臣:エンシェントドワーフ・37人(ジェイミー、ナイル・ショーンなど)
  :ハイドワーフ    ・69人
  :エルダードワーフ  ・98人
  :ドワーフ      ・435人
家臣:人間        ・1人(アルフィン)
小作:人間        ・83人

『ロディー』
種族:ホモサピエンス
神与スキル:農民  ・レベル6593
     :自作農民・レベル4351
     :開拓農民・レベル14523
     :地主農民・レベル3214
     :武装農民・レベル5219
 付属スキル:耕種農業レベル6593
        耕作  レベル1697
        種蒔き レベル1685
        品種改良レベル1685
        農薬生産レベル899
        農薬散布レベル899
        選定  レベル4322
        収穫  レベル 896
        剣鉈術 レベル6593
        戦斧術 レベル6593
      :工芸農業レベル212
        木工  レベル212
        紡績  レベル212
        織物  レベル212
      :開拓  レベル14253
        伐採  レベル5327
        建築  レベル1293
        石工  レベル  21
        魔力生産レベル14253
        魔力増幅レベル14253
      :自作  レベル4351
        燻製  レベル68
        酒造  レベル4351
        発酵  レベル4351
        陶芸  レベル225
        料理  レベル938
      :地主農民レベル3214
        領民指導レベル3214
      :武装農民レベル3821
        剣術  レベル5219
        槍術  レベル96
        戦斧術 レベル5219
        弓術  レベル97
        石弓術 レベル9
        拳術  レベル9
        脚術  レベル9
        柔術  レベル9
        戦術  レベル9
        馬術  レベル516
        調教術 レベル516
 一般スキル:生産術レベル1055
        木工 レベル1293
        絵画 レベル9
        習字 レベル9
        算術 レベル9
        料理 レベル938
        刺繍 レベル9
        裁縫 レベル9
        大工 レベル1293
        石工 レベル21

「基本能力」
HP:9663397
魔力:9488172
命力:5917928
筋力:526337 
体力:493775
知性:474122 
精神:431843
速力:339000
器用:339000
運 :339000
魅力:339000
しおりを挟む
感想 14

あなたにおすすめの小説

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。 父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。 わー、凄いテンプレ展開ですね! ふふふ、私はこの時を待っていた! いざ行かん、正義の旅へ! え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。 でも……美味しいは正義、ですよね? 2021/02/19 第一部完結 2021/02/21 第二部連載開始 2021/05/05 第二部完結

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~

そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」 「何てことなの……」 「全く期待はずれだ」 私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。 このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。 そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。 だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。 そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。 そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど? 私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。 私は最高の仲間と最強を目指すから。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

処理中です...