9 / 37
第一章
第3話:帰路
しおりを挟む
帝国暦1121年・神暦1021年・王国暦121年1月2日・ロディー視点
ロディー15歳
祖父と祖母は早朝に公爵領に戻って行った。
俺は祖父と祖母の目に触れないようにかなり遅れて出発する事になる。
途中で絶対に出会う事のないように、半日遅れに出立するのだ。
元家族とは言え、今では公爵一族と平民という大きな身分差が生まれているから。
半日くらいなら、天候などの不慮の事態で追いつく恐れがあると思う者がいるかもしれないが、そんな事は絶対にない。
祖父と祖母は公爵家の誇る見事な8頭立ての馬車で領地に戻るのだが、俺は公爵家の御用商人が使う1頭立ての幌馬車で戻る事になっているからだ。
「ロディー様、このような粗末な馬車でも申し訳ありません」
御用商人のエルランが深々と頭を下げて謝ってくれる。
俺が前世の知識を使って作り出した砂糖を専売させた取引相手だ。
俺も利益を得たが、エルランも莫大な富を得た。
今では王国で1番大きな大商会の会頭となっている。
「気にするな、商人が使える馬車に制限があるのは知っている」
エルランが2頭立ての馬車を用意してくれていた。
幌馬車だが、荷台には何の積み荷も乗せられていない。
この荷馬車だけでなく、多くの荷馬車と護衛が用意されていて、大規模な盗賊団が襲撃して来ても簡単に撃退できる。
「そう言っていただけると幸いです」
これも神与の儀式で武術系スキルを得られなかった場合に備えて打っていた手だ。
だから砂糖を作り出すのに必要な食物も精製方法も秘密にしてあった。
だから俺が死ぬともう砂糖売買の利益が手に入らなくなる。
エルランはよほどの事がない限り俺を裏切ったりはしない。
「世話をかけるが、祖父が決めた期限までに領地に運んでくれ」
俺が命じたわけではないが、一応軽く謝っておく。
俺から利を得ている相手とはいえ、恨みを買うような事はしない。
明確に敵対している相手以外には友好な関係を保つ。
それが安全に生きて行く1番の方法だと思っている。
「もったいない御言葉を賜り、感謝の言葉もございません」
俺は長々とした挨拶を終えて荷馬車の後ろに乗り込んだ。
荷馬車で移動している間に農民スキルで何ができて何ができないのか確かめる。
昨日から何度もステータス画面を確認したのだが、耕作や種蒔きと言った個々のレベルは上がっているのに、農民や耕種農業のレベルが上がらない。
これはまだ予測でしかないのだが、神与スキルはもちろん、大項目のスキルも個別の小スキルを全て上げないとレベルアップしないのだろう。
農業で耕作と種蒔き、品種改良以外に必要な工程と言えば、作物を食べ荒らす虫や動物の駆除、不要な部分を取り除く選定作業に収穫だろう。
「ジョウロ」
農薬散布に必要なジョウロを発現させてみた。
「農薬」
作物につく害虫を駆除できるだけでなく、人体に影響のない農薬を思い描いたが、何度か失敗してしまったが、諦めずにやっているうちにできるようになった。
せっかく作った農薬なので、荷馬車の後ろから撒いてみた。
ステータス画面を思い描いたらキッチリと表示されていた。
「噴霧器」
広大な農園を作る事を考えたら、いちいちジョウロで農薬をまく事はできない。
だから前世で使った事のある農薬散布用の噴霧器を思い描いてみた。
何度も失敗してしまったが、諦めずに続けたら発現できた。
これも荷馬車の後ろからまいてみた。
後ろの馬車を操る御者と横に座っているエルランの視線が痛い。
神与の儀式で与えられた農業スキルを確かめるとは言っているが、それがジョウロや噴霧器の農薬散布だとは想像もしていなかっただろう。
そもそもこの世界に噴霧器などないから、驚愕して当然だ。
俺は御者とエルランに手を振って荷車の中に戻った。
エルランに用意してもらっていた物で色々試すのだ。
俺の知る前世の農民は色々な業種に分かれていた。
稲作農民もいれば果樹農民もいたから、何を作れるのかを確かめる。
だがそれは実際に農地を手に入れてからでないと難しい。
それまでは、俺の知る農家がやっていた副業ができるのかを確かめる。
まずは農民が自給自足の生活で作っていた衣服が農民スキルなのか確かめる。
手作業で麻や綿から糸をつむぎ布にするのが農民スキルに入るのか?
それが農民スキルなのなら、とんでもなく高価な布物を作れる。
機織り機を使った反物織まで農民スキルなら、数の多い農民スキル持ちを集めて、高価な反物作りで莫大な富を得られるだろう。
なんと言っても、今は麻や葛を荒く織った衣服が主流なのだから。
俺は荷車に乗せられていた羊毛を全部糸にした。
糸を縦横に組み合わせて布にした。
自分でも驚くほどの速さでできてしまう。
昼食休憩前に全部終わってしまったので、次の事をやってみた。
荷車に乗せられていた堅い材木を、魔力で小刀を発現させて削る。
工芸品と言ってもいいレベルの皿やコップが作れたので、周囲を彫刻した。
さすがに繊細な彫刻は下手だったが、徐々に思うように刻めるようになった。
最後には材木がなくなり、出た木くずにまで彫刻する事になった。
「ステータス画面、脳内オープン」
少々言葉が違っても、心の中でちゃんと思い描いていればできるようだ。
俺の頭の中にはレベルアップしたステータスが表示されている。
神与スキルと大項目スキルはレベル1のままだが、新たな大項目が表示された。
紡績や織物、木工は工芸農業レベルになるようだ。
『ロディー』
種族:ホモサピエンス
神与スキル:農民・レベル1
付属スキル:耕種農業レベル1
耕作 レベル39
種蒔き レベル29
品種改良レベル20
農薬生産レベル28
農薬散布レベル28
剣鉈術 レベル9
戦斧術 レベル9
:工芸農業レベル35
木工 レベル35
紡績 レベル20
織物 レベル20
一般スキル:戦闘術レベル9
剣術 レベル9
槍術 レベル9
戦斧術レベル9
弓術 レベル9
石弓術レベル9
拳術 レベル9
脚術 レベル9
柔術 レベル9
戦術 レベル9
馬術 レベル9
調教術レベル9
:魔術
:生産術レベル9
木工 レベル9
絵画 レベル9
習字 レベル9
算術 レベル9
料理 レベル9
刺繍 レベル9
裁縫 レベル9
大工 レベル9
石工 レベル9
「基本能力」
HP: 399
魔力:1823874
命力:1198327
筋力: 394
体力: 395
知性: 10087
精神: 4582
速力: 398
器用: 390
運 : 394
魅力: 390
ロディー15歳
祖父と祖母は早朝に公爵領に戻って行った。
俺は祖父と祖母の目に触れないようにかなり遅れて出発する事になる。
途中で絶対に出会う事のないように、半日遅れに出立するのだ。
元家族とは言え、今では公爵一族と平民という大きな身分差が生まれているから。
半日くらいなら、天候などの不慮の事態で追いつく恐れがあると思う者がいるかもしれないが、そんな事は絶対にない。
祖父と祖母は公爵家の誇る見事な8頭立ての馬車で領地に戻るのだが、俺は公爵家の御用商人が使う1頭立ての幌馬車で戻る事になっているからだ。
「ロディー様、このような粗末な馬車でも申し訳ありません」
御用商人のエルランが深々と頭を下げて謝ってくれる。
俺が前世の知識を使って作り出した砂糖を専売させた取引相手だ。
俺も利益を得たが、エルランも莫大な富を得た。
今では王国で1番大きな大商会の会頭となっている。
「気にするな、商人が使える馬車に制限があるのは知っている」
エルランが2頭立ての馬車を用意してくれていた。
幌馬車だが、荷台には何の積み荷も乗せられていない。
この荷馬車だけでなく、多くの荷馬車と護衛が用意されていて、大規模な盗賊団が襲撃して来ても簡単に撃退できる。
「そう言っていただけると幸いです」
これも神与の儀式で武術系スキルを得られなかった場合に備えて打っていた手だ。
だから砂糖を作り出すのに必要な食物も精製方法も秘密にしてあった。
だから俺が死ぬともう砂糖売買の利益が手に入らなくなる。
エルランはよほどの事がない限り俺を裏切ったりはしない。
「世話をかけるが、祖父が決めた期限までに領地に運んでくれ」
俺が命じたわけではないが、一応軽く謝っておく。
俺から利を得ている相手とはいえ、恨みを買うような事はしない。
明確に敵対している相手以外には友好な関係を保つ。
それが安全に生きて行く1番の方法だと思っている。
「もったいない御言葉を賜り、感謝の言葉もございません」
俺は長々とした挨拶を終えて荷馬車の後ろに乗り込んだ。
荷馬車で移動している間に農民スキルで何ができて何ができないのか確かめる。
昨日から何度もステータス画面を確認したのだが、耕作や種蒔きと言った個々のレベルは上がっているのに、農民や耕種農業のレベルが上がらない。
これはまだ予測でしかないのだが、神与スキルはもちろん、大項目のスキルも個別の小スキルを全て上げないとレベルアップしないのだろう。
農業で耕作と種蒔き、品種改良以外に必要な工程と言えば、作物を食べ荒らす虫や動物の駆除、不要な部分を取り除く選定作業に収穫だろう。
「ジョウロ」
農薬散布に必要なジョウロを発現させてみた。
「農薬」
作物につく害虫を駆除できるだけでなく、人体に影響のない農薬を思い描いたが、何度か失敗してしまったが、諦めずにやっているうちにできるようになった。
せっかく作った農薬なので、荷馬車の後ろから撒いてみた。
ステータス画面を思い描いたらキッチリと表示されていた。
「噴霧器」
広大な農園を作る事を考えたら、いちいちジョウロで農薬をまく事はできない。
だから前世で使った事のある農薬散布用の噴霧器を思い描いてみた。
何度も失敗してしまったが、諦めずに続けたら発現できた。
これも荷馬車の後ろからまいてみた。
後ろの馬車を操る御者と横に座っているエルランの視線が痛い。
神与の儀式で与えられた農業スキルを確かめるとは言っているが、それがジョウロや噴霧器の農薬散布だとは想像もしていなかっただろう。
そもそもこの世界に噴霧器などないから、驚愕して当然だ。
俺は御者とエルランに手を振って荷車の中に戻った。
エルランに用意してもらっていた物で色々試すのだ。
俺の知る前世の農民は色々な業種に分かれていた。
稲作農民もいれば果樹農民もいたから、何を作れるのかを確かめる。
だがそれは実際に農地を手に入れてからでないと難しい。
それまでは、俺の知る農家がやっていた副業ができるのかを確かめる。
まずは農民が自給自足の生活で作っていた衣服が農民スキルなのか確かめる。
手作業で麻や綿から糸をつむぎ布にするのが農民スキルに入るのか?
それが農民スキルなのなら、とんでもなく高価な布物を作れる。
機織り機を使った反物織まで農民スキルなら、数の多い農民スキル持ちを集めて、高価な反物作りで莫大な富を得られるだろう。
なんと言っても、今は麻や葛を荒く織った衣服が主流なのだから。
俺は荷車に乗せられていた羊毛を全部糸にした。
糸を縦横に組み合わせて布にした。
自分でも驚くほどの速さでできてしまう。
昼食休憩前に全部終わってしまったので、次の事をやってみた。
荷車に乗せられていた堅い材木を、魔力で小刀を発現させて削る。
工芸品と言ってもいいレベルの皿やコップが作れたので、周囲を彫刻した。
さすがに繊細な彫刻は下手だったが、徐々に思うように刻めるようになった。
最後には材木がなくなり、出た木くずにまで彫刻する事になった。
「ステータス画面、脳内オープン」
少々言葉が違っても、心の中でちゃんと思い描いていればできるようだ。
俺の頭の中にはレベルアップしたステータスが表示されている。
神与スキルと大項目スキルはレベル1のままだが、新たな大項目が表示された。
紡績や織物、木工は工芸農業レベルになるようだ。
『ロディー』
種族:ホモサピエンス
神与スキル:農民・レベル1
付属スキル:耕種農業レベル1
耕作 レベル39
種蒔き レベル29
品種改良レベル20
農薬生産レベル28
農薬散布レベル28
剣鉈術 レベル9
戦斧術 レベル9
:工芸農業レベル35
木工 レベル35
紡績 レベル20
織物 レベル20
一般スキル:戦闘術レベル9
剣術 レベル9
槍術 レベル9
戦斧術レベル9
弓術 レベル9
石弓術レベル9
拳術 レベル9
脚術 レベル9
柔術 レベル9
戦術 レベル9
馬術 レベル9
調教術レベル9
:魔術
:生産術レベル9
木工 レベル9
絵画 レベル9
習字 レベル9
算術 レベル9
料理 レベル9
刺繍 レベル9
裁縫 レベル9
大工 レベル9
石工 レベル9
「基本能力」
HP: 399
魔力:1823874
命力:1198327
筋力: 394
体力: 395
知性: 10087
精神: 4582
速力: 398
器用: 390
運 : 394
魅力: 390
1
お気に入りに追加
1,333
あなたにおすすめの小説

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結

いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる